1980年代に販売開始されたカードゲーム「イルミナティカード」が、2020年に発生した新型コロナウイルスのパンデミックも予言していたとして話題です。
ここでは「イルミナティカード」が新型コロナを予言していたとされるカードの紹介、コロナでの志村けんさんの死去とイルミナティの関係についてまとめました。
イルミナティが新型コロナウイルスを予言していた?
2020年、世界的に蔓延して大きな騒動になっている新型コロナウイルスですが、この新型コロナウイルスのパンデミックが発生した事を「イルミナティカード」が予言していたと話題になっています。
イルミナティカードとは
そもそも「イルミナティカード」は、1982年にアメリカのゲーム会社「スティーブ・ジャクソン・ゲームズ社」が発売したカードゲームです。
18世紀ヨーロッパに実在した政治秘密結社「イルミナティ」をテーマにしたカードゲームで、このゲーム内で「イルミナティ」は世界征服を企む悪の結社と規定されています。
このイルミナティカードは1980年代に製作されたカードゲームなのですが、このカードのイラストが、近年起こった色々な災害や事件、事故などを恐ろしいほど予言していると都市伝説好きの間で話題になっています。
例えば、2001年9月11日に発生した「アメリカ同時多発テロ」を予言しているとされるのが上の2枚のカードです。
左のカードは言うまでもなく、テロリストに占拠された飛行機が突入したワールドトレードセンターにそっくりだと言われています。右のカードは、同じく占拠された飛行機が突入した、アメリカ国防総省、通称「ペンタゴン」にそっくりだと言われています。
さらに下の2枚のカードは2011年3月11日に日本東北地方で発生した未曾有の大災害「東日本大震災」の被害を予言していたと言われています。
左のカードは、津波によって深刻な被害を受け、周辺一帯に放射能漏れを起こした福島第一原発の事故を予言していると言われています。
右のカードは、巨大な津波が原発を襲っている光景を予言していると言われています。
さらに続いてのカードは、アメリカのトランプ大統領出現を予言したカードと言われています。
確かに、よく似ているように見えます。この他にもイルミナティカードには未来の様々な出来事を予言したかのように見えるイラストが描かれたカードが多数存在します。
コロナウイルスを予言していたとされるイルミナティカードとは
上の画像は「Lab Exploseion」と言う名前のイルミナティカードです。直訳すると「研究所の爆発」なのですが、このイラストに描かれた爆炎の形が、コロナウイルスが最初に確認された中国武漢市の形にそっくりだと言われています。
続いて、こちらのカードは特徴的的な形状の建物の上を悪魔が飛翔し、周辺も悪魔が取り囲んでいる様子が描かれています。この特徴的な建物が武漢市にある建物にそっくりだと噂になっています。
こちらが、問題の武漢市にある建物ので、確かにそっくりに見えます。コロナウイルスはコウモリを媒介にして人間社会に拡散したのではないか?との予測が出されており、上のカードで建物の上を飛翔する悪魔が、そのコウモリを表しているのではないかとも言われています。
続いてはこちらのイルミナティカード「Epidemic」です。「Epidemic」は地域的な感染流行を示す言葉ですが、WHOは、新型コロナウイルスはこの「Epidemic」の状態にあると発信していました。(2020年3月11日にWHOは「パンデミックとみなせる」と見解を更新)
このカードが「新型コロナウイルス」の流行を予言していると言われているのには理由があり、このイラストの右上の黒い物体が並んでいる部分が、現在、コロナによる死者が続出するアメリカなどで見られる、黒いシートを被せられた遺体が並んでいる光景にそっくりだと言われているのです。
こうして見ると、これはかなり不気味です。さらにこのカードの右下には、コロナ騒動のピーク時に世界中の医療現場で不足した事が大きな問題になったマスクとゴム手袋が描かれています。この事もコロナウイルスを予言しているのでは?とのうわさにつながっています。
さらに上の「Combined Disasters」(和訳すると複合災害)というイルミナティカードなのですが、右上の倒壊している建物は東京・銀座和光の時計塔ではないかと言われています。
そして、手前を逃げ惑う人の着ている服がオリンピックのシンボルマークの色(青、黄色、黒、緑、赤)を表していると言われています。
つまり、このカードはコロナウイルスの影響で東京オリンピックが中止になる事を予言しているのではないか?と噂されているのです。
このように、ざっと見ただけでもイルミナティカードには今回の新型コロナ騒動を予言しているかのように見えるカードが次々と出てくるのです。
イルミナティが新型コロナウイルスによって人口削減の陰謀説も
この「イルミナティカード」にはあまりにも災害や事件、事故など人類の重大事件を予言したかのようなイラストが描かれたカードが多い事から、そもそも、このカードの裏には秘密結社「イルミナティ」が今でも存在し、このカードに描かれた事件を実際におこしているのではないか?という陰謀論も囁かれています。
今回のコロナウイルスのパンデミックについても、「イルミナティ」による、増えすぎた世界人口を削減させるための陰謀なのではないかという陰謀論が囁かれています。
上で紹介したイルミナティカードには「New World Order」というシリーズがあり、これは「新世界秩序」と訳され、陰謀論によれば、イルミナティやフリーメイソンなどの秘密結社が掲げる新たな世界秩序をさすとされます。
このイルミナティが掲げるとされる「新世界秩序」の具体的な内容に「世界人口を10億人にまで減らす」というものがあり、今回のコロナウイルスの世界中への拡散は、そのイルミナティの計画の一端の可能性があると唱える陰謀論者もいます。
イルミナティが新型コロナウイルスで亡くなった志村けんの死とも関係?
2020年3月29日、日本を代表するお笑いレジェンドであった志村けんさんが、この新型コロナウイルスを原因とする肺炎で突然この世を去りました。
日本中が悲しみに包まれた志村けんさんの急逝でしたが、実はこれにも「イルミナティ」が関係しているとする噂が一部陰謀論者によって囁かれているようです。
なんでもそもそも、志村けんさんは「イルミナティ」で、しかもその日本代表のような存在だというのです。根拠はよくわかりませんが、陰謀論者によれば、日本の芸能界で活躍できる人はイルミナティに所属しているのだそうです。
そして、現在、世界ではトランプ大統領の主導によってイルミナティの粛清が行われているとの噂が一部陰謀論者によって囁かれており、志村けんさんは実はコロナでの病死ではなくその流れの中で暗殺されたというのです。
こちらの「CHANNEL-ZOO」というYouTubeチャンネルでは、カバラ数秘術という占いを根拠に志村けんさんの死は何者かによる暗殺であり、新型コロナの恐ろしさを国民に植え付けるために殺されたといった内容が主張されています。
この動画は何をいっているのかちょっと理解不能なのですが、志村けんさんの名前や、生年月日、没年月日には、このカバラ数秘術で特別な数字とされる「33」「911」「119」「11」「23」などが組み込まれており、これこそが志村けんさんが暗殺された根拠であるという事のようです。
この一連の志村けんさんとコロナウイルス、そしてイルミナティに関係する説については信ぴょう性のある根拠は何一つ示されておらず、とても常人には理解しがたいのですが、きっと一部陰謀論者達には常人には計り知れない何かが見えているのでしょう。
ただ、こうした人の死を弄ぶかのようなトンデモ説を唱える事はできれば控えた方が良いのではないかと思います。
まとめ
今回は、イルミナティカードが新型コロナウイルスを予言していたという衝撃の事実についてまとめてみました。
イルミナティカードは、1980年代にアメリカのゲーム会社によって発売されたカードゲームですが、そのカードに描かれたイラストが、その後起こった人類の重大事件をあまりにも多く予言しているように見えるとして都市伝説や陰謀論好きな人々の間で注目を集めています。
2020年に発生した新型コロナウイルスを予言していたようにみえるイルミナティカードも多数発見されており、大きな話題を呼んでいます。
また、2020年3月に新型コロナによる肺炎で急逝されたお笑いタレントの志村けんさんが、実は、この「イルミナティカード」のモデルとなった秘密結社「イルミナティ」の日本代表のような人物で、新型コロナが原因の死去というのは嘘で、本当はイルミナティ関係者粛清の流れの中で暗殺されたという噂が囁かれているようですが、こちらは信ぴょう性のある根拠が全く示されていません。人の死を弄ぶようなこうした類の陰謀論を拡散する事は避けた方が良いでしょう。