2010年に流行した「アキネーター」は何でも当たると話題になりましたが、危険性や怖い回答も注目を集めています。
今回はアキネーターの基礎知識や仕組み、3つの危険性、「死神」に関する怖い回答をまとめてみました。
この記事の目次
アキネーターとは?何が怖いの?
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アキネーターは、2010年に一度日本で流行しましたが、それから長い年月が経過して次第に忘れさられていましたが、ここ1、2年でアキネーターが再度注目を浴びています。
アキネーターとは何なのか?当時の噂や、脚光を浴びるきっかけについて紹介します。
当たりすぎて怖いと噂に!
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そもそもアキネーターとは、インターネットを介して遊ぶゲームです。アプリやブラウザで遊ぶことが可能です。実在する人物や、架空の人物を思い浮かべるところからスタートします。
アプリやブラウザからアキネーターを起動すると、「アキネーター」と呼ばれる、ランプの魔人のようなターバンを巻いた男性が出現し、最大20個ほどの質問に答えていきます。
最後には、誰を思い浮かべたのかをシステムがズバリ当てるというものです。
質問には「男性ですか?」「結婚している?」など、「はい」「いいえ」で回答する簡単なものが大半を占めています。
一見曖昧に見えるのですが、次々に的中していく様子が「当たりすぎて怖い」とネットで噂になり、SNSで色々な遊び方が紹介されました。
サービスが日本で開始された頃は既にスマホが浸透していましたが、当時はブラウザでのアクセスがメインでした。その後、iOSでもAndroidでもアプリが登場して現在に至っています。
有名人以外もカバーしている
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アキネーターはカバー範囲が広いことが話題になっていましたが、犬や猫など動物はもちろん、パソコンなど家電、うまい棒などお菓子名まで当てられることが判明しています。
漫画に出てくるキャラクターの中でも、マニアックなキャラも網羅されていて、名前が出てこない時、その特徴を回答していきアキネーターに教えてもらうという使い方も話題になりました。
アキネーターが再注目されたきっかけ
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いくらアキネーターが楽しいサービスでも、人気というのはいつか衰える時がやってきます。アキネーターも一時大ヒットしたのですが、いつしか忘れ去られた存在になっていきました。
そんなアキネーターが再度脚光を浴びたきっかけは、著名なYoutuberが取り上げたことでした。
「実際に遊んでみた」という、人気Youtuberがアップした動画を交えて紹介します。
HIKAKINが動画で取り上げた
大人気YoutuberのHIKAKINさんが、2020年5月8日にアップした動画「アキネーターに喧嘩を売ってみる」という企画でアキネーターを取り上げました。
HIKAKINさんは、アキネーターの男性キャラクターに向かって「ランプの魔人とアラジンの中間のおじさん」と表現。
HIKAKINさんの兄・SEIKINさんを思い浮かべて質問に答えていくと、アキネーターはHIKAKINさんと間違えるのではないか?という仮説を持ってチャレンジしました。
その他にも、Youtuberの「マスオ」さん、「はじめしゃちょー」さん、東海オンエアーの「ゆめまる」さんを設定したものの、次々に当てられてHIKAKINさんは悔しそう。
次いで、HIKAKINさんの母親を設定して、「さすがに当てられないだろう」とアキネーターに挑戦状を突きつけました。結果は動画を見て確認してみてくださいね。
アキネーターの仕組みとは
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再び注目を集めているアキネーターについて、プレイ動画をアップしたHIKAKINさんは、「一体どういう仕組みなの?」と首をひねっていました。
確かに、曖昧な質問だけでズバズバ当てていく仕組みが気になりますよね。
もちろんアルゴリズムそのものは公開されていませんが、恐らくこのような仕組みになっているはずだ、という有識者達の声からおおよそのあたりが付いているようです。
ユーザーの回答からメタデータを付与される
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特定の人物に対して、あらかじめ「性別」「名前」「愛称」「生年月日」「作品名」など様々なメタデータを登録しておきます。
そして、ユーザーへの質問によって、性別や年齢などの特徴から外れた人達を対象から外す消去法でどんどん範囲を狭めていくのです。
最初は対象が多くても次第に人が減って行き、回答にたどり付くことができます。
しかし、答えが導き出せずに対象者が数人残ってしまうケースも存在しているようです。この場合、近いと思われる人を出すことになるのですが、確率によって不正解になります。
ただ、間違えた時にも正しい情報を更に付与することでAIが学習して精度を高めていく仕組みになっているようです。
アキネーターは子供に対する配慮がされている
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アキネーターは、漫画やゲームのキャラクターなど各ジャンルをカバーしています。
ただ、親からすると、アキネーターで見て欲しくないジャンルもありますよね。子供への配慮はあるのでしょうか?
R18対象作品に対する配慮あり
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アキネーターは、設定画面で利用者自身の年齢を登録する機能があります。
ユーザーが18歳未満で、R18対象の漫画キャラクターを設定してゲームを開始すると、大人が遊んだ時とは異なる反応をします。
アキネーターは「あなたが想像した人物は大人向けではありません」というメッセージを表示して、該当するキャラクターの画像を表示することを拒否するんです。
アキネーターの危険な噂① ウイルスに感染する疑惑
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アキネーターについては、マイナスな噂もいくつか存在しています。インターネットに繋げて遊ぶ以上、リスクが存在することを覚えておきましょう。
ここからは、アキネーターを遊ぶ上で指摘されている危険な噂を紹介します。
webサイトでトロイの木馬が発動する?
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アキネーターは、アプリ版とブラウザ版が存在していますが、ウイルス感染の危険性を指摘されたのは、ブラウザー版のアキネーターです。
パソコンでアクセスしたユーザーの中には、パソコンウイルスの1つ「トロイの木馬を検知しました」というメッセージが表示されたという目撃情報が複数上がっています。
ただし、検知を目撃した人はいますが、現時点でアキネーターが原因でウイルスに感染したという報告は上がっていません。
というのも、当時のウイルスソフトの誤検知によるメッセージ表示であることが判明しているので、被害はないようです。
しかし、本当にウイルスに感染しないという保証もありませんので、気を付けるに越したことはありませんね。
アキネーターの危険な噂② 個人情報が晒される
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アキネーターが幅広いジャンルに対応していることは既に紹介しましたが、意図しない結果を目の当たりにして危険性をを指摘する人もいるようです。
勝手に登録されてしまうことも
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アキネーターが様々なジャンルから対象を探せる理由の1つに、誰でも簡単に自分以外の情報も登録できるという点が挙げられています。
芸能人やYoutuberなど、登録することで利益に繋がる人もいる一方、一般人で本名や顔画像が出てしまうと危険に晒されるリスクにも繋がります。
自分の意志自身で登録している分には問題ありませんが、意図せず自身がアキネーターに登録されていると知ったら不気味さを感じるのではないでしょうか。
近年は、本名さえ判明すればインスタやfacebookなどに辿り着き、そこから住所や職業までバレてしまうことも考えられます。
遊び心やイタズラで勝手に個人を登録するケースが多いのだそう。後々に与える影響を考えることが大事ですね。
スパムツイートが横行した
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アキネーターは、ツイッターに連動する機能を保有しています。当てられた人物をボタン1つでツイートできるメリットがあります。
その一方で、スパムツイートが止まらなくなってしまった事象も報告されています。
万が一このような事態に陥ってしまった場合は、ツイッターの設定からアキネーターとの連動設定を切りましょう。
アキネーターの危険な噂③ 偽アプリで課金が無駄に
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アキネーターの危険な噂はまだまだあります。アプリ版のアキネーターには偽物のアプリが存在していたそうです。
偽アプリはストアから削除されている
アキネーターの偽物アプリが報告されたのは2014年のこと。本家のアプリは「Akinator the Genie」ですが、偽物は「Akinator Genie」と微妙に異なります。
偽物アプリには思い浮かべた人物を当てるような機能は搭載されておらず、全くの別物です。有料アプリとしてストアに並び、アプリ代金200円を搾取することが目的と見られます。
ダウンロード時に気を付けるようにと、トレンドマイクロ社からコメントが発表されました。
アキネーターの怖い回答とは?死の噂も
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最後に、ユーザーが見つけたアキネーターの怖い回答「死の死神」について紹介していきます。
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アキネーターからの回答を「死」にする方法を教えて欲しい、という質問がヤフー知恵袋に投稿されたことがあり、ネットで話題をさらいました。
質問者によると、アキネーターの質問に適当に答え続けていたところ、最後に「死」と回答されたそうで、他にも同じ経験をした人はいますか?と質問を投げています。
知恵袋への回答者たちは、「いいえ」「わからない」との回答が大半でしたが、中には「同じような結果になりました」と回答する人も登場しました。
どうやら黒い死神の画像が表示されて、より恐怖なのだとか。
死神の画像を出すことができるか、ネットユーザーたちが検証しているサイトや動画がありますが、今のところ残念ながら再現したという報告はされていません。
都市伝説だと考えている人も多いようです。
まとめ
出典:https://blessyou.ti-da.net/
アキネーターは、実在の人物や漫画などのキャラクターを思い浮かべてから、質問に答えていくと、誰を思い浮かべたのかを教えてくれるサービスです。
各国の言語に翻訳されて利用されており、2010年に日本でもサービスが開始されるとあっという間に話題になりました。
近年は、著名なYoutuberが「やってみた企画」で取り上げたことがきっかけで、再度注目を浴びています。
ズバズバ当たるので面白いという声が多く寄せられていますが、アキネーターにはウイルス感染や個人情報流出など危険な要素があるという指摘もあります。
最近浮上している怖い回答に関する噂は、曖昧な回答を続けているとアキネーターからの回答に「死」と表示され、同時に死神の画像が出るというもの。
数々の検証がされていますが、今のところ再現できた人がいないようです。この噂は都市伝説のような扱いになっているようです。
利用方法に気を付けながら、アプリで遊んでみるのも一興ではないでしょうか。興味のある方は挑戦してみてください。