「もしかしてだけど〜♪」の歌ネタで大ブレイクしたお笑いコンビ「どぶろっく」ですが、現在はテレビでほとんど見かけなくなり、消えたと囁かれています。
今回はどぶろっくがブレイクした歌ネタ、消えた理由や現在をまとめました。
どぶろっくのプロフィール
コンビ詳細
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コンビ名:どぶろっく
結成年:2004年
所属事務所:浅井企画
メンバー:森慎太郎、江口直人
役者志望だった森慎太郎さんを、江口直人さんが誘う形で2004年10月にコンビを結成。
2人は小学生から大学までずっと同じ学校で学んだ幼馴染でした。
「どぶろっく」というコンビ名は、「どぶのような男」である森さんと、「ろくでもない男」である江口さんという意味から名付けられたそう。
また、2人はお酒が大好きであったため、お酒の名前にちなんだ名前をつけたかったというのも理由の1つだそう。
2006年に1度コンビを解散していますが、翌年には再びコンビを組み始めました。
2008年頃から、日々の女性の言動などを鋭い観察眼から生々しく下品にネタにした歌ネタをするようになり、共感を呼ぶようになりました。
「もしかしてだけど〜♪」のネタで2013年にブレイクし、その勢いのまま、2014年には上半期ブレイクランキングにおいて堂々の1位を獲得。
また、2015年には新ネタ「○○な女」も披露し、こちらも前回と同じように女性の日常のしぐさや行動を下ネタを交えてネタにするというもの。
下ネタでありながらも共感を得られる、というのがどぶろっくの最大の武器であり、ブレイクした理由とも言えます。
どぶろっくがブレイクした歌ネタ2つを紹介【動画あり】
「もしかしてだけど〜♪」
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どぶろっくは、劇場や舞台では歌ネタだけではなくコントも披露していますが、テレビでは主に歌ネタのみで勝負しています。
ブレイクのきっかけにもなった「もしかしてだけど〜♪」のフレーズは、誰もが一度は耳にしたことがあるでしょう。
コンビ名よりも「もしかしてだけど〜の人」と呼ばれるほど、ネタは広く認知されています。
このネタは、女性が何気なくしている仕草や行動を観察し、男性目線でありえない妄想を歌にしたネタです。
「そんなことあるわけないだろ」と突っ込みたくなるような妄想の世界ですが、思わずクスッと笑ってしまうネタです。
靴屋で女の店員が躊躇なく俺の足元に膝まずいて靴を履かせるんだ
もしかしてだけど もしかしてだけど
真ん中の足のサイズが気になってんじゃないの
コンビニで女の店員がお釣りのお札を渡す時俺に見せながら指で数えるんだ
もしかしてだけどもしかしてだけど
薬指に指輪がないのをアピールしてんじゃないの
店員さんが当たり前のようにしている接客を、かなりポジティブに捉えて妄想を繰り広げ、下ネタを交えて歌にするという斬新さがウケ、男性からの共感を得ました。
こちらは歌ネタ王決定戦に出演した際のネタです。
つい口ずさみたくなるような、頭に残るフレーズとメロディですよね。
このネタで2013年から2014年にかけてブレイクを果たした後、2015年には新ネタを披露しました。
「○○な女」
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2015年に披露した新ネタもかなりインパクトがあり、聞いた人は「頭に残って離れない」という声が多く挙がりました。
「おんなーおんなーおんなーおんなー♪」と、とにかく「女」を連呼するという衝撃的な歌い出しです。
そして、本題のネタはどぶろっくの独断と偏見で、女性のあるあるを下ネタを交えてネタにしています。
お2人の経験に基づいたものなのか、それがあるあると言えることかは別として、やはり耳に残るメロディとクスッと笑える下ネタで、こちらも人気を集めました。
何より2人の高い歌唱力も際立ち、ネタとしてはかなりストレートな下ネタであっても歌の上手さでカバーしている部分もありました。
そして、「一発屋」疑惑が挙がっていた時期の新ネタ披露により、再ブレイクもありうるか?と思われました。
しかし、2015年からは徐々にテレビ出演がなくなり、2019年現在はほとんど見かけることもなくなってしまいました。
どぶろっくが消えた理由3つ
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ストレートで切れ味抜群の下ネタで大ブレイクを果たしたどぶろっくですが、ブレイクした当初から懸念されていた通り、残念ながら一発屋のレッテルを貼られることとなってしまいました。
男性目線では共感できたり、妄想を共有できたりと不快を感じることはないでしょうし、女性目線でも不快感は少なかったように思われますが、基本的に下ネタは受け手の感じ方次第です。
そういったことも踏まえて、なぜどぶろっくは消えてしまったのかをまとめました。
①女性からの批判、クレーム
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「もしかしてだけど〜♪」のネタは、女性の何気ない仕草などをエロに結びつけて、勝手に妄想を膨らます男性の気持ちを歌にしているため、女性が不快と感じることは少ないと思われます。
批判やクレームが殺到するほどの下ネタではないですし、せいぜい「そんなわけあるか!」とつっこむくらいのものでしょう。
しかし、「○○な女」のネタは少々取り方によっては不快だと感じる女性がいたかもしれません。
女女女…
ファミレスで恋愛相談している女は声がでかい
女女女…
キスをするときやたらと舌を入れてくる女は犬飼ってる
この程度のネタであれば女性も笑って聞けますし、下ネタと言ってもかなりライトな感じです。
結構ぽっちゃりしてるのにエロい格好の女は部屋汚いだらしない無頓着
男のtwin twin 見ても全然引かない女は弟がいるちんこなれしてる
この辺りになってくると、どぶろっくの経験談なのか、あまりにも根拠がない上に決めつけられているため、不快に感じる女性はいるのではないでしょうか。
特に、例として挙げられた「女」に当てはまる女性であった場合、「そんなことない!」と反論したくなる気持ちも湧いてきます。
見る側も、広い心であくまでネタの1つとして受け取れれば面白おかしく見られるのかもしれませんが、真面目に受け取ってしまうと不快に感じても仕方ないネタだと言えます。
テレビ業界において、現在の主な視聴者層は主婦だと言われていますから、過激な下ネタや女性軽視とも取れるネタは主婦から反感を買ってしまった可能性があります。
ただ、調査の結果、テレビ局などに女性からの電話やメールでクレームが寄せられた事実はなかったそう。
さらに、子供を持つ母親に好感度の高い芸人を聞いたところ、どぶろっくが上位にランクインしたこともあったそう。
一概に女性全てを敵に回したとは言えませんし、むしろ、エロを前面に出して笑いに変えるスタイルが面白いと感じる方も大勢いらっしゃいます。
女性から批判を集めたことがどぶろっくがテレビ界から消えた理由の1つではあるかもしれませんが、それが全てではないと言えます。
②視聴者が飽きた
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大ブレイクを果たしたものの、すぐに収束しあっという間に姿を消してしまうという芸人さんはこまんといます。
それを総称して「一発屋」などと呼びますが、一発屋芸人の多くは、ネタは面白くキャラも抜群ではありますが、それに続く何かがないため、すぐに飽きられてしまうという傾向があります。
一発ギャグや、インパクトのあるネタ、歌ネタは広い年齢層に受け入れられやすく、流行りやすい一方、次々に新しい芸人が出てくるため、その座を奪われる…というのはよくある話です。
どぶろっくも、抜群の歌唱力とキレのある下ネタを組み合わせた歌ネタでブレイクしたものの、視聴者の心をつかむ新ネタを生み出せず、結局飽きられてしまった可能性があります。
テレビ局としても、視聴者の「旬」を敏感に受け取って、最新の笑いを届けようと心がけます。
視聴者が飽き飽きしてきたら、テレビ局としても何かまた別の新しいものを取り入れるしかないため、ブームが終われば切り捨てられてしまうのです。
どぶろっくもまた、決定的な何か大きな理由や原因があったわけではなく、単純にネタに飽きられてしまったことでテレビ界から消えてしまったのかもしれません。
③トーク力のなさ
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芸人さんはブレイクを果たすと、それを足掛かりに多くのバラエティ番組に出演するようになりますよね。
すると、劇場やライブなどで決まったネタを披露するという仕事の他に、テレビで他の共演者と仕事する機会もどんどん増えるため、そこではトーク力が必須となります。
ひな壇に座って、いかにその番組を盛り上げ、面白く沸かすのか、ということが重要なのですが、若手芸人にはなかなかハードルの高い試練です。
多くの芸人たちが隙あらばどんどん切り込もうと構えている中で、より目立ち傷跡を残せるかが、芸能界での生き残りサバイバルな訳です。
どぶろっくも、大ブレイクを果たしていた2013年から一気にテレビ出演が増えました。
しかし、一発屋芸人に多いパターンで、どぶろっくもフリートークがかなり苦手な印象を受けた方も多かったのではないでしょうか。
ネタでは下ネタをガンガン言いますが、バラエティ番組のフリートークで下ネタを入れ込めるわけではないですし、MCから振られてもなかなか場を盛り上げることは難しかったようです。
また、番組サイドもフリートーク力よりも歌ネタを求めてきますし、視聴者のニーズも歌ネタを聞きたいというところにあるため、トークに重きを置いて番組に呼ばれることもないわけです。
「エンタの神様」や「爆笑レッドカーペット」など、ネタ番組がどんどん減少してしまい、必然的に活躍の場が減ってしまったと言えますね。
どぶろっくの現在
現在、民放の人気バラエティーなどでは滅多にどぶろっくを見かけず、ネタ番組などにたまに出演するくらいですよね。
どぶろっくは今、どのような活動をしているのでしょうか。
SNS
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まず、ファンに向けてSNSやYouTubeなどで動画配信しています。
しかし、ツイッター、インスタグラムのどちらも更新頻度はかなり低いため、フォロワーもなかなか伸び悩んでいます。
一方、YouTubeでの動画配信はファンからはかなり好評なようで、新ネタを作っては披露しています。ただこちらも、なかなかチャンネル登録者数が伸び悩んでいるのが現状のようです。
地方局のレギュラー番組
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SNSの他には、地方局でのレギュラー番組もいくつか出演しています。
現在、サンテレビの「ケンコバのバコバコ」、千葉テレビ「もしかしてリポート」の2つがレギュラー番組であり、ロケなどに出かけている様子が毎回放送されています。
全国放送の番組ではありませんが、細々と出演を続けており、根強い人気を集めています。
ライブや営業
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また、ライブへの出演や地方営業は積極的に行なっています。
どぶろっくが全盛期の頃は、営業においてナンバーワンを誇っていた芸人・テツand トモの営業数を超え、1位になったこともあります。
歌ネタとあって、営業ではかなり盛り上がるようですね。
地方への営業、パチンコ店など営業の仕事は大きな収入源となっているようです。
またAmeba TV「下ネタグランプリ2018」に出演した際にはツイッターを更新しており、優勝したことを報告していました。
このように、大きなものではないものの賞レースなどにも出場し、結果を収めています。
まとめ
2013年に「もしかしてだけど〜♪」の歌ネタで大ブレイク、CDまでリリースしたお笑いコンビ・どぶろっく。
その切れ味のある下ネタで高い人気を集めましたが、2015年頃からは次第にテレビから姿を消しました。
一発屋芸人というレッテルを貼られてしまいましたが、消えてしまった原因はやはり一辺倒な歌ネタのみで、バラエティ番組のトークなどでは活躍できなかったことが考えられます。
現在はラジオやライブ、営業などで地道な活動を続けているようなので、今後またテレビで活躍するのを楽しみにしたいですね。