ジェイ・カトラーはミスターオリンピアを4回制した伝説のボディビルダーです。
今回はジェイ・カトラーの経歴と生い立ち、家族、結婚した嫁や子供の有無、身長や体重、全盛期の画像、トレーニング方法や食事方法、現在をまとめました。
この記事の目次
ジェイ・カトラーは伝説のボディビルダー
ジェイ・カトラー
本名:Jason Isaac Cutler
生年月日:1973年8月3日
出身:アメリカのマサチューセッツ州
職業:ボディビルダー、実業家
ジェイ・カトラーは、IFBB(国際ボディビルディング・フィットネス連盟)のプロボディビルダーであり、ボディビル界のレジェンドです。
2006年、2007年、2009年、2010年には、ボディビルディング界の最高峰の大会であるミスターオリンピアを制しました。
ジェイ・カトラーのボディビルダーとしての経歴
まずは、ジェイ・カトラーのボディビルダーとしての経歴を見ていきましょう。
ジェイ・カトラーは18歳(1991年ごろ)から、体を鍛え始めます。そして、ジムのトレーナーに勧められて本格的にボディビルの道に入りました。
1992年に初めて出場したボディビルの大会(ゴールドジムの大会)で2位になり、1993年にはNPCの大会(Iron BodiesInvitational)で初めて総合優勝を果たしました。
その後もトレーニングを続け、ボディビルの大会で次々に優勝し、頭角を現していきます。
そして、1995年にNPCのUSトーナメントオブチャンピオンシップで総合優勝を果たしました。
さらに、通常は10年はかかると言われるIFBBのプロカードを、ジェイ・カトラーはボディビルを始めてたった5年で取得しました。
ジェイ・カトラーがいかに、ボディビル界の化け物だったかがわかりますね。
その後、1999年に初めてミスターオリンピアに挑戦します。ミスターオリンピアは、ボディビル界の最高峰とも言える大会で、1965年に初めて開催された歴史ある大会です。
大会に出場するためには、ほかのボディビル大会で好成績を残す必要があり、出場資格を得るだけでもかなり大変と言われています。
・2000年:8位
・2001年:2位(禁止薬物検出で一度取り消されたものの、訴訟で復活)
・2002年:2位
・2003年:2位
・2004年:2位
・2005年:2位
・2006年:優勝
・2007年:優勝
・2008年:2位
・2009年:優勝
・2010年:優勝
・2011年:2位
・2012年:出場せず
・2013年:6位
ミスターオリンピアで優勝4回は歴代6位の記録です。
2001年以降、ジェイ・カトラーは5年連続で2位に甘んじていました。これは、この時にボディビル界の絶対王者であるロニー・コールマンが君臨していたからです。
ロニー・コールマンは1998年から2005年まで8年連続でミスターオリンピアに輝いていましたが、2006年にジェイ・カトラーがロニー・コールマンを破り、ようやく優勝を果たしました。
ジェイ・カトラーは2013年にミスターオリンピアに出場して6位になって以降は、ボディビルの大会に出場することはありませんでした。
ジェイ・カトラーの家族(父親・母親・兄弟)
ジェイ・カトラーの実家の家族を見ていきましょう。
ジェイ・カトラーの父親
ジェイ・カトラーの父親は軍隊に入っていましたが、除隊後は農場を経営しています。
とても厳格な父親でしたが、ジェイ・カトラーは父親をとても尊敬していたそうです。
2019年には脳卒中で倒れてしまい、後遺症が残ったため、現在はリハビリ施設で生活していると言われています。
ジェイ・カトラーの母親
ジェイ・カトラーの母親・アンは、ジェイ・カトラーがボディビルの道に入ると、栄養面でジェイ・カトラーをサポートし続けました。
農場での仕事をしていて忙しかったのですが、その合間を縫って、ジェイ・カトラーの体作りに必要な食品を買ってきては、食事を作り続けていました。
当時、ジェイ・カトラーはお金がなかったため、母親が自腹を切って高価な食品を買ったこともあるそう。
父親と母親はすでに離婚していて、母親は違う男性と再婚しています。しかし、再婚後も別れた夫(ジェイ・カトラーの父親)のことをいろいろと気にかけているとのことです。
ジェイ・カトラーは7人兄弟
ジェイ・カトラーは、男4人・女3人の7人兄弟になります。
兄が1人、姉が1人、妹が2人いることはわかっていますが、残りの男兄弟は兄なのか、弟なのかは不明です。
兄弟たちのFacebookなどを見ると、たびたびジェイ・カトラーが登場していますので、兄弟仲は比較的良いようです。
ジェイ・カトラーの生い立ち
出典:facebook.com
ジェイ・カトラーは1973年8月3日、アメリカのマサチューセッツ州のウースターで生まれました。
父親は軍隊に入っていて、母親は農場で働く共働きの家庭でしたが、兄弟が7人いたこともあり、かなり貧しい生活だったようです。
そのため、家計を助けるために11歳の頃から兄が経営する建築会社「Cutler Bros.Concrete」で働き始めました。
地元のワチュセット地方高校に進学後、クインシガモンドコミュニティカレッジに進学して、刑事司法を専攻します。
大学を卒業後は刑務所の刑務官として働き始めます。
しかし、18歳の頃から始めたトレーニングでムキムキのマッチョマンになり、ボディビルダーとしての頭角を現し始めていたため、刑務官ではなく、ボディビルダーの道を選びました。
ジェイ・カトラーの結婚・離婚した嫁や子供
ジェイ・カトラーには、結婚歴があります。ここからは、結婚した嫁や子供の有無などを見ていきましょう。
1998年に結婚したが離婚
出典:facebook.com
ジェイ・カトラーは、ケリー・カトラーという女性と結婚していたことがあります。
ジェイ・カトラーと嫁のケリーの馴れ初めは高校時代まで遡ります。なんと2人は、高校の同級生だったんです。
1988年ごろから交際を始めていますので、高校に入学してすぐに付き合ったようです。
そして、ケリーはボディビルの道に進んだジェイ・カトラーを献身的に支え、2人は交際スタートから10年経った1998年に結婚しました。
その後、11年の結婚生活を続けましたが、2009年に離婚しています。
ケリーさんは離婚後はラスベガスに住み、美容整形外科の看護師として働いているとのことです。
子供はいない
ジェイ・カトラーは1998年に25歳でケリー・カトラーさんと結婚していますが、2009年に36歳で離婚しています。
15歳の時に交際を始め、36歳までケリーさんと一緒にいましたが、2人の間に子供はいないようです。
ただ、ジェイ・カトラーは現在、犬を飼っていて溺愛しているようですので、ペットの犬が子供代わりかもしれません。
ジェイ・カトラーの現在の彼女はアンジー・フェリシアーノ
ジェイ・カトラーは2009年に離婚していますが、現在はアンジー・フェリシアーノという女性と交際しています。
2017年ごろから、ジェイ・カトラーのインスタグラムに登場していますので、その頃から交際をしているようです。
このアンジー・フェリシアーノはフィットネスのビキニ部門の選手でした。
ビキニ部門は筋肉よりも、女性らしさを競う部門です。
- 女性らしい美しさを競う部門です。筋肉よりアウトライン、バストからヒップをより強調し髪型からメイクまでトータルの美を追求する競技となります。
Instagramの写真を見ると、ジェイ・カトラーの彼女であるアンジーさんは、かなりスタイルが良いことがわかります。
2人で体作り・筋肉作りに励んでいるのかもしれません。
2人はとてもラブラブな様子で、2022年現在も変わらず交際しているようです。
2017年から交際していると考えると、交際期間は6年目になりますので、結婚間近かもしれませんね。
ジェイ・カトラーの身長や体重とは
ジェイ・カトラーの身長や体重、その他の全盛期のサイズを見ていきましょう。
・体重(オフシーズン):132kg
・体重(大会前):118kg
・胸囲:150cm
・ウエスト:86cm
・上腕:56cm
・太もも:76cm
・ふくらはぎ:51cm
身長が178cm、体重はシーズンオフだと132kg、競技用だと118kg!かなりの巨体です。
しかも、オフシーズンと競技用では体重が14kgも違うんですね。これだけで、ボディビルがかなり過酷な競技であることがわかりますね。
また、胸囲が150cmというのも想像を絶するサイズです。ジェイ・カトラーの体のサイズの中で、違和感はないのは「身長」くらいでしょうか。
ジェイ・カトラーの全盛期のヤバイ画像まとめ
ジェイ・カトラーの全盛期は2000年~2010年になります。
この10年間は、ミスターオリンピアで1位か2位ですので、10年間世界のボディビルのトップに君臨し続けたことになります。
このジェイ・カトラーの全盛期の体が相当ヤバイんです。全身の筋肉が発達しすぎていて、顔と体が「雑コラ」っぽくなっています。
この下の写真なんて、「幽☆遊☆白書」の戸愚呂弟みたいなフォルムです。
出典:facebook.com
出典:divenuts.jp
次の写真は、ジェイ・カトラーのライバルだったロニー・コールマンとの並びになります。
こう見ると、ロニー・コールマンの筋肉もかなりやばいことがわかりますね。さすが、ミスターオリンピア8連覇の猛者です。
この写真は筋肉の形もきれいに浮き出ています。きれいすぎて、絵で描いたみたいになっています。
ここまでの筋肉を作らないと、ミスターオリンピアで優勝することはできないんですね。
これだけの筋肉を作るのは才能と努力の両方が必要になってきます。
ジェイ・カトラーのトレーニング方法とは?
ジェイ・カトラーのトレーニングメニューを見ていきましょう。
ジェイ・カトラーのような筋肉を作るためには、どんなトレーニングが必要なのでしょうか?筋トレをしている人は参考になるはずです。
1.30度傾斜のベンチプレス:8~12回を3~4セット
2.30度傾斜のダンベルプレス:8~12回を3~4セット
3.ペックデックマシン:8~12回を3~4セット
4.フラットダンベルフライ:8~12回を3~4セット
5.フラットベンチプレス:8~12回を3~4セット
6.ケーブルクロスオーバー:8~12回を3~4セット
7.ダンベルプルオーバー:8~12回を3~4セット
1.トライセップスプッシュダウン(ロープ):8~12回を3~4セット
2.ベンチプレス:8~12回を3~4セット
3.ストレートバーケーブルプレスダウン:8~12回を3~4セット
4.オーバーヘッド・トライセプスエクステンション:8~12回を3~4セット
5.片腕のアンダーハンドグリッププッシュダウン:8~12回を3~4セット
6.バーベルカール:8~12回を3~4セット
7.ダンベルハンマーカール:8~12回を3~4セット
8.プリーチャーカール:8~12回を3~4セット
9.オルタネイトカール:8~12回を3~4セット
1.マシンでのプルオーバー:8~12回を3~4セット
2.ラットプルダウン(ワイド):8~12回を3~4セット
3.ローロー:8~12回を3~4セット
4.ラットプルダウン(ミディアム):8~12回を3~4セット
5.バーベルベントオーバーローイング:8~12回を3~4セット
6.ケーブルローイング:8~12回を3~4セット
7.45度バックエクステンション:8~12回を3~4セット
トレーニングなし
1.シーテッドダンベルラテラルレイズ:8~12回を3~4セット
2.ダンベルオーバーヘッドプレス:8~12回を3~4セット
3.ケーブルラテラルレイズ:8~12回を3~4セット
4.ダンベルフロントレイズ:8~12回を3~4セット
5.リバースペックデック:8~12回を3~4セット
6.ダンベルリバースフライ:8~12回を3~4セット
- <土曜日のトレーニング:Leg Day(脚の日)>
1.レッグエクステンション:8~12回を3~4セット
2.レッグプレス:8~12回を3~4セット
3.ハックスクワット:8~12回を3~4セット
4.バーベルランジ:8~12回を3~4セット
5.フロントスクワット:8~12回を3~4セット
6.レッグエクステンション:8~12回を3~4セット
7.座位でのレッグカール:8~12回を3~4セット
8.うつ伏せレッグカール:8~12回を3~4セット
9.ルーマニアデッドリフト:8~12回を3~4セット
10.レッグカール:8~12回を3~4セット
- <日曜日のトレーニング:休息>
トレーニングなし - ジェイ・カトラーは曜日別にトレーニングする部位を決めて、徹底的にトレーニングします。また、週2回は休息日を作って体を回復させます。
ジェイ・カトラーの食事メニューとは?
出典:quora.com
ジェイ・カトラーは1日4700kcalを摂取します。食事は1日3回ではなく、9回に分けて食事を摂るようです。
■1回目の食事
・全卵2個
・プロテイン
・卵白2カップ分
・パン2切れ
・オートミール2カップ
・テストステロンカプセル1個
■2食目
・チキン12オンス
・玄米2カップ
■3食目
・筋肉増強パウダー
・アミノ酸粉末
■4食目
・筋肉増強パウダー
■5食目
・筋肉増強パウダー
・BCAAパウダー
■6食目
・プロテイン
・ゲータレード(60オンス)
■7食目
・チキン14オンス
・サツマイモ12オンス
■8食目
・チキン12オンス
・玄米2カップ
■9食目
・牛肉ヒレ6オンス
・ブロッコリー2カップ
徹底した筋肉のための食事です。このような食事を毎日食べているんですね。
ジェイ・カトラーの現在
ジェイ・カトラーは現在、トレーニングは続けていますが、ボディビルの大会は出ておらず、筋トレやボディビルのためのサプリメントを製造・販売する会社を立ち上げています。
そして、ウェブサイトやInstagramなどで、商品のPRを行っています。
現在でも、ボディビルダーたちに多大な影響を与えていて、ジェイ・カトラーはボディビル界のレジェンドであり続けているのです。
ジェイ・カトラーのまとめ
ジェイ・カトラーの経歴や家族・生い立ち、結婚した嫁や子供、現在の交際相手、身長や体重、全盛期の筋肉画像、トレーニングや食事メニューと現在をまとめました。
あれだけの筋肉を作り出し、維持するには、かなりストイックでないとできませんよね。
ミスターオリンピアを4回制したレジェンドのジェイ・カトラー。
筋トレをしたい人は、彼のトレーニングメニューと食事メニューを、無理のない範囲で参考にすると良いでしょう。