1996年2月に起きた豊浜トンネル岩盤崩落事故では多くの犠牲者が出て、救出作業中に鬼・大魔神の顔が出現したと話題です。
今回は豊浜トンネル岩盤崩落事故の場所や原因、生存者の有無、犠牲者の死因や遺体の状態、現在を紹介します。
この記事の目次
- 豊浜トンネル岩盤崩落事故とは
- 豊浜トンネル岩盤崩落事故の詳細① 岩盤が崩落して20名以上が生き埋めに
- 豊浜トンネル岩盤崩落事故の詳細② 救出作業は難航
- 豊浜トンネル岩盤崩落事故の詳細③ 4回も発破作業が必要だった
- 豊浜トンネル岩盤崩落事故の詳細④ 事故から1週間後に遺体を搬出
- 豊浜トンネル岩盤崩落事故の場所とは?
- 豊浜トンネル岩盤崩落事故の原因とは?
- 豊浜トンネル岩盤崩落事故の予兆は直前のみだった?
- 豊浜トンネル岩盤崩落事故の犠牲者は20名
- 豊浜トンネル岩盤崩落事故の生存者は1名のみ
- 豊浜トンネル岩盤崩落事故の犠牲者の死因は圧死 【遺体は激しく損壊】
- 豊浜トンネル岩盤崩落事故の現場に鬼・大魔神の顔が?
- 豊浜トンネル岩盤崩落事故後の現在
- 豊浜トンネル岩盤崩落事故の場所は心霊スポットに
- 豊浜トンネル岩盤崩落事故のまとめ
豊浜トンネル岩盤崩落事故とは
出典:asahi.com
豊浜トンネル岩盤崩落事故とは、1996年2月10日の午前8時10分頃に北海道の古平町にある豊浜トンネルで起きた事故です。
豊浜トンネルの上にある岩盤が崩落して、トンネルを突き破り、トンネル内を走っていた路線バス1台と乗用車1台を押しつぶした事故です。
この豊浜トンネル岩盤崩落事故で、小学生から高齢者まで20名が犠牲となりました。
豊浜トンネル岩盤崩落事故の詳細① 岩盤が崩落して20名以上が生き埋めに
1996年午前8時10分ごろ、国道229号線にある余市町と古平町を結ぶ豊浜トンネルで、岩盤が崩落してトンネルを突き破りました。
ちょうどその時、路線バス(運転手1名+乗客18名)とその後続の乗用車(運転手1名)、さらに路線バスの対向車(運転手女性1名)がその場所を通りかかっていました。
路線バスとその後続車は崩落した岩盤の直撃を受けて、その場で岩盤に押しつぶされ、対向車は直撃を受けたものの間一髪でトンネル内を走り抜けることができ、脱出できました。
この事故でバスに乗っていた19名(運転手+乗客)と、後続車の運転手1名がトンネル内に生き埋めとなりました。
トンネルの崩落事故というと、笹子トンネル天井板落下事故を思い起こす人が多いと思います。
でも、この豊浜トンネル岩盤崩落事故はトンネルの天井が崩落したわけではありません。トンネルの上にある巨大岩盤がドカーンと落ちてきたのです。
崩落してきた岩盤の大きさ・重量はこちらです。
・高さ:70m
・幅:50m
・厚さ:13m
・体積:11,000m3
・重さ:27,000トン
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上記説明図を見ると、豊浜トンネル岩盤崩落事故のイメージがわきやすいと思います。
豊浜トンネル岩盤崩落事故の詳細② 救出作業は難航
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豊浜トンネル岩盤崩落事故は、救出作業が難航しました。
事故現場には推計27,000トンという巨大岩盤だけでなく、トンネルの巻き出し部分(天井)のコンクリートや鋼材・鉄筋が散乱していたのです。
トンネルをふさいでいた岩盤・ガレキは推定50,000トンもあったと推計されています。
「散乱していた」というよりも、トンネルは完全にふさがれていて、トンネル内に立ちはだかっていたと言った方が良いかもしれません。
事故発生が2月10日午前8時10分。2時間後の10時10分には、古平町村役場に一報が入り、11時00分には余市町対策本部が設置され、12時00分には古平町対策本部が設置されました。
さらに、事故から約8時間後の2月10日16時30分には、道(北海道)から陸上自衛隊に災害派遣要請となります。
これにより、第29普通科連隊(倶知安)、第11特科連隊、第11後方支援連隊、第11施設大隊(真駒内)及び第3施設団(南恵庭)の合計500名が現地に急行し、救出作業に当たりました。
それでも、救出作業は困難を極めました。
・生き埋めにされた人々が「生きている可能性がある」
・北海道の2月10日で寒さや雪で救出作業が困難
・救出作業者の安全を確保しながらの作業
そのため、2月10日に事故が発生してから最初の犠牲者が発見されたのは2月16日、最後の犠牲者が発見されたのは2月17日のことでした。
この事故で災害派遣された自衛隊員は合計で3,400名、車両は760名、ヘリコプター60機です。
自衛隊員以外にも警察や消防が救助活動にあたっていますので、かなりの人数が救助作業に加わりました。
豊浜トンネル岩盤崩落事故の詳細③ 4回も発破作業が必要だった
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豊浜トンネル岩盤崩落事故で救出作業をするには、巨大な岩盤を撤去しなければいけませんでした。
岩盤は最大高さ70m、最大幅50mという大きさでした。この岩盤をある程度小さくしないと、重機すら使えません。
そのため、岩盤を撤去するために、爆薬による発破が行われることになりました。発破で岩盤を海側に滑らせようとしたのです。
ただ、トンネル内部には生き埋めの20名がいて、まだ生存している可能性があったため、火薬の量は制限され、発破作業は慎重に行う必要があり、結果として4回の発破が行われました。
発破作業を時系列で見ていきましょう。
・4時00分:発破作業のための穴あけ開始
・10時30分:発破作業に対して家族の同意を得る
・16時25分:1回目の発破
→岩盤は5~10mしか下がらず、思ったような結果が出ず
・21時20分:2回目の発破に向けて作業開始
・5時15分:2回目の発破を家族に説明
・6時23分:岩盤に割れ目が見つかったことで、作業中断
・11時40分:作業再開
・16時00分:2回目の発破
→思ったような結果が出ずに失敗
2回目の発破も失敗に終わります。一番重要な部分が破砕されなかったとのことです。
・8時20分:あと2回の発破で岩盤をすべて小割にすると開発局が説明
・10時00分:火薬装填開始
・12時00分:3回目の発破
→一部を吹き飛ばしたが、余市側の作業道は使用不可に
・2時00分:岩盤の穴あけ作業開始
・11時00分:4回目の発破
→岩盤本体が崩れ落ちて、作業成功
豊浜トンネル岩盤崩落事故の詳細④ 事故から1週間後に遺体を搬出
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豊浜トンネル岩盤崩落事故では、先述のように救出作業は困難を極めました。
発破作業により岩盤がなくなっても、岩盤の破片やトンネルのコンクリート・鉄鋼などを取り除く必要があります。
発破作業は2月14日に完了しましたが、2月14日・15日は重機による削岩作業が行われ、2月16日にようやく自衛隊員による手作業での土砂除去が行われます。
・11時51分:ワインレッド色の乗用車のドアを発見
・15時50分:乗用車のナンバーから後続車の車であることを確認
・20時49分:運転席から男性とみられる遺体を発見
・20時41分:遺体を収容
<2月17日>
・0時15分:乗用車を搬出
・6時30分:バスの車体を確認
・15時26分:バスから最初の遺体を発見
・17時15分:バスから合計で17人の遺体を発見
・20時05分:バスから最後の2人の遺体を発見
・23時58分:全員の身元が判明
全員の身元が判明したのは2月17日の深夜でした。この時系列を見てわかるように、救出作業は早朝深夜問わず続けられています。
少しでも早く救出したいという思いから、真冬の北海道で24時間体制で救出作業を続けていた消防・警察・自衛隊・役場の関係者の方々には本当に頭が下がる思いです。
豊浜トンネル岩盤崩落事故の場所とは?
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豊浜トンネル岩盤崩落事故の場所は、北海道の古平町の海沿いを走る国道229号線にある「豊平トンネル」です。
日本海に面するこの辺りの地形は入り組んでいて、海岸線を走りながら岬をトンネルでショートカットする作りで、豊平トンネルはチャラセナイ岬をショートカットするために作られました。
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豊平トンネルの上部は80~90度の岩盤がそびえたっている場所でした。
この豊平トンネルは余市町と古平町・積丹町をつなぐ唯一の道路であり、近くに迂回路はなく、路線バスが往来するような地元住民の生活道路だったのです。
豊浜トンネル岩盤崩落事故の原因とは?
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豊浜トンネル岩盤崩落事故の原因は、地下水が凍ったことで水圧が上昇し、岩盤に亀裂が入ったからと見られています。
豊浜トンネルの上には岩盤がありましたが、ここには地下からの水が岩盤を通り、高さ70mの地表まで地下水が湧き出ていました。
しかし、冬は地下水が凍ってしまいます。北海道の冬は最低気温が氷点下を下回りますので、岩盤の中を通る地下水は凍るのです。
水は凍ると体積が増加し、さらに地下水が凍ることでそこで閉塞します。これが毎年毎年繰り返されてきました。
それにより、次のようなことが岩盤の中で起こっていたと「国道229号線豊浜トンネル上部斜面の岩盤崩落メカニズムに関する地質工学的考察」で結論づけています。
・岩石自体の飽和度が高くなっていた
・岩石強度も低下していた
・開口部の亀裂が大きくなっていった
これらが毎年少しずつ繰り返され、縦70m・横50m・幅13m(いずれも最大)の岩盤がドカーンと落ちてきてしまったというわけですね。
ただ、これらの原因を作った素因として、次のようなものが挙げられています。
・新第三紀の凝灰角礫岩で、軟岩に属する岩石だった
・岩盤崩落箇所は初冬期・融雪期や大雨の時に地表水が流れこんでいた
・崩落箇所付近は、2層が地下水の主要な浸透経路となっていた
これらを総合すると、豊浜トンネル岩盤崩落事故の原因は、
・極寒の北海道
・地下水が湧く
この3つの要因が重なったことが原因と言えます。つまり、トンネル工事の不備があったというわけではないのです。
ヒューマンエラーを強いて探すならば、地質学的調査が甘く、トンネルを作った場所の選定ミスがあったことかもしれません。
責任の所在は不明瞭のまま
豊浜トンネル岩盤崩落事故の原因は調査によって明らかになりましたが、責任の所在は不明瞭のままとなっています。
安全確認を怠ったとして、北海道開発局の幹部2人が書類送検されましたが、不起訴処分になりました。
また、遺族は政府を相手取り民事訴訟を起こし、賠償金の支払いは認められましたが、裁判でも責任の所在は明確に示されてません。
ある意味、自然現象での崩落だったため、行政側に完全に責任があるとは言えないことは理解できます。
ただ、遺族側としては自分の家族が、突然何の過失もないのに命を奪われてしまったというのはやりきれないものがあります。
特に、責任の所在が明らかになっていないと、誰を責めてよいのか、この怒りをどこにぶつけて良いのかわからなくなってしまいますね。
豊浜トンネル岩盤崩落事故の予兆は直前のみだった?
豊浜トンネル岩盤崩落事故には、予兆はほとんどありませんでした。
岩盤崩落事故直前に豊浜トンネルを通り抜けた情報提供者は7名いましたが、5名は通り抜けした時に異常を感知していませんでした。
残りの2名が異常を感知していました。1名は事故から1時間前の午前7時10分、もう1名は事故から30分前の午前7時40分です。
・豊浜トンネルの中間から古平寄りの地点
・ドーンという音がして、その後にパラパラと石が砕けるような音がした
・古平坑口60m手前
・前方に霧がかかっているように見えた
・窓を開けてトンネルの上を確認したら、幅1.5m・長さ3mのクラックを発見した
・カーテン上に砂が降ってきた
以上のことから、豊浜トンネル岩盤崩落事故はゆっくりと岩盤が滑り落ちたのではなく、事故の約1時間前に岩盤の移動が始まってすぐにトンネルの天井を突き破ってきたことになります。
ちなみに、事故が起こった午前8時10分ごろに豊浜トンネルの真ん中あたりを走行していた車の運転手は次のように話しています。
・豊浜トンネル中間地点
・発破をかけたような大音響がした
・黒いケーブルが垂れ下がってきた
この運転手は少しでもタイミングが違っていたら、岩盤の直撃を受けていたかもしれません。
豊浜トンネル岩盤崩落事故の犠牲者は20名
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豊浜トンネル岩盤崩落事故の犠牲者は20名でした。
・路線バスの乗客18名
・バスの後ろを走っていた乗用車の運転手
路線バスの乗客には、小学生~高校生までの子供8人を含んでいて、札幌雪まつりに向かう親子連れもいたとのことです。
豊浜トンネル岩盤崩落事故の生存者は1名のみ
豊浜トンネル岩盤崩落事故で、岩盤の直撃を受けて事故に巻き込まれた人の中で生存していた人は1名だけです。路線バスの対向車線を走っていた乗用車の運転手で、会社員の女性です。
豊浜トンネルを走行中に岩盤が崩落し、ガレキが車の屋根に直撃し、運転していたこの女性も頭にケガを負います。しかし、そのまま車を走らせて、なんとか間一髪脱出できました。
この生存者の女性は次のように話しています。
「トンネルを走っていたら、車の屋根に大きな岩が落ちてきました。岩がぶつかり頭を強く打ちました。フロントガラスはめちゃめちゃに壊れ、とにかく怖かった」
この生存者の女性がほんの少しでもトンネルに入るのが遅かったら、おそらくバスと一緒に岩盤の下敷きになってしまっていたはずです。
また、屋根にガレキが直撃して、頭にケガを負った時に驚いてブレーキを踏んでしまっていても、脱出できずに犠牲者が1名増えていたでしょう。
頭にケガを負っても、走り抜けた女性の行動は適切であり、自分の命を救った行動だったと言えるでしょう。一瞬の判断が生死を分けたんですね。
豊浜トンネル岩盤崩落事故の犠牲者の死因は圧死 【遺体は激しく損壊】
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豊浜トンネル岩盤崩落事故での死因は圧死です。遺体は岩盤によって圧壊損傷していたと報道されています。
豊浜トンネル岩盤崩落事故で犠牲になった路線バスの高さは約3mでしたが、救出された時にはバスは1mくらいまで押しつぶされていました。
つまり、3分の1の高さにまで上から押しつぶされていたということです。想像を絶する力で上から押しつぶされたと言えるでしょう。
そのくらいの強い力が一気にかかりましたので、犠牲者はみんなほぼ即死だったと見られています。
命を落とされている方に対して不謹慎かもしれませんが、痛みと寒さ、恐怖に苦しまずに済んだのは、せめてもの救いと言えるでしょう。
3mから1mに圧縮されたバスの中にいたのですから、おそらく遺体はかなり損傷していたと推測できます。
しかし、犠牲者の顔はきれいな状態だったという情報もあります。確かに、遺体発見から身元判明までの時間は早かったんです。
バスに乗車していた犠牲者は運転手を含めて19名。この犠牲者の方々が発見されたのは17日でした。そして、17日中には身元が全員判明しています。
そのため、ある程度身元が判明できる状態だった可能性が高いです。
豊浜トンネル岩盤崩落事故の現場に鬼・大魔神の顔が?
豊浜トンネル岩盤崩落事故は、事故現場に鬼や大魔神と思われる顔が出現したことでも話題になりました。
鬼や大魔神と思われるか顔が出現したのは、2回目の発破後の岩盤の壁です。発破して岩盤が崩れていく中で、岩盤に鬼・大魔神の顔が現れたのです。
この画像に鬼・大魔神の顔が浮かび上がっているのですが、わかるでしょうか?
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赤丸の部分を見ると、確かに大魔神や鬼の顔に見えてきます。
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鬼や大魔神の顔と見比べると、ますます発破後の岩盤に浮かび上がってきたものが鬼や大魔神に見えてきます。
そして、この岩盤に浮かび上がった鬼・大魔神の顔は、犠牲者の怒り・悲しみ・怨みなのではないか?と噂されるようになったのです。
2回目の発破をした時は、まだ閉じこめられた犠牲者たちの生死がわかっていませんでしたし、発破がうまくいかず、救出のめどがたっていませんでした。
そのため、救出への焦りから、そのような噂が出たのかもしれません。
発破作業の責任者だった北砕工業株式会社代表取締役・定久典英氏は、この大魔神・鬼の顔が出た時を次のように振り返っています。
それと同時に古平側から見ると彫刻をしたように魔王の顔が浮きでていた。目に見えない物の挑戦を感じ、とことん付き合ってやろうと心に決め、対策本部に発破の回数は1回にとどめず、継続して許可して欲しいと要望した。この岩盤は全体を破砕するしかないと判断したのである。
引用:豊浜トンネル崩落
定久氏には、大魔神・鬼ではなく「魔王の顔」に見えたようですが、「彫刻をしたように」と表現しています。
現場で見ていた人たちにも、大魔神や鬼の顔が浮かび上がってきたように見えたのですね。
豊浜トンネル岩盤崩落事故後の現在
出典:roadkawasaki.blog36.fc2.com
豊浜トンネル岩盤崩落事故が起こった後、すぐに豊浜トンネルは通行止めになりました。
トンネルが岩盤にふさがれているので、通行止めは当然で、物理的に通行することはできません。
豊浜トンネルが通行止めになったことで、周囲には迂回路がなかったために、事故周辺の集落は半孤立状態となりました(大きく迂回すれば、アクセスはできるため、完全な孤立ではない)。
その後、半孤立状態を回避するために、豊浜トンネルが完成する前に使われていた初代豊浜隧道を使って仮復旧しています。そして、2000年12月8日に新しい豊浜トンネルが完成しました。
新しい豊浜トンネルは全長が2228mになっています。
新しい豊浜トンネルができて、事故現場よりも手前の部分からトンネルは塞がれているようです。
そのため、豊浜トンネル岩盤崩落事故の現場には、車や徒歩では行けなくなってしまいました(一時期はセタカムイ隧道の中を通れば徒歩でアクセス可能)。
そのため、現在は豊浜トンネル岩盤崩落事故の現場を見るためには、船で行くしかありません。
現在は慰霊碑がある
現在は、豊浜トンネル古平側坑口には慰霊碑が作られています。慰霊碑の場所は防災記念公園が作られて、駐車場とトイレが設置されています。
事故現場から直線距離で1km以上離れた場所ですが、公園には事故の概要やトンネル防災に関する展示コーナーも。
防災の啓発とだけでなく、眺めがよくきれいなところで、余市から小樽に向かうドライブの休憩所としても良い場所です。
豊浜トンネル岩盤崩落事故の場所は心霊スポットに
出典:renatech.net
豊浜トンネル岩盤崩落事故の場所は、現在は心霊スポットにもなっています。
実は、豊浜トンネル岩盤崩落事故が起こる前から、この辺りは心霊スポットとして有名で女性の霊が見えると言われていました。
また、近くにはアイヌ民族のお墓があって、心霊現象はアイヌの呪いとも噂されていたんです。
そして、1996年に豊浜トンネル岩盤崩落事故が起こりました。しかも、2回目の発破作業では鬼・大魔神の顔が浮かび上がっています。
これも、心霊現象の1つとされ、豊浜トンネルの自己現場付近が心霊スポットとされることに拍車がかかっています。
先述の通り、現在は豊浜トンネル岩盤崩落事故現場は立ち入ることができませんが、この周辺では「女性の霊が見える」などの心霊体験・目撃談が相次いでいるようです。
豊浜トンネル岩盤崩落事故のまとめ
豊浜トンネル岩盤崩落事故の詳細や場所、事故原因と予兆、犠牲者の死因や遺体の状況、唯一の生存者、発破で浮かび上がった鬼・大魔神の顔、心霊スポットなど現在をまとめました。
豊浜トンネル岩盤崩落事故の犠牲者の方々のご冥福をお祈りいたします。