テレビ番組を製作する番組スタッフはいかに視聴者を獲得するかを日々考えていますが、これまで番組を盛り上げることに必死になりすぎた結果やらせや事故を招き打ち切りとなった番組もあります。
今回は衝撃的な打ち切りを遂げた番組をランキング形式でご紹介します。
この記事の目次
衝撃的な打ち切り番組ランキング最新版30位〜26位
30位:二重まる健康テレビ
出典:https://japaneseclass.jp/
番組名:二重まる健康テレビ
放送期間:1998年1月〜2001年4月
放送局:日本全国の地方民放テレビ局
出演者:玉利かおる、小野ヤスシ
「二重まる健康テレビ」は、1997年10月に福岡に本社が設立された健康食品販売会社・アサヒ緑健が企画、制作にあたったテレビショッピング番組。
同社のテレビショッピング番組の第1号で、1998年から全国で放送が開始されました。
司会はキャスターの玉利かおると俳優でタレントの小野ヤスシが務め、毎回超名人ゲストを招いて健康の秘訣などについて語ります。
アサヒ緑健が製造、販売している大麦若葉を使用した「緑効青汁」などの商品を紹介し、本番組の効果で2000年には年商60億円まで業績を伸ばしました。
しかし、2001年厚生労働省より「放送内容が薬事法に違反している恐れがある」として、番組放送中止を通告。
アサヒ緑健はこの通告を重く受け止め、2001年4月をもって番組打ち切りを決定しました。
29位:ぴーかんバディ
出典:http://blog.hitachi-net.jp/
番組名:ぴーかんバディ
放送期間:2006年4月22日〜8月12日
放送局:TBS系列(テレビ山口を除く)
出演者:福澤朗、川田亜子、ほか
番組タイトルにある「ぴーかん」は「快晴」を意味する撮影用語で、「バディ」は「body」と「buddy」をかけて、「健康で美しい体を目指す人の相棒になりたい」という意味を込めつけられました。
毎回、医師やトップモデルを招いて健康のノウハウや体に関する疑問を解決する健康美容番組。
司会には元日本テレビアナウンサーの福澤朗、アシスタントにはTBSアナウンサー川田亜子が務めました。
若い女性から主婦層を中心に人気を集めていましたが、5月6日の放送で「白いんげんを使ったダイエット法」を紹介したところ、紹介されたダイエット法を試した視聴者から下痢や嘔吐を訴える苦情が650万件以上も寄せられる事件が起こります。
豆が十分に加熱されていない状態であったため胃や腸の粘膜に炎症を起こした可能性が高いとしており、この事態に、総務省は重い行政処分を下し番組は打ち切りとなりました。
28位:超近未来遭遇!!どーなるスコープ
出典:https://rank1-media.com/
番組名:超近未来遭遇!!どーなるスコープ
放送期間:1992年4月〜12月
放送局:読売テレビ、広島テレビ
出演者:ラサール石井、わかぎえふ、大桃美代子
毎回、次の放送日までに起こる出来事について出演者たちが参考資料のビデオを見ながら予想するという番組。
また視聴者からも予想をハガキを通じて随時募集していました。
しかし1992年11月8日に放送された「出張アンケート・看護婦さん大会」でやらせ行為があったことが発覚。
女性看護婦を呼んで座談会を行うという企画内容でしたが、実際には看護学生やアルバイトなどの「替え玉」を出演させていました。
やらせ発覚により12月をもって番組打ち切りとなりました。
27位:クイズヘキサゴンⅡ
出典:https://natalie.mu/
番組名:クイズヘキサゴンⅡ
放送期間:2005年10月19日〜2011年9月28日
放送局:フジテレビ系列
出演者:島田紳助、中村仁美、ほか
前身番組であった「クイズヘキサゴン」の視聴率低迷を理由に番組がリニューアルされ、「クイズヘキサゴンⅡ」とタイトルを改めゴールデンタイムに進出。
出演者の珍回答とそれを弄る島田紳助との掛け合いが話題となり、3時間スペシャルでは視聴率20%を超える人気クイズ番組となりました。
また島田紳助がプロデュースを務め、出演者同士がユニットを組み歌手デビューすると「紅白歌合戦」にも出場するなど、まさに「おばかブーム」を巻き起こすほどの人気を集めました。
しかし2011年8月23日、島田紳助が暴力団との黒い交際が報道されたことにより芸能界引退を発表し、これに伴い島田紳助が出演していた収録済みの会は全てお蔵入り。
その後、司会は出演者により代理で行われましたが、やはり島田紳助のイメージが強すぎるため2011年9月28日をもって番組の打ち切りが発表されました。
26位:ウォンテッド
出典:https://rank1-media.com/
番組名:ウォンテッド
放送期間:1998年4月17日〜1999年3月12日
放送局:フジテレビ系列
出演者:島田紳助、柴田理恵、ほか
番組が開始した当初は「ウォンテッド‼︎13人の金曜日」というタイトルの生放送番組でしたが、後半は「ウォンテッド‼︎」となり収録番組に変更され、色々な悪事や問題に対して芸能人がトークを繰り広げる番組でした。
1999年1月29日に放送された回で、看護婦が意識のない患者を暴行する場面が放映され、視聴者から苦情が殺到。
看護婦に対する悪いイメージを作り上げたとして、日本看護婦協会からも抗議があったことを受けて、2月12日放送回の冒頭でお詫びが放送されました。
しかし筆頭スポンサーであったライオンや、いち部のスポンサーの消極的な対応により、フジテレビは番組の打ち切りを決定しました。
衝撃的な打ち切り番組ランキング最新版25位〜21位
25位:松井誠と井田國彦の名古屋見世舞
出典:https://matome.naver.jp/
番組名:松井誠と井田國彦の名古屋見世舞
放送期間:2009年1月8日〜1月29日
テレビ局:テレビ愛知
出演者:松井誠、井田國彦、稲葉寿美
松井誠と井田國彦が司会を務める、ゲストを招いて演劇論や私生活の出来事についてトークを繰り広げる深夜のトーク番組。
しかし、番組制作会社の不祥事によりわずか4回の放送で番組は打ち切りとなり、比較的短命である深夜番組の中でも最短クラスでの打ち切りとなりました。
その不祥事とは、2回目の放送「美穂の美人伝」でやらせ行為があったことが視聴者からの問い合わせで発覚。
井田國彦と矢部美穂が名古屋の観光地で通行人にインタビューをするという企画でしたが、あとのスケジュールのため、スタッフが通行人を装ったことを認め謝罪しました。
24位:イチハチ
出典:https://seido-gsj.jp/
番組名:イチハチ
放送期間:2009年10月28日〜2011年3月30日
放送局:TBS系列
出演者:浜田雅功、藤本美貴、ほか
「THE 1億分の8」という番組名から、通称名「イチハチ」が採用され2010年4月28日放送分からタイトルが変更されました。
毎回、日本国民の中で非常に特殊な条件や事情であると考えられるテーマを設定し、そのテーマに当てはまる人の中から特に個性の強い8人をスタジオに招くというバラエティ番組。
司会にはダウンタウンの浜田雅功と藤本美貴が務め、毎回豪華な著名人がゲストパネラーとして出演。
当初は一般人から8人を選出していましたが、番組名が「イチハチ」となって以降は芸能人の中から選出し、No. 1を決めるという構成になりました。
しかし2011年1月12日放送回で実業家兼タレントの夏波夕日の自宅として紹介された家は「所有者は別」と関係者から指摘があり、調べたところ「事実とは異なる放送をした可能性が高い」と判断され、謝罪とともに番組の打ち切りを決定。
23位:芸能★BANG+
出典:https://a19750601.exblog.jp/
番組名:芸能★BANG+
放送期間:2011年10月7日〜2012年7月17日
放送局:日本テレビ系列
出演者:徳井義実、後藤輝基、SHELLY
2012年3月19日までは「芸能★BANG‼︎」というタイトルでしたが、4月10日より放送枠が拡大されたため「芸能★BANG+」にタイトル変更。
各界の芸能ツウが集まって芸能界のゴシップネタで盛り上がるバラエティ番組でした。
2012年5月4日に放送された「緊急放送!芸能BANGゴールデン離婚占い借金…ニュースの主役vs最強記者軍団」では、当時マスコミを騒がせていたオセロ・中島知子の占い師による洗脳騒動を取り上げました。
番組中には「オセロ中島騒動の同居占い師まもなくスタジオに登場」などのテロップをだしていましたが、実際にスタジオに登場したのは、中島と同居していた占い師と同居経験のある占い師で、問題の占い師本人ではありませんでした。
視聴者からの苦情が殺到し、「誤解を招きかねない表現があった」と謝罪し、番組終了に伴う挨拶やテロップもないまま急遽番組が打ち切られました。
22位:3B juniorの星くず商事
出典:https://archives.bs-asahi.co.jp/
番組名:3B juniorの星くず商事
放送期間:2015年1月25日、2月1日
放送局:BS朝日
出演者:3B junior
番組の設定で、夢を提供する企業である「星くず商事」の新入社員として「3B junior」のメンバーたちがここのスキルアップのために様々なことに挑戦していく番組。
スターダストプロモーションの女性タレントで構成された3B juniorの初の冠番組でしたが、番組内で起きた事故のため番組は打ち切り。
その事故というのは、メンバー26人が5人人組となり、ヘリウムガスを使用した声を変えるパーティグッズを吸引するゲーム中、メンバーの一人が倒れ救急搬送されました。
グッズに「大人用」と書かれているのをスタッフが見逃しており、大量吸引したことが原因とみられており、この事故を受けて放送は打ち切られました。
21位:みごろ!たべごろ!デンセンマン
出典:https://middle-edge.jp/
番組名:みごろ!たべごろ!デンセンマン
放送期間:2003年10月5日〜11月2日
放送局:テレビ朝日
出演者:小松政夫、ほか
「みごろ!たべごろ!ナントカカントカ」として放送されていたものが、2003年10月5日からリニューアルされ「みごろ!たべごろ!デンセンマン」とタイトルを変更。
小倉優子などのグラビアアイドルが多数出演しており、リニューアル前とは少し異なる内容で放送されていました。
番組公式サイトに「番組を応援してくれる方を募集!!ビデ○リサーチの視聴率を取る機械を持っている人!大歓迎」と記載したことが不適切であるとしてページの削除を命じられました。
これを受けてたった5回の放送で番組は打ち切りとなりました。
衝撃的な打ち切り番組ランキング最新版20位〜16位
20位:素敵にドキュメント
出典:https://mixi.jp/
番組名:素敵にドキュメント
放送期間:1987年10月23日〜1992年9月25日
放送局:朝日放送
出演者:江森陽弘、山瀬まみ、逸見政孝
元々はドラマ枠であった金曜21時をドキュメンタリー枠に転向して放送が開始。
放送開始当初は江森陽弘が司会を務め、1988年に山瀬まみが加わり、翌年には逸見政孝に司会を交代しました。
当時の時の人を追跡した回や、社会派の問題を取り上げた回、季節の話題など放送される内容は数多くのテーマを取り入れていました。
1992年7月17日に放送された「女性の性行動」をテーマにした回で、ナンパ行為を取り上げた映像に登場した女性は無名のタレントであったことからやらせ行為が発覚。
司会の逸見政孝はこのやらせ行為発覚に激怒し、視聴者に謝罪するとともに番組降板を発表、それとともに番組は消滅することとなりました。
19位:年中夢中コンビニ宴ス
出典:https://ja.wikipedia.org/
番組名:年中夢中コンビニ宴ス
放送期間:2000年10月14日〜2001年3月17日
放送局:テレビ朝日系列
出演者:みのもんた、丸川珠代、大木凡人
コンビニチェーン「ポプラ」の協力の元、コンビニエンスストア「ドンチッチ」を実際に開店し、大木凡人が店長を務めタレント軍団で新商品を開発していくというバラエティ番組。
2001年2月に人気商品ランキングを紹介した際に、「伊藤園」のウーロン茶を紹介。
番組のスポンサーであるコカ・コーラは、「一部商品において伊藤園と競合している」という理由から番組に抗議し、この騒動が原因となり番組は打ち切りとなりました。
18位:雲と波と少年と
出典:https://kumonami.exblog.jp/
番組名:雲と波と少年と
放送期間:2003年1月18日〜2月22日
放送局:日本テレビ系列
出演者:桜井幸子、進藤晶子
「電波少年に毛が生えた最後の聖戦」が1クールで終了し、これに代わって2003年春までのつなぎの番組として放送が開始。
桜井幸子と進藤晶子が司会を務め、「癒し」をテーマにしたVTRを見ながらスタジオトークを繰り広げる番組でした。
第一回放送の「屋久島便り」の制作スタッフの1人が飲酒運転による死亡事故を起こしたことにより、「屋久島便り」はたった一回の放送で打ち切り。
視聴率5%という低迷もあいまってわずか6回の放送で番組は終了となりました。
17位:ピエール瀧のしょんないTV
出典:https://yumochiblog.com/
番組名:ピエール瀧のしょんないTV
放送期間:2010年3月17日〜2019年3月8日
放送局:静岡朝日テレビ
出演者:ピエール瀧、広瀬麻知子
ピエール瀧らが、静岡県内のマニアックな場所やサブカルチャー的なスポットを巡る番組で、「しょんないことに真実がある」をキャッチフレーズとした大人の社会科見学的な番組。
2012年までは月1回の放送でしたが、2013年1月は週1回のレギュラー放送になるなど人気を集めていました。
しかし2019年3月12日、司会を務めるピエール瀧がコカインを使用したとして麻薬取締法違反の容疑で逮捕されたことを受け、翌日に番組打ち切りを発表。
同年4月からゴールデンタイムへの昇格が予定されていたものの全て白紙となり打ち切りとなったためファンには衝撃が走りました。
16位:愛する二人別れる二人
出典:https://blogs.yahoo.co.jp/
番組名:愛する二人別れる二人
放送期間:1998年10月19日〜1999年11月8日
放送局:フジテレビ
出演者:みのもんた、美川憲一、ほか
一般から募集した夫婦に結婚生活の続行か離婚かを選択させるというシビアな番組で、毎回重苦しい雰囲気の中で行われるトークはかなり過激なものでした。
夫と妻の不倫相手がつかみ合いになったり、出演者からの発言に出演者が激怒して物を投げつけるのをスタッフが制止するという感じで番組は進んでいきます。
放送開始当初から不自然な演出が指摘を受けており、度々やらせ疑惑が起こっていました。
そんな中、番組に出演した女性の一人がのちに自殺し発見された際に、遺書に番組での行動が「やらせ」であったと書かれていたことから実際にやらせ行為が行われたことが発覚。
この事実を受けスポンサーが打ち切りを要求し、高視聴率番組ではあったものの放送内容に問題がありすぎるという理由から番組は打ち切りとなりました。
衝撃的な打ち切り番組ランキング最新版15位〜11位
15位:フットボール汗
出典:https://ameblo.jp/
番組名:フットボール汗
放送期間:2004年4月〜2005年3月
放送局:テレビ大阪
出演者:フットボールアワー
「フットボールアワー」の初の冠番組で、スポーツニュースが放送されていた水曜の深夜枠の差し替え番組として開始されました。
同番組の「のんちゃんの100人とキス」という、街頭で岩尾望とキスしてくれる女性を探すというコーナーのロケで、岩尾から無理やりキスされそうになったと抗議があったことが発覚。
その女性の彼氏が激怒して抗議をしてきたことにより、番組は打ち切りとなりました。
14位:教えて!ウルトラ実験隊
出典:http://www.geocities.jp/
番組名:教えて!ウルトラ実験隊
放送期間:2004年10月12日〜2005年2月8日
放送局:テレビ東京
出演者:南原清隆、大橋未歩、ほか
司会を南原清隆、アシスタントを大橋未歩が務める情報バラエティ番組。
日常に起こる現象を科学的に調査して、何気ない日常生活の疑問を解決していくという内容でした。
2005年1月25日に放送された、花粉症対策を取り上げた回で千葉大学で臨床実験が行われていた「舌下減感作療法」を紹介。
しかし、2週間は必要な実験を実際には行っておらず、治療を受けていない人物に虚偽の証明をさせ、2週間で効果が現れたように放送した事実が発覚。
これを受け番組の打ち切りと、局幹部4人の処分が発表されました。
13位:フードバトルクラブ
出典:https://matome.naver.jp/
番組名:フードバトルクラブ
放送期間:2001年〜2002年
放送局:TBS系列
出演者:安住紳一郎、太田真一郎、ほか
「大食いブーム」の全盛期を迎えていた2001年春、「最強のフードファイター」を決めるというコンセプトで番組が開始。
「大食い」「早食い」といったブームに乗って大人気を博した番組でしたが、2002年に愛知県の中学生が給食のパンを早食い競争した結果、喉に詰まらせて死亡するという事故が発生したことを受け放送を自粛、そのまま打ち切りとなりました。
ほかの大食い選手権や早食い選手権などの番組を放送自粛を決め、「大食いブーム」は終焉を迎えました。
12位:フードファイト
出典:https://matome.naver.jp/
番組名:フードファイト
放送期間:2000年7月1日〜9月16日
放送局:日本テレビ系列
出演者:草彅剛、深田恭子、筧利夫、ほか
2000年夏クールの土曜枠連続ドラマで、主演を草なぎ剛が務め、ほか深田恭子や筧利夫などの豪華俳優陣が出演した高視聴率ドラマ。
孤児院出身の主人公は本来は清掃員だが、政界の大物だけが参加できる大食い賭博ゲーム「フードファイト」のフードファイターとしての顔も持つという内容。
大人気を博ししスペシャルドラマも2度にわたり放送されましたが、前述の中学生が早食い競争をして死亡した事件を受けて、それ以降は放送を自粛。
また出演していたいしだ壱成の大麻所持による逮捕、第8話でゲスト出演していた羽賀研二も詐欺により逮捕されたことでドラマはお蔵入りとなりました。
11位:しくじり先生!俺みたいになるな
出典:https://www.tv-asahi.co.jp/
番組名:しくじり先生!俺みたいになるな
放送期間:2014年10月3日〜2017年9月24日
放送局:テレビ朝日系列
出演者:若林正恭、吉村崇、ほか
「人生を盛大にしくじった人から『しくじりの回避法』を学ぼう!」という理念のもと、毎回「しくじり先生」としてゲストが自分の言動の問題点と教訓を
生徒役のゲストたちに授業形式で披露する番組。
3回の特番からレギュラーに昇格し、また深夜からゴールデンへの昇格も果たした人気番組となりましたが、2017年10月改変で打ち切りが決定。
この打ち切りに関しては理由は明かされておらず、2019年4月2日から深夜枠でレギュラー番組として再開しています。
この突然の打ち切りと再開には疑問の声が多く、理由としては中田敦彦に原因があるのではという噂です。
番組内の「しくじり偉人伝」というコーナーを担当し人気を集めた中田敦彦ですが、授業冒頭で吉本興業の先輩でもある松本人志を批判したと思われる発言があり、これに吉本の上層部が激怒。
謝罪を求めたものの中田が拒否したため、その制裁として番組の打ち切りが決定したという憶測が飛んでいます。
衝撃的な打ち切り番組ランキング最新版10位〜6位
10位:アフターヌーンショー
出典:https://aucfan.com/
番組名:アフターヌーンショー
放送期間:1965年4月5日〜1985年10月18日
放送局:テレビ朝日
出演者:榎本猛、桂小金治、ほか
20年という長きにわたって放送されたお昼のワイドショー番組。
正月3が日も放送され、民放のワイドショーで初めて「紅白歌合戦」の突撃取材を行うなど、情報番組としては長い放送期間の中で様々な歴史を生みました。
1985年8月3日、「激写!中学女番長!!セックスリンチ全告白」と題して、多摩川でバーベキューをしていた十数人の少女のうち5人が暴走族にリンチされ怪我をさせられた一部始終を放送。
しかし、これは番組ディレクターが暴走族にリンチを指示した演出であったことが発覚し、さらには10月15日に少女の母親が自殺したことが判明し前代未聞の不祥事となりました。
ディレクターは女同士の暴力シーンが見たいと、暴走族の男の仲間である女子二人に話を持ちかけ、放送終了後には10万円の謝礼を支払いました。
「やらせ」という用語が浸透するきっかけとなる出来事で、番組はレギュラー陣が降板し打ち切り、当該ディレクターの逮捕が伝えられました。
9位:ほこ×たて
出典:http://jin115.com/
番組名:ほこ×たて
放送期間:2011年10月16日〜2011年10月20日
放送局:フジテレビ系列
出演者:タカアンドトシ、宮澤智、ほか
相反する二つのものを戦わせ白黒決着をつけるというバラエティ番組で、故事「矛盾」にちなんで各分野の最強を決定する対決を行う内容。
2度の特番を経てレギュラーに昇格、深夜からゴールデンへの昇格を果たしました。
しかし何度もやらせ行為が行われていたことが発覚し2013年10月20日の放送をもって放送打ち切りとなりました。
やらせ発覚に至った経緯として、2013年10月20日に放送された「スナイパー軍団vsラジコン軍団」において、出演したラジコン会社「ヨコモ」の高坂正美が、放送内容は編集により捏造されたものであると告白。
これを受けて調査した結果、過去にもやらせ行為が行われていたことが発覚し番組の打ち切りを決定しました。
8位:SmaSTATION
出典:http://jin115.com/
番組名:SmaSTATION
放送期間:2001年10月13日〜2017年9月23日
放送局:テレビ朝日系列
出演者:香取慎吾、大下容子、ほか
メイン司会を香取慎吾が務め、日本や世界の情報を取り上げる教養バラエティ番組。
2007年頃までは一般的な情報番組で取り上げる時事ネタやニュースではなく、香取が興味を持っている事柄や人物についての特集が多く組まれており、2007年以降は一般的な情報番組になりました。
16年も続いた長寿番組でしたが、SMAPの解散に伴い香取慎吾がジャニーズ事務所を退社することが決定したことで、今後の香取慎吾の活動が不透明であるという理由から番組の打ち切りが決定。
香取本人は番組の打ち切りを誌面で知ったといい、SMAPの解散騒動の渦中で物議を醸しました。
7位:カミングダウト
出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/
番組名:カミングダウト
放送期間:2004年4月3日〜2005年2月15日
放送局:日本テレビ系列
出演者:佐藤祐造、永井大、谷原章介
プレイヤーとして登場するゲストは、毎回真実とウソどちらかを語り、敵のウソを見抜く「洞察力」、自分のウソを見抜かせない「演技力」、そして「かけひき」で繰り広げられる「騙し合いカードバトル」。
2005年2月15日にゲストとして出演したあびる優が「集団窃盗でお店を潰したことがある」という「真実」を告白。
窃盗の詳しい内容を語り、犯罪行為をクイズの題材にしたと苦情が殺到。
これを受けて番組は打ち切り、あびる優は無期限の芸能活動休止が決定しました。
6位:ダウンタウンのごっつええ感じ
出典:https://renote.jp/
番組名:ダウンタウンのごっつええ感じ
放送期間:1991年12月8日〜1997年11月2日
放送局:フジテレビ系列
出演者:ダウンタウン
ダウンタウンの代表的な冠番組の一つで、出演していた今田耕司、東野幸治、YOU、篠原涼子などがその名を全国に知らしめるきっかけとなった番組。
番組内で繰り広げられるコントが人気を集め、平均視聴率は最も高かった年で18.9%を誇る人気番組でした。
1997年9月28日、2時間スペシャルが放送される予定で、その日に合わせて番組の人気キャラクターのCD発売も行われました。
しかしフジテレビは急遽セ・リーグ優勝決定戦の中継番組に差し替え、スペシャルの放送を翌週に繰り越す決定をしました。
これ関してダウンタウンは一切事前連絡もなく、スペシャルはCD発売に合わせた内容にもなっていたため、松本が激怒しフジテレビ出演番組の収録ボイコットを決行。
フジテレビと松本の関係悪化により番組の打ち切りが決定しました。
衝撃的な打ち切り番組ランキング最新版5位〜1位
5位:発掘!あるある大辞典
出典:https://www.youtube.com/
番組名:発掘!あるある大辞典
放送期間:1996年10月27日〜2004年3月28日
放送局:フジテレビ系列
出演者:堺正章、ヒロミ
暮らしにまつわる生活情報を提供する情報番組で、健康や食に関するテーマを多く扱いました。
関西テレビの冠番組として人気を博しましたが突然の番組打ち切りが発表されました。
2007年1月7日放送回で納豆のダイエット効果について取り上げ、翌日から全国各地のスーパーで納豆が売り切れる大騒動が起きました。
この騒動に不自然さと疑問の念を抱いた週刊新潮が取材を重ねたところ、納豆によるダイエット効果はデータ捏造が行われており、また流通サイドには放映内容が事前に知らされていたことも明かされました。
この捏造問題を受けて番組は打ち切り、科学誌「ネイチャー」でも取り上げられるほどの社会問題となりました。
4位:ぴーかんテレビ
出典:https://matome.naver.jp/
番組名:ぴーかんテレビ
放送期間:1998年3月30日〜2011年8月4日
放送局:東海テレビ
出演者:小田島卓男、稲葉寿美、ほか
月曜から金曜日まで帯で生放送で行われており、主婦をターゲットにした情報番組。
放送終了時点で3620回に登る放送回数と、同局の帯番組の中では歴代最高の平均視聴率を記録した年もある人気番組でした。
2011年8月4日、「しあわせ通販」のコーナーで秋田県産稲葉うどんの通販を放送している途中に、コーナーとは無関係の「岩手県産のお米・ひとめぼれ3名プレゼント」の当選者発表画面に切り替わってしまいました。
怪しいお米セシウムさん
怪しいお米セシウムさん
汚染されたお米セシウムさん
本来、「怪しいお米」「汚染されたお米」の部分に当選者の住所、「セシウムさん」には当選者名が記載されるはずでした。
この不適切な放送事故が原因で番組の打ち切りが決定しました。
3位:ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!
出典:https://www.hachi8.me/
番組名:ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!
放送期間:1990年10月13日〜1993年6月26日
放送局:フジテレビ系列
出演者:ウッチャンナンチャン
「ウッチャンナンチャンの誰かがやらねば!」のリニューアル番組で、ウッチャンナンチャンの代表的な冠番組の一つであるコント番組。
本番組から多くの名物キャラクターが誕生し、老若男女問わず高い人気を集めました。
1993年6月24日、人気コーナー「やるやらクエストⅡ」の収録中にゲストとして出演していた香港のロックバンド「beyond」のメンバーであった黄家駒がセットから足を滑らせ転落し頭を強打。
重体で病院に搬送され、6月26日の放送冒頭では事故に関するお詫びと、黄家駒の回復を祈る文面テロップが表示され通常放送されましたが、6月30日、搬送先の病院で黄家駒が死亡。
7月2日、ウッチャンナンチャンが記者会見を開き、涙ながらに謝罪しその後番組は打ち切られました。
2位:筋肉番付
出典:https://wowma.jp/
番組名:筋肉番付
放送期間:
(金曜深夜)
1995年7月8日〜1995年9月16日
(土曜ゴールデン)
1995年10月14日〜1998年3月14日
1998年4月11日〜2002年5月4日
放送局:フジテレビ系列
深夜の30分番組から土曜のゴールデンタイムに60分番組として昇格。
毎回プロのスポーツ選手や一般の参加者が、スポーツを基にした様々な競技に挑戦する番組で、番組内の競技がゲーム化されたこともありました。
7年に渡り放送され人気番組なっていましたが、2002年5月5日新企画の障害物競技「力島」の収録中に水路を球に乗って渡る「ロックバレー」という競技で事故が発生。
京都大学の中国人留学生がバランスを崩して水路に転落し、救急搬送されたところ頚椎損傷と診断されました。
また収録は続行され、斜面を転がり落ちてくる球を受け止め押し上げる「ロックアタック」という競技でも東海大学の学生が球の下敷きになる事故が発生。
学生は一時意識不明となり、搬送時は両足が麻痺した状態でした。
この事故を受けて正式に番組の打ち切りが決定しました。
1位:Rの法則
出典:https://fujipee.com/
番組名:Rの法則
放送期間:2011年3月30日〜2018年4月24日
放送局:NHK Eテレ
出演者:山口達也、塩田慎二、ほか
番組タイトルの「R」はリサーチ、ランキングを意味し、日本の10代、特に女子高生が興味を持っている話題をリサーチしテーマごとにランキングを発表するという番組。
そのランキングを基に、スタジオの中高生と大学生がトークを展開するバラエティ番組で、司会を山口達也が務めていました。
2018年2月、山口達也が女子高生に対してわいせつな行為を行ったとして強制わいせつ容疑で書類送検された事件により、山口は所属事務所を退社、番組は打ち切らざるを得ない状況となりました。
まとめ
番組を面白くしよう、視聴率を取ろうとするあまり、行き過ぎた演出ややらせ行為がなされ打ち切りとなったものや、出演者の不祥事、収録中の事故など、多くの要因から打ち切りとなった番組がたくさんあります。
中でも衝撃的だったものをランニング形式でご紹介しましたが、大人気を博したものもあって打ち切りというニュースにショックを受けた人も多いでしょう。
現在はテレビにおけるコンプライアンスが厳しく制限の多い中でのテレビ制作でスタッフも苦労が絶えないでしょうが、健全でクリーンなテレビ制作と、より興味深く楽しい番組が増えることを願いたいですね。