本間朋晃はガラガラ声と見た目が特徴的なプロレスラー

本間朋晃さんは、「こけし」の愛称で知られる人気プロレスラーです。テレビに出演することもあるので、プロレスファンでなくてもご存知の方も多いのではないでしょうか。

独特のガラガラ声と活舌の悪さから、「何を言っているのか全く分からない」と困惑する人が後を絶ちません。

まずは、そんな本間朋晃さんのプロフィールや声の秘密を見ていきましょう。

本間朋晃のプロフィール

昔はガラガラ声ではなかった？

本間朋晃さんの特徴は、黒い肌に金髪、そして1度聞いたら忘れられないガラガラの声。

実は、昔からガラガラ声だったわけではなく、ガラガラになった理由がありました。

試合を重ねる中で、相手からのラリアットを喉仏で受けたり、胸元へのチョップが喉にぶつかったりと、知らず知らずの内にダメージが蓄積していったのだとか。

結果的に声帯が潰れてしまい、究極のガラガラ声に変化していったのです。

元々活舌も悪かったことも重なり、さらに聞き取りにくくなり、テレビに出演すると「何を言っているのか分からない」と突っ込まれることに。しかし、それも個性として認知されています。

プロレスでタッグを組む真壁刀義さんも、自身のYouTubeチャンネルで、ゲスト出演した本間朋晃さんの応援VTRを見て「もはや何を話しているのかクイズだな」と感想を述べていました。

長年一緒に闘っている人でも首をかしげるくらいなので、本間朋晃さんの声で話を理解するのはかなり難易度が高いということになりますね。

本間朋晃の昔の経歴

本間朋晃さんは、これまでに大日本プロレス、全日本プロレス、人日本プロレス、G-TALENTなど数々の団体を渡り歩いており、現在はフリーランスのプロレスラーをしています。

これまでの学生時代からプロレス人生を振り返ってみましょう。

学生時代は写真部だった

高校生の頃は、プロレスラーを夢見ながらも、写真部に所属していたという特殊な経歴を持っています。

高校2年生の時、「プロレスラーになる方法」という本を読んで、独自のトレーニングを積み、新日本プロレスのテストに挑みましたが不合格。

アニマル浜口さんの道場の門下生が何人かテストを受けている様子を見て、すぐに道場に電話した本間朋晃さんは、門下生になりたいと懇願し、急遽道場へ入ることが決まったのです。

大日本プロレス時代は過激なデスマッチを繰り広げてきた

アニマル浜口さんの経営する浜口道場に入門し、プロレスラーとしての鍛錬を積んだ本間朋晃さんは、1997年5月にデビューします。

デビュー後の本間朋晃さんは、大日本プロレスで過激なデスマッチを繰り広げるエースとしてのポジションを確立しました。

2000年には、最年少でBJW認定デスマッチヘビー級王座に2回輝いています。

その後、大日本プロレスを退団し、全日本プロレスへと移籍しました。2006年には全日本プロレスを退団し、フリーへと転向しています。

新日本プロレス時代

全日本プロレスを退団後、活動の舞台を新日本プロレスに移した本間朋晃さんは、真壁刀義さんと共に「G・B・H」のメンバーとして台頭するようになりました。

G・B・Hとは「Great Bash Heel」の略で、最も凶悪なヒールという意味です。結成したばかりの頃は、ヒール集団として機能していました。

その後、G・B・Hのメンバーだった矢野通さんが立ち上げた「CHAOS」にメンバーが続々と移籍したことで、真壁刀義さんと本間朋晃さんの2人のタッグ名になりました。

タッグを組んで3年間は成績が低迷していましたが、「WORLD TAG LEAGUE2015」で優勝を飾り飛躍しています。同年、本間朋晃さんもプロレス大賞において技能賞を受賞しました。

さらに2016年には、東京ドームにて開催された「IWGPタッグ王座」で第69代王者として輝き、2人の名は知られていくようになりました。

本間朋晃は昔から華原朋美の大ファンで有名

これまでに様々な番組に出演してきた本間朋晃さん。

昔から歌手の華原朋美の大ファンだと明かし、「有吉ゼミ」に出演した際に求愛したことが大きな話題を呼びました。

華原朋美のプロフィール

番組VTRで大ファンぶりを披露

本間朋晃さんは、2015年7月に放送されたバラエティ番組「有吉ゼミ芸能人の人生が変わるSP」にゲスト出演、長年憧れてきた華原朋美さんに告白しています。

プロレスラーになるために故郷の山形県から上京し、日々稽古を重ねる中で落ち込むこともしばしば。そんな時に勇気付けてくれたのは、華原朋美さんの大ヒット曲「Im’proud」でした。

当時の本間朋晃さんの自室がVTRで流れ、華原朋美さんのポスターが複数貼られ、ポスターに話しかける姿や、愛犬との散歩中もドスのきいた低い声で歌をくちずさむ姿も放送さました。

さらに場面が変わり、番組スタッフから好みの女性について聞かれると、以下のように返答しています。

「朋ちゃん。理想は朋ちゃん以外、考えられない」と相好を崩した。「Ｉｍ’ｐｒｏｕｄ」は今も毎晩聞くそうで、時に涙を流し、「情熱を失いそうな時に頑張れよ的な。オレの曲です」と本間は語った。

 

引用：華原朋美 本間朋晃からの告白にOK – デイリー https://www.daily.co.jp/

本間朋晃さんは、華原朋美さんの曲を聞いてしばしば元気づけられたのですね。

まさかの告白OK

さらに、2015年6月12日に開催された華原朋美さんの公演チケットが番組から贈られ、生で「Im’proud」を見ることができて涙ぐんでいた本間朋晃さん。

スタジオでインタビューを受けていると、背後の扉が開き、憧れの華原朋美さんがサプライズで登場。すると「朋ちゃん!」と、本間朋晃さんが驚きのあまり絶叫していました。

華原朋美さんから「いつも大好きって言ってくれてありがとうございます」と、笑顔を向けられると「好きでした。いきなりですけど、友達からでも良いのでお願いします」と突如告白。

突然のことに驚いた様子を見せつつも華原朋美さんは「お願いします」と、本間朋晃さんの手を握りました。まさかの告白OKという結末でVTRは締めくくられたのです。

スタジオにカメラが戻ると、本間朋晃さんは「あまりにもテンパってしまって」と撮影時にお互いの連絡先を交換し忘れてしまったとオチを告白。

OKをもらったものの、どうやら熱愛に発展した様子はなさそうですね。

本間朋晃の嫁は一般女性…2017年に結婚

本間朋晃さんは2017年に結婚しました。嫁との結婚に至るまでの経緯がドラマチックだと話題に。

まずは、結婚相手となった女性の素姓や出会いを紹介します。

2017年8月に結婚

本間朋晃さんが一般人女性と結婚していたことを発表したのは2018年5月のこと。実際に入籍したのは2017年8月なので、暫く公表を控えていたようですね。

結婚相手の嫁は、本間朋晃さんと同じ年齢の千恵さんという女性です。具体的な個人情報は明かされていませんが、ツーショット画像は公開されています。

嫁についてインタビューされると「今まで生きてきて、こんなにも話が合って性格も合う人がいない。ずっと友達のように笑い合いながら賑やかな家庭を作りたいです」と、語っています。

馴れ初めは？

2人の出会いは2014年8月に遡ります。プロレスの遠征で香川県を訪れていた本間朋晃さんは、試合前日の夜に街を歩いていると女性から声を掛けられました。

この女性こそが千恵さんで、「明日試合ですよね。頑張って下さい」と激励されたのです。

実は千恵さんはプロレスの大ファンでしたが、当時は体形や雰囲気から本間朋晃さんをプロレス選手だと分かったものの、名前までは知らなかったそう。

激励された本間朋晃さんは「ありがとう」と感謝の意を伝えた後で、「ご飯にいかない?」と誘ったのです。

嫁の千恵さんは当初、プロレス選手の中では本間朋晃さんの顔が苦手だったそうですが、連絡先を交換して連絡を取ると、とてもマメで優しく接してくれることに好感を持ったそうです。

こうして友人関係からスタートした2人は、2016年から交際へと発展しました。

本間朋晃は試合中の事故で大怪我を負う…　【結婚のきっかけにも】

交際していた2人が結婚を決意するに至ったきっかけは、本間朋晃さんの大怪我が原因でした。

事故の詳細や、その後に本間朋晃さんが味わった挫折と復帰までの壮絶な道のりについて振り返ってみましょう。

事故が起きたのは、2017年3月3日に沖縄の大会でした。対戦相手の技が決まり、本間朋晃さんはマットに叩きつけられました。

以前から技を受けても直ぐ立ち上がっていたのですが、意識がハッキリしているのに身体動かないという状況に。

この時のこれまで一度も体験したことのない感覚について、インタビューで以下のように語っています。

全く痛くなくて、それでいて体がなんか生温かくプカプカと水の中に浮かんでる感じで「あ、これはヤバイかな」って。

レフェリーに無理だと言ったつもりが、口はパクパク動くんですけど声が出ないんですよ。

 

引用：本間朋晃が奇跡の復帰戦へ – livedoorNEWS https://news.livedoor.com/

身体はピクリとも動かせなかったのですが、耳はしっかり聞こえていたので、周囲から「ヤバいな、ヤバいな」と慌てふためく声が聞こえていたそうです。

三途の川から呼び戻してもらう

少しずつ目がショボショボしてきて、「ああ眠いな」と思っていると、急に景色が変わりなぜか川のほとりに立っていたそう。

水が流れるザーザーという音が聞こえてきて、目の前には橋がかかっていたんだとか。

渡らないといけないという感覚に捉われて足を踏み出そうとすると、当時彼女だった千恵さんの「とも君！」と呼び掛ける声がしました。

そこで意識が引き戻された本間朋晃さん。まさに三途の川を渡りかけたところを、千恵さんが呼び戻してくれたようで、命の恩人と感じているんだとか。

献身的な看護でプロポーズ

首を強打したことで、身体が動かなくなってしまった本間朋晃さん。搬送先で検査を受けた結果は最悪のものでした。

2人が結婚を決めたのは、未来を考えることが難しい程の酷い状況だったのです。

入院先の主治医から伝えられたのは、「プロレスへの復帰なんてとんでもない。最悪寝たきりも考えてください」と言われました。

元に戻れる見込みが薄く、希望を持てない状況でも、本間朋晃さんは千恵さんと二人三脚でリハビリをスタート。千恵さんは仕事を辞め、病院で寝泊まりしながら献身的に看護を続けました。

どんな時も「大丈夫、大丈夫」とニコニコ笑う千恵さんの姿に、とても救われたのだとか。

そんな千恵さんの姿に心を打たれ、「僕が一生マッサージしてあげるからね」とプロポーズ。こうして2人は結婚することになったのです。

本間朋晃と嫁の間に子供はいる？

子供はいない

2017年8月に結婚して3年以上の月日が流れていますが、2人の間に子供は誕生していないようです。

結婚した段階で夫婦揃って41歳だったので、年齢的には少しずつ難しくなっていくかもしれません。

本間朋晃の復帰動画が話題に

2018年6月23日に、本間朋晃さんは辛く長いリハビリを経てプロレス界に復帰しました。

復帰にあたり、動画が制作されています。どのような思いで復帰を迎え、周囲に対して何を語ったのでしょうか。

477日ぶりの復帰を果す

新日本プロレスの公式チャンネルにおいて、本間朋晃さんの復活に関する密着取材動画を見ることが可能です。

タッグパートナーの真壁刀義さんとの対談や、リハビリ中に感じていた不安などを素直に語る本間朋晃さんのインタビューが収録されています。

復活試合当日は地元の山形で行われ、タッグを組む真壁刀義さんと共に闘い、見事勝利。

試合後に「ただいま」と観客に向けて挨拶しました。

本間朋晃の現在①　新婚さんいらっしゃいにリモート出演

嫁の尽力による復活劇から2年以上が経過しました。プライベートでは、嫁と共にバラエティ番組に出演しています。

嫁にセコイと文句を言われる

2020年7月に放送された「新婚さんいらっしゃい」に、自宅からリモートで出演した本間朋晃さん夫妻。

結婚後は、毎日嫁をマッサージで労い、お礼に嫁の膝枕で耳かきをしてもらうのが幸せの時間だと笑顔で語る本間朋晃さん。

どうやら2人の仲はとても良好なようですが、嫁からは本間朋晃さんが倹約家すぎてセコイと感じることもあると暴露されています。

例えば、トイレの水を流すのは2回分の小水が溜まってから流すとか、コンセントを片端から引っこ抜くなど、毎日続くとゲンナリすることもあるのだとか。

それでもお互いに尊重し合って生活を送っているようです。

本間朋晃の現在②　現役プロレスラーとして活躍中

試合は動画で見ることも可能

本間朋晃さんは現在44歳になりましたが、変わらず現役選手として活躍中です。

現在はフリーランスのプロレスラーとして、日々団体戦や個人戦で戦績を重ねています。

スポーツニュースで試合の勝ち負けの結果が表示されていますが、実際に試合の模様がYouTubeにアップされていますので、よりリアルな経過を知ることができます。

本間朋晃さんに興味をお持ちの方は、一度閲覧しても良いかもしれませんね。

まとめ

本間朋晃さんは学生時代からプロレスに憧れて、アニマル浜口さんが経営する浜口道場で稽古を重ね、1997年に大日本プロレスでレスラーデビュー。

その後は、全日本プロレスや新日本プロレスなど複数の団体を渡り歩き、フリーランスのレスラーとして活躍しています。

基本はヒール役を担っているものの、独特のしゃがれ声や明るいキャラクターが受けて、「こけし」の愛称で数多くのファンから親しまれています。

2017年3月には、試合で首を強打する事故で大怪我を負いました。四肢麻痺状態に陥り、復帰が難しいという医師の診断でしたが、苦しいリハビリを乗り越えて奇跡の復活。

その陰には、嫁が献身的に付き添ってくれたことが大きかったそう。当時はまだ彼女だった嫁は、仕事辞めて病院で寝泊まりして看病してくれたのだとか。

本間朋晃さんはその姿を見て嫁との結婚を決意し、2017年8月に入籍。2人の間に子供はいませんが仲良く暮らしています。

2021年現在もプロレスラーとして現役生活をを続行中の本間朋晃さん。動画配信やDVDなどでその雄姿を見ることが可能です。

これからも本間朋晃さんを応援しましょう。