福岡5歳児餓死事件で逮捕された碇利恵は知的障害の噂も浮上しています。
今回は碇利恵の生い立ちや家族(母親・元夫・子供)、事件現場の篠栗のマンション、赤堀恵美子・創価学会との関係、かわいい&知的障害の噂、現在をまとめました。
この記事の目次
碇利恵は福岡5歳児餓死事件で逮捕・被害者男児の母親
出典:nikkei.com
碇利恵は、福岡5歳児餓死事件で保護責任者遺棄致死罪で逮捕された女性であり、被害者の碇翔士郎くんの母親でもあります。
碇利恵はママ友だったはずの赤堀恵美子にお金をむしり取られ、さらに洗脳・支配された結果、子供を餓死させてしまったと見られています。
赤堀恵美子にだまし取られたお金は総額1000万円を超えると見られています。
碇利恵のプロフィール
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碇利恵の現時点で分かっているプロフィールを確認しておきましょう。
・年齢:40歳(2022年7月時点)
・職業:無職
・家族:子供が3人
・住所:福岡県篠栗町
碇利恵は離婚しており、シングルマザーでした。
しかし、赤堀恵美子の洗脳により、まともに食事を与えられていない状態で体調を崩し、2019年10月からは生活保護を受けるようになっています。
碇利恵の生い立ちや家族の情報
碇利恵の生い立ちや家族については、詳細な情報は出ていません。
ただ、碇利恵の母親(翔士郎くんの祖母)は早い段階で異変に気付き、いち早く解決のために行動を起こしていました。
また、報道によると2018年ごろまでは碇利恵と母親の関係性は良好であり、たびたび会っていたようです。
このことから考えると、碇利恵の母親はごく普通の感覚・一般常識を持つ人物であることが分かります。
つまり、碇利恵の生い立ちは、ごく普通の常識的な家庭で育ったと考えられます。
碇利恵は赤堀恵美子に洗脳されて以降、赤堀恵美子から母親と距離を置くように指示されていたようです。
そのため、碇利恵の母親は自分の娘が引っ越ししたり、離婚したことも知りませんでした。それでも、母親は娘や孫が心配で居場所を探し回ります。
そして、ようやく娘(碇利恵)の車を見つけて、住んでいる場所を確認します。
母親は自分は遠ざけられているからと、直接は会わずに、毎日のようにマンションに様子を見に行って、孫たちの声が聞こえるかどうか耳を澄ませたと言います。
2020年3月には、マンションの明かりがずっと消えたままだったことから、児童相談所に「孫を引き取りたい」と相談し、翔士郎くんが亡くなる18日前にも相談していました。
これらのことから、碇利恵の母親は娘と孫のことを本当に心配し、愛していたことが分かります。
碇利恵が元夫と離婚した理由
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碇利恵は2019年5月に元夫と離婚しています。離婚の原因は、赤堀恵美子の洗脳です。
赤堀恵美子は碇利恵と知り合ってから、碇利恵に少しずつ「あんたの夫、浮気しているよ!」というデマを吹き込んでいったのです。
そして、その夫の浮気調査の名目で碇利恵から大金を騙し取ったこともありました。「浮気調査費」を請求したことで、碇利恵は余計に夫が浮気していると信じ込んでしまったのでしょう。
碇利恵は夫に浮気を問い詰めますが、夫は浮気なんて全く身に覚えがないのですから、話は平行線になります。
夫は、夫である自分のことは信用せず、ママ友である赤堀恵美子のことばかり信用する妻とは、もうやっていけないと判断したのでしょう。
また、碇利恵も赤堀恵美子から離婚を勧められていたと思われます。
その結果、「浮気している」というデマによって、碇利恵は2019年5月に元夫と離婚したのです。
そして、この元夫との離婚後から、赤堀恵美子による碇利恵の洗脳・支配はさらに進んでいくことになりました。
それまでは「夫」という防波堤がありましたが、離婚後はそれがなくなり、赤堀恵美子にとってはやりたい放題だったということでしょう。
碇利恵の子供は男の子が3人
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碇利恵の子供は3人います。
・次男:小学生
・三男:翔士郎(しょうじろう)くん(当時5歳)
この子供たちは、篠栗町立勢門幼稚園に通っていたことが分かっています。
2016年4月時点でこの幼稚園に通っていたのは、碇利恵の次男でした。ちょうど同じ時期に赤堀恵美子の次男も同じ幼稚園に通っていたようです。
赤堀恵美子は以前にママ友とトラブルを起こしていて、園内では浮いた存在だったため、優しい碇利恵が赤堀恵美子に声をかけ、同じママ友グループに入れてあげたとのことです。
しかし、碇利恵と赤堀恵美子が仲良くなるにつれて、碇利恵からもママ友は離れていったとのことです。
碇利恵は篠栗のマンションに住んでいた
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碇利恵は篠栗のマンションに住んでいたことが分かっています。事件発覚当時に住んでいたのは、「福岡県糟屋郡篠栗町大字尾仲697-1 尾仲ビル」のマンションです。
尾仲ビルの何階に住んでいたかまでは不明ですが、このマンションは3DKまたは3LDKばかりですので、どちらかの間取りだったと思います。4人家族なら、3DKは妥当ですね。
ちなみに、2020年3月までは碇利恵は同じ篠栗の違うマンションに住んでいたようです。2020年3月下旬にこのマンションに引っ越しています。
碇利恵がかわいいとネットで話題に
出典:mainichi.jp
碇利恵が逮捕された画像を見て、インターネット上では「碇利恵がかわいい!」と噂になっていたようです。確かに、写真を見ると、結構な美人ですよね。
特に、逮捕時の画像はスッピンで髪の毛もセットしておらず、ロクに食事もしていない状態で痩せていますが、それでも美人でかわいいタイプであることが分かります。
当時39歳のスッピンでこれだけキレイなら、「碇利恵はかわいい」と断言して良いのではないでしょうか。
一部情報では、碇利恵と元夫は美男美女カップルだったとも言われています。
碇利恵はMAXのReinaさんに似ているタイプですね。
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もちろん、美人だからといって、自分の息子を餓死させたことが許されるわけではありません。
ただ、女性としての魅力を持っていて、これだけかわいいタイプなら、選択を間違えなければ、もっと幸せな未来が待っていたはずなのに…と思ってしまいますよね。
また、女性の容姿を比較するのは良くないことですが、碇利恵と赤堀恵美子の容姿を比べると、何とも言えない格差が見えてきます。
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もしかしたら、赤堀恵美子が碇利恵をターゲットにしたのは、碇利恵がかわいいことに嫉妬したのかもしれません。
碇利恵が洗脳されて起きた福岡5歳児餓死事件とは
碇利恵は赤堀恵美子にどのように洗脳されていったのか?なぜ、碇翔士郎くんは餓死しなければならなかったのか?
福岡5歳児餓死事件の流れを見ていきましょう。
ママ友として赤堀恵美子と知り合う
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この事件の発端は2016年4月に遡ります。
2016年4月に篠栗町立勢門幼稚園で、碇利恵と赤堀恵美子はママ友として出会います。1人でいる赤堀恵美子に碇利恵が声をかけたようです。
赤堀恵美子は碇利恵と急接近するために、10歳近くサバを読んで、碇利恵と同年代だと偽っていたという情報もあります。
当初は、碇利恵も赤堀恵美子も結婚していて、家族ぐるみで仲良くしていました。ここまでは、ごく普通のママ友との関係だと思います。
しかし、ここから少しずつ関係性が変わっていきます。
赤堀恵美子は碇利恵に、「ほかのママ友があなたの悪口を言っている」のようなデマを吹き込んで、周囲から距離を置かせるようになり、自分1人を信頼させるように仕向けていきました。
赤堀恵美子に洗脳される
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赤堀恵美子は碇利恵を洗脳し始め、幼稚園のママ友たちから孤立させていきました。そして、次のように吹き込んだのです。
「保護者から子どものトラブルで訴えられた。暴力団とつながりのある“ボス”に仲裁してもらおう」
引用:「福岡5歳餓死事件」に見るカルト的手口の異様 | 災害・事件・裁判 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
もちろん、保護者から訴えられてもいませんし、「ボス」もいません。でも、このように碇利恵に吹き込むことで、赤堀恵美子は次の3つの利益を見込んだのです。
・自分には暴力団とつながりがあると自分の力を誇示できて支配しやすくなる
・碇利恵からお金を巻き上げられる
このように赤堀恵美子は碇利恵にデマを吹き込んで、洗脳し、お金を巻き上げていきました。
この「ママ友から距離を置かせた」と同じような方法で、赤堀恵美子は碇利恵を離婚させています。
夫が浮気しているとデマを吹き込み、浮気調査費用と裁判費用などを騙し取って、碇利恵と夫を離婚させました。
生活費・食事まで管理
碇利恵と元夫が離婚した後は、赤堀恵美子は碇利恵をさらに支配していきます。
碇利恵が離婚した約3ヶ月後の2019年8月ごろから、碇利恵は生活費をすべて赤堀恵美子に渡し、現金はほとんど持たない生活になっていきました。
食事も赤堀恵美子から渡された物のみを食べる状態です。
・「慰謝料を多く取るために生活が困窮していると見られたほうが有利だ」
このように碇利恵に言い聞かせていたとのことです。また、架空の「ボス」の話を出して、脅していたこともあります。
2019年10月から碇利恵は生活保護を受給するようになりましたが、赤堀恵美子は碇利恵の生活保護費と児童手当を騙し取ってり、その額は1000万円を超えるようになりました。
ボスに支払うお金を工面するために、碇利恵は消費者金融から数百万円の借金をしていたという情報もあります。
2020年翔士郎くん死亡
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赤堀恵美子は碇利恵と子供たちに対し、厳しい食事制限をしていました。「長男はご飯茶碗1杯、次男はそれより少なめ、三男の翔士郎くんはなし」のようなこともありました。
2019年9月ごろから子供たちがやせ細るようになり、関連機関は育児放棄・ネグレクトを疑うようになります。
しかし、食事制限・洗脳がバレないように、赤堀恵美子は策を講じます。
三男の翔士郎を幼稚園から退園させたり、「母親が対人恐怖症」と児童相談所に嘘をついて、自分が間に入って、児童相談所や行政と対応するようになりました。
そのこともあり、児童相談所が動いていたし、碇利恵の母親も必死に救出しようとしていましたが、なかなかこの異常な状況が判明することはなかったのです。
そんな中、赤堀恵美子からの食事の差し入れは減り、翔士郎くんは最後の10日間は水だけで過ごしていたとのことです。
そして、4月18日の夕方に翔士郎くんは動かなくなり、救急隊員が駆け付けた時には既に息をしていませんでした。そして、搬送先の病院で亡くなっています。
亡くなった時、翔士郎くんは体重が10kgしかなかったとのことです。5歳の標準体重は18.9kgですから、平均の半分しか体重がなかったということですね。
2021年3月に逮捕
2020年4月に翔士郎くんが亡くなり、その後捜査が進められ、2020年12月には赤堀恵美子は詐欺容疑で逮捕されました。
そして、2021年3月に保護責任者遺棄致死の疑いで碇利恵と赤堀恵美子が逮捕されています。
碇利恵は知的障害があった?噂と真相
インターネット上では、碇利恵は知的障害があったのではないか?と噂されています。
「いくら洗脳されていても、自分の子供が餓死させるまで支配されるものだろうか?」という理由ですね。
確かに、自分の子供たちがやせ細っていくのを見れば、どんな洗脳でも覚めそうなものですが…。しかし、洗脳は恐ろしいものです。
・北九州監禁殺人事件
・尼崎連続変死事件
これらの事件を見ると、本当に洗脳されていたら、自分の子供も餓死させそうな気がします。
やせ細っていっても、「赤堀恵美子は絶対に正しい」と思い込んでいるので、何の疑問も持たないのです。
もともと、碇利恵は騙されやすく、流されやすいタイプだったようです。
流されやすく、薦められると側事のできないタイプで、知りもしない画家の高額な絵画を購入させられた事もあるようで、それが原因で夫と揉める事もあったらしいです。
これらを考慮すると、碇利恵は知的障害ではなく、元々騙されやすい性格をしていた、そしてサイコパスのような赤堀恵美子に出会い、ターゲットにされてしまったと言えるでしょう。
碇利恵と赤堀恵美子は創価学会信者だった
碇利恵と赤堀恵美子は、創価学会の信者だったという情報があります。もともとは赤堀恵美子が創価学会の信者で、赤堀に進められる形で碇利恵も入信したようです。
「お通夜の日、たまたま赤堀に用事があって電話したんです。彼女が“お通夜があってバタバタしている”と言うので誰が亡くなったのか尋ねると、“バカの一番下の子どもったい”と言われました。彼女は碇さんのことを“バカ”とか“あれ”と呼んでいましたね。それと、“葬儀代は学会が出した代わりに、香典は学会に渡した”といったような話を聞きました。彼女は創価学会の信者なのでね」
創価学会信者の人も、赤堀恵美子は創価学会員であると認めたとのことです。
碇利恵のことを「バカ」「あれ」と呼ぶということは、完全に碇利恵のことを下に見ていて、支配している「金づる」のように見ていたということですよね。
そんな赤堀恵美子に勧められて碇利恵は創価学会に入信したわけですが、碇利恵にとっては創価学会は心のよりどころだったようです。
地元記者によると、「碇容疑者は、衰弱して動けない翔士郎ちゃんのそばで、救急隊が到着するまでのあいだ、お題目だか念仏だかを唱えていた」というが、これは創価学会のお題目だったというわけだ。
この福岡5歳児餓死事件によって、創価学会のイメージはかなり悪くなってしまいましたね。
碇利恵の現在…懲役5年の判決が下る
出典:sankei.com
赤堀恵美子からの洗脳が解ける
2020年4月18日に三男の翔士郎くんが亡くなりました。
翔士郎くんが亡くなった直後は、警察から事情聴取を受けた後に、赤堀恵美子からの指示でスマホを破壊するなど、洗脳は解けていませんでした。
しかし、2021年3月2日に保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された碇利恵は、逮捕後にようやく洗脳が解けたようです。
・捜査員からも裁判はなく、裁判費用は赤堀のところで止まっていると言われた
・部屋に監視カメラはなく、ボスに見張られているわけではないことを知った
懲役5年の判決が下る
2022年6月6日に初公判が開かれ、碇利恵は起訴事実を認め赤堀恵美子と出会った当時のことを以下のように答えています。
「話が面白くて、明るくて言うことに筋が通っていると思った。ほかのママ友とはタイプが違った」と述べ、朝から晩まで毎日、LINEでやりとりをしていたと明らかにしました。
6月14日の裁判の最終意見陳述では、「翔士郎が亡くなったのは私の責任」だと涙ながらに反省と謝罪の言葉を述べました。また、赤堀恵美子に出会ったことが人生最大の失敗だとも語っています。
碇被告は事件について「心から悔やみ、本当に反省している」と強調。翔士郎ちゃんについては「翔士郎を失ったことは、私にとって何よりもつらく悲しいことです」といい「一生謝罪を続ける」とした。赤堀被告には「あの日、赤堀(被告)に声をかけたことを後悔している。声をかけなければ翔士郎も亡くならず、今も家族で幸せに暮らしていたと思う」と振り返った。その上で「赤堀(被告)と出会ったことは、人生で最大の失敗だった」と述べた。翔士郎ちゃんら3人の子供については「子供たちが大好き。会いたい」と願った。最後に「しょう、ごめんね」と涙ながらに謝罪した。
検察側は「子供を守るという行動を放棄した責任は重い」として、懲役10年を求刑しましたが、弁護側は赤堀恵美子にマインドコントロールをされていたなどとして、執行猶予付きの判決を求めていました。
洗脳されていた碇利恵が、どのくらい自分の意思で行動できる状態だったのかが、量刑を決める上で最大の焦点となっていましたが、2022年6月17日の判決公判で碇利恵に懲役5年の判決が言い渡されました。
その後、弁護側は判決を不服として、7月1日付で控訴しています。碇利恵の親族が、碇利恵に社会復帰して心身の回復に努めることを望でいるとのことで、控訴審で刑の減軽を求めていくことになりました。
弁護士によると、親族も処罰を望んでおらず、碇被告が一日でも早く残された2人の子供に会えるよう、控訴審で刑の減軽を求めていく。碇被告は当初は迷っていたが、親族らの意向を踏まえ、控訴を受け入れたという。検察側は控訴しなかった。
赤堀恵美子の裁判は、2022年8月から福岡地裁で開かれることになっていますが、赤堀恵美子は「碇利恵を支配していない」「翔士郎くんの死は碇利恵の責任」などと主張しているといいます。
洗脳が解けた碇利恵は後悔と贖罪の日々を送っていることと思いますが、罪を償ったら、息子さん2人と母親と穏やかに過ごせるようになると良いですね。
碇利恵のまとめ
碇利恵の生い立ちや家族、元夫との離婚や子供の情報、かわいいという噂や知的障害疑惑、事件の概要、赤堀恵美子や創価学会との関係、現在についてまとめました。
この福岡5歳児餓死事件は本当に恐ろしい事件です。洗脳の怖さを改めて実感させられましたよね。
碇利恵は現在は洗脳が解け、後悔と反省の日々を送っているようですが、赤堀恵美子にも自分の罪の重さを実感してもらいたいものです。