イスラム国(ISIS/ISIL)と言えば、人質になった日本人の殺人動画を公開したことで日本でも大騒ぎになりましたが、現在は壊滅状態だと言われています。
今回はイスラム国の実態、日本人の殺人動画、壊滅した経緯などその後や現在をまとめました。
この記事の目次
過激派組織「イスラム国」とは
過激派組織「イスラム国」とは、かつて、イラクとシリアにまたがる広大な地域を支配していたイスラム過激派組織です。
2014年6月29日に、イスラム国の最高指導者・バグダディが国家樹立を宣言し、国際社会に対して一方的に国家を名乗り始めました。
イスラム国が生まれたきっかけはアメリカが仕掛けた「イラク戦争」だった
2001年9月11日、イスラム過激派テロ組織アルカイダにより、アメリカを標的に同時多発的に4つのテロ攻撃が実行されました。いわゆる「『9.11』アメリカ同時多発テロ事件」です。
このテロ事件による死者数は、2,996人、負傷者数は6,000人以上に上るとも言われ、それらの人的被害のみならず、インフラ等への物理的損害は最低でも100億ドルに及ぶとされています。
出典:https://twitter.com/
アメリカは「テロを支援し、大量破壊兵器を隠し持っている」と主張し、2003年にイラクに対する武力行使を開始。
スンニ派のバアス党率いるサッダーム・フセイン政権を崩壊に追い込みました。
アメリカはこの戦闘で、民間人を含む50~60万人ものイラク人を殺害したとも言われていまが、結局、アメリカが戦争を始める大義名分となった大量破壊兵器は出てきませんでした。
出典:http://shino.pos.to/
しかし、アメリカはサッダーム・フセイン政権と対立構造にあったイスラム教シーア派主体の政権を樹立し、スンニ派を徹底的に弾圧したんですよね。
そして、弾圧されたスンニ派の中から誕生したのが、イスラム国の母体となるISで、各地でテロ活動を活発化させていったのです。
ISは「反欧米」「ジハード」を掲げ、2011年に拡大したシリア内戦に加わると、シリアやその周辺国に散在していたスンニ派武装グループを吸収する形で急速に勢力を拡大していきました。
2014年には、シリア北東部をほぼ制圧すると、そのままイラク北部に侵攻し、6月上旬にはイラク第2の都市モスルの陥落に成功!ここをイスラム国家樹立の拠点としました。
そして2014年6月29日、最高指導者 アブ・バクル・バグダディがイスラム国の樹立を一方的に宣言しました。
イスラム国は、シリア北部のアレッポからイラク中部のディヤラまでを領土とし、イスラム法に基づくスンニ派の“カリフ”制イスラム国家であると謳いました。
ちなみに、“カリフ”とはイスラム教開祖・ムハンマドの正当な後継者を言います。
そして、バグダディは、自身を新しい“カリフ”と称し、世界中のスンニ派イスラム教徒に忠誠を求めたのです。
出典:https://girlschannel.net/
次の動画は、2013年4月~2016年1月の間に、この地方でのイスラム国の広がりを表したもので、イスラム国の領土が赤色で表示されています。
2013年4月の段階では、点在する小さな点に過ぎなかったイスラム国が、凄まじい勢いで勢力を広げていったことが分かります。
「イスラム国」は“国家”ではない
しかし、国際社会はイスラム国を独立国家として認めず、近隣のイスラム諸国も、地域の安全を脅かす存在として危険視しています。
出典:https://jp.reuters.com/
また、イスラム国は英語表記では「IslamicState=”IS(アイエス)”」で、直訳すると「イスラム国」を意味します。
2015年2月4日からは、「IslamicStateinIraqandtheLevant)=”ISIL(アイシル)”」と、表記及び呼称を変更しています。
ちなみに、現在までにイスラム国を独立国家と認めて、独自に外交を認めた国は1つもありません。
「イスラム国」の実態① 収入源とは~中には性奴隷の女性もいる
イスラム国の主な収入源は石油の密輸や略奪、誘拐、人身売買
イスラム国の最大の収入源は石油です。
イラクとシリアの広大な地域に存在する12ヶ所の油田から原油を汲み上げ、原油や低品質の燃料として、密輸ルートからトルコの闇市場などに運ばれ、低価格で販売されているようです。
出典:https://www.huffingtonpost.jp/
また、イスラム国は制圧した地域にある銀行や軍事施設から、何百万ドルもの現金や金品を略奪した他、古代遺跡などで掘り起こした骨董品を販売し、収益を上げているとも言われています。
さらに、人身売買や身代金の強要もイスラム国の重要な収入源です。
誘拐した女性や子供の一部を奴隷として売り飛ばしている他、人質として拘留した外国人の親族や政府から、多額の身代金を受け取っているとも言われています。その人質の中には性接待の女性も含まれています。
ヤジディー教徒は、かつてイラク北西部の山岳地帯にある都市シンジャル(Sinjar)周辺に約50万人が暮らしていた。しかし、2014年にシンジャルへ侵攻したISは、略奪や破壊の限りを尽くした。ヤジディー教徒の男性は殺害され、男児は強制的に戦闘員にされ、数千人の女性たちは性奴隷として拉致・監禁された。
アメリカとイギリスが、自国の市民を解放させるために身代金を支払うことはないと公言する一方で、ヨーロッパ諸国の中には、莫大な身代金を支払っている国もあるようです。
アメリカのとある当局者の情報によると、ヨーロッパの国が身代金として支払った金額は、数百万ドルに及ぶとも言われているのだとか…。
イスラム国は恐怖で住民を支配していたに過ぎなかった
イスラム国は、統治した地域の市民を恐怖で支配していたようで、イスラム国の中で行われている捕虜や市民への残虐な処刑や人身売買など、非人道的な行為が大きな問題となっていました。
出典:https://news.yahoo.co.jp/
首を切断したり、銃殺したりしているが、イスラム国に逆らったら、こうなるという見せしめだ。2003年のイラク戦争後にアルカイダ系武装組織が多用したやり方だ。その手口をそのまま受け継いだ。アルカイダ指導部はこうした残虐な手法に反対していた。
イスラム国が宣伝用に流しているビデオを見ても、住民たちが本当に根っからイスラム国を信じているようには思えない。イスラム国が来て良くなったとの発言もあるが、本当かどうかは検証できない。逆らったらどうなるか分かっているので、仕方なく従っている可能性もある。
引用:イスラム国 恐怖統治の実態:時事ドットコム https://www.jiji.com/
出典:http://erikaishikoro.blog.fc2.com/
「イスラム国」の実態② 戦闘員の中には日本人が9人いた噂
イスラム国は世界中から兵士を募集!戦闘員の中には日本人が9人いたとも…
イスラム国は、インターネット上の動画共有サイトなどを積極的に利用して、イラクやシリアなどの中東諸国のみならず、全世界から兵士を募っています。
そんなイスラム国の呼びかけに対して、自国の生活に不満を持つ者だけでなく、人殺し願望がある者や、無法地帯で狼藉の限りを尽くしたいと考える者なども少なくないようです。
世界中のそういった願望を持つ者が、イスラム国に渡ったと言われています。
さまざまだ。人を殺してみたいという人物も当然いる。怒りに燃えてイスラム国をつくりたいという人物もいる。いずれにしても戦わなければならないと考えていることは間違いない。重要なのは、同じ場所、目的で集まっていることだ。これは力になる。同じ釜の飯を食い、高揚感がある。若者たちが引きつけられるのは理解できる。男性社会であり、より同質的な社会だ。イスラム国にとって、こうした状況は目的を達成するための力になる。アルカイダではなく、イスラム国に勢いがあるのはこのためだ。
引用:イスラム国 恐怖統治の実態:時事ドットコム https://www.jiji.com/
イスラム国がTikTokに動画投稿、若者勧誘など狙いか https://t.co/digGWmu580
— ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 (@WSJJapan) 2019年10月22日
出典:http://karapaia.com/
なお、世界各国から約15,000人もの人が戦闘員となるべく、イスラム国に渡ったとも言われており、なんとそのうち9人もの日本人が含まれていたとも言われています。
「9人の真偽は判然としませんが、20代の日本人女性以外に、少なくとも3~5人の日本人がイスラム国入りしているという情報があります。それどころか40人と報じた中東のメディアもある。
兵士として加わっているのか、それとも拘束されているのか不明ですが、官邸も日本人の存在はつかんでいるようです」(官邸事情通)
引用:安倍政権揺るがすイスラム国入りした「40人」の不明日本人 – 地球倫理:Global Ethics https://globalethics.wordpress.com/
「イスラム国」の実態③ 戦闘員の家族に日本人女性がいる噂
イスラム国が戦闘中、戦闘員の妻や子供達およそ1,300人がイラク北部の避難民キャンプに収容されていたことがありました。
この中に日本や韓国などから来た人も含まれているとイラク軍関係者が述べています。
しかし、イラクの日本大使館は「報道は承知しているが、今のところ日本人がいたという確たる情報には接していない」と答えており、あくまでも噂止まりの話となっています。
高嶋)これはどう取ったらいいでしょうか?
高橋)現地の人は何人か判断ができないと思います。中央アジアから来た人には日本人そっくりな人もいますから、間違っている可能性もあると思います。ただ日本人でイスラム教徒と結婚する女性というのはそれなりにいらっしゃいますから、旦那様がイスラム国に行ったのでついて行った、という人がいてもおかしくはないですね。
専門家の話だと、日本人でイスラム教徒と結婚する女性というのはいるので、イスラム国の戦闘員の家族に日本人がいる可能性もあると述べています。
「イスラム国」の実態④ 目指す国家像とは
イスラム国が目指していたのはムスリムだけが幸せに生きられる国家
イスラム教と言えば、古くから他宗教との対立の歴史を歩んできた宗教だと言われています。
最高指導者、アブ・バクル・バグダディが樹立したイスラム国は、そういった過去の全てのしがらみを断ち切って、ただ純粋にムスリムだけが幸せに生きられる国家を目指しているようです。
出典:http://karapaia.com/
※ムスリムとは、「帰依する者」を意味するアラビア語で、イスラム教の信者のこと。
ISILの広報担当が主張するには、「これはムスリムの国だ。抑圧されたムスリム、孤児、夫と死別した女性、そして貧困にあえぐ人たちのための国だ」「イスラム国の人々は生命と財産の安全を保障され、(従来の国境を越えてビザなしで)自由に移動できる」と主張している。この言葉はシリア内戦で疲れ果てた人たちの心をつかみ、ISILに支配された当初、これを歓迎した住民もいる。ラッカが支配下に置かれた時、住民たちはお祭り騒ぎになったという。
引用:ISIL – Wikipedia https://ja.wikipedia.org/
イスラム国は、その目的を達成するために、亡ぼすべき異教徒や世俗的な文化を持つ国々をジハード(聖戦)の対象としているのだとか。
なんとその対象は、スペイン南部から東トルキスタンまでの広範囲に及ぶとも言われており、その目的を実現するまで侵略を続けるとも明言しています。
【わかりやすい”イスラム国”講座】
— あいひん (@RapelTheBabylon) 2019年10月28日
戦争を仕掛ける要諦は、まず敵をでっちあげること。そのためには敵を偽装して味方を攻撃させる。そして「卑怯な攻撃は許さない!」と国民の怒りを煽り鼓舞して、”戦争”という美味しいビジネスを展開する。#ISIS #ISIL https://t.co/lv2MtTxvHF pic.twitter.com/c06GqMC1jD
「イスラム国」が日本人2人の殺人動画を公開し話題に
2人の日本人を拘束し、身代金2億ドルを要求したイスラム国
2015年1月20日、イスラム国は動画で、拘束した湯川遥菜さん、後藤健二さん両名の身代金として、2億ドルを72時間以内支払うよう日本政府に対して要求しました。
イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が20日、身代金2億ドル(約236億円)を72時間以内に支払わなければ、拘束している湯川遙菜さん(42)ら日本人2人を殺害すると警告するビデオ声明を発表した。
ビデオでは、英国人とみられる男性戦闘員が、「(日本は)イスラム教徒の女性や子供を殺害し家を破壊するために1億ドルを寄付した」などと述べ、日本が米国主導の有志連合による対イスラム国軍事作戦を支援していると非難した。
引用:【イスラム国】日本人2人殺害を警告 72時間以内に2億ドル要求 – 産経ニュース https://www.sankei.com/
「テロを断じて許さない」イスラム国の脅迫に屈しなかった日本政府
日本政府の対応と顛末を説明すると…イスラム国から動画が公開されたその日のうちに、安倍首相は訪問先のイスラエル・エルサレムで記者会見を開き、テロ行為を激しく非難しました。
すると、その4日後の1月24日、イスラム国は湯川遥菜さんを殺害した写真をネット上で公開。
出典:https://twitter.com/
さらに、今度は後藤健二さんとヨルダンで収監中の女死刑囚サジダ・リシャウィとの交換釈放を要求してきたのです。
もちろん、この要求にも屈しなかった日本政府に対して、その1週間後の2月1日、イスラム国は後藤健二さん殺人動画を公開しました…。
出典:https://twitter.com/
その直後、安倍首相は「テロを断じて許さない」との声明を発表しています。
まず、日本政府の対応だが、自国民の生命を守ることに最善を尽くしながらも、結果として人質殺害に至った経緯の中で、国際社会の「テロに屈しない」「テロ組織とは交渉しない」という大原則を守り、その立場を鮮明にした。
これは、先進国首脳会議(G7)が1973年のサミット宣言に盛り込んだテロ対策の指針に基づくものであり、国連安保理決議1904に準拠するものである。テロリストへの身代金支払いを全面的に拒否するというものだ。
引用:IS(「イスラム国」)、日本人人質2人を殺害 | nippon.com https://www.nippon.com/
「イスラム国」のその後&現在① 壊滅の経緯や真相
イスラム国の首都・ラッカの奪還によりイスラム国は壊滅
2017年8月20日、イラク政府軍と連合軍は、イラク北部の都市タル・アファルにおいて掃討作戦を開始し、約10日間に及ぶ激闘の末、同月31日に勝利宣言をしました。
ロジダ・フェラト司令官は、イスラム過激派組織「イスラム国」に対する決定的な勝利を手にした数千人規模の部隊を指揮した女性司令官なのだとか。
これにより戦局は大きく連合軍側へ傾き、10月17日には、アメリカが主導した有志連合軍の支援を受けたシリア民主軍が、イスラム国の首都・ラッカを制圧!
これにより事実上イスラム国は壊滅したと言われています。
出典:https://yuruneto.com/
そして2019年3月23日、イスラム国が支配していた最後の拠点であるシリア東部バグズも、シリア民主軍により制圧されたことで、イスラム国の支配地域は遂に消滅することに…。
それでもイスラム国は完全に壊滅していないとの見方が多数だった…
しかし、それでもなおイスラム国幹部や戦闘員が消えたわけではなく、現在も地下に潜伏して再起を図っているとも言われていました。
出典:http://ja.katzueno.com/
遂に最後の拠点を制圧したとはいえ、ISの脅威がなくなるには程遠いという見解を、SDFのキノ・ガブリエル報道官は示した。
「この勝利はわれわれだけでなく、世界全体にとっても大きな節目だ」と、ガブリエルは米紙ニューヨーク・タイムズに語った。「しかしISはまだ終わっていない。確かに地上にいる戦闘員は掃討されたが、(地下に潜伏する)ISの脅威は世界各地に残ったままだ
ISの最高指導者、アブ・バクル・アル・バグダディを含むISの主要幹部は、今も行方が分かっていない。
SDFと同様、中東を管轄する米中央軍のジョセフ・ボテル司令官も2月に米CNNのインタビューで、ISとの闘いは終結には程遠いと警告した。
引用:イスラム国は地下に潜っただけ、幹部も健在 https://www.newsweekjapan.jp/
2018年12月には、アメリカのトランプ大統領が高らかにイスラム国への勝利宣言をし、米軍の全軍撤退を表明。
しかし、アメリカ国防総省は2019年2月、もし米軍がこのまま撤退すると、イスラム国が12ヵ月以内に復活する可能性が高いとして、米軍兵200人を現地に駐留させることを発表しました。
出典:https://www.fnn.jp/
ところがです!
2019年10月になって、トランプ大統領は再び駐留している米兵の撤退を発表したことから、現地でともにイスラム国と対峙していたクルド人兵士達から猛烈な非難の声が挙がっていました。
そんな中、飛び込んできたのが…イスラム国の最高指導者・バグダディ死亡のニュースでした!
「イスラム国」のその後&現在② 最高指導者バグダディが死亡
2014年6月29日、自らカリフ(イスラム教開祖・ムハンマドの正当な後継者)に就任し、「イスラム国」樹立を高らかに宣言してから約5年半。
2019年10月27日、最高指導者アブ・バクル・バグダディが潜伏先のシリア北西部で米軍特殊部隊に追い詰められ、妻2人と子供3人と共に爆弾ベルトを爆破させ自爆したと報じられました。
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/
2019年10月27日、日曜の朝という異例の時間帯に記者会見を開いたトランプ大統領。
米軍の軍用犬に追われて“すすり泣き、泣き叫びながら”トンネルに逃げ込んだという、イスラム国の最高指導者 バグダディの最期の様子について次のように詳細に語っています。
「むやみやたらと大勢を威圧しようとしたごろつきは、死ぬ直前、すさまじい恐怖とパニックにかられ、おびえまくって、自分に迫ってくる米軍を怖がっていた」
「病んだ、狂った男だった。(中略)犬のように死んだ。臆病者のように死んだ」
引用:IS指導者がシリアで死亡とトランプ氏 「米軍の強襲で」 – BBCニュース https://www.bbc.com/
出典:https://twitter.com/
米軍の作戦により過激派組織「イスラム国」(IS)の最高指導者バグダディ容疑者を殺害したことを受けて、トランプ米大統領は世界はより安全になったと語った。だが実際にはその組織は依然として様々な国で活動を続け、一部では活発化する向きさえ見られる。 pic.twitter.com/11bU93ioL2
— ロイター.co.jp (@Reuters_co_jp) 2019年10月29日
仮にも“カリフ”と崇められていた人間の最期の様を、ここまで感情的にミソクソに貶してしまう人間が、現在のアメリカ大統領であることの方が、ある意味恐ろしいようにも感じました。
出典:https://twitter.com/
アメリカこそが、世界を危険な方向へ向かわせているって感じるのは私だけでしょうか?
まとめ
いかがでしたでしょうか。
2014年6月29日に、一方的に国家樹立を宣言したイスラム国ですが、その後、アメリカ主導の連合軍との戦いにより弱体化が進み、2019年現在はほぼ壊滅したと言われていました。
また、2019年10月27日には、イスラム国の最高指導者バグダディがアメリカ軍に追い詰められ、死亡したとのニュースが報じられたばかりです。
そんなイスラム国の実態と日本人が人質に取られた際の国の対応、そしてイスラム国の壊滅、バグダディの死亡が確認され、トランプ大統領が嬉々として会見を開いた経緯をまとめました。