2025年大晦日に発生した茨城県水戸ネイリスト殺人事件で逮捕された大内拓実が注目されています。
この記事では大内拓実容疑者の生い立ちと実家の家族、剣道や高校などの経歴、被害者の小松本遥さんとの関係と事件に至った経緯、犯行の動機などについてまとめました。
この記事の目次
大内拓実は茨城水戸ネイリスト殺人事件で逮捕の男で被害者の元交際相手

大内拓実(おおうち・たくみ)容疑者(事件当時28歳)は、2025年の大晦日に、茨城県水戸市のアパートで起きたネイリスト・小松本遥さん(当時31歳)が殺害された事件で犯人として逮捕された男です。
逮捕後の報道では、大内拓実容疑者は被害者の小松本遥さんの元交際相手である事が明らかにされ、事件の直前に小松本遥さんが大内拓実容疑者からのストーカー被害を警察に相談していた事もわかっています。
大内拓実容疑者はGPSを仕込んだぬいぐるみを小松本遥さんの実家に送り、それを手がかりに自宅の場所を特定するという極めて卑劣かつ狡猾な手口を駆使して犯行に及んでおり、どのような人間なのかという点も世間の関心を集めているようです。
ここでは、大内拓実容疑者について、生い立ちや実家の家族、経歴、事件に至った経緯などについて詳しくまとめていきます。
大内拓実が逮捕された茨城県水戸市ネイリスト殺人事件の概要

大内拓実が逮捕された茨城県水戸市ネイリスト殺人事件が発生したのは2025年12月31日の午後7時15分ごろでした。茨城県水戸市加倉井町のアパートの一室で、この部屋に住むネイリストの小松本遥さんが、血を流して倒れているのを帰宅した夫が発見し通報したのです。
小松本遥さんはすぐに病院に搬送されましたが、約1時間後に死亡が確認されました。
被害者の小松本遥さんは当時妊娠中であり、新しい命の誕生を目前にしての悲劇でした。
司法解剖の結果、小松本遥さんの死因は、頭部を鈍器のようなもので複数回殴られたことと、首を刃物のようなもので刺されたことによる外傷性ショックであることが判明しました。
小松本遥さんの遺体の両腕には刃物や鈍器による攻撃から身を守ろうとした際にできる「防御創」が多数残されており、妊娠中であった彼女が、お腹の子供を守るために必死に抵抗したのではないかとみられています。
部屋に荒らされた形跡は少なく、財布などの金品も残されていたことから、強盗目的ではなく、強い殺意を持った顔見知りの犯行が疑われる事になりました。
茨城県警は、90人体制の大規模な捜査本部を設置し、聞き込みや小松本遥さんのスマートフォンの解析など、交友関係を中心に捜査を進めました。そして、事件発生から約3週間後の2026年1月21日、殺人の疑いで元交際相手の大内拓実容疑者を逮捕しました。しかし、大内拓実容疑者は逮捕に対し「事実無根で何も知りません」と容疑を全面的に否認していると報じられています。
そして同年2月10日、水戸地検は殺人罪で大内拓実容疑者を起訴しています。
大内拓実の生い立ちと実家の家族

2025年の大晦日に水戸市で発生したネイリスト殺害事件で逮捕された大内拓実容疑者。大内拓実容疑者が犯行に至る背景を理解する上で、その人格形成に影響を与えたであろう実家や家族環境、生い立ちは重要な要素です。
報道や関係者の証言を基に、大内拓実容疑者の実家と家族、生い立ちについて現在までに明らかにされている内容をまとめます。
大内拓実の実家は自然に囲まれたのどかな村落地域

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大内拓実容疑者の実家は、茨城県城里町小坂という土地にあり、JR水戸駅から北へ車で40分ほどの距離に位置する、のどかな村落地域だと報じられています。
大内拓実容疑者の実家のある地域周囲を山や田畑に囲まれた自然豊かな環境であり、事件とはおよそ結びつかないような静かな場所です。
近隣住民によると、大内拓実容疑者の実家は昔からこの地域に住んでいる旧家というわけではなく、十数年前に越してきたという事です。
大内拓実の実家の家族構成
大内拓実容疑者の実家の家族構成は、両親と兄の4人家族だと報じられています。大内拓実容疑者の父親は畑仕事などもしており、事件前、大内拓実容疑者がその手伝いをする姿も目撃されています。
大内拓実容疑者の家族について現在の時点で明らかにされている情報は限られており、母親についてや兄について、家族との関係などに関する情報は出ていません。
大内拓実容疑者の生い立ち…剣道に打ち込んだ中学時代と高校時代の変化

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大内拓実容疑者の生い立ちについては、実家の近隣住民や中学・高校時代の関係者などの証言により、若干の情報が明らかにされています。
しかし、実家の大内家の評判や大内拓実容疑者に対する周囲の見方は、一様ではありません。実家近隣住民が語った大内拓実容疑者の生い立ちに関する情報からは、この男の多面的な人物像と、成長とともに生じた変化の兆候が浮かび上がってきます。
大内拓実容疑者の生い立ち① 「面倒見の良い子」だったという幼少期
幼い頃の大内拓実容疑者を知る実家の近隣住民からは、好意的な証言が聞かれます。ある住民は、「小学校のときは、年下だったうちの子を学校に連れていってくれたり、面倒見が良かった」と語っており、かつては心優しい少年だったことがうかがえます。
大内拓実容疑者の生い立ち② 剣道に打ち込んでいたという中学時代

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複数の関係者の証言によると、大内拓実容疑者は地元の中学校で剣道部に所属していました。知人がメディアに提供した写真には、剣道の防具をつけ、仲間とともに写真に収まる大内拓実容疑者の姿が確認されています。
剣道は、厳しい稽古を通じて心身を鍛え、礼儀や相手を尊重する精神を重んじる武道です。中学時代の大内容疑者が、この剣道の精神に触れていたことは間違いありません。
当時の彼を知る人々からは「不良とかではなく真面目で穏やかな子って印象ですよ。後輩にも優しかったですし。」、「剣道をやっていて剣道部でした。誰かを殴ったり暴力を振るったって話も聞きませんでしたし、中学時代は不良とかではなかったですよ」などと肯定的な声も聞かれており、この頃の大内拓実容疑者は剣道に打ち込む実直な少年であったと考えられます。
大内拓実容疑者の生い立ち③ 高校進学後にやんちゃな人間と付き合うように
しかし、高校に進学した頃から、大内拓実容疑者には変化が見られ始めたと指摘する声がみられます。
実家の近隣に住む女性は、「高校に入るとやんちゃな子と付き合うようになったのか、たまにご自宅にうるさいバイクが集まるようになりました。なのでグレちゃったのかなという印象もあります」と証言しています。
この頃から、大内拓実容疑者の交友関係が変わり、以前とは異なる一面を見せるようになったのかもしれません。
大内拓実の出身高校は「茨城県立水戸桜ノ牧高等学校常北校」か

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大内拓実容疑者の出身高校は明らかにされていません。
ただ、大内拓実容疑者の実家の近隣住民の女性が「地元の中学から近くの高校に進んでそこを卒業」と証言しています。
大内拓実容疑者の実家のある茨城県城里町にある唯一の高校が「茨城県立水戸桜ノ牧高等学校常北校」です。現在の時点でわかっている情報では、同高校出身の可能性が最も高いとみられています。
大内拓実には結婚歴はない
大内拓実容疑者の結婚についても注目されていますが、実家の近隣住民の証言によれば、1度も結婚歴はないという事です。この証言者は彼女がいるとも聞いた事がないとも証言しており、あまり目立った女性関係はなかったようです。
今回の事件の被害者である小松本遥さんとは交際していたようですが、大内拓実容疑者の職場の同僚の証言によれば、小松本遥さんが大内拓実容疑者に初めてできた彼女だったようです。
大内拓実の経歴

大内拓実容疑者の経歴については、地元の高校を卒業後に1度実家を離れているようですが、数年前に実家に戻ってきたとされています。実家を離れていた期間の経歴については情報がなく不明です。
実家に戻ってからの経歴としては、実家の農作業を手伝いながら、一時期は危険物を取り扱う運送会社でドライバーを務めていたという事です。
しかし、事件から見て1年ほど前(2024年〜2025年か)にその仕事を辞め、電気自動車のバッテリー製造会社に転職し、工場で製品の出荷に関わる業務に携わっていたようです。事件当時もこの会社に勤めていたようで、小松本遥さんを殺害てから逮捕されるまでの間も変わらない様子で勤務をしていたとの証言があります。
大内拓実の成人後の人物像について
成人後の大内拓実容疑者に対する評価も学生時代と同様に分かれています。一部の知人は「友達思いのいい人」と語り、逮捕の報に驚きを隠せない様子でした。
一方で、別の飲食店関係者や仕事仲間は「自分を大きく見せる一面がある」と大内拓実容疑者の見栄っ張りな性格を指摘しています。
これらの証言を総合すると、大内家はごく一般的な家庭であったように見受けられます。しかし、大内拓実容疑者自身は、成長の過程で何らかの変化を遂げ、周囲に与える印象が大きく異なる、二面性を持つ人物になっていったのかも知れません。
逮捕前夜には、実家に多くの警察車両が集まり、朝から晩まで捜査員が出入りするなど、静かな集落は物々しい雰囲気に包まれたといいます。息子の逮捕は、この地に暮らす家族にとっても、計り知れない衝撃であったことは想像に難くありません。
大内拓実と被害者の小松本遥さんとの関係と事件に至る経緯

大内拓実容疑者と被害者の小松本遥さんは元々は交際していた事がわかっており、関係が終わった後に大内拓実容疑者がストーカー化し、今回の事件につながったと見られています。
その経緯について改めて詳しく見ていきます。
大内拓実と被害者・小松本遥さんは2024年に交際も年内に破局
大内拓実容疑者と被害者の小松本遥さんは2024年に初めて出会ったとされます。当時、小松本遥さんが働いていた飲食店に、大内拓実容疑者が客として訪れたのがきっかけだったという事です。やがて2人は交際を開始します。大内拓実容疑者にとっては「初めてできた彼女」であり、周囲に嬉しそうに紹介していたといいます。
しかし、2人の関係は長くは続かず、2024年のうちに破局を迎えたようです。
大内拓実のストーカー化

破局後、大内拓実容疑者の小松本遥さんに対する執着は異常な形となって表出します。2025年の夏頃から、大内拓実容疑者は「会いたい」などとSNSや電話で執拗に連絡を試みたとされます。 小松本遥さんがこれを拒否し、着信拒否やSNSのブロックといった対抗策を取ると、大内拓実容疑者の行動はさらにエスカレートしていったようです。
同年秋頃から、大内拓実容疑者は共通の知人などに小松本遥さんの現在の居場所や自宅を聞き回るようになります。この行動は、単なる未練ではなく、相手の意思を無視して自分の欲求を満たそうとするストーカー行為そのものでした。
GPSを仕込んだぬいぐるみを実家に置くという狡猾な手口

大内拓実容疑者のストーカー行為の中でも、特に計画的で悪質だったのが、位置情報発信機(GPS)を利用した自宅の特定手口でした。
事件の数日前、大内拓実容疑者は懸賞の当選品を装い、GPS発信機を仕込んだ人気キャラクターのぬいぐるみを小松本遥さんの実家の玄関前に置き配を装って置いたとされます。送り主を記載せず、「懸賞当選者へのプレゼント」という手紙を添えることで、相手に警戒心を抱かせずに受け取らせようとしたのです。
この狡猾な罠に気づかなかった小松本遥さんは、ぬいぐるみを実家から受け取り、自身が住む水戸市のアパートへ持ち帰ってしまいました。これにより、大内拓実容疑者はスマートフォンの位置情報を通じて、小松本遥さんの正確な住所を特定することに成功したのです。
被害者・小松本遥さんの警察への相談と最悪の結末

小松本遥さんは、大内拓実容疑者のストーカー的な行為に、自らの身に危険を感じていたのか、事件発生のわずか4日前の2025年12月27日、警察に匿名で「元カレからのストーカーのようなことを相談するにはどこにすればいいか」と電話で問い合わせていた記録が残っています。
この「元カレ」が、大内拓実容疑者であったことは間違いないと思われます。しかし、この切実なSOSが事件を防ぐことには繋がりませんでした。
大内拓実容疑者はGPSで特定したアパートを入念に下見していた可能性も指摘されています。事件当日の犯行時刻前後には、現場周辺の防犯カメラに大内拓実容疑者のものとみられる黒いセダンタイプの車が映っていたことが確認されているのです。
そして大晦日の夜、小松本遥さんが1人になる時間帯を狙い、大内拓実容疑者は凶行に及んだとみられています。現場のリビングのテーブルには、夫が外出時にはなかったはずの「ご祝儀袋」が残されていたとされています。
これが仮に大内拓実容疑者が持ち込んだものだとすれば、小松本遥さんの結婚と妊娠に対する、大内拓実容疑者の歪んだ祝福、あるいは皮肉や当てつけであった可能性が考えられ、その異常な精神状態を示唆しているのかも知れません。
大内拓実が茨城水戸ネイリスト殺人事件を引き起こした動機

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大内拓実容疑者が、かつて交際関係にあった女性と、お腹の中の子供の命まで奪うという凶行に至った動機は現在の時点では明らかにされていません。
しかし、これまでに明らかにされている大内拓実容疑者の人物像や陰湿な犯行の内容から、自己愛と支配欲、そして拒絶されたことへの逆恨みが複雑に絡み合った結果だと推測できます。
大内拓実容疑者の動機考察① 自己愛と所有物意識
大内拓実容疑者にとって「初めての彼女」であった小松本遥さんは、大内拓実容疑者の自己肯定感を満たすための存在、いわばトロフィーのようなものだったのかもしれません。
小松本遥さんが自分のもとを去り、別の男性と結婚して幸せになろうとしていることが、大内拓実容疑者のプライドを著しく傷つけ、許しがたい裏切りと感じられた可能性があります。
大内拓実容疑者の動機考察② 拒絶された事への逆恨み
破局後、復縁を迫る連絡を無視され、SNSをブロックされるなど、小松本遥さんから明確な「拒絶」を示されたこと。これが大内拓実容疑者の執着心を憎悪へと転化させ、「手に入らないなら壊してしまえ」という破壊的な思考に至った可能性は十分に考えられます。
大内拓実容疑者の動機考察③ 計画性と強い殺意
GPS付きぬいぐるみを送りつけて自宅を特定するという手口は、極めて計画的であり、強い執着心を示しています。また、頭部を鈍器で、首を刃物で、と複数の凶器を用いて執拗に攻撃している点からも、強い殺意があったことは明らかです。
大内拓実容疑者の犯行は、愛情のもつれという言葉では片付けられない、自己中心的な支配欲が暴走した結果の悲劇だったと考えられます。
大内拓実の茨城水戸ネイリスト殺人事件の裁判の行方と社会的影響
2026年2月10日、大内拓実は水戸地検に殺人の罪で起訴されました。
これにより、大内拓実は今後、裁判を受ける事になります。
逮捕後、容疑を否認していた大内拓実容疑者ですが、GPSや防犯カメラの映像といった客観的な証拠が次々と明らかになる中で、法廷で何を語るのかが注目されています。
今後の裁判では、「殺意の有無と計画性」、「動機の解明」、「責任能力の有無」などが主な争点になると考えられます。
あくまで推測になりますが、弁護側が殺意の計画性を争う可能性も考えられますが、犯行容態やGPSを用いた周到な準備から、計画的な犯行であったと認定される可能性は極めて高いと考えられます。
また、なぜ、これほどまでに執拗なストーカー行為を行い、残忍な犯行に至ったのか。法廷での大内拓実容疑者自身の供述により、その歪んだ心理がどこまで明らかになるかが焦点となるでしょう。
そして、極めて自己中心的な犯行であることから、弁護側が精神鑑定を請求し、責任能力の程度を争う可能性も考えられます。
この事件は、ストーカー行為の危険性と、現行の規制法や警察の対応の限界を改めて社会に突きつけました。
被害者の小松本遥さんは警察に相談の電話をしていたにもかかわらず、最悪の事態を防ぐことができませんでした。これは、匿名での相談であったことや、切迫性の判断など、警察の対応が適切であったかどうかも含め、今後のストーカー対策における重要な教訓となると考えられます。
また、GPSなどの技術が悪用されることの恐ろしさも浮き彫りになった事件でした。2025年12月には、ストーカー規制法が改正され、相手の承諾なくGPS機器等を用いて位置情報を取得する行為が規制対象に加えられましたが、この事件は、法整備と実態の乖離を示す痛ましい事例となってしまいました。
まとめ
今回は、2025年の大晦日に発生した、茨城県水戸市のネイリスト殺人事件で、殺人の容疑で逮捕起訴された大内拓実容疑者についてまとめてみました。
大内拓実容疑者が犯人だとみられている水戸ネイリスト殺人事件は、1人の青年の歪んだ執着心が、未来ある女性とその宿した新たな命を無残にも奪い去った悲劇でした。大内拓実容疑者の生い立ちや人物像に見え隠れする二面性は、誰にでも潜む心の闇の恐ろしさを示唆しているのかもしれません。
この事件の真相が法廷で完全に解明され、被告人に厳正な裁きが下されることを願うとともに、2度とこのような悲劇が繰り返されないよう、社会全体でストーカー問題への取り組みを強化していくことが求められます。
















