中原理恵はデビュー作品で大ブレイクした歌手

中原理恵さんは、1977年に19歳で歌手デビュー。大人っぽい楽曲が似合うクールな雰囲気が持ち味の女性です。

デビュー曲にして、自身の代表作になった「東京ららばい」は、後年様々な歌手によって歌い継がれた名曲。

当時、社会現象を巻き越した中原理恵さんについてプロフィールを振り返ってみましょう。

中原理恵のプロフィール

中原理恵さんは、北海道函館市出身。地元の函館市立潮見中学校を卒業後、私立の遺愛女子高等学校へ進学します。

ミッション系の高校で、東北より北では最古の女子校として知られています。

高校を卒業すると上京し、歌手としての活動を開始しています。

中原理恵の若い頃①　19歳でデビュー・年齢詐称の噂も　【当時の画像あり】

1978年、CBS・ソニーからデビューした中原理恵さん。

デビューにあたり、実は年齢詐称をしていたとも言われていますが、噂は本当でしょうか。

デビューシングルが大ヒット

中原理恵さんのデビュー作品は、厳密に言うと「TOUCH ME」というアルバムです。アルバムをリリースした後で、シングル「東京ららばい」をリリースしています。

デビューシングル「東京ららばい」は、作曲家の筒美京平さんと作詞家の松本隆さんの黄金コンビにより作られました。

哀愁を感じさせる歌謡曲とラテン音楽をミックスさせた、独特の雰囲気が新しいと世に受けて大ヒット。1978年の年末に選定されるレコード大賞では、新人賞を獲得しています。

さらに、デビューしたその年の紅白歌合戦に出場し、お茶の間に鮮烈な印象を残しました。

年齢を2歳サバ読み？デビュー時の画像を紹介

中原理恵さんはデビューしたのは19歳だったのですが、年齢を21歳と偽っていました。

理由は、楽曲が大人っぽいので合わせるために背伸びをしたようです。

芸能人で年齢をサバ読みと聞くと、若い方を想像するかもしれませんが、中原理恵さんの場合逆でした。

東京ららばいのシングルジャケットのプロフィール欄には、1956年生まれと記載されています。

ただ、デビュー当時の中原理恵さんの画像を見てみると、19歳よりも大人っぽく見えます。年齢を上にサバ呼んでも違和感がありませんね。

中原理恵の若い頃②　コメディエンヌとして才能開花

中原理恵さんは、デビュー早々大ヒットを飛ばし、歌手として名が知られるようになりましたが、コメディにも挑戦し成功しています。

その才能を萩本欽一さんが絶賛していました。

萩本欽一に才能を見出される

中原理恵さんは、1980年代前半の大人気コント番組「欽ドン!良い子悪い子普通の子」に欽ドンファミリーとして出演し、コメディエンヌとしての才能を開花させています。

この番組は、萩本欽一さんがラジオ番組に出演していた時に、若手の放送作家が残した「良い子、悪い子、普通の子」という走り書きのメモから、コント番組の構想を思いついたんだそう。

企画書を作り、各テレビ局に営業をかけたものの断られ続けましたが、唯一採用してくれたフジテレビで「欽ドン!良い子悪い子普通の子」を開始したというエピソードが知られています。

中原理恵さんがコント番組に出演するきっかけは、萩本欽一さんがパーソナリティを務めるラジオ番組に出演した際、トークが面白いと見出されたからだそう。

それまでのシリアスなイメージをいい意味でぶち壊し、コメディエンヌとしても才能を開花させることになりました。

1人3役で笑いを取る

番組の人気コーナーだった「良い妻、悪い妻、普通の妻」において、中原理恵さんは1人3役を演じ分けたことが話題に。

良い妻の「よし子」は黒ぶち眼鏡をかけたお金持ちの夫人風、悪い妻の「わる子」はアフロヘアでスケバンキャラ、普通の妻の「ふつ子」は中原理恵さんの素という全く異なる人格でした。

特に、よし子の「おーみーごーとー」という決め台詞がお茶の間に受けて大人気。

これまで歌手として活動してきた中原理恵さんの都会的で洗練されたクールな女性というイメージから180度違うその姿が、いっそう興味を引いたようですね。

ドリフ大爆笑でも人気者だった

中原理恵さんのトークのキレの良さは、他の番組の関係者の目にも留まりました。

TBSの大ヒットバラエティ番組「ドリフの大爆笑」にも登場。中原理恵さんの出演頻度は上がり、ほぼセミレギュラー状態でした。

さらに、大事なオチを任されることも多かったのです。

中原理恵の若い頃③　タレントとして司会の評価が高い

歌手としてデビューした中原理恵さんは、お笑い番組で意外な才能を発揮すると、タレントや女優にも挑戦しています。

タレント業もそつなくこなす、中原理恵さんの活動を紹介します。

初代ミュージックステーションのサブMC

テレビ朝日の長寿音楽番組と言えば、長年「Mステ」の名前で親しまれている「ミュージックステーション」ですね。

長年タモリさんがMCを務めてきましたが、実は番組がスタートした1986年10月には、初代MCを関口宏さん、初代サブMCは中原理恵さんが務めていたのです。

1987年12月に番組を降板し、2代目のMC松井康真さんへとバトンタッチしています。

声優やパーソナリティにも挑戦

1983年には、テレビ朝日の日曜洋画劇場で放映された「スーパーマン」において、ロイス・レイン役の吹き替えに抜擢され、続編でも同じ役を担当。

その他の作品としては、FMラジオドラマにも出演した経歴を持っています。

中原理恵の代表作品

①  幸福

中原理恵さんは、1981年10月に公開された映画「幸福」で本格的な女優デビューを果たしました。

演技力が認められた中原理恵さんの代表作の1つです。どのような作品だったのでしょうか。

映画「幸福」は、推理作家エド・マクベインさん原作のミステリー作品です。

舞台を日本に設定変更し、小さな町の本屋で起こった銃撃による無差別殺人事件から始まります。

中原理恵さんが演じたのは、刑事の恋人で事件の被害者の「庭子」を演じました。庭子が交際していた刑事を演じたのは長島敏行さんでした。

事件が起こった背景には、庭子の生前の行動が関係していると考えた刑事による目線で捜査が進みます。

やがて事件は意外な真相へとたどり着き、映画のタイトルである「幸福」について考えさせられる不思議な結末です。

②  男はつらいよ

映画「男はつらいよ」は、渥美清さんが演じる虎次郎シリーズ作品。中原理恵さんもマドンナとして出演しています。

中原理恵さんが出演したのは、シリーズ第33作品目の「男はつらいよ 夜霧にむせぶ虎次郎」において、マドンナ風子を演じました。

虎次郎が旅先の釧路でヤンキー風の女性と出会い、意気投合します。この女性こそが風子です。

腕を組んで歩くほど親密になるものの、やがてライバルとなる男性が登場し、風子を巡る激しい三角関へと展開していきます。

男はつらいよ作品に登場する歴代のマドンナの中でも、最も渥美清さんとの年齢差があったことが大きな話題を呼びました。

中原理恵の番組降板理由①　高橋幸宏との不倫が原因？

1981年から1982年にかけて「欽ドン!良い子悪い子普通の子」に出演した中原理恵さんは、コメディエンヌとして高い評価を得ましたが、実はたった1年で突如降板しています。

降板理由として様々な憶測が飛び交いましたが、そのうちの1つには高橋幸宏さんとの不倫報道だったと言われています。

高橋幸宏のプロフィール

高橋幸宏さんは、シンガーソングライター兼ドラマー、作詞家、音楽プロデューサーとして日本の音楽を牽引している人物です。

若い頃は「高橋ヒロユキ」名義で活動し、YMOなどのグループ活動も行っていました。

アルバムの制作をきっかけに接近

中原理恵さんのアルバム制作に、プロデューサーとして高橋幸宏さんが参画したことで、2人は急接近したようです。

六本木や赤坂でデートしている場面を目撃されています。問題は、高橋幸宏さんには当時嫁がいたことです。

不倫の噂が芸能界で囁かれるようになると、高橋幸宏さんは嫁との離婚を発表。離婚理由については語りませんでしたが、不倫が原因だと見られています。

これらの一連の顛末が萩本欽一さんの耳に入り、強制的に番組降板に追い込まれたとの噂がまことしやかに流れました。

中原理恵さんは離婚が成立した高橋幸宏さんと同棲を開始。当初は「結婚しなくて良いの」と割り切っていたようですが、徐々に結婚を意識するようになったそう。

しかし、高橋幸宏さんに新たな恋人がいることが報道されたことをきっかけに、1990年頃に破局を迎えました。

中原理恵の番組降板理由②　歌手活動に専念したかった？

中原理恵さんが番組を突然降板したもう理由の1つには、中原理恵さんの歌手活動に対する思いから来ているという説もあります。

萩本欽一の優しさだった？

「欽ドン!良い子悪い子普通の子」に出演後から、映画やテレビなどで女優として活躍し、司会業や声優としても活動の幅を広げた中原理恵さん。

しかし、心の中では歌手として専念したいという気持ちを持ち続けてきました。

1981年行われた女性誌インタビューでは、「私は歌手としてもう一花咲かせたい」と心境を吐露しています。

所属事務も歌手活動に専念させたいと考えて、萩本欽一さんに中原理恵さんの進退を任せることになり、萩本欽一さんは以下の回答をしたそうです。

萩本は「このままでは理恵は歌手に戻れなくなる」「お笑いは新鮮さが勝負。

飽きられたらオシマイ。この辺で理恵ちゃんに休養してもらって充電してもらおうかなあ」と中原の降板を決めた。

 

引用：中原理恵人気の欽ドンをわずか半年で降板 – 日刊現代 https://www.nikkan-gendai.com/

こうして、中原理恵さんの将来のために、萩本欽一さんは発掘したスターを手放すことになったという見方がされているようです。

中原理恵の引退理由とは

中原理恵さんは2000年頃までは芸能活動をしていましたが、今は引退しています。

引退理由とはどのようなものだったのでしょうか。

その後のヒット曲がなかったから？

「東京ららばい」で衝撃的な大ヒットを飛ばし、コメディエンヌとしても一世風靡してきた中原理恵さん。

萩本欽一さんの「欽ドン!」を降板しても歌手の道を選びましたが、その後はヒット作品に恵まれませんでした。

女優としても出演オファーが減り、芸能活動に限界を感じていたという説が囁かれています。

中原理恵の現在①　結婚している？

ここからは中原理恵さんの現在について見ていきましょう。

最後にテレビに出演したのは2000年なので、引退してから20年以上が経過しています。現在、62歳です。

結婚の噂もありますが、どのように過ごしているのでしょうか。

旦那は高橋幸宏説が浮上していた

中原理恵さんは、自身でインスタやTwitterアカウントを開設していないので詳しい情報はありませんが、当時不倫相手だった高橋幸宏さんと結婚したという噂が流れました。

しかし、高橋幸宏さんはモデルの高橋喜代美さんと結婚していますので、この噂はデマです。

北海道に住んでいる様子を激写されている

引退後の生活は不明な点が多いものの、週刊誌の「あの人は今」の特集で故郷の函館で生活していることが報じられています。

黒い帽子を被り、お財布を片手に買い物に出かけている様子が激写されています。スラリとした抜群のプロポーションを維持している様子でした。

具体的な結婚生活については書かれていませんでしたが、高級住宅街に住んでいると記載されています。

中原理恵の現在②　今は社長業をしている？

ビルのメンテ会社を創業したという噂がある

中原理恵さんは、ビルのメンテナンス会社を起業し、社長業をしているという噂があります。

ただ、具体的にどの会社なのかは判明しておらず、あくまで噂レベルです。

中原理恵の現在③ 渡辺真知子との交流

芸能界引退から20年が経過した現在も、芸能人との交流を持つ中原理恵さん。渡辺真知子さんとの交流があるようです。

ブログに画像が掲載されている

渡辺真知子さんは、ソニーミュージックに所属する日本のシンガーソングライター。

中島みゆきさんや松任谷由実さんの次世代を担う人材として登場しました。天真爛漫な人柄で知られ、バラエティ番組に引っ張りだこの生活を送っています。

そんな渡辺真知子さんは、毎年新年会を開催し、仲の良い友人と交流を深める場を設けています。

ブログには新年会の画像が掲載されており、中原理恵さんも友人の1人として一番左側で写真撮影に参加。

ブログを見ると、現在も若々しい美貌を保っていることが分かります。

まとめ

中原理恵さんは、1978年に「東京ららばい」でデビュー。楽曲がヒットして、同年のレコード大賞新人賞を受賞、紅白歌合戦にも出場しました。

当時19歳だった中原理恵さんは、大人っぽい楽曲だったこともあり、21歳と年齢をサバ読みしていた時代もあったのです。

その後、萩本欽一さんに見出されて「欽ドン!良い子悪い子普通の子」に出演。人気コーナーを任される程にコメディエンヌとして才能を開花し、お茶の間から絶大な人気を集めました。

しかし、僅か1年で突如番組を降板。理由として、高橋幸宏さんとの不倫報道や、歌手に専念したいという中原理恵さんの意向などが囁かれています。

その後、歌手としてヒットに恵まれることなく、2000年頃に芸能界を引退しています。現在は、地元の函館で暮らしているようです。

結婚の噂や、社長としてビルメンテ会社を経営する噂が飛び交っているものの、詳しいことは分かっていません。

今は一般人として暮らしているので、なかなか現状の詳細を知ることできませんが、週刊誌や渡辺真知子さんのブログに画像が貼られており、元気に過ごされているようです。

この先、芸能界に復帰することはあるのでしょうか。今後の活動にも注目していきましょう。