ライアンカジは最も稼ぐキッズYouTuber

2020年初めからの未曽有のコロナ禍によって、YouTubeを巣ごもり中に楽しんでいる方も多いことでしょう。

そんな中、アメリカ在住の9歳の少年、ライアンカジさんが2020年12月、アメリカの経済雑誌「Forbes」で「世界で最も稼ぐYouTuber」として取り上げられました。

まずは、ライアンカジさんのプロフィールを見ていきましょう。

ライアンカジのプロフィール

ライアンカジさんがYouTubeを始めたのは3歳の時です。

公式チャンネルである「Rayans World」のチャンネル登録者数は2830万人、トータル動画視聴回数は440億回を超えています。

広告収益は3年連続で首位に輝く、驚きのキッズYouTuberなのです。

確かに、これだけの再生回数がであれば世界一に輝くのも納得ですね。

ライアンカジの家族①　父親は会津若松出身の日本人

ライアンカジさんの家族は、ライアンカジさんの動画活動の運営を担当しています。父親は日本人なのですが、どのような人なのでしょうか。

シオンカジは会津若松出身だった！

父親の名前はシオンカジさん。1987年9月13日生まれの日本人です。

福島県会津若松市の中学校を卒業後、家族の仕事の関係でアメリカに引っ越しています。

米コーネル大学でサイエンスエンジニアリングの修士号を取得すると、建築関連の会社に就職。

妻のロアンさんと結婚後、生まれた息子がライアンカジさんです。

現在はライアンカジのYouTubeの運営を担う

シオンカジさんは現在、既に勤務していた会社を退職して、ライアンカジさんの動画活動をサポートする会社「Sunlight Entertainment」を設立し、代表取締役を務めています。

ライアンカジの家族②　母親はベトナム人

ライアンカジさんの母親は、ベトナム人です。どのような経歴を持っているのでしょうか。

母親は元高校教師

母親のロアンさんは1984年4月生まれで、ベトナム移民の血を引いています。アメリカのテキサス州ヒューストンで育ちました。

教師になることを夢見て、テキサス工科大学に入学。2009年にシオンカジさんと出会い、2011年にライアンカジさんを出産しました。

実はこの時点では結婚しておらず、出産後に高校の科学教師として就職しました。2人が結婚したのは2013年8月のことでした。

ライアンカジの家族③　兄弟は双子の妹がいる

双子の妹がいる

ライアンカジさんには兄弟が2人います。

名前はエマさん、ケイトさんの双子の姉妹。ライアンカジさんから見ると2人の妹ということになりますね。

妹2人は、お揃いの髪型でお揃いの服を着ている写真やYouTube動画が数多く公開されています。

ライアンカジは日本語が話せる？

ライアンカジさんの父親であるシオンカジさんは日本人ですが、ライアンカジさんは日本語を話すことができるのでしょうか。

挨拶レベルなら話せる

ライアンカジさんは、日本語を日常的に話すことはできないようです。日本人の子供とコラボをした時も、英語のみでやり取りをしていました。

2020年4月25日に公開された「Learn Japanese for kids with 10 Basic words for Beginners!」という動画では、日本語を父親と勉強しているシーンが公開されています。

この動画内では、「おはよう」「おやすみなさい」などの基本的な挨拶を習っています。ただ、「ありがとう」「すみません」と口にしているので、全く話せないという程ではないようです。

ただ、会話が成り立つ程ではないので、話せると言い切るには厳しいかもしれません。

ライアンカジがYouTubeを始めたきっかけ

ここからは、ライアンカジさんが3歳でYouTubeデビューしたきっかけや、世界に名を馳せるまでの経緯を紹介します。

動画を撮りたいと3歳で志願

シオンカジさんによると、ライアンカジさんは昔からキッズ専用のYouTube動画を見るのが好きだったそう。

暫くすると、「僕も動画撮りたい」と無邪気にお願いされたので、遊びの一環として2015年にチャンネルを開設。おもちゃのレビュー動画を始めたのです。

動画を公開するということは、カメラの前で自分の考えを自分の言葉で語ったり、表現する必要があります。

シオンカジさんは、息子が頭に浮かんだ言葉を他人に楽しく、分かりやすく伝える訓練をすることは、人生において良い影響になると考えました。

そして、父親であるシオンカジさんの両親は福島県会津若松市に居住し、母親のロアンさんの家族はベトナムに住んでいます。

簡単には会えない距離なので、YouTubeを配信することで、離れていても元気な姿を見せることができるという理由もあるのだとか。

世界中の幼い子供たちの心をつかむ

3歳でYouTuberデビューしたライアンカジさんは、瞬く間に人気が出て、4ヶ月経過した頃には世界のトップ20に入る立派なインフルエンサーとしてのポジションを確立していました。

父親のシオンカジさんによると、動画再生回がとんでもない数字になっていくのと同時に、動画のコメント欄に意味不明の文字がズラズラと並ぶことに戸惑ったといいます。

最初は何かのイタズラだろうかと考えていたのですが、ライアンカジさんと遊んでいる時、この解読不能な文字列がイタズラではないことに気が付きました。

まだ字の読み書きができない幼い年齢の子供たちが、YouTube動画を見ながらキーボードを適当に打ってコメントしていたのです。

世界中の大勢の小さな子供が動画を見てくれているのだと、その時ハッとしたそう。

ライアンカジの動画はなぜ人気がある？その理由を考察

ライアンカジさんの動画が人気の理由について考察しました。

子供目線を優先している

シオンカジさんは、息子のライアンカジさん用に台本を用意していません。もちろん大枠のストーリーは伝えますが、なるべく自身の言葉を選んで語ってもらうようにしています。

本来大人向けに配信するならば、セリフをしっかり考える必要がありますが、ターゲットは10歳未満の子供なので、例え大人が分からなくても、子供には伝わるはずだと考えているそう。

撮影する際にはカメラの目線を低くすることを意識。これはライアンカジさんと目線を合わせることで、動画視聴者から見ると一緒に遊んでいる感覚になるからです。

新しい要素を意識する

YouTube動画で最も大切なのは動画の中身です。ライアンカジさんの動画には、見る人を飽きさせない工夫があちこちに仕掛けられています。

意識して世の中で話題になっていることを取り入れるようにしているそう。

YouTubeでは、「サジェストビュー」と呼ばれる関連性のあるコンテンツリストをユーザーに勧める仕組みがあります。

動画の流入分析を見ると、サジェストビューからの流入がかなりあります。新しい要素を取り込むためにも、日々世界の動きにアンテナを張っているんだとか。

例えば、ビデオゲーム「フォーナイト」の人気がある時には、ゲームで出てくるダンスをモノマネする場面も取り入れたことも。

社会貢献に力を入れている

人気を獲得するためには、出演する人物のイメージも大事ですよね。ライアンカジさんは社会貢献活動をする子供としても知られています。

動画で購入したおもちゃを地元のチャリティー団体に寄付したり、難病の子供たちの夢を叶えるプロジェクトにサポーターとして参加したりしています。

がんの治療をしながら、「ライアン君に会いたい」と願う子供も沢山います。その願いを叶えるためにお見舞いに行き、NPO団体に寄付もしています。

アメリカは日本よりも貧富の差が激しく、健康面や教育に如実に違いが出ています。ライアンカジさんは、こういった社会問題に興味を示しているようです。

親としては、子供に見せる動画の配信者がどのような人物であるのかは気になるところですよね。

こういったライアンカジさんの社会活動は、動画を視聴する子供たちにも影響します。そういった意味でも、ライアンカジさんを好きな親も多いのだとか。

ライアンカジの年収

これだけ「稼ぐYouTuber」としてフィーチャーされると、気になるのは年収ではないでしょうか。

多くの富裕層が名を連ねる経済雑誌「Forbes」に掲載された、ライアン少年の驚きの年収を紹介します。

2020年は30億を稼いでいる

ライアンカジさんの年収は、2019年が28億5千万円、2020年は30億円です。一般人から見たたら桁違いの金額ですね。

ちなみに、30億円はあくまで広告収入の話です。

シオンカジさんは、ライアンカジさんのブランド「ライアンワールド」において子供向けアイテムの物販を展開しています。

つまり、ブランドの収益を加算するともっと年収は上がるはずです。ブランド経営をしているのは父親ですが、実質的に売上を稼いでいるのはライアンカジさんですから。

ライアンカジの自宅が豪邸過ぎると話題に　【動画あり】

これだけ桁違いの年収を叩き出すライアンカジさん。自宅について見ていきましょう。

自宅は近隣に3つある

ライアンカジさんは、アメリカテキサス州サンプレイスに居住していますが、自宅を3つ保有しています。

100万ドル（日本円だと1億1000万円）)で購入したメインの自宅は、広さ6200スクエアフィートの巨大な土地に建てられています。6つのベッドルームと大きなプールがある家です。

その他に別宅として、自宅とスタジオを兼ねた家が1軒。もう1軒は、YouTube動画を配信始める前に、シオンカジさんが初めて購入した家だそう。

購入当時まだ20代の会社員だったことを鑑みると、父親のシオンカジさんもかなりの年収を稼いでいたのではないか、と考える人も多いようです。

自宅公開動画がスゴイ！

自宅公開動画は、庭にあるウォーターフォールのプールでライアンカジさんが滑るオープニングで始まり、母親が軽快なトークと共に家の中を紹介する動画が公開されています。

広々とした玄関やリビングに加え、日本では考えらえれない程の広さのバスルームなど、まさに豪華そのもの。

クローゼットや業務用サイズの冷蔵庫も開けて中を見せています。かなりオープンな家族ですね。

ライアンカジは学校に通えている？

これだけ稼いでいると、ライアンカジさんがちゃんと学校に通っているのか心配になりますよね。

動画の運営会社を経営するシオンカジさんとロアンさんは、親として子供の教育についてどのような考えを持っているのでしょうか。

撮影の時間は週に3時間まで

父親であるシオンカジさんが会社を退職したのは2016年のこと。

退職理由は、たった4ヶ月で世界トップ20位に入った息子・ライアンカジさんの動画撮影をもっと効率的に行うため、運営会社を立ち上げたからでした。

外部との交渉を父親が担当し、制作プロデューサーを母親が担当。会社を立ち上げるにあたり、2人でライアンカジさんの活動について、以下のように取り決めました。

「僕と妻の間で、ライアンの撮影時間は一週間で3時間を超えないと決めています。

ライアンも興味が広く、平日は学校が終わった後、テコンドーや体操、プログラミングといろいろな習い事にチャレンジしています。」

 

引用：8歳で年収24億円、世界で最も稼ぐユーチューバーの父親が語る – Forbes https://forbesjapan.com/

数多くの習い事をさせている理由として、今成功していても将来YouTuber以外の選択肢が無いという考えを持って欲しくないと願っているからだそう。

ライアンカジさんは「将来はゲームプログラマーになりたい」と言っており、将来を見越して、きちんと学校で勉強する時間の確保を大切に考えているとシオンカジさんは語っています。

まとめ

ライアンカジさんは、2020年に最も稼いだ9歳のYouTuberであり、30億円稼いだことが明らかになっています。

父親はシオンカジさんという名前で、福島県会津若松市出身の日本人。母親はベトナム人で、高校教師をしていたロアンさんです。

自宅では英語でコミュニケーションを取っており、日本語は挨拶程度なら可能なようです。

ライアンカジさんは3歳頃からキッズ向け動画に興味を示し、自身でもやりたいと両親に頼み込んだことがきっかけでYouTuberになり、瞬く間に人気を獲得しました。

なぜ人気があるのかと気になる人も多いようですが、コンテンツの中身を綿密にプランニングしながらも、子供の目線を大切にした動画作りのポリシーにあります。

僅か9歳にして社会貢献もしている様子は、動画を子供に見せるか悩む親としても安心できますよね。

いつかゲームプログラマーになるために、学校にもきちんと通うライアンカジさん。

大人になった時に夢が叶っているのでしょうか。これからもライアンカジさんの活動を応援しましょう。