トーヨーボール殺人事件の犯人は関東連合!三田佳子の息子・高橋祐也との関連も徹底紹介

2000年に関東連合の少年らが起こした集団暴行殺人事件「トーヨーボール殺人事件」に、三田佳子さんの次男・高橋祐也さんが関与していたとして話題になっています。

 

今回は「トーヨーボール殺人事件」の内容被害者や加害者について、高橋祐也と事件、覚醒剤との関係についてなどをまとめました。

 

トーヨーボール殺人事件とは

 

出典:https://pixabay.com/

 

「トーヨーボール殺人事件」とは、2000年5月13日の午前1時頃、東京都大田区池上にあったボーリング場「トーヨーボール」の駐車場で発生した集団暴行殺人事件です。

 

当時、東京都世田谷区、杉並区の暴走族の連合体として、近隣の不良グループとの間に抗争を繰り広げていた「関東連合」に所属する不良少年23名によって、抗争とはなんの関わりもない5人の少年達が敵対グループと勘違いされて突然襲撃を受け、少年のうち1人が拉致された上、陰惨な暴行を1時間半にわたって受け、殺害され遺棄された事件です。

 

この「トーヨーボール殺人事件」で「関東連合」の少年らが使用した車の中に、女優の三田佳子さん名義の車両(黒のチェロキー)が含まれていた事もマスコミや世間の興味を引き、ワイドショーなどで連日報道されました。

 

のちに、2010年1月に発生した「朝青龍暴行事件」、同年11月の「11代目市川海老蔵暴行事件」、2012年9月に発生した「六本木クラブ襲撃事件」などの凶悪事件を次々と起こし、その悪名を轟かせる事になる「関東連合」の名が、はじめて世に広く知られるきっかけになった事件でもあります。

 

今回はこの「関東連合」最初の凶悪事件ともいえる「トーヨーボール殺人事件」に焦点を当てます。

 

 

 

トーヨーボール殺人事件の内容

 

出典:https://www.ikegamiblog.com/

 

 

トーヨーボール殺人事件の背景

 

2000年5月当時、近隣の暴走族の連合体だった「関東連合」は、同じく暴走族の連合体だった「全日本狂走連盟」と敵対し、大規模な抗争に突入していました。

 

そんな背景の中、同年5月13日深夜1時頃、東京都大田区池上のボーリング場「トーヨーボール」の駐車場で、その抗争とは無関係の少年5人がダンスの練習をしていました。

 

 

「関東連合」が勘違いで少年らを襲撃

 

そこへ突然、複数の単車と車に便乗した、23名の「関東連合」のメンバーが現れ、襲撃します。襲撃された少年らは金属バットや刃物などで暴行を受け血だらけになりながら逃亡し、自分たちの車に乗り込んで逃走します。

 

しかし、その少年らの中の1人が、慌てて車のギアを入れ間違え、ガードレールに乗り上げてしまい逃亡に失敗。車は「関東連合」の少年らにたちまち取り囲まれ、少年は車外に引きずり出されて激しい暴行を受けます。

 

被害少年はガードレールにしがみつくようにし「勘弁してください!」と必死に懇願しますが、「関東連合」の少年らは、問答無用に殴る蹴るの暴行を加え、被害少年の後頭部をマグライトで殴打して気を失わせ、ぐったりとした少年を自分らの車に拉致します。

 

 

おぞましい暴行を執拗に加え少年を殺害

 

「関東連合」の少年らは、世田谷区所在の「世田谷市場」の空き地に少年を連れ込むと、金属バットなどの狂気で顔面を殴る、頭部を踏みつけ地面に叩きつける、頭髪をライターで焼く、至近距離からエアガンを乱射する、舌をハサミで切るなどのおぞましい暴行を1時間半にもわたって執拗に加え続けました。

 

やがて、被害少年は動かなくなり、「関東連合」の少年らは、被害少年を再び車の荷台に乗せると、東京都狛江市の慈恵医科大学看護婦寮の前の路上に放置し逃亡します。

 

被害少年は、偶然通りかかったタクシーの運転手に発見されて通報を受け、救急車で緊急搬送されましたが、脳挫傷と、くも膜下出血が原因で、翌日5月14日の午後9時半頃に亡くなっています。

 

 

 

トーヨーボール殺人事件の被害者は当時18歳の少年・小笠原一也

 

出典:https://pixabay.com/

 

「トーヨーボール殺人事件」で殺害された被害者は、当時18歳の寿司屋見習いの少年・小笠原一也さんでした。

 

事件当日の深夜1時頃、当時の若者の溜まり場だった「トーヨーボール」の駐車場に友人ら5人とダンスの練習をしていた事から、多少不良少年的なところもあったと見られていますが、関東連合による暴走族同士の抗争とはなんの関わりもなく、殺害されるような理由は何一つありませんでした。

 

 

被害者・小笠原一也の関係者達の反応

 

被害者・小笠原一也さんの父親は、遺体の確認を求められた際、そのあまりに変わり果てた息子の無残な姿に、遺体を直視する事ができず、「確認できない」と答えるほどだったと言います。

 

また、被害者・小笠原一也さんの高校時代の同級生の少女(当時19歳)が、この事件に大きなショックを受けて精神病になり、事件翌年の2001年7月30日、オーストリアウィーンのドナウ川で、精神分裂症(統合失調症)を患っていた、自称指揮者の当時33歳の男性と心中自殺をしています。

 

これについては作家の大崎善生さんがノンフィクション小説「ドナウよ、静かに流れよ」で取り上げています。

 

 

 

トーヨーボール殺人事件の加害者① 石元太一

 

出典:https://twitter.com/

 

「トーヨーボール殺人事件」の主犯的立場の1人と見られるのが、当時の「関東連合」の中核をなした暴走族の一つ「千歳台ブラックエンペラー」の総長だった石元太一です。

 

石元太一は当時18歳で、「トーヨーボール殺人事件」で逮捕され傷害致死罪で特別少年院へと送致されています。

 

石元太一はその後、2010年の「11代目市川海老蔵暴行事件」に当事者として関与し、2012年9月に発生した「六本木クラブ襲撃事件」にも主犯的立場として関与しています。

 

 

自叙伝「不良録」の中で「トーヨーボール殺人事件」について言及

 

出典:https://twitter.com/

 

その2012年、石元太一は自叙伝「不良録」を発表。その中で、この「トーヨーボール殺人事件」について触れています。

 

この「不良録」の中で石元太一は、「トーヨーボール殺人事件」について「自分のしでかした人生最大の過ち」と反省のポーズを取りながらも、あくまでも被害者の小笠原一也さんらを、敵対グループ「全狂連のメンバー」と表現し、自分たちが襲撃を加えた際にも、彼らが抵抗し乱闘のようになり、その結果死に至らしめたというニュアンスで事件について説明しています。

 

さらに、石元太一は、「トーヨーボール殺人事件」には、石元太一よりも立場が上の先輩が深く関与していたが、その先輩は後輩らに「自分は関与していないと言え」と口裏を合わせる偽装工作をしたとし、事件に主犯として関わりながら罪に問われていない何者かがいる事を示唆しています。

 

その後、石元太一は「六本木クラブ襲撃事件」で逮捕され、傷害致死罪で起訴され裁判を受け、2016年6月15日に懲役15年の実刑判決が確定しています。

 

 

トーヨーボール殺人事件の加害者② 柴田大輔

 

出典:https://times.abema.tv/

 

関東連合OBの柴田大輔さんは、工藤明男のペンネームで「いびつな絆 関東連合の真実」などを発表しノンフィクション作家として名前を知られるようになった人物ですが、実は「トーヨーボール殺人事件」の主犯格の1人ではないかと疑われています。

 

この騒動の中で襲撃を受けた被害者の1人が、襲撃メンバーの中に柴田大輔さんの姿を見たと証言しており、この事件に関連して警視庁麻布署の留置所に半年間留置されていたとの情報も出ています。

 

しかし、柴田大輔さんは自著の「聖域」の中で、「トーヨーボール殺人事件」への関与を否定しています。

 

柴田大輔さんは同書の中で、事件発生の直前まで襲撃メンバーらと行動を共にしている事は認めているものの、「の日の僕は、なぜか襲撃に参加することをためらった」と実際の襲撃には参加していないと主張しています。

 

 

トーヨーボール殺人事件の加害者③ 伊藤リオン

 

出典:https://twitter.com/

 

上述の石元太一の用心棒として「11代目市川海老蔵暴行事件」で市川海老蔵に全治2ヶ月の重傷を負わせ、逮捕され、世間に名を知られるようになった不良・伊藤リオンも、「トーヨーボール殺人事件」の加害者グループの中に加わっていました。

 

被害者・小笠原一也さんの父親は、2010年に女性週刊誌「女性セブン」の取材に応じ、この伊藤リオンについて言及しています。

 

驚くべきことに、小笠原一也さんの父親は、息子の命を奪った伊藤リオンに対してそこまで悪い感情を持っていない様子でした。

 

「伊藤リオンは、『申し訳ないことをした』『(亡くなったAさんが)毎晩夢に出てくる』っていって、とても反省してるといっているって聞いたよ。今回の事件(海老蔵殴打事件)があって、段ボール箱をひっくり返して当時の調書を読み返したんだよ。彼はそんなに芯から悪い人間じゃないと思いますよ。ワルはワルなんだけども、筋は通っている。警察や検事の供述書類を見ても、きっちりと事件のことを振り返って正直に話している。他の暴行犯の証言と比べてもあの男だけは正直だった。

 

引用:リオン容疑者らに息子殺された父「リオンは筋の通ったワル」

 

さらに、小笠原一也さんの父親は、この伊藤リオンと、グループのリーダー(石元太一か?)の両親だけが、損害賠償金500万円をきっちと支払ってきた事なども明かしています。

 

他の加害者らは裁判で決まった賠償金を支払わずに逃亡してしまったようです。

 

他の人が「出所して真面目に払います」といったり、親が「息子が刑期を終えて出てきたら払わせます」といってうやむやにしてしまうなか、リオン容疑者はその賠償金もすぐに払ったという。

「伊藤リオンと、グループのリーダーの両親だけが500万円を1回で払って、あとの5~6人の家族が200万円ずつぐらいかな。あとは一銭も払ってもらってません」

 

引用:リオン容疑者らに息子殺された父「リオンは筋の通ったワル」

 

「亡くなったAさん(小笠原一也さん)が毎晩夢に出てくる」と供述するなど、深く反省していたという伊藤リオンですが、だからと言って人の命を奪って良いことにはなりません。

 

伊藤リオンには「トーヨーボール殺人事件」で小笠原一也さんを殺害した罪を死ぬまで背負って生きて欲しいと思います。

 

 

 

トーヨーボール殺人事件と高橋祐也(三田佳子の息子)との関係とは

 

出典:https://twitter.com/

 

さて、冒頭でも簡単に触れましたが、「トーヨーボール殺人事件」で犯行に使われた車の中に、女優の三田佳子さん名義の車両(黒のチェロキー)が含まれていた事は、この事件が世間の注目を浴びる大きな要因となりました。

 

なぜ、三田佳子さん名義の車が犯行に使われたか、それは、三田佳子さんの次男で麻薬使用や女性への脅迫事件などで度々逮捕されている高橋祐也さんが深く関係しているようです。

 

というのは、「トーヨーボール殺人事件」で逮捕された関東連合のメンバーの1人が「車は高橋祐也から借りたもの」と証言しているのです。

 

三田佳子さんはこの報道を受けて「次男(高橋祐也)と事件については一切関わりはありません」と涙ながらに訴え、父親のNHKプロデューサー・高橋康夫さんも緊急の記者会見を開き「車は何者かに持ち出された」と主張し、高橋祐也さんの関与を強く否定しました。

 

しかし、高橋祐也さんはこの時点で既に、1998年に「覚醒剤取締法違反」で逮捕された過去があり、「トーヨーボール殺人事件」直後の2000年10月25日にも自宅地下室で「覚醒剤パーティ」を開いていた事が発覚して逮捕され、懲役2年執行猶予5年の有罪判決を受けているため、高橋祐也さんが「トーヨーボール殺人事件」に関与していないという、三田佳子さん側の主張を信じる者はほとんどいませんでした。

 

 

 

トーヨーボール殺人事件の犯人が高橋祐也(三田佳子の息子)への覚醒剤密売容疑で逮捕

 

出典:https://www.youtube.com/

 

高橋祐也さんは、上記の事件の後にも、3度逮捕されていますが、そのうち2度が覚醒剤がらみで、高橋祐也さんは合計で4度「覚醒剤取締法違反」で逮捕されていますが、その覚醒剤のkt種ルートに、どうやら関東連合が絡んでいる事が明らかになってきました。

 

2018年、高橋祐也さんに覚醒剤を譲渡していたとして、元関東連合のメンバーの境谷誠という男が警視庁に逮捕されました。

 

そして、この境谷誠こそが、2000年の「トーヨーボール殺人事件」の際に、高橋祐也さんから車を借り受けた人物である事が判明したのです。つまり、この頃からずっと高橋祐也さんと関東連合との間には深いつながりがあった事が伺われます。

 

高橋祐也さんは、母親の三田佳子さんから多額の金銭を「お小遣い」として受け取っており、その金銭は、関東連合OBから「覚醒剤」を購入するのに使用されていたとされます。つまりは、三田佳子さんから流れた金銭が関東連合の大きな資金源になっていた可能性が示唆されているのです。

 

 

 

まとめ

 

今回は、2000年に発生した「関東連合」による集団暴行殺人事件「トーヨーボール殺人事件」についてまとめてみました。

 

「トーヨーボール殺人事件」は、同年5月13日の午前1時頃、「関東連合」の少年ら23人によって、無関係な少年ら5人が突然襲撃を受け、うち1人がおぞましい暴行を受けた上で殺害された事件です。

 

この事件には、関東連合のリーダー格の1人、石元太一や、その後輩の伊藤リオンが関与し、現在は作家として活動する柴田大輔さんも関与しているとも言われています。

 

また、この事件で使用された車両の中の1台が、女優の三田佳子さん所有のものだった事も騒動になり、これには三田佳子さんの次男の高橋祐也さんが関与している事が明らかになってきています。

 

今後2度とこのようなおぞましい事件が怒らないことを願いましょう。

 

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