林真須美の現在!夫や子供(息子/娘3人)・冤罪の噂まとめ【和歌山毒物カレー事件の犯人】

「和歌山毒物カレー事件」の犯人と言われ死刑が確定している林真須美死刑囚ですが、冤罪の可能性も指摘されています。

 

今回は林真須美死刑囚の生い立ち、旦那の林建治と子供(息子と娘3人/長女/次女/三女)など家族、事件の詳細と冤罪の可能性、そして現在をまとめてみました。

林真須美が起こした「和歌山毒物カレー事件」とは

1998年7月(平成10年)、和歌山市園部の夏祭りに出されたカレーにヒ素が混入され、4人が死亡、63人が急性ヒ素中毒になりました。

 

そして、当時近くに住んでいた林真須美死刑囚が、殺人などの罪に問われました。

 

弁護側は無罪を主張していましたが、1・2審は死刑判決を下し、最高裁もこれを支持し、平成21年に死刑が確定しています。

 

 

林真須美

 

 

 

 

林真須美死刑囚が起こした「和歌山毒物カレー事件」の概要はこちらです。

 

場 所: 和歌山県和歌山市
標 的: 夏祭りに集まった園部地区の住民
日 付: 1998年7月25日
攻撃手段: カレーライスに毒物を混入
攻撃側人数: 1名
武 器: 亜ヒ酸
死亡者: 4名
負傷者: 67名
犯 人: 林眞須美
動 機: 不明
対 処: 死刑

 

現場近くに住む女(林真須美死刑囚)の周辺で、不審なヒ素中毒現象が多発していました。

 

また、多額の保険金が林真須美死刑囚やその夫である建治さんに流れていることが判明します。

 

和歌山県警など捜査当局は、保険金詐欺容疑で強制捜査に乗り出し、同年12月にカレー事件についても殺人などの罪で林真須美死刑囚を起訴しました。

 

本人の供述も含め、犯行動機と林真須美死刑囚を直接結びつける証拠はありませんでした。

 

しかし、検察は祭り当日の住民の動きを詳細に再現したり、状況証拠を積み重ねた結果、他に犯人がいないことを立証しました。

 

 

 

林真須美の生い立ちとは

 

林真須美死刑囚の逮捕時の姿からは想像もつきませんが、幼少時代は明るい性格でかわいい子だったと、当時を知る人物が語っているそうです。

 

林真須美死刑囚の生い立ちから、結婚後、家族についてご紹介していきます!

 

 

林真須美の生い立ち~幼少期~

 

林真須美死刑囚は、小さな漁村で3人兄弟の末っ子として生まれました。父親は地味な人で、母親は外向的でまめな性格で、保険の外交員をしていたそうです。

 

 

幼少期は”明るい性格でかわいい子だった”

 

 

2人の兄がいた末っ子だったそうで、一人娘だった林真須美死刑囚は、どこにでもいるようなごく普通のかわいい女の子だったと言います。

 

しかし、両親が共働きで家を不在にしがちだったこともあり、あまり遊んでもらえなかったそうで、それが後に、林真須美死刑囚の社会性の欠如に影響したのではないかと言われています。

 

小さいころの真須美被告は、ごく普通のかわいい子どもでした。両親ともに忙しく、あまり遊んではもらえなかったかもしれませんが、経済的な不自由はなく、当時この地域としてはめずらしくピアノも買ってもらい、小遣いも十二分にもらっていました。よく家の手伝いもするよい子だったようです。子ども時代の彼女を知る人々は、「明るい子」だったと語っています。同時に、「負けず嫌い」だったとも多くの人が言っています。

 

引用:林真須美死刑囚の半生

 

林真須美の生い立ち~思春期~

子供時代といえばかわいい時期でもあり、もちろん林真須美死刑囚にもそんな頃があったと思いますが、それが思春期になったあたりから性格に問題が出始めていたようで…。

 

 

学生時代に性格の異常性が見えてくる…

 

思春期になった真須美被告は、やせていて、どちらかといえば、内気で恥ずかしがり屋の清純な女の子でした。その一方で、負けず嫌いの激しい性格の一面ははむしろ強まっていきます。テストで悪い点をとったときなどは、悔しくてたまらなかったようです。いつもは笑顔でおだやかなでしたが、怒ったときには、まわりが驚くほどヒステリックになり、収まりがつかなくなりました。

 

引用:林真須美死刑囚の半生

 

この頃から、林真須美死刑囚は人より下であることや、自由がないことへの生活に過剰な不満を抱くようになっていったとのことです。

 

 

林真須美の生い立ち~看護学校時代~

林真須美死刑囚は高校卒業後、大学付属の看護学校に入学しています。

 

 

看護学校時代に夫の建治さんに出逢う

 

 

当時、林真須美死刑囚は看護学校の寮に入っていたそう。しつけや規則の厳しい寮生活だったようで、窮屈な思いをしていたらしく、「こんな生活は嫌だ。自由が欲しい」と語っています。

 

そして、看護学校2年生になった19歳の頃、林真須美被告は現在の夫となる男性と巡り会います。

 

 

林真須美の家族① 旦那の林建治

夫との出逢い

夫・建治さんは当時35歳にして羽振りの良かった会社社長だったそう。

 

男性は、シロアリ駆除会社を経営する当時35歳の会社社長

 

結婚もしていましたが、派手な車で真須美被告を迎えに来ては、高価なプレゼントしたりしています。彼女は、しだいにこの男性に恋愛感情を持ち、魅かれていきます。自分を束縛から解放し、自由にしてくれる男性に見えたのでしょうか。

 

引用:林真須美死刑囚の半生

 

当時、まだ既婚者だった建治さんに猛烈アピールされていた林真須美死刑囚は、次第にそのお金や地位に魅了されていったようです。

 

 

夫・建治は会社社長だった!

 

 

林真須美死刑囚を学校まで派手な車で迎えに来たり、20万円もする高級ネックレスをプレゼントするなど、猛烈なアタックをしていたと言います。

 

当時バブル時代だったこともあってか、羽振りの良かった建治さんは相当なギャンブラーだったようで、一度に百万円単位のお金を儲けることもあったそう。

 

19歳の林真須美死刑囚にとっては、見たこともない大金が目の前でやり取りされ、どんどん虜になっていったと言います。

 

林真須美死刑囚は、”建治さんなら自分に自由な人生を与えてくれる”と感じるようになっていったそうで、結婚へと発展していきました。

 

しかし、実はこの建治さんも男尊女卑的な身勝手な性格の男だったことが判明します。

 

 

夫との結婚生活

1983年に、林真須美死刑囚は、夫・建治さんと結婚します。建治さんにとって3度目の結婚だったそうです。

 

 

林真須美死刑囚は昔はモテていた?

 

 

しかし、すぐにトラブルが起こります。披露宴での行き違いから、建治は「てめえ、おれをコケにするつもりか! 恥をかかせやがって!」と、新妻の真須美を平手で殴りつけたのでした。二人の結婚生活はこうして始まりました。

 

引用:林真須美死刑囚の半生

 

2人の生活は、家賃3万円の3部屋のアパートから始まります。真須美も働きはじめます。ウエイトレス、化粧品販売。結婚の翌年1984年には、新築一戸建ての家を3500万円で購入しました。このときには、普通の住宅ローンを組んでいました。

 

引用:林真須美死刑囚の半生

 

林真須美死刑囚は、お金持ちの建治さんと結婚し幸せになる予定でしたが、結婚後に次々と建治さんのギャンブルやトラブルが起こり、理想の自由な生活は手に入れられませんでした。

 

 

夫との結婚を後悔 

夫・建治さんはギャンブルにのめり込んでいき仕事を次第にしなくなってしまったようで、生計を立てていたのは林真須美死刑囚だったそうです。

 

 

保険金に手を染めたきっかけは夫だった?

 

 

林真須美死刑囚は、働かなくなった夫・建治さんについてこのように語っていました。

 

「あんなおっさん、早よ死んだらええんや」


「昨日、おやじとケンカして殴られたんや。ほんま腹立つ。あんなおやじいらん。早よ死んだらええのに」


「アタシは、カスをつかんで結婚してしもた。仕事も続けんと、競輪でスッてばっかりしくさって、早よ死にさらせ」

 

「(建治が)死ねば、保険金もぎょうさん入ってくるし、そしたら子どもと一緒に自由気ままに暮らすんや」

 

結婚前はお金持ちだったという夫・建治さんですが、無収入のダメ夫になってしまいました。

 

林真須美死刑囚は、豪華な生活をできると思って結婚したのに当てが外れてしまったようです。

 

そして、林真須美死刑囚は以前保険外交員だったため、保険の知識もあったので、次第に保険金詐欺に手を染めるようになり、お金を得るためには手段を選ばなくなっていったと言います。

 

 

 

林真須美の家族② 子供は娘3人・息子1人 

 

林真須美死刑囚の子供は4人

 

 

林真須美死刑囚には、名前までは分かりませんでしたが、娘が3人と、息子が1人いることが分かっています。

 

現在の子供たちは…

 

長女:結婚して離婚後、再婚。2人の子供がいる。2021年に死亡。(死亡については後述します)

長男:和歌山市内の運送会社に勤務(テレビ出演もあり)。

三女:高校時代、法律関係の勉強をしていた。現在はその関係の仕事に就いたかも?

 

残念ながら、次女に関しての情報は分かりませんでした。

 

また、あくまで噂ですが、林真須美死刑囚の次女が林真須美死刑囚と背格好が似ているとも言われています。

 

「太った白Tシャツを着たおばさんが、カレーの蓋を開けている所を見た」という女子高生の証言がありましたが、実はその時、次女が白いTシャツを着ていたことが分かっています。

 

そのため、「次女がヒ素とは知らずにカレーに入れてしまったのではないか?」とも言われているのです。

 

 

林真須美の「保険金詐欺事件」まとめ

 

林真須美死刑囚は、保険外交員時代の知識を利用し、これまでに夫・建治さんとさまざまな保険金詐欺を働いてきました。

 

それまでは、ごく普通の家庭だと思われていた林真須美死刑囚の家庭に、ありえない金額のお金が舞い込むようになっていったと言われています。

 

 

お金に目がくらんだ林夫婦…

 

 

1995年には、園部地区にある120坪の家を7000万円で購入します。

この年の10月、真須美の母親が「急性白血病による脳出血」で死亡。67才でした。真須美は、保険金1億4000万円を手にしています。

1998年2月には、高級リゾートマンションの最上階を購入する契約をしています。同年3月 保険金目的で、知人にヒ素入りうどんを食べさせます。(殺人未遂罪)

 

引用:結婚生活そして、保険金詐欺、カレー毒物事件

 

林真須美と夫・建治被告が起こした数多くの保険金詐欺の一覧です。

 

1993年5月18日:夫がわざと転び右膝を骨折し、バイク事故だと偽り後遺障害保険金2052万円詐取。

 

1996年2月13日:林真須美死刑囚がわざと両足に火傷を負い、バーベキューの炭火に自転車で突っ込んだと偽り入院給付金459万円詐取

 

1997年2月6日:夫がわざと亜ヒ酸入り葛湯を飲んで保険金を詐取しようとし失敗。

(林真須美死刑囚の実母が急性白血病による脳出血で死亡し、保険金1億4,000万円を取得しているが、亜ヒ酸を飲ませ白血球増加によるものだと言われている。)

 

1997年9月22日:知人男性に亜ヒ酸入り牛丼を食べさせ保険金1億2910万円を詐取しようとするが、死亡しなかったため入院給付金539万円を詐取

 

1997年11~12月:亜ヒ酸を飲んで後遺障害で入院している夫の後遺症を重く見積もり高度障害保険金1億3768万円詐取

 

1998年3月28日:再び知人男性に保険金1億2910万円を詐取するために亜ヒ酸入りうどんを食べさせるが失敗。

 

 

林真須美の「和歌山毒物カレー事件」その後の動き【冤罪の可能性も】

 

1998年に起きた毒物カレー事件は、発生から2018年7月25日で20年となります。

 

夏祭り会場でカレーライスにヒ素を混入し4人を殺害したなどで、殺人罪などで死刑が確定した林真須美死刑囚は、現在も無罪を訴えていると言います。

 

そして、被害者や遺族は今もなお深い苦悩と悲しみの中にいます。

 

 

林真須美被告に死刑判決

 

直接的な証拠がなく、状況証拠しかない状態でありながら、林真須美死刑囚に死刑判決が降りたことは問題だとされ、また冤罪説も流れていました。

 

しかし、数々の状況を考えると林真須美死刑囚しか犯人は考えられず、最高裁で死刑が確定されたのでした。

 

 

犯行動機不明のまま死刑確定へ…

 

 

林真須美死刑囚は「和歌山毒物カレー事件」以前に起こしていたとされる、数々の詐欺事件で使用した亜ヒ酸と、カレー事件で使われた亜ヒ酸は違うものだと主張し、再審を請求しました。

 

また、申し立てで弁護側は「カレーに混入されたヒ素と同じ特徴のヒ素が林被告の自宅などから発見されたとする鑑定は信用性がなく、不審な挙動をしていたとする目撃証言は人違い」などと事実誤認を主張しました。

 

ですが、同小法廷は「判決の内容に誤りのあることを発見しない」とし、これは棄却されてしまっています。

 

警察は、それまでに入念に事件が起きた状況を再現し、状況証拠だけで林真須美死刑囚の死刑判決を確定しましたが、その警察が示した状況証拠は下記のとおりになります。

 

①カレー鍋に混入されていた亜ヒ酸と被告人の自宅等にあった亜ヒ酸が同一であること
②被告人が午後0時20分から午後1時までの間、1人でカレーを見張っており、カレー鍋に亜ヒ酸を混入する機会があったこと
③他の時間帯において、他の者が亜ヒ酸を混入する機会がなかったこと
④被告人およびその家族がカレーを食べていないこと
⑤くず湯事件をはじめとして、被告人が過去、飲食物に亜ヒ酸を混入して他人を殺害しようとしたという類似の犯罪を行っていること

 

林真須美死刑囚が殺人をしたという、確かな動機が証明されていないまま、こうした状況証拠だけで最高裁判所で死刑判決が下されたことで、ネット上では波紋を呼びました。

 

 

犯行動機は何だったのか?

 

1998年7月に起きた、和歌山毒物カレー事件において林真須美死刑囚の死刑が確定しましたが、いったいなぜ林真須美死刑囚はこのような凶悪な犯行を起こしたのでしょうか?

 

死刑判決がでた際にも、証拠となったのはカレーに混入したヒ素などの状況証拠のみでした。

 

 

動機も不明、真相は闇の中…

 

 

また、林真須美死刑囚の夫の林健治さんは「あいつは金にならないことはやらない」と、犯行を否定しています。

 

確かに、林真須美死刑囚のこれまでの犯罪歴は、すべて保険金などのお金に絡んだ内容でした。

 

そして、これまでにも殺人は犯してはいないという事実もあることから、ある日突然無差別に何人もの人々を殺害するとは思えないとも言われています。

 

林真須美死刑囚が、カレーに亜ヒ酸を混入した動機として最も有力な説は、カレーを調理していたガレージ内にて、他の主婦たちに無視されたため腹を立てて犯行に及んだと言われています。

 

しかし、その一方で林真須美死刑囚のほかにも、近所に亜ヒ酸を所有している人が6人もいたことが判明したため、林真須美死刑囚は冤罪である可能性が高いと言われているのです。

 

 

ヒ素鑑定により冤罪の可能性も?

 

林真須美死刑囚が、もしも冤罪である可能性がある場合に考えられることは、林真須美死刑囚が保険金詐欺事件の被害者から恨まれ、はめられた可能性も考えられます。

 

確かに、わずか数ヶ月の間で園部地区という限定された狭い範囲で亜ヒ酸を使用した保険金詐欺事件と和歌山毒物カレー事件が起きるとは考えにくい気がします。

 

林真須美死刑囚が犯人であることを誰も疑わなかったため、死刑が確定してしまいましたが、事件当時の証言は曖昧な点がとても多く、本当に林真須美死刑囚が犯人だとは言えない状況だったそうです。

 

 

林真須美死刑囚は保険金詐欺で恨まれていた?

 

 

・林真須美死刑囚の弁護団が再審請求補充書を和歌山地裁に提出した際の一文

 

「証拠とされた鑑定のデータを専門家が分析した結果、(林死刑囚宅の)台所から見つかった保存容器内のヒ素と、カレーに混入する際に使ったとされる紙コップ内のヒ素は別物とわかった」


もしこの主張が本当であれば、林真須美死刑囚が自宅からヒ素を持ち出して、夏祭り用のカレー鍋に投入し、住民を無差別に殺そうとしたという検察側の主張は崩れてしまいます。

 

つまり、林真須美死刑囚に逆転無罪が言い渡される可能性も出てきたのです。

 

決定的な物証はなく状況証拠しかないこと。(混入されたヒ素の鑑定への疑問も出されています) 検察は、被告が「激高」してカレー鍋に毒を入れたとしていますが、激高した様子は確認されていないこと。 犯罪心理学的には、保険金詐欺のような知能犯罪と無差別殺人を狙った毒カレー事件のような粗暴犯罪を、同一の犯人が起こすことは珍しいこと。

 

引用:Yahoo!ニュース – 和歌山毒物カレー事件の心理学:事件への疑問と林真須美死刑囚の半生

 

また、前述で触れたとおり、現場にいた女子高生の証言によれば、亜ヒ酸が混入されたカレー鍋を開けたのは”白いTシャツを着て首にタオルを巻いた長い髪の女性”でした。

 

しかし、その日の林真須美死刑囚は黒いTシャツを着ていて、女子高生の証言した女性像に当てはまったのは次女であって、林真須美死刑囚と見間違えてしまったことになります。

 

 

 

 

 

 

林真須美は死刑執行されるのか?

 

一連の地下鉄サリン事件で服役していた死刑囚の死刑が執行され、2019年には年号が変わりました。

 

事件の区切りとして「平成のうちに」と囁かれていて、この和歌山毒物カレー事件も区切りをつけるのでは?と言われていました。

 

 

Xデーが迫ってきている?

 

 

しかし、林真須美死刑囚は死刑が確定してから15年以上が過ぎているにもかかわらず、いまだに死刑が執行されていないのは冤罪の可能性があるからだと囁かれています。

 

また、あくまでもネット上での噂話にしか過ぎませんが「真犯人は別にいる」という噂も流れていました。

 

弁護側も、真犯人の手掛かりになるようなものを掴んではいるようですが、裁判ではまだ明らかになっていないとのことです。

 

しかも、警察が「和歌山毒物カレー事件」の真犯人について、本腰入れて追っているとは思えないため、冤罪が証明され、林真須美死刑囚が出所するという確率は極めて低いと言えます。

 

林死刑囚はオウム事件の死刑囚の刑執行に触れ、「次は私 ではないかと思うと、食事も喉を通りません。私は無実です」と訴えた。6、7月に林死刑 囚と面会したという夫(73)も「今でも真須美はやってないと思う」と話した。

 

引用:毒物カレー事件の死刑囚 オウム執行に触れ訴え「次は私では」

 

 

林真須美「1日も早く死刑囚から生還したい」

 

和歌山毒物カレー事件において、再審請求している林真須美死刑囚の支援者集会が大阪市内で開かれ、「1日も早く死刑囚から生還したい」との林真須美死刑囚の手紙が読み上げられました。

 

 

林真須美死刑囚からの手紙

 

 

「有罪の拠り所とされたヒ素鑑定について、京都大学の河合潤教授が鑑定結果を分析し直したところ、当時の結果が否定されたんです」(弁護団関係者)


当初の鑑定では、「犯行に使用された紙コップに付着していたヒ素と、林死刑囚の自宅にあったタッパー容器のヒ素が同一だとされていました。ところが分析の結果、別種のヒ素であることが判明したんです」

 

引用:林真須美死刑囚に吹く「無罪」追い風新展開

 

「09年に林真須美被告の死刑判決が確定しましたが、本人は一貫して無罪を主張。現在、再審請求中です。動機と決定的な証拠がなかったこともあって、林死刑囚を支える支援者も多く、精力的に活動しています」真須美死刑囚の親族の林浩之さんはこう話す。「今回の件は、再審請求にとって追い風になるのは間違いない。ただ、最高裁で棄却されているので、すぐに覆ることはないでしょう。辛抱強くやるしかない」

 

引用:林真須美死刑囚に吹く「無罪」追い風新展開

 

 

 

林真須美の長男の現在…ドキュメンタリー番組出演やTwitterが話題に

 

  • 2018年、林真須美死刑囚の長男が、息子として20年間抱き続けた苦悩をテレビで明かしました。
  •  

「人間として最底辺まで落ちた」…そう語る長男はこの20年近く、「殺人犯(死刑囚)の息子」という重い十字架を背負って人生を歩んできたのでした。

 

 

逮捕後、長男は壮絶な人生を歩んでいた…

 

林真須美死刑囚は逮捕されましたが、当時から一貫して無実を主張しています。

 

カレーにヒ素を混入したのは本当に母なのだろうか?そんな葛藤に苦しみもがき続けた長男が、これまでの壮絶な人生を振り返りました。

 

 

長男に付けられたあだ名は「ポイズン」

 

 

「ママがやったん?」。長男も、こう母親に問いかけたことがあったという。「やるはずがない」。ぴしゃりと否定されたが、結局、事件から約2カ月後、両親は保険金詐欺容疑で和歌山県警に逮捕された。

 

当日は長男の小学校の運動会。前日に、来てくれるかどうかを尋ねる長男に、林死刑囚が「絶対行ってあげる」と応じたのが、逮捕前の最後の会話だったという。

 

引用:和歌山カレー事件・林真須美死刑囚の長男が語った壮絶人生

 

殺人犯の息子という重い十字架を背負うことになった長男を待っていたのは、預けられた養護施設でのいじめだった。同じ施設に入所していた少年らから日常的な暴力を受けたといい、顔に傷ができれば職員らにいじめが発覚することから主に体を狙われ、生傷が絶えなかった。「ポイズン(毒)」。いじめを受けていた少年らからこんなあだ名で呼ばれることもあったという。給食のカレーに乾燥剤を入れられ、気付かずに食べておう吐した

 

引用:和歌山カレー事件・林真須美死刑囚の長男が語った壮絶人生

 

 

婚約者とも婚約破棄に…

 

長男は現在、運送会社に勤務しているとのことです。

 

”カエルの子はカエル” 養護施設にいた頃、言われたというこの言葉…。

 

この悔しさから、「万引一つでもすれば『死刑囚の息子だから』と後ろ指を指される」と道を踏み外さないように生きてきたと語りました。

 

林死刑囚と面会するのは年に1回程度。最後に会った昨年6月には歯が抜け落ちてしまっていた。かつて、報道陣に水をかけた強気な性格は変わらず、「早めに老人ホームに入ったと思っている」とうそぶいていたというが、気丈にふるまうのは子供たちの前だけ。父親には「死刑台に連れて行かれる夢を見る」と弱音を漏らしたこともあったという。

 

引用:和歌山カレー事件・林真須美死刑囚の長男が語った壮絶人生

 

長男は苦しい胸の内をこのように明かしています。

 

「家族だから、母を信じたい思いがある。何度も葛藤を繰り返している」

 

 

長男はTwitterなどで情報を発信し続けている

 

長男は2019年になりTwitterを始め、情報発信もしています。

 

和歌山カレー事件 長男@wakayamacurry

 

 

 

出典:https://www.j-cast.com/

2019年に本も出版

 

長男は、事件のことやその後の自身の半生、家族への思いなどをつづった本「もう逃げない。」を出版。

 

「名前も顔もなるべく出したくない。(本の)表紙も何パターンか作ってもらっている中で一番(顔が)出ていない。つらかったり、悲しかったりしたこと、犯罪加害者家族はこうなるんだ、というのを訴えるのではない。この事件で林真須美の息子ということにずっと束縛され続けて、今後も、あの両親の子どもということで生きていかなきゃいけない。だんだん取材を受けるようになっていって、やっぱり逃げたくなった。ヤフーのコメント欄での厳しめの意見への怖さもあるんですけど、両親の子どもということに逃げずに向き合おうとすることで、自分の人生をリスタート(する)といいますか。この事件を区切らない限り、前に進めないような気がしました」

 

引用:「自分の人生を生きたら」 林死刑囚長男、差し伸べられる手への感謝と「逃げられない」思い

 

壮絶な人生を歩んできた長男ですが、事件や家族と向き合い、母親の無実を信じながら懸命に生きているようです。

 

 

林真須美が起こした「和歌山毒物カレー事件」の現在

1998年に和歌山市園部地区で発生した、毒物カレー事件は発生から20年目を迎えます。


林真須美死刑囚が、カレー鍋に亜ヒ酸を混入し4名を殺害した「和歌山毒物カレー事件」によって、園部地区では現在もなお影響を及ぼしていると言います。

 

 

林真須美の自宅は放火で全焼した…

 

 

林真須美死刑囚は、カレーに亜ヒ酸を混入し4人を殺害した罪で、殺人罪などで死刑が確定
しています。

 

林真須美死刑囚は、裁判で証言した地元住民らを相手取り、損害賠償を求めて提訴していましたが、いずれも棄却されています。

 

住民からは「終わらない事件」に不安の声が挙がっているそうで、地元の小学校では今も給食にはカレーを出していないそうです。

 

 

事件が起きた夏祭りを開催した園部第14自治会は「命日を静かに過ごしたい」という遺族の意向を受け、事件後から営まれていた慰霊祭を2010年から中止しています。

 

現場近くの交番で遺族や被害者の支援を続ける県警OBの相談員、丸山勝さんは「遺族や被害者は表面上は平穏に見えても、悲しみや苦しみは変わらない」と指摘しています。

 

 

ちなみに「和歌山毒物カレー事件」の後、林真須美死刑囚の自宅の壁には誹謗中傷の落書きで埋め尽くされたあげく、何者かによって放火され全焼してしまったそう。

 

そのため、解体され現在は公園に変わっています。

 

 

 

林眞須美の現在① 再審請求が受理される

 

出典:https://www.msn.com/

和歌山地裁に再審請求し受理

 

2021年6月、林眞須美死刑囚が和歌山地裁に再審請求を申し立て、5月31日付で受理されていたことが明らかになりました。

 

林眞須美死刑囚は2009年に死刑確定後、再審請求するも認められず、再審を認めなかった大阪高裁決定を不服として最高裁に特別抗告中でした。

 

 

引用:和歌山毒物カレー事件の林真須美死刑囚、再審請求し受理される

 

再審請求を担当する弁護人は、「4人の死因を立証する証拠が全くなく、事件は第三者の犯行。林死刑囚は無罪だ」などと訴えています。

 

眞須美死刑囚の弁護人、生田暉雄弁護士は同日、記者会見し、こう訴えた。

「これまでのヒ素への疑念を主張している再審とは違い、亡くなった4人の方々の死因に絞って請求しました。本当にヒ素が凶器となった犯行なのか?刑事記録を調べると、捜査当局の捏造した証拠、デタラメな裁判の経緯も明らかになった。日本の司法はこれでいいのかと思い、眞須美死刑囚の再審請求の裁判を引き受けました」

 

引用:林眞須美死刑囚から「長女が亡くなった」と電報 和歌山カレー事件再審請求で弁護人明かす

 

 

林眞須美の現在② 長女が飛び降り自殺・孫2人も死亡

林眞須美死刑囚の長女が子供を道連れに自殺

 

出典:https://www3.nhk.or.jp/

関空連絡橋から母子が飛び降り自殺

林眞須美死刑囚の再審申し立てが明らかになった2021年6月9日、関空連絡橋から母子(37才の女性と4才の女児)が飛び降り亡くなったというニュースが報じられました。

 

「大阪府泉佐野市と沖合にある関西国際空港を結ぶこの橋は高速道路なのに、赤い車は路肩に停車したのです。その車から30代の女性と女の子が降り、そのまま橋の上から約40m下の海面へと飛び降りました」(大阪府警関係者)  目撃者がすぐさま110番通報。大阪府警は約40分後、橋から南に約1km離れた海上で、37才の女性と4才の女児がうつ伏せで浮いているのを発見した。母と娘だった。2人は病院に搬送されたが、死亡が確認された。

 

引用:林眞須美死刑囚の長女が飛び降り、16才孫が自宅死 周囲が見た家庭環境

 

その後、この飛び降り自殺した母子が林眞須美死刑囚の長女と孫である可能性が浮上し、さらに世間に驚きを与えることとなりました。

 

 

自身の長女が変死後に飛び降り自殺

 

林眞須美死刑囚の長女は、結婚し娘(16歳長女)をもうけるも離婚、その後再婚し、再婚相手の連れ子(4歳次女)も含め4人で生活していたようです。

 

6月9日、林眞須美死刑囚の長女は、自身の16歳長女が自宅で黒いものを吐きながら倒れているのを発見。通報後に4歳次女とともに行方をくらまし、関空連絡橋から次女を道連れに飛び降り自殺したと見られています。

 

16歳長女は、病院に搬送後死亡が確認されています。死因は全身打撲による外傷性ショックとのことで、虐待死の可能性も視野に捜査が進められることになりました。

 

また、林眞須美死刑囚の長女の夫は、16歳長女の病院に付き添った後行方がわからなくなっていたようですが、薬物を飲んで自殺を図り、意識が混濁した状態で和歌山市内の路上で発見されたとのことです。

 

37歳女性は、6月9日午後2時20分ごろに自宅から119番。「家に帰ってきたら娘の意識と呼吸がない。血みたいな黒いものを吐いている」と通報した。消防が駆けつけると、倒れている16歳女児のほかに、この37歳女性と4歳の次女、そして女性の夫の4人がいたという。

救急車には夫が同乗。取り乱した様子だった女性は、4歳次女とともに行方がわからなくなっていた。その後、午後4時頃に関空連絡橋から飛び降りたとみられている。

長女の死因は全身打撲による外傷性ショックで、腹部には打撲痕があったほか、全身に複数のあざがあったとも報じられている。過去には虐待を疑われ、児童相談所に通報されたこともあったという。

 

引用:林眞須美死刑囚、“関空連絡橋から長女が飛び降り”一報への肉声

 

衝撃的な報道に情報が錯綜しましたが、林眞須美死刑囚の夫・健治氏は、亡くなったのが自身の長女と孫たちであることを認める発言をしています。

 

死んだBちゃんは長女Aの娘、ワシと眞須美の初孫やろ、居ても立っても居られずに警察に行った。捜査の担当者と話したが、まだ捜査中で、ハッキリとは言えない様子だったが、1時間近く話をした。自殺したのはうちの長女で一緒に亡くなったのはCちゃんであるのは間違いないようだ」

 

引用:【独白】「長女と孫が亡くなった」和歌山カレー事件の林健治さん 16歳孫が変死後、長女が自殺か

 

林眞須美死刑囚も、弁護人に向けて「長女が亡くなったのではないか」という内容の電報を送ったとのことです。

 

「6月13日夜に眞須美さんから長女(Aさん)が亡くなったのではないかという内容の電報が届きました。しかし、まだ面会しておらず、詳細はわからない。しかし、お亡くなりになられたのは間違いなさそうだ」(生田弁護士)

 

引用:林眞須美死刑囚から「長女が亡くなった」と電報 和歌山カレー事件再審請求で弁護人明かす

 

 

まとめ

・林真須美は1998年7月25日に起きた「和歌山毒物カレー事件」の犯人で、現在死刑囚で服役中。

・林真須美には夫と娘3人と息子1人がいるが、息子はドキュメンタリー番組やTwitterで情報を発信している。

・林真須美は状況証拠のみで有罪になっているが、冤罪の可能性もゼロではなく、2021年には再審請求が受理されている。

・林眞須美の長女は、2021年に自身の長女が自宅で変死後、次女(再婚相手の連れ子)を道連れに自殺している。

 

いかがでしたでしょうか?

 

1998年7月25日に起きた「和歌山毒物カレー事件」の犯人・林真須美死刑囚についてまとめました。

 

林真須美死刑囚は、「保険金詐欺事件」を複数起こして総額5億円に及ぶ大金を得た悪党でしたが、カレー事件については冤罪の可能性も指摘されています。

 

事件から20年以上が経過しましたが、林眞須美死刑囚の長女や孫の死で再度話題にのぼることが多くなったこの事件。今後の動向も注目されています。

 

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