西村まこさんは住吉会の元ヤクザで、若い頃の経歴やその現在が話題です。
そんな西村まこさんの生い立ちや家族、ヤクザ時代の昔のエピソード、結婚した旦那&子供などもまとめました。
この記事の目次
西村まこのプロフィール:元ヤクザでYouTubeなどのメディアにも出演
生年月日:不明
出身地:不明
所属:住吉会→不明
西村まこさんは一般人で元ヤクザです。さらには元旦那もヤクザという元”極妻”(極道の妻)でもあります。ヤクザ時代は住吉会に所属していました。
現在はヤクザを引退しており、ヤクザ関連のイベント・YouTubeに出演したり、メディアなどにも出演しているそうです。
西村まこの家族や生い立ち:詳細を語っておらずいずれも情報なし
西村まこさんは母親・父親、幼少期などの生い立ちについてほとんど語っておらず、きょうだいがいるかなどについてもわかっていません。
極道の妻、いわゆる”極妻”には父親がヤクザで、父親の意向によってヤクザと結婚させられたというような女性もいるそうです。
しかし、西村まこさんはこれまで出演したメディアなどで、家族についてほとんど語っていません。家族やきょうだいが極道の世界の人物であれば、経歴などを紹介する際に触れざるを得ないでしょうから、おそらくは一般の方なのではないでしょうか。
また、「家族に泣かれた」「家族に反対された」というようなエピソードも見当たらないため、家族仲についてもあまり良好ではなかったのかもしれませんね。
西村まこの若い頃の経歴:昔は住吉会のヤクザの構成員だった
西村まこさんは元ヤクザ。若い頃から喧嘩が強く、暴走族だった20歳のときにスカウトされて住吉会の構成員となったそう。
極道入りしたきっかけはなんとスカウト。「喧嘩を普通にしていました。負けない。負けそうな時は物を使うので」と男性顔負けの腕っぷしの強さが認められたという。
当時ほかに女性の構成員はおらず、極道入りの際も紋付袴姿だったそうです。また、髪も切るようにいわれ、その他の男性と同じ扱いで部屋住みをしてたのだとか。女性だからという特別な扱いはなく、男性の構成員と同等に扱われていたといいます。
そんな西村まこさんは、20代の頃が特に血の気が多かったといい、会長に噛みついて額に拳銃を突き付けられたこともあるのだそう。
レベル違いの九死に一生エピソードの話題になると、元極妻というだけでなく自身も女ヤクザだった西村まこさんは「20代でヤクザをやっている時、会長に反抗したんですよね。おでこにチャカ(拳銃)を突きつけられて、『殺してやる』って」「『やるんならやってくださいよ』って(笑)」と告白。その状況でも命がけで啖呵を切った西村さんに、西野は「強!!」と驚いた。西村さんは「姐さんが止めてくれた」と明かした。
また、当時は拳銃の密売にも携わっており、コルト・ベレッタ・トカレフなどを50~70万円ほどの相場でさばいていたそうで、自身も試射したことがあるといいます。
西村さんは「人を撃ったことはないけど、試し撃ちなら」「持ったからには撃ちたいので」とカラッと明かし、濱家は「無邪気ですね~」と再び苦笑い。「音がするとまずいので、電車が走るのと同時に撃つと、音がまぎれるんですね」と次々に衝撃の事実を語った。他の元極妻は「日本で撃つのはあんまり聞いたことがない」と言いながらも「でも田舎の方だと結構ありますよね」と証言し、かまいたちは呆然としていた。
さらに、極道入りして1年目に覚せい剤を使用していることがバレ、いわゆる”ケジメ”として小指を切り落とした西村まこさん。当時は「みんなシャブ(覚せい剤)をやっているのに、なんで自分だけ」と不満に感じていたそう。
ちなみに当日は自宅で日本刀を使い、小指の第一関節だけを切り落とそうとしていたそうですが、手元が滑って第2関節まで切り落としてしまったというのだから驚きです。
西村まこさんは30代後半になると、ヤクザを引退。以降も極道との付き合いは続き、その中で元旦那と出会いますが、40代で再びヤクザの世界へと戻っています。
しかしその後、とある事件で刑務所に入るかもしれない…といった危機的状況に陥った西村まこさん。しかも、当時の住吉会会長が西村まこさんの仲間に詐欺行為を働いたことを知ります。
西村まこさんは釈放されるとすぐに会長の元へ向かい、悪行を問いただして詐欺の被害金を取り立て。この件を機にヤクザを辞めると宣言していますが、その様子をYouTubeにアップロードしたというのだから驚きです。
西村まこが所属していた住吉会とは
住吉会は東京都を中心とする指定暴力団です。公安委員会は住吉会を”主要団体”の1つとして位置づけられているほか、アメリカ政府も住吉会を”国際犯罪組織”として認定。主に賭博や薬物・武器の密輸、人身売買などの犯罪に関与しているものとされています。
ことのはじまりは、幕末から明治初期にかけての時代に結成された博徒「住吉一家」。さらに1918年になると、「住吉一家二代目」が結成され、これがのちの「住吉会」となります。
賭博(とばく)で世渡りをしている人々。博打(ばくち)打ち、渡世人(とせいにん)ともいい、賭(か)け事が庶民階級に浸透していった平安時代初期のころに発生している。博徒が組織化し武装したのは江戸時代で、幕府が1805年(文化2)に関八州取締所を設置して博徒の取締りを強化したため、江戸および近郊の博徒が上州付近に集まり幕府に対抗した。
引用:こ博徒(読み)ばくと
また、構成員に関しては、2021年末の時点で25000名ほどだといわれているそうです。
西村まこ以外の女ヤクザ
西村まこさんは数少ない女ヤクザと言われていますが、”著名な女ヤクザ”という意味では唯一の存在ではないでしょうか。噂では山口組にも何人か女性の構成員がいるとのことですが、具体的な人数などはわかっていません。
とはいえ「女性=暴力団やマフィア、ギャングと無縁」という訳ではなく、世界にも数多くの女マフィアや女ギャングが存在するそうです。
謝才萍(中国)
謝才萍さんは中国マフィアの世界で、”中国のゴッドマザー”と呼ばれた人物。鉄拳を以て裏社会を支配したといわれており、役人や警察官も買収していたそうです。
ジュディ・モラン(イタリア)
ジュディ・モランさんはイタリアのギャングファミリーの元に誕生。その後、ジュディ・モランさんもボスとして君臨してました。
常に抗争に見舞われているような人生で、そのさなかに2人の元夫とそれぞれの間にできた子供も殺害されています。
また、ジュディ・モランさん自身も2人目の夫のきょうだいを殺害しており、2009年から服役中とのことです。
西村まこと結婚した旦那は敵対する山口組系の若頭補佐だった
西村まこさんは過去に結婚しており、相手もヤクザだったのだとか。いわゆる”極道の妻”でもあった西村まこさんですが、2人の出会いはヤクザ引退後に誘われた”極道の食事会”だといいます。
2月13日(月)、ABEMAにて人気お笑いコンビ・かまいたちの山内健司&濱家隆一がMCを務める冠番組「ぜにいたち」#60が放送。西野未姫を交えて「アングラ座談会~実録 元極妻の告白~」が開催された。西村まこさんは過去に極妻だっただけではなく、自身も「元女ヤクザ」という稀な経歴の持ち主。女ヤクザを引退後の30代後半、極道の食事会に誘われてお相手と出会ったという。
そんな元旦那は年上で、当時50歳前後。山口組系で若頭補佐を務めていた人物なのだそうです。しかし、西村まこさん自身も40代の時にヤクザとして復帰。
元旦那の山口組と西村まこさんの住吉会は敵対関係にあり、「夫婦でありながら敵対組織に所属する」という複雑な状況となってしまいます。
そんな複雑な状況となるにもかかわらず、西村まこさんは当時、元旦那に内緒でヤクザに復帰したというのだから驚きです。
2人の子供を出産した西村さんは40代後半でS会系ヤクザに復帰した。ところがS会系は夫のY会系と敵対している。濱家は「すごいことなんじゃないですか?ロミオとジュリエット的な」と衝撃。他の元極妻からも「同席すること自体がありえない」と驚いた。西村さんは「夫に黙って戻っちゃった」と明かした。
その後、西村まこさんが50歳のときに離婚することとなりますが、離婚理由はあくまで夫婦関係にあったのだとか。
西村まこさんいわく、離婚理由は「夫婦喧嘩の酷さ」とのこと。西村まこさんが先に手をだすことが多く、そのあまりの激しさに子供が喧嘩する度に110番していたほどだといいます。
その後、子供のためにも別れることを決意した西村まこさん。ちなみに現在も元旦那さんとは良好な関係を築いているとのことです。
西村まこの元旦那が所属していた山口組とは
山口組は暴力団で、日本最大規模の特定抗争指定暴力団とされています。
またこれまでに何度か分裂をしており、そのほかの山口組と区別するため「六代目山口組」とも呼ばれているそうです。
全国44都道府県に系列の組織があり、構成員も2020年時点で8000人を超えるなど、日本最大級の組織といえる山口組。その一方で、組員と呼ばれる組長・舎弟(弟分)・若中(子分)はわずか100名ほどなのだとか。
また、ロシアンマフィアに次ぐ収益を挙げており、その金額は約7000億円にものぼるそうです。
山口組の発祥は神戸で、”神戸ヤクザの頂点”といわれていた大嶋秀吉さん率いる「大嶋組」の傘下で結成。1915年に事務所を構えています。
その後、本家の大嶋組を凌ぐ勢いをみせ、1925年についに対立。激しい抗争の末に1932年に独立しました。
西村まこの子供:30代の時に2人の子供を出産~離婚後の親権は父親に
前述にもあるとおり、西村まこさんと元旦那との間には子供が誕生しています。子供は2人だそうですが、離婚後の親権はいずれも元旦那にあるそう。
なんでも、子供たちが西村まこさんの全身に入れ墨があることを理由に、父親が親権を持つことを望んだのだとか。
また、西村まこさんは30代の時に2児の母親となったと語っているため、自身が50代後半となったいま、どちらも成人していると推測できます。
西村まこの現在:ヤクザ関連のインタビュー・イベントに出演中
西村まこさんは現在ヤクザを引退。解体の仕事をしつつ、テレビやYouTubeといったメディアにも出演しています。
特にYouTubeの「HOMIE KEI」「竹垣悟チャンネル」といったヤクザ関連のチャンネルに出演することが多いです。
また、自身も元ヤクザであり、元暴力団員・元犯罪者の更生を支援するNPO団体の代表である竹垣悟さんが主宰する2023年のイベント「もっと懲役ぶっちゃけ話 〜語られなかった塀の中のリアル」にも出演。
数少ない元女ヤクザとして、その経験を様々な場面で語っています。
まとめ
西村さんはその喧嘩の強さからスカウトを受け、20歳のときに極道入り。拳銃の密売などを行い、自身も試射した経験があるといいます。
また、覚せい剤の使用がバレたことで、”ケジメ”として小指を切り落としたのだとか。
その後、ヤクザを辞めていた時期に元旦那と出会い結婚。その元旦那が、敵対する組に所属するヤクザというのだから驚きです。そして、2人の子供にも恵まれた西村まこさん。
しかし、激しい夫婦喧嘩などが原因で離婚し、子供の要望により親権は元旦那がもっているといいます。
そして40代に入り、再びヤクザへと復帰。会長と揉めたことを機に現在はヤクザを引退し、解体の現場で働きつつ、ヤクザ関連のイベントやインタビューなどに登場しています。
唯一といえるほど数少ない元・”女ヤクザ”の立場として、これからも業界の裏話を語っていってくれるのではないでしょうか。