芝コートでは無類の強さを誇り、華麗なストロークで多くのファンを魅了するロジャー・フェデラーですが、性格や名言も素晴らしいと話題です。
今回はフェデラーの経歴、性格や名言、年収の秘密、結婚した嫁や子供もまとめました。
この記事の目次
フェデラーのプロフィール
プロフィール
・名前: ロジャー・フェデラー
・英語表記: Roger Federer
・生年月日: 1981年8月8日
・国籍: スイス
・出身地: バーゼル
・身長: 185 cm
・体重: 85 kg
・職業: プロテニスプレイヤー
・利き手: 右
・バックハンド: 片手打ち
・デビュー年: 1998年
芝コートでは無類の強さを誇るフェデラーは、現在歴代最多、グランドスラム通算20回の優勝を誇ります。
1世紀を超えるテニス史の中で、数々の名選手が築いてきた記録を次々と塗り替えてきたことから、史上最高のテニスプレイヤーとの呼び声も高い選手です。
出典:https://number.bunshun.jp/
また、テニス界において絶大な人気を誇ることはもちろん、スポーツ界全体でも名実ともに最高クラスの評価を受けている選手でもあります。
今回は、そんなフェデラーの性格や数々の名言、年収など選手としての側面だけでなく、結婚した嫁や子供など家庭面にも注目してまとめてみました。
フェデラーの性格エピソードまとめ
フェデラーはテニスファンのみならず他のプレイヤーからも尊敬を集めている
テニスプレイヤーの中には、審判に執拗に文句をつけたり、ボールボーイや観客にイライラし、それが露骨に態度に出てしまう選手も少なくありません。
出典:https://www.sankei.com/
ところがフェデラーに関しては、ジュニア時代こそ癇癪を起こしてラケットを叩きつぶしたこともあったようですが、現在は全くと言っていいほどそのような行動を見せることはありません。
そして何より試合後は、勝っても負けても相手選手をリスペクトし、笑顔で声をかけることを欠かさないんですよね。
そんなフェデラーの姿を見て、他のプレイヤーからはもちろんのこと、世界中のテニスファンから尊敬を集めています。
出典:https://www.asahi.com/
特に、フェデラーとその最大のライバルであるナダルは、その美しいスポーツマンシップによってテニス界全体の空気を変えたとまで言われているんですよね。
実際、日本のエース・錦織選手は次のように語っています。
「(殺伐としがちな)テニス界は、トップ2人が礼儀正しいからいい雰囲気になっている」
出典:https://www.tennisworldusa.org/
また、かつては自らも一流のプロテニスプレイヤーとして活躍し、引退後は錦織選手のコーチを務めているマイケル・チャンもこう言います。
「圭のコーチとしてツアーに戻ってきた時、気がついたことがある。それは、プレーヤーズラウンジの雰囲気が、僕の時代よりも随分とリラックスしていることだ。その雰囲気を作っているのは、恐らくはロジャーだ。トップにいる彼がいろんな選手に気さくに話しかけることで、他の選手もその姿勢を見習っているのだろう。」
コートを離れるととっても謙虚で質素なフェデラー
年収については後ほど詳しく見ていくことにしますが、長年世界のプロスポーツ選手の中でもトップクラスの年収を稼いでいるフェデラーは、セレブな持ち物と言えば別荘くらいなのだとか。
出典:https://www.afpbb.com/
さらに、他の選手と同じホテルに泊まっていたり、サインなどをねだられるとどんな時でも快く応じ、たとえ両親の元に届いたファンからのサインを求める手紙にも対応。
なんと1~2ヶ月ほどで、サインと直筆の手紙が届くと言われています。
この点についてフェデラー自身、次のように茶目っ気たっぷりに述べています。
「僕だったら、たかがテニス選手のサインに2年も待ちたくないからね」
出典:https://www.nikkei.com/
ちなみに、フェデラーがスイス代表として出場した北京オリンピックでは、当初選手村に入ったものの、初日にサインを100枚以上、写真を70枚以上求められるという事件が発生!
そのあまりのスゴさに、次の日には盟友ナダルとともに選手村撤退を余儀なくされたとのエピソードもあります。
そんなフェデラーの名言の1つに、次のようなものがあります。
“重要な人間になるのは素晴らしいことだが
素晴らしい人間になることの方が重要だと思うよ。“
出典:https://forbesjapan.com/
まさに、この言葉を地でいくフェデラーなんですよね。折角なので、この機会にフェデラーの名言についてもまとめてみることにしましょう。
フェデラーの名言集
長い選手生活の中で様々な栄光と挫折を経験し、まさにテニス史に残る名選手となったフェデラーが、これまで残した数々の名言のうち、特に印象深いものをピックアップしてみました。
“自分が最高に上手にできることがあれば、それをあきらめようとは思わない - 私にはそれがテニスだった。”
出典:https://tennisnavi.jp/
“努力に逃げ道は無い、努力を愛せ”
“僕はテニスプレーヤーとしての自分のポジションを楽しんでるよ。負ければ批判をされるし、勝っても批判を受ける事もある。そういうのは好きだよ。”
“時折、その日に君より上手くプレーできている相手を受け入れなければ行けない。”
“私はいつでも夢を見ていた。”
“いつだって勝ちたいだろう?だからテニスをプレイするのさ。競技を愛しているし、その時にできるベストを出そうと最善を尽くしているんだ。”
出典:https://twitter.com/
最後に、フェデラーのプレイスタイルを如実に表している名言がこちら。
“尊敬でプレーして、優美に勝つ”
フェデラーの年収の秘密 【2020年世界で最も稼ぐスポーツ選手に】
2020年、フェデラーが世界で最も稼ぐスポーツ選手に
2020年5月29日、米経済誌「フォーブス(Forbes)」は、2020年版の“世界で最も稼ぐスポーツ選手”を発表。
なんとテニス選手で初めて、ロジャー・フェデラーが年収1億630万ドル(約115億円)で首位を獲得したのです。
出典:https://www.afpbb.com/
テニス選手が首位を獲得したのは、フォーブスが1990年の調査開始以来初めての快挙でした。
しかし、実はこれにはワケがあって、昨今の新型コロナウイルスの世界的な流行により、世界各地でスポーツイベントが中止されたため、上位選手の年収が軒並み激減したからなんですよね。
これまでツートップを堅持してきた、サッカーの世界的スター選手である“クリロナ”ことクリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシは、2位と3位に転落しています。
そして、彼らに代わって前年5位から首位に浮上したのがフェデラーだったのです。
スポンサー収入だけ見ればフェデラーがダントツ
では、同じプロスポーツ選手なのに、なぜフェデラーは新型コロナウイルスの影響をあまり受けなかったのでしょうか?
それは、スポンサー収入に秘密があるみたいなんですよね。
ちなみに、2位のクリスティアーノ・ロナウドの年収総額1億500万ドル(約113億円)のうち、スポンサーからの収入は約4500万ドル(約48億円)。
3位のリオネル・メッシは、年収総額1億400万ドル(約112億円)のうち、スポンサー収入は3200万ドル(約34億円)でした。
出典:https://twitter.com/
一方、フェデラーの年収総額1億630万ドル(約115億円)のうち、ツアー賞金は630万ドル(約6億8,000万円)に過ぎず、残りの約1億ドル(約108億円)がスポンサー収入だそう。
新型コロナウイルスの感染拡大により、テニスの試合も例に洩れず、ことごとく中止に追い込まれました。
しかし、ことフェデラーに関しては年収に占めるスポンサー収入の割合が大きく、収入減が他のスポーツ選手に比べると非常に少なかったわけです。
出典:http://blog.livedoor.jp/
ちなみに、フェデラーがスポンサー契約を結んでいるブランドは…
・ロレックス(高級時計)
・モエ・エ・シャンドン(高級シャンパン)
・メルセデスベンツ(高級自動車)
・クレディ・スイス(富裕層向け金融機関)
・リンツ(高級チョコ)
・ユーラ(高級コーヒーマシン)
・ネットジェッツ(プライベートジェット)
などなど、世界的トップブランドが名を連ねています。
このため、フェデラーはテニス史上最も商業的に成功した選手であると言えそうですね。
フェデラーが一目惚れして結婚した嫁は元プロテニスプレイヤー
フェデラーは、2000年のシドニー五輪で出会った、3歳年上の女子プロテニスプレイヤーだったミロスラヴァ・”ミルカ”・ヴァヴリネックさんと交際、9年後の2009年4月11日に結婚します。
フェデラーの嫁・ミルカのプロフィール
プロフィール
・名前: ミロスラヴァ・ヴァヴリネック
・愛称: Mirka(ミルカ)
・生年月日: 1978年4月1日
・出身地: チェコスロバキア・ボイニツェ
・国籍: スイス
・身長: 174cm
・職業: 元女子プロテニスプレイヤー
・WTA最高ランク: シングル76位
ミルカさんは、チェコスロバキア出身で2歳の時にスイスに亡命しています。
本人はバレリーナを夢見ていたそうですが、9歳の時に父親がナブラチロワに懇願してテニスレッスンをしてもらったのだとか。
このエピソード1つとっても、ミルカさんの実家がいかに裕福だったかがわかりますね。
あのナブラチロワの指導を受け、テニスの才能を見抜かれたミルカさんは、15歳でスイスのジュニア大会で優勝。
1998年にプロに転向すると、2000年のシドニー五輪にスイス代表として出場するのですが、この大会で運命の出会いを果たすことになります。
フェデラーと嫁・ミルカの馴れ初めはシドニー五輪
2000年のシドニー五輪に、同じくスイス代表選手として出場したフェデラーとミルカさん。
選手村でミルカさんに出会ったフェデラーが彼女に一目惚れし、大会直後から交際を始めたそうです。
出典:http://tennisdouga.jp/
この時のフェデラーは、「もはやテニスなんてどうでも良い!」ってくらいの一目惚れだったようです。
「彼女を取るかテニスを取るか選べと言われたら、僕はシドニーを去る事を選ぶね」という程の熱の入れ様で彼女に一目惚れ
引用:ミロスラヴァ・ヴァヴリネック – Wikipedia https://ja.wikipedia.org/
出典:https://tageswoche.ch/
その後、2001年の全米オープンでは3回戦進出を果たしたミルカさんでしたが、持病だったかかとの故障が悪化し、もはや競技を続けることが難しい状態に…。
そのことがショックでうつ病になったミルカさんは、8ヶ月に渡って無気力な状態で家に閉じこもる日々が続いてたそうです。
それを見かねたフェデラーが、ミルカさんに自身専属のツアー帯同広報とマネージャーになってくれないかともちかけ、ミルカさんがこれを受諾。
これによって、彼女はテニス選手としての現役引退を決意したそうです。
出典:https://twitter.com/
後にミルカさんは、当時を振り返って、次のようにフェデラーへの感謝の言葉を述べています。
「このオファーはロジャーが私に与えてくれた最大限のサポートだった。彼は私に再びテニスに関わる人生を与えてくれた。彼の勝利は私達の勝利になった」
引用:ミロスラヴァ・ヴァヴリネック – Wikipedia https://ja.wikipedia.org/
出典:https://twitter.com/
フェデラーは9年間の事実婚状態を経て2009年にできちゃった結婚
その後、9年間の事実婚状態を経て、2009年にフェデラーとミルカさんは結婚するのですが、結婚と出産がほぼ同時期だったことから、日本風に言えば“できちゃった結婚”だったようですね。
出典:https://wikiwiki.site/
身内だけを招待して行われた結婚式も、フェデラーらしくとっても質素でアットホームなものだったそうですが、フェデラーは感極まって泣いちゃったそうです。
フェデラーの嫁・ミルカの“大阪のおばちゃん風”セーターが話題に
一流のプロテニス選手の嫁と言えば…その多くがモデルようにスタイル抜群でとびっきりの美人だったりします。ほんの一例を挙げてみると…
そんな他の選手たちの美しすぎる嫁に対して、フェデラーの嫁・ミルカさんが超絶話題になったファッションがこちら。
フェデラーのプレイよりも、嫁・ミルカさんの“大阪のおばちゃん風”セーターに注目が集まったのです(笑)
ちなみに…このセーター、実はGUCCI製で、お値段はなんと20万円以上もするのだとか!
色合いといい大胆極まりないデザインといい、果たしてこのセーターを着て“大阪のおばちゃん”に見えないセレブがいるのか…。
はなはだ疑問ではありますが、このセーターをチョイスしたミルカさんの洒落っ気に拍手を送りたい気分ではあります(笑)
フェデラーと嫁の子供は珍しい2組の双子ちゃん
フェデラーと嫁・ミルカさんの間には、結婚した2009年の7月23日に、1組目の双子の子供が誕生しています。
1組目の双子ちゃんは、一卵性双生児で、それぞれミラ・ローズ(Myla Rose)ちゃん、シャーリーン・リヴァ(Charlene Riva)ちゃんと名付けられました。
出典:http://blogimg.goo.ne.jp/
1組目の双子ちゃんが誕生した5年後の2014年5月6日には、またまた双子の子供が誕生しているんですよね。
今度は2卵生の男の子の双子で、それぞれレニーくん、レオくんと名付けられました。
出典:http://derdiedas.jp/
同じ夫婦に2組の双子ってだけでも珍しいですが、2組の双子が一卵性と二卵性ってかなり珍しそうですね。
出典:https://ameblo.jp/
出典:https://www.pinterest.jp/
“ずっと叶えたい夢が合ったんだ。世界ランク1位になったら、出来るだけ早く子供が欲しかった。そうすれば子供達は僕のプレーを見れるでしょ?”
どうやらフェデラーの夢は叶ったようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
芝コートでは無類の強さを誇り、片手バックハンドから繰り出される華麗で華やかなストロークで多くのテニスファンを魅了するロジャー・フェデラー。
史上最高のテニスプレイヤーとの呼び声も高いフェデラーについて、性格や数々の名言、年収などの選手の側面だけでなく、結婚した嫁や子供など家庭面にも注目してまとめてみました。
出典:https://cyclestyle.net/
2020年6月10日、同年3月に受けた右膝手術の影響で、2020年シーズンいっぱいの離脱が発表されました。
今回の発表により、引退に関する憶測が生まれる可能性が高いと言われていますが、再びフェデラーが芝のコートに戻ってくることを期待しつつ、この記事を締めくくりたいと思います。