世界的な投資家であるジェフリー・エプスタインですが、死因を巡る黒い噂も話題です。
今回はジェフリー・エプスタインの資産と嫁や子供、2度の逮捕と日本人との関係、急死した死因や、暗殺説も囁かれる彼の死の真実をまとめました。
この記事の目次
ジェフリー・エプスタインのプロフィール
プロフィール
・名前: ジェフリー・エプスタイン
・本名: Jeffrey Edward Epstein
・生年月日: 1953年1月20日
・没年月日: 2019年8月10日(66歳没)
・出生地: ニューヨークブルックリン区
・国籍: アメリカ合衆国
・住居:
ニューヨーク市
フロリダ州パームビーチ
ニューメキシコ州スタンリー
パリ
アメリカ領ヴァージン諸島
・学歴: ニューヨーク大学中退
・職業: 投資家
・肩書: ジェフリー・エプスタインVI財団のオーナー
・罪名: 性犯罪、未成年の少女の性的人身売買
・刑罰: 仕事中は釈放される禁固13か月(2008年)
ジェフリー・エプスタインの経歴をかいつまんで
ユダヤ人の両親の下、ニューヨーク市ブルックリンで誕生したジェフリー・エプスタインは、16歳の時、通っていた高校を2学年飛び級して卒業しています。
その後、ニューヨーク大学に進学するものの1974年には中退。以降は、私立学校で数学と物理の教師として生計を立てていたと言います。
出典:https://ja.wikipedia.org/
しかし、20代半ば頃、教え子の父兄を通して、アメリカ第5位の投資銀行であるベア・スターンズ証券の中興の祖であるアラン・グリンバーグと知り合う機会を得るんですよね。
グリンバーグに才能を認められたジェフリー・エプスタインは、1976年、ベア・スターンズ証券にトレーダーとして勤めることになりました。
ベア・スターンズ証券のほとんど最低の職位からスタートしたジェフリー・エプスタイン。
ですが、富裕な顧客に取り入ることに長けていた彼は、わずか4年で同行のパートナーに就任するという大出世を果たしています。
出典:https://www.afpbb.com/
1981年には、ベア・スターンズ証券から独立し、自身のコンサルティング・ファームを主催したジェフリー・エプスタイン。
それ以降は、冷戦末期からネット経済成立の黎明期にかけて着実に力を獲得し、やがてヘッジファンドのオーナーとして巨万の富を築くに至ったのです。
ジェフリー・エプスタインの資産とは?
ジェフリー・エプスタインの総資産は1,200億円は下らない?
一介の高校教師から投資銀行へ入行し、そしてヘッジファンドを立ち上げ大成功。
遂には富豪と呼ばれる地位にまで上り詰めたジェフリー・エプスタインですが、彼の総資産は果たしてどれほどなのでしょうか?
出典:https://quienlosabe.com/
この点について、2008年時点と少し古い情報ではありますが、ジェフリー・エプスタインの弁護士は次のように証言しています。
「ジェフリー・エプスタインの総資産は1,200億円は下らない」
…と。
但しこの数字はいささか眉唾なようで、多くのセレブたちと派手に交流することで自らの価値を盛っていた可能性が指摘されており、実際の総資産額はもっと少ないとの意見もあるようです。
出典:https://www.theguardian.com/
ジェフリー・エプスタインの嫁や子供は?
そんなジェフリー・エプスタインは、生涯結婚の事実はなく、知られている限り子供もいなかったようです。
出典:https://www.yahoo.com/
ただ、生前のジェフリー・エプスタインは、「永遠の命を得たい。自分のDNAをこの世に残したい」と熱望していたとも言われているんですよね。
実際、一度に20人以上の女性たちを妊娠させ、自分の子供を量産するための“ベビーファーム(赤ちゃん牧場)”の建設計画がニューメキシコであった…なんて驚きの噂もあったようです。
ジェフリー・エプスタインが2度逮捕された理由とは?
ジェフリー・エプスタインは2006年に児童買春の容疑で逮捕される
そんなジェフリー・エプスタインは、2006年にフロリダ州パームビーチの自宅で、未成年の少女らに金を払って性的な行為をしたことが発覚し、逮捕されています。
出典:https://bunshun.jp/
その後、起訴されたジェフリー・エプスタインには、2008年に禁錮18ヵ月という判決が下されました。
しかし、この判決の裏には、激甘な司法取引が行われていたのです。その激甘な取引の内容とは、次のようなものでした。
エプスタイン氏は週に6日間、自由に外出することが可能でした。自身の会社に出社して12時間働き、刑務所には寝るために帰ってくるだけ。ほとんど毎日、刑務所から自由に出入りできるという大変に甘い判決でした。
引用:全米が驚くスキャンダルを起こした大富豪ジェフリー・エプスタイン、そのぶっ飛んだ末路とは? モーリー・ロバートソンによる世界のツイート解説 https://www.fnn.jp/
そして、この司法取引をまとめた当時の担当検事が、後にトランプ政権下で労働長官を務めていたアレキサンダー・アコスタ氏だったのです。
この事実が明るみに出た途端に、全米で批判の声が噴出し、ニッチもサッチもいかなくなったアコスタ氏は労働長官を辞任しています。
ジェフリー・エプスタイン、2019年7月に再逮捕される
さらに、2019年7月6日のこと。ジェフリー・エプスタインはパリから自家用ジェットで帰国した際、ニュージャージー州のテターボロ空港で再逮捕されているんですよね。
出典:https://www.sankei.com/
逮捕容疑は、2002年から2005年までの間、マンハッタンやニューヨーク、さらに前出したパームビーチの自宅で、14歳を含む未成年の少女数十人を性的に搾取したというものでした。
その後の家宅捜索により、ジェフリー・エプスタインの自宅から性的人身売買の証拠と、数千枚にも及ぶ女性の性的な写真、偽造パスポートなどが押収されています。
ジェフリー・エプスタインから資金提供を受けていた日本人とは?
2019年のジェフリー・エプスタインの逮捕は、アメリカの名門大学の1つ、マサチューセッツ工科大学(MIT)にも影響が及びました。
と言うのも、MIT傘下の研究所で所長を務める日本人、伊藤穣一氏がジェフリー・エプスタインから長年に渡って多額の資金援助を受け、かつ、それを隠蔽していたことが発覚したからです。
MIT傘下で先端デジタル技術の研究を手掛ける「MITメディアラボ」の伊藤所長は8月中旬、謝罪文を発表し、同ラボと伊藤氏個人の投資ファンドがエプスタイン氏から資金提供を受けていたと明らかにした。
伊藤氏は13年にエプスタイン氏と知り合ったという。同氏の邸宅を訪問したこともあるが、未成年女性への性的虐待など犯罪行為については知らないと釈明した。
引用:少女虐待の米富豪、MIT機関の日本人所長に資金 https://www.nikkei.com/
ジェフリー・エプスタインは2019年に拘置所内で死去していた…
2019年7月の逮捕後、一貫して無罪を主張し続けたジェフリー・エプスタインでしたが、その約1ヶ月後、事態は急展開を迎えることになります。
2019年8月10日午前6時30分頃、ジェフリー・エプスタインは収容先のニューヨーク市マンハッタンにあるメトロポリタン矯正センターの独房内で、心肺停止の状態で発見されたのです。
その後、ジェフリー・エプスタインは病院に運ばれるも、まもなく死亡が確認されました。
ニューヨーク市の検死官バーバラ・サンプソンは、8月16日、ジェフリー・エプスタインの死因について、「首吊りによる自殺」と断定したことを発表しています。
ジェフリー・エプスタインの死因と真実 【暗殺説も囁かれている】
ジェフリー・エプスタイン暗殺説の根拠
実は、ジェフリー・エプスタインの死には、常識では考えられない不可解な事実がいくつも存在しており、“ジェフリー・エプスタイン暗殺説”の信憑性を高めていると言われています。
出典:https://gigazine.net/
その主なものを挙げてみると…
・エプスタインは何らかの理由で、いるはずだった同房者がいない監房で一人で収容されていた。
・規定に基づいた看守による30分毎の見回りも実施されていなかった。
・エプスタインの監房の前に置かれた2台のカメラはその夜故障していた。
・別のカメラの映像は「使用できない」状態だった
引用:ジェフリー・エプスタイン – Wikipedia https://ja.wikipedia.org/
もちろんジェフリー・エプスタインの遺族も、“自殺”という当局の判断に当初から異を唱えていました。
特に、ジェフリー・エプスタインの弟から鑑定を依頼された法医学者マイケル・バーデンは、2019年10月30日、彼が他殺されたことを示す証拠があると発表しています。
その具体的な内容は次の通り。
「甲状軟骨、舌骨に3箇所の骨折があるが、自殺では非常にまれで、絞殺を示すものだ」と述べた。
また、検死当時、医師は自殺とするには証拠が不十分で、さらなる調査のために結論を保留していたと述べ、自殺断定の経緯が不明瞭であることを指摘。
加えて、首絞めに使用されたシーツから採取したDNAについても明らかにされていない…
引用:「証拠は他殺を示している」エプスタイン被告の死因に遺族側病理学者が疑問 – mashup NY https://www.mashupreporter.com/
出典:https://tocana.jp/
そんなマイケル・バーデン氏の主張に対して、検視にあたったバーバラ・サンプソン市検視局長は、あくまで「検視は徹底して完璧だった」「2回目の医学調査をする理由はない」と発言。
再調査の可能性を否定するばかりだったと言います…。
ジェフリー・エプスタインの死去にそっと胸をなで下ろしたセレブたち
実は、2004年頃にジェフリー・エプスタインの元で働いていた、元執事が保管していたという“手帳”の存在が明らかになり、アメリカのみならず世界に波紋が広がりました。
出典:https://youtubemagazine.jp/
その手帳に記されていたのは、トランプ大統領、大富豪のデイヴィッド・ロックフェラー、イスラエル元首相のエフード・バラク、大富豪のジョージ・ソロスの甥などの連絡先。イギリスのチャールズ皇太子の弟、アンドリュー王子の名前もあったといいます。
引用:全米が驚くスキャンダルを起こした大富豪ジェフリー・エプスタイン、そのぶっ飛んだ末路とは? モーリー・ロバートソンによる世界のツイート解説 https://www.fnn.jp/
そのため、ジェフリー・エプスタインの死を巡り、自身が関係するいかがわしい情報の暴露を恐れたこれらのセレブ達に暗殺されたのでは?との陰謀論が盛んに取り沙汰されているようです。
と言うのも、ジェフリー・エプスタインは、カリブ海に浮かぶヴァージン諸島「リトル・セント・ジェームズ島」を所有していました。
東京ドーム8個分ほどの逃げ場のないこの孤島で、まだ10代の少女たちが性的なパーティーに参加させられた…なんて話も明らかになっているんですよね。
ここには不可解な“謎の建物”もあったりして、過去にツイッターで話題になっていたようです。
出典:https://twitter.com/
そして、この“エプスタイン島”には、米国内外の政財界の要人たちが度々、ジェフリー・エプスタインが所有するプライベートジェットで訪れていることが明らかになっています。
ちなみに、このプライベートジェットは、「ロリータ号」や「ロリータ・エクスプレス」なんて愛称で呼ばれているんですよね~。
そして、そんな「ロリータ・エクスプレス」の常連中の常連だったのが…この人!
もっともビル・クリントン本人は、メディアの突撃に対して「ロリータ号に乗ったのは4回」とコメントしていたのですが、後にこれが大嘘だったことが露見、大変な話題にもなっています。
元米大統領のビル・クリントン(73)は、被告のプライベートジェットに合計26回搭乗したと報道されています。その機内に同乗したという女性もいます」(前出・記者)
引用:アメリカ大富豪「ロリコン島」事件でVIPの名が続々と https://smart-flash.jp/
出典:https://www.sausageroll.com.au/
ちなにみにこの「合計26回」も、“わかっているだけで…”という枕詞がつくみたいなんですよね。このおっちゃんはもはや病気ですな。
さらに、ジェフリー・エプスタインは、ビル・クリントンをはじめ政財界の要人を招いた“エプスタイン島”に、セキュリティと称して随所にビデオカメラを仕込んでいたようなんですよね。
その前で少女達に性的な接待をさせ、その模様をつぶさに記録し、脅迫などに使用していた容疑もかけられていたのだとか。
もしもこれが本当で、他のセレブたちと同様にビル・クリントンも脅されていたとすれば…恐らくこの人は黙っていないでしょうねぇ~。
いわゆるヒラリー・クリントンの“私的メール問題”を追及し、動かぬ証拠を掴んでいたのでは?と言われていたジャーナリストが、突然に謎の遺書を遺して自殺しています。
また、“もうこれ以上は不正に手を貸すことは良心が許さない”なんて口走っていたという、彼女の選挙対策本部のサーバー管理者が、都合良く何者かに射殺されているんですよね。
このようにヒラリー・クリントンの周囲には、実は謎の死を遂げた人が少なくないのだとか。もしかすると…
出典:http://benzaiten.dyndns.org/
まとめ
いかがでしたでしょうか。
一介の高校教師から投資銀行へ入行し、そしてヘッジファンドを立ち上げ大成功。遂には富豪と呼ばれる地位にまで上り詰めたジェフリー・エプスタイン。
そんなジェフリー・エプスタインの総資産と嫁や子供、2度の逮捕、この逮捕に関連した日本人、さらに拘置所内で急死した死因と暗殺説も囁かれる死の真実をまとめてみました。
出典:https://www.trendswatcher.net/
最後のヒラリー・クリントンへの誘導は、筆者の独断と偏見に満ちているので、話半分の読み物として楽しんでいただければ幸いです。
しかし、地位も名誉もあるいい年をしたおっさんたちが、何とも気持ち悪い話ですよねぇ…。
とは言え、この件に関する真実が今後明らかになることは絶対にないでしょうな。アメリカ万歳!