ここ数年、芸能人・有名人が薬物使用で逮捕されるニュースが相次いでいますよね。それだけ、麻薬・違法薬物が蔓延しているということだと思います。
今回は麻薬・違法薬物の中でも「セレブドラッグ」とも呼ばれることがあるコカインを取り上げます。コカインを使ったことがある芸能人や有名人31名とコカインの症状や副作用、値段などをまとめました。
この記事の目次
コカインとは
コカインとは、南アフリカのペルー、ボリビア、コロンビア一帯のアンデス地域に生息する「コカの木」から精製するアルカロイドで、日本では「麻薬及び向精神薬取締法」で規制されている麻薬です。
コカインの特徴
コカインとは、次のような特徴を持っている麻薬です。
・無色~白の結晶のような粉末
・無臭
・苦みがある
コカインでは多数の死者が出ている
コカインは全世界で蔓延していて、全世界で1750万人もの人がコカインを愛用していると言われています。そして、1750万人のうちの33%がアメリカ人という統計があります。
コカインは愛用者が多いというだけではありません。コカイン中毒による死者数も多いんです。アメリカの疾病対策センター(CDC)によると、2017年にアメリカでコカイン中毒で亡くなった人は、1万4500人以上とされています。
アメリカのコカイン愛用者は、577万5000人。1年で死亡するのは1万4500人。いかにコカインが危険なドラッグなのかがわかりますね。
コカインの使用方法
コカインは、無色~白の結晶状の粉末ですが、主に3つの使用方法があります。
・水に溶かして静脈に注射する
・クラックコカインにして水タバコを使って吸う
ストローを使って鼻から吸うのが一般的なコカインの使い方と言えるでしょう。
コカインの男性芸能人・有名人:日本人6名
コカインを所持・使用して逮捕されたり、コカインを使ったと噂がある芸能人・有名人をご紹介していきます。まずは、日本人の男性芸能人・有名人からです。
1.田代まさしさん
出典:fnn.jp
田代まさし
生年月日:1956年8月31日
出身:佐賀県唐津市
身長:172cm
血液型:A型
活動:タレント
タレントの田代まさしさんは、覚せい剤を使用・所持していた疑いで何度も逮捕されています。でも、使用していた薬物は覚せい剤だけではないんです。
2010年の逮捕の際は、覚せい剤ではなくコカインをビニール袋に入れて所持していた疑いで、現行犯逮捕されています。この時、一緒にいた女性はコカインと覚せい剤、大麻を所持していたとのことです。
覚せい剤・コカイン・大麻を使用していたということは、違法薬物はなんでもやっていたし、コカインなどの違法薬物はやめようと思っても依存性が強く、やめたくてもやめられないということになりますね。
2.成宮寛貴さん
成宮寛貴
生年月日:1982年9月14日
出身地:東京都
身長:172cm
所属:元トップコート
血液型:A型
活動:元俳優
元俳優の成宮寛貴さんは、今までコカインの所持・使用で逮捕されたわけではありません。でも、コカインを吸引していたという疑惑を週刊誌のフライデーに報じられています。
自宅マンションで友人を誘ってお酒を飲んでいた時に、コカインを吸引し始めたという内容ですね。成宮寛貴さんはこの報道に対して、「事実無根」と反論していますが、この記事の中で同性愛者であると暴露され、そのこともあって、この報道を機に芸能界を引退されています。
逮捕されていないものの、このコカイン疑惑で芸能界を引退したことから、身の潔白は証明されず、「実際にコカインを使用していたのではないか?」と噂されています。
3.勝新太郎さん
出典:zakzak.co.jp
勝新太郎
生年月日:1931年11月29日
出身:東京都江東区
身長:170cm
所属:勝プロダクション
血液型:O型
活動:俳優
俳優の勝新太郎さんは、1990年1月にアメリカのハワイのホノルル空港でパンツの中にコカインとマリファナを入れていた容疑で逮捕されています。「パンツの中」に「コカインとマリファナ」という衝撃的なパワーワードは、当時大きなニュースとして扱われました。
しかも、取り調べに対して、「気付いたら入っていた」というのですから、不謹慎ですが、思わず笑ってしまいますよね。
4.桑名正博さん
桑名正博
生年月日:1953年8月7日
出身:大阪府大阪市
所属:レムミュージック
活動:ミュージシャン
ミュージシャンの桑名正博さんは、1977年にコカインと大麻を所持していた疑いで逮捕されています。さらに、コカインを常用していた事実をもみ消そうと証拠隠滅を図っています。
この時は執行猶予処分になっていますが、1981年には自宅で大麻パーティーを開いていますので、薬物依存は断ち切れなかったようです。
5.中村耕一さん
出典:oricon.co.jp
中村耕一
生年月日:1951年2月15日
出身:北海道函館市
活動:ミュージシャン
THE JAYWALKのボーカルだった中村耕一さんんは、2010年に覚せい剤を所持していた罪で逮捕されました。そして、その後に警察が自宅の家宅捜索を行ったところ、覚せい剤のほかにコカインと大麻、吸引器具が見つかっています。
完全に薬物漬けという状態だったようです。執行猶予4年の判決になっていますが、逮捕から1年後の2011年には、THE JAYWALKを脱退することを発表します。
6.ピエール瀧さん
ピエール瀧
生年月日:1967年4月8日
出身:静岡県静岡市
身長:179cm
血液型:AB型
活動:ミュージシャン、俳優
電気グルーヴのメンバーとして、さらに俳優や声優としても活躍していたピエール瀧さんは、2019年3月にコカインを使用した罪で逮捕されています。
供述によるとストレス解消のために使っていて、しかも20代の頃から使用していたとのことですので、30年近くもコカインを使っていたということになります。
コカインの女性芸能人・有名人:日本人6名
1.沢尻エリカさん
出典:jprime.jp
沢尻エリカ
生年月日:1986年4月8日
出身:東京都練馬区
身長:161cm
所属:エル・エクストラテレストレ
血液型:A型
活動:女優
女優の沢尻エリカさんは違法薬物のMDMAを所持していた疑いで逮捕され、大河ドラマは降板し、沢尻さんが出演していた部分は撮り直しという大きな騒ぎになりました。
沢尻エリカさんはMDMAを所持していただけでなく、「10年以上前から違法薬物を使っていた。(合成麻薬の)MDMAやLSD、大麻、コカインを使用していた」と供述しています。10年以上も前から。つまり、20歳の頃からコカインを使用していたということになります。
それだけ長年コカインや麻薬を使っていたら、薬物依存を断ち切ることはできるのでしょうか?コカインは精神的な依存は高いですから、また薬物に手を出してしまうという可能性は十分にあると思います。
2.高部あいさん
高部あい
生年月日:1988年8月16日
出身:東京都八王子市
身長:165cm
所属:元オスカープロモーション
血液型:A型
活動:タレント
美少女クラブ31の元メンバーで女優として活動していた高部あいさんは、2015年にコカインや向精神薬を所持・使用していた罪で逮捕されています。
実はこの時、高部あいさんは妊娠していて、体調を第一に考え、処分保留のまま釈放されています。釈放後も捜査は続けられましたが、所持していたコカインがごく微量だったことや社会井的制裁は受けたことなどから、起訴猶予処分となりました。
3.カルーセル麻紀さん
出典:oricon.co.jp
カルーセル麻紀
生年月日:1942年11月26日
出身:北海道釧路市
身長:157cm
所属:オフィスカルーゼル
活動:タレント
タレントのカルーセル麻紀さんは、2001年に大麻やコカインを所持していた容疑で逮捕されています。当時は、まだ戸籍は男性のままで、性同一性障害でも女性に変更できなかったため、カルーセル麻紀さんは、男性房に入れられてしまったとのことです。
容疑については、なぜか不起訴処分となっていて、起訴されることはありませんでした。
4.麻生希さん
麻生希
生年月日:1988年12月20日
出身地:東京都
身長:170cm
血液型:A型
活動:元AV女優
AV女優の麻生希さんは、2018年に覚せい剤所持の疑いで逮捕されています。この時、一緒にコカインや大麻も押収されました。
麻生希さんは覚せい剤を56グラム(1900回分)を所持していて、自分で私用するだけでなく、密売をしていたのではないかとされ、2回目の逮捕でもあることから、実刑判決が言い渡されています。
5.清水芹夏さん
出典:twitter.com
清水芹夏
生年月日:1990年12月25日
出身地:愛媛県
身長:162cm
所属:元株式会社ヤザ・パパ
血液型:O型
活動:元タレント
王様のブランチのリポーターとしても活躍していた清水芹夏さんは、2014年11月にコカインや覚せい剤を使用した罪で、暴力団員の男性と一緒に逮捕されました。健康的でさわやかなイメージが強い王様のブランチのレポーターが、コカインをやっていて、しかも暴力団員の男性と一緒に逮捕されたというのは、衝撃的でしたよね。
6.田中香織さん
田中香織
活動:元ホステス
田中香織さんは押尾学事件の被害者です。元俳優の押尾学さんと六本木ヒルズのマンションの一室でMDMAを使用し、体調が急変。押尾学さんに救命措置をしてもらうことができずに死亡しました。
その後の捜査で、田中香織さんの部屋からコカインの吸引器具が押収されています。そして、押尾学の裁判で、押尾学は田中香織さんはMDMAのほかにコカインもやっていたと証言しています。
コカインの男性芸能人・有名人:海外11名
1.ジェイ・Zさん
ジェイ・Z
生年月日:1969年12月4日
出身地:アメリカ
身長:188cm
活動:ラッパー、音楽プロデューサー
世界的に有名なラッパーであり、ビヨンセの結婚相手でもあるジェイ・Zさんは、ニューヨークのブルックリンで生まれますが、治安は最悪な場所で、高校中退後はコカインの売人をやっていました。しかし、ラップでの才能を認められ、コカインの売人からのしあがり、世界的なスターとなります。
2.50セントさん
50セント
生年月日:1975年7月6日
出身地:アメリカ
身長:183cm
活動:ヒップホップMC
ラッパーの50セントは、12歳の時に麻薬の売買を始め、コカインを所持していたことで高校を中退しています。その後は、クラックコカインの売買をしていましたが、ラッパーとしての才能を見出され、デビューしました。
3.ロバート・ダウニー・ジュニアさん
出典:eiga.com
ロバート・ダウニー・ジュニア
生年月日:1965年4月4日
出身地:アメリカ
身長:174cm
活動:俳優
子役から活躍していたロバート・ダウニー・Jr.さんは、8歳の頃からマリファナに手を出していて、薬物関係で6回も逮捕されています。2001年にはコカインで逮捕されていて、3年間の保護観察処分となり、リハビリ施設に収容されました。
コカインで逮捕された時には、人気ドラマの「アリー my Love」に出演していましたが、降板を余儀なくされています。2003年以降は、きっぱりと薬物を断ったとのことです。
4.ブルーノ・マーズさん
出典:nme-jp.com
ブルーノ・マーズ
生年月日:1985年10月8日
出身地:アメリカのハワイ
身長:165cm
活動:歌手
グラミー賞を受賞したこともある歌手のブルーノ・マーズさんは、2010年にラスベガスのHard Rock Hotel and Casinoでコカインを所持していたことにより逮捕されたことがあります。
逮捕当時は、その時初めてコカインを使ったと供述していますが、1年後のインタビューではそれは嘘だったと告白しています。
5.スコット・ストーチさん
スコット・ストーチ
生年月日:1973年12月16日
出身地:アメリカ
活動:音楽プロデューサー
音楽プロデューサーとして2000年代で最もヒットを飛ばした音楽プロデューサーであり、Dr.Dreの右腕としても知られるスコット・ストーチさんは、なんとコカインで自己破産しています。
コカイン中毒になり、毎日のように豪邸でパーティーをしていたら、80億円を失い、自己破産したそうです。その後は、リハビリを終え、一生アルコールもコカインもほかのドラッグもやらないと述べています。
6.シド・ヴィシャスさん
シド・ヴィシャス
生年月日:1957年5月10日
出身地:イギリスのロンドン
身長:188cm
活動:パンクロッカー
セックス・ピストルズのメンバーとしてカリスマ的な人気を誇ったシド・ヴィシャスさんは、コカイン・ヘロイン中毒として知られていました。バンド解散後は、ドラッグによってフラフラの状態でライブを行ったこともあります。
度重なるオーバードーズで意識を失って入院したこともあり、コカインやヘロインで錯乱状態になり、恋人を刺殺したこともありました。そして、ドラッグの過剰摂取で亡くなっています。
7.スティーヴン・タイラーさん
スティーヴン・タイラー
生年月日:1948年3月26日
出身地:アメリカ
身長:177cm
活動:エアロスミスのボーカリスト
エアロスミスのボーカルであるスティーヴン・タイラーさんは、「ペルーの半分に匹敵する量のコカインを吸っていた」と告白したことがあります。数百万ドルをコカインに使ったとのことですから、数億円にもなりますね。
1964年ごろからコカインを使いだし、「80年代には57キロまで体重が落ちたんだ。コカインを打つようになったからね」と話しています。リハビリ施設などに入所し、現在は薬物依存から立ち直ったそうです。
8.リヴァー・フェニックスさん
リヴァー・フェニックス
生年月日:1970年8月23日
出身地:アメリカ
身長:178cm
活動:俳優
スタンドバイミーに出演していた俳優のリヴァー・フェニックスさんは、ジョニー・デップが経営するナイトクラブの前で倒れて死亡しました。死亡原因は、コカインとヘロインの過剰摂取による心不全とのことです。
9.スティーヴン・キングさん
出典:elle.com
スティーヴン・キング
生年月日:1947年9月21日
出身地:アメリカ
活動:小説家
「ショーシャンクの空に」、「スタンドバイミー」、「グリーンマイル」などの原作やそのほかたくさんの名作を生み出しているスティーヴン・キングさんは、以前からコカインや大麻などの薬物を使い、80年代半ばには薬物依存になります。
しかし、奥様から薬物依存を克服しないと離婚だと言われて、依存症を克服することができました。
10.トーマス・エジソンさん
トーマス・エジソン
生年月日:1847年2月11日
出身地:アメリカ
活動:発明家
アメリカの有名なトーマス・エジソンさんが活躍していた当時は、まだコカインの危険性が認識されておらず、コカインが含まれた強壮剤(コカインエリクシール)などが売られていて、トーマス・エジソンは愛用していました。
11.ジークムント・ フロイトさん
ジークムント・ フロイト
生年月日:1947年9月21日
出身地:アメリカ
活動:小説家
心理学者として有名であり、現代の精神医学の父でもあるフロイトは、コカインを賛美していました。自分で使っていたのはもちろん、周囲の人や患者にも勧めていたとのことです。
コカインの女性芸能人・有名人:海外8名
1.アンジェリーナ・ジョリーさん
アンジェリーナ・ジョリー
生年月日:1975年6月4日
出身地:アメリカ
身長:170cm
活動:女優、映画プロデューサー
ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんは1999年ごろに撮影され、コカインなどのドラッグに溺れていた頃の映像がインターネット上に流出しています。
撮影したのはドラッグの売人で、は「アンジーは何年も自分の客だった。コカインとヘロインを彼女に売っていた。」と語っています。
2.レディー・ガガさん
レディー・ガガ
生年月日:1986年3月28日
出身地:アメリカ
身長:155cm
活動:歌手、ダンサー、音楽家
世界的な歌手のレディー・ガガさんは、19歳の頃にコカインを使用し、薬物依存になったことを告白しています。その頃は、コカインが友達だったとのことです。ただ、レディー・ガガさんの場合は、そのままコカインに溺れていくのではなく、ある日コカインをやっていることで、自分の創造性を害していることに気づいたとのことです。
3.ホイットニー・ヒューストンさん
出典:barks.jp
ホイットニー・ヒューストン
生年月日:1963年8月9日
出身地:アメリカ
活動:歌手
歌手のホイットニー・ヒューストンさんは、2012年2月11日にロサンゼルスのホテルで浴室で死亡しているところを発見されています。
ホテルの部屋からはコカインと吸引のための一式が発見されていて、警察は死因について「おそらく麻薬、処方薬、市販薬とアルコールによって過剰摂取を引き起こした」と話しています。動脈硬化があり、そこにコカインを摂取したことで、心臓発作を起こしたと推測されています。
4.ケイト・モスさん
出典:elle.com
ケイト・モス
生年月日:1974年1月16日
出身地:イギリスのロンドン
身長:170cm
活動:ファッションモデル
イギリスのモデルのケイト・モスさんは、2005年にイギリスのThe Daily Mirror.という雑誌にコカインを吸っているところを取られ、その雑誌の表紙として報道されたことがあります。
コカイン吸引の写真のだいぶ前から、アルコール中毒にはなっていて、リハビリ施設にも通っていました。
5.デミ・ロヴァートさん
デミ・ロヴァート
生年月日:1992年8月20日
出身地:アメリカ
活動:女優、歌手
女優のデミ・ロヴァートさんは、以前はコカイン中毒だったことを告白しています。「30分や1時間でも、コカインなしでは生きて行くことはできなかった」と述べています。
一度は薬物依存を克服したかに見えましたが、2018年にはヘロインの過剰摂取で救急搬送されています。
6.ドリュー・バリモアさん
出典:ciatr.jp
ドリュー・バリモア
生年月日:1975年2月22日
出身地:アメリカ
身長:163cm
活動:女優
女優のドリュー・バリモアさんは、11歳でマリファナをやり、12歳でコカインに手を出しています。そして、14歳でリハビリ施設に入所するという壮絶な思春期を過ごしています。
自分の自堕落な生活は母親のせいであると気づいたドリュー・バリモアさんは、母親から独立した後は、タバコやアルコール、コカイン等のドラッグには一切手を出さなくなったとのことです。
7.マイリー・サイラスさん
出典:elle.com
マイリー・サイラス
生年月日:1992年11月23日
出身地:アメリカ
身長:165cm
活動:歌手
人気ドラマの「ハンナ・モンタナ」でアイドルとなったマイリー・サイラスさんは、コカインやマリファナに手を出すようになり、18禁になるような過激で下品なパフォーマンスをして話題になりました。
8.パリス・ヒルトンさん
パリス・ヒルトン
生年月日:1981年2月17日
出身地:アメリカ
身長:173cm
活動:実業家、モデル
パリス・ヒルトンは、車の中で大麻を吸っていたところを警官に見つかり、さらに財布の中に入れていた少量のコカインも見つかって、逮捕されています。ところが、パリス・ヒルトンはコカインを「ガムだと思った」と供述しました。
コカインの症状
コカインは、神経を興奮させる作用があります。そのため、コカインを摂取すると、次のような症状が現れるようになります。
・体が軽く感じられる
・腕力や知力が付いたと錯覚する
・眠気が吹っ飛ぶ
・疲労感がなくなる
・爽快感がある
ただ、コカインの場合、同じような症状が出る覚せい剤と比べて、症状の持続時間が短いことが特徴です。鼻から吸った場合、約30分。クラックコカインはさらに短く、5~10分程度なので、またすぐに次のコカインを摂取しようとしてしまいます。
コカインの副作用
コカインの副作用は、精神的な依存で中毒症状が出ることと過剰摂取による身体的な症状の2つがあります。
コカインは精神的な依存がある
コカインは身体的な依存は少ないと言われていますが、精神的な依存は強いです。さきほどせつめいしたように、コカインの症状の持続時間は短いので、1度使うと、またすぐに次・次・次と使いたくなってしまうんです。
そして、コカインの乱用を続けていると、精神障害が現れるようになります。具体的な副作用については、埼玉県警のホームページから引用します。
乱用を続けると、幻覚等の精神障害が現れたり、虫が皮膚内を動き回っているような不快な感覚に襲われて、実在しないその虫を殺そうと自らの皮膚を針で刺したりすることもあります。
引用:コカイン – 埼玉県警察
被害妄想を持ったりすることもあるようです。
呼吸困難や心臓発作の原因にも
コカインを過剰摂取すると、そのままコカイン中毒になって死亡することもあります。コカインを大量摂取すると、呼吸が麻痺して、呼吸困難になり、そのまま死亡することがあります。
また、コカインは神経興奮作用がありますので、交感神経が刺激され、血管が収縮します。そうすると、血圧が急上昇して、脳出血を起こしたり、心臓に負担をかけて、心臓発作を起こしてしまうこともあるんです。
このような副作用によって、アメリカでは毎年1万4500人以上が死亡しているということですね。
コカインの値段
コカインは日本では「麻薬及び向精神薬取締法」で規制されている麻薬ですから、統一市場は存在しません。そのため、正規の値段というのもがないんです。
ただ、おおよその取引価格(値段の相場)というものは存在します。日本では1万5000円~2万円、アメリカでは50ドル~200ドル程度が相場とされています。
日本よりもアメリカの方がやや安いですね。これは、コカインは南米のコロンビアで精製されることが多く、コロンビアから近いアメリカは輸送費がかからず、その分安い。日本は輸送費がかかるから高いと言われています。
コカインの総まとめ
コカインを使った芸能人・有名人と症状や副作用、値段などをまとめましたが、いかがでしたか?
・日本や海外でもコカインを使用する芸能人・有名人は多い
・神経興奮作用がある
・依存性があり、過剰摂取で死亡することもある
・日本では1万5000円~2万円の値段と言われている