ヴィンディーゼルさんと言えば、映画「ワイルドスピード」シリーズの主人公・ドミニク役で有名なハリウッド俳優です。
今回はヴィンディーゼルさんの経歴や年収、身長や筋肉、結婚した嫁や子供、映画代表作秘話や性格をまとめました。
この記事の目次
ヴィンディーゼルのプロフィール
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Vin Diesel(ヴィン ディーゼル)
生年月日: 1967年7月18日
出身地: アメリカ合衆国ニューヨーク州
身長: 182cm
ヴィンディーゼルの若い頃の経歴
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ヴィンディーゼルさんは、イタリア系、黒人系の両親から生まれました。父親とは一度も会ったことがありません。
養父になった人が演劇関連の仕事をしていたことで、幼少の頃から芝居が身近だったと明かしています。
人種差別による挫折を味わう
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高校を卒業したヴィンディーゼルさんは、ハンター大学の英文学科に進学。俳優になる夢を諦めきれず、大学を3年で中退してハリウッドを目指しました。
しかし、俳優として役を掴むことができないまま、一時ニューヨークの実家に戻ったのです。
2018年に母校の卒業式に参加したヴィンディーゼルさんは、白人と黒人のハーフという理由で、仕事を断られ続けた過去についてスピーチしました。
例えば『グローリー』のような映画で誰が使ってくれる? デンゼル・ワシントンやマシュー・ブロデリックがやったような役で。
まだ世界には準備が足りていなかった。俺たちは努力家であり、なんでも乗り越えられるんだとここで学んだ。
引用:ヴィン・ディーゼル、大学中退から30年後に学位を取得!- シネマトゥデイ https://www.cinematoday.jp/
さらに学生たちに向かって、「君たちが持っている威厳とプライド、困難と闘う気持ちがあれば世を変えることができる」と、未来を担う若者へ精一杯エールを送っています。
映画を自主制作
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以前からアルバイトをしていた警備員の会社に戻ると、同僚から「なんだ、大スターになるかと思ったのに」と皮肉を言われて悔しい思いをしたことを後年明かしています。
母親から、映画の制作に携わってはどうかと勧められたヴィンディーゼルさん。物は試しと、脚本を書き始めてみたところ、みるみる作品を作る楽しさが溢れてきたそうです。
1994年に自身で制作した短編映画「Multi-Facial」は、たった3日間の撮影で3千ドルの低予算作品にも関わらず、1995年に開催されたカンヌ映画祭にて高い評価を得ています。
スピルバーグに見出され、「プライベートライアン」に出演
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ヴィンディーゼルさんが低予算で制作した短編映画「Multi-Facial」に目を付けたのは、SF映画の巨匠として知られるスティーブンスピルバーグ監督でした。
そして、1998年に公開された映画「プライベート・ライアン」への出演オファーを受けたのです。
元からあった役ではなく、ヴィンディーゼルさんのために台本を書き直して、出演シーンを作るというラブコールぶりでした。
役はアメリカ陸軍の二等兵である、エイドリアン・カパーゾでした。移動途中で狙撃されるシーンがあり、死を覚悟する青年の役です。
狙撃者の目線で描かれるシーンが、これから起こる悲劇を予感させるようなカメラワークにより、ヴィンディーゼルさんのシーンがより緊迫感のあるシーンになりました。
下積み時代が長かった
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映画「プライベート・ライアン」が公開された時のヴィンディーゼルさんは、32歳でした。10年以上下積み生活を送ったことで、俳優以外の多くの職を経験をしたことが明かされています。
俳優だけで食べていけるようになるまでは、アルバイトで生計を立てていたようで、これまでに、電球の販売員や警備員、ブレイクダンスの講師などとして勤めていたことがありました。
また、まだ27歳だったヴィンディーゼルさんがおもちゃの実演販売をしている動画が公開されています。
手にしている人形は、「ストリート・シャークス」と呼ばれる、当時アメリカで人気を得ていたアニメです。
動画は1分強の短い物ですが、武骨なヴィンディーゼルさんが、ぎこちない様子で説明している様子が微笑ましいと、190万回以上再生されています。
ヴィンディーゼルの身長とは?筋肉がスゴイと話題に
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ヴィンディーゼルさんと言えば、鍛え抜かれた肉体をイメージする人も多いのではないでしょうか。圧倒的存在感を醸し出している筋肉の秘密について見てみましょう。
筋肉レーニングは週に3回
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学生時代は、ナイトクラブの用心棒をしていた経歴を持っています。ならず者とも渡り合う可能性からすると、若い頃から逞しい筋肉を保っていたのかもしれません。
ヴィンディーゼルさんの身長は182cmで、体重は102kg。浮き出る上腕三頭筋のラインが彫刻のようです。
週に3回のトレーニングを自身で考案したメニューで行っています。残りの日は、ヨガや、有酸素運動を行う日として割り当てているんだとか。
売れっ子俳優になった現在は、日々撮影に追われることもありますが、トレーニングは欠かさず行っているそうで、ストイックな性格であることが分かります。
ヴィンディーゼルの年収
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これまで、数多くの大ヒット作品に出演してきたヴィンディーゼルさんの年収が気になりますよね。
推定年収は56億円
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有名になるきっかけとなった、映画「プライベートライアン」に出演時のヴィンディーゼルさんの年収は、日本円に換算すると200万円でした。
そして、現在の推定年収は約56億円だと言われています。
アメリカの経済雑誌「Forbes」において、毎年恒例の「興行収入を稼いだ俳優部門」ランキングの3位に輝いたこともありました。
出演した作品の報酬以外に、ゲームも好きが高じてゲームの開発を行う企業も保有していることから、こちらも収入源の一部としてみなされているようです。
ヴィンディーゼルの映画代表作「ワイルドスピード」秘話① 作品愛がスゴイ
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ヴィンディーゼルさんと言えば、派手なカーチェイスが繰り広げられる「ワイルドスピード」シリーズこそが代表作品。
これまで、シリーズ最新作「ワイルドスピードジェットブレク」を含めて、9本制作されています。
ヴィンディーゼルさんは、ゼロヨンレースのカリスマ的存在を放つ主人公・ドミニク役を演じる傍らでプロデューサーも兼任。
2001年のシリーズ作品の第1弾と、第8弾の興行収入を比較すると10倍に成長しています。
作品のヒットを素直に喜べなかった
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9作品もシリーズ化されている「ワイルドスピード」ですが、初めからシリーズ化を前提に作っていたわけではなかったようです。
第1弾が公開されると、あっという間に全米第1位を記録。かなり早い段階で、続編の話が噂されるようになりました。
作品の打ち上げにおいて、「続編作らないとね」とパーティー出席者から声を掛けられると、ヴィンディーゼルさんは「無理してやらない方が良いよ」と、間髪入れず答えたそう。
にべもなく答えた裏には、「ワイルドスピード」第1弾が素晴らしい作品であるがゆえに、シリーズ化してしまうと、次回作を作ることが目的になるという危機感を覚えたそう。
破格のギャラのオファーを蹴った
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シリーズ第2弾の物語がつまらなくなることを恐れたヴィンディーゼルさんに届いたオファーは、最大で27億円のギャラで主演して欲しいという破格なものでした。
しかし、作品の内容に納得することができず、ヴィンディーゼルさんは出演を断っています。
ギャラよりも、作品そのものを重視したヴィンディーゼルさんの理想が高いことがうかがえるエピソードですね。
シリーズ第3弾の「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」には、後半に少しだけ顔を出しているところを見ると、完全に断りきることができなかったようです。
ヴィンディーゼルの映画代表作「ワイルドスピード」秘話② 制作に参画
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シリーズ化される作品の内容に納得がいかなければ、高額なギャラには目もくれなかったヴィンディーゼルさん。
思い切った条件を制作会社に突きつけたのは、シリーズ第4弾のことでした。
プロデューサーを兼任
ワイルドスピードの第4弾の制作が決まると、再びヴィンディーゼルさんに出演オファーが来ました。
そんなヴィンディーゼルさんは、出演するための条件として制作側に入ることを要求。
映画会社側も、ヴィンディーゼルさんを作品に無くてはならない存在と考えたようで、この条件で合意し、晴れて主役兼プロデューサーとして作品に関わることになりました。
その後の作品から興行収入がみるみる右肩上がりになったことで、「シリーズ物はつまらなくなっていく」という世の中のイメージを払拭することに貢献しています。
第9弾となる「ワイルドスピード ジェットブレイク」の予告PVが公開されると、「この感動を劇場で味わいたい」、「延期がつらい」というコメントが多数寄せられました。
本来「ワイルドスピード ジェットブレイク」は2020年5月に公開される予定でした。
しかし、新型コロナウィルス感染拡大の影響でアメリカでも公開が遅れており、2021年に延期されたことが発表されました。
ヴィンディーゼルの映画代表作「ワイルドスピード」秘話③ 親友の死
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ワイルドスピードシリーズで欠かせない人物と言えば、ポールウォーカーさん演じるロサンゼルス市警のブライアン・オコナーです。
物語の序盤ではお互いにいがみ合う間柄ですが、次第にお互いを認め、ブライアン・オコナーと徐々に芽生える友情劇が魅力です。
しかし2013年11月、ポールウォーカーさんは交通事故に遭遇し、40歳でこの世を去りました。
このニュースはたちまち世界を駆け巡り、ファンを悲しませています。
悲しみを隠して撮影を終えた
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ポールウォーカーさんが亡くなった時、「ワイルド・スピード SKY MISSION」は撮影の佳境に入っていました。
撮影現場に行くことがどうしても嫌で仕方がなかったヴィンディーゼルさん。
「葬儀に戻れ」と言われているような罪悪感に悩まされ、気持ちが打ちのめされている状態が続いていたそうです。
事故から約7年の年月が流れていますが、今でも深い悲しみを忘れることができないと明かしています。
ヴィンディーゼルの結婚や子供~内縁の妻との間に息子1人・娘2人
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ここからは、ヴィンディーゼルさんの結婚と子供について見てみましょう。現在、法律上は独身ですが、内縁の妻と子供がいます。
嫁との間に3人の子供がいる
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ヴィンディーゼルさんには、2007年頃から交際しているモデルの女性がいます。子供も出産していますが、籍を入れていません。
嫁はパロマヒメネスさんといい、身長は178cm、16歳年下であることが判明しています。
2人の馴れ初めや、籍を入れない理由など交際の詳細については明かされていませんが、海外では入籍をしないケースも多いのも事実です。
そんな2人の間に生れた子供は、1男2女の3人です。
子育てに勤しんでいる様子が度々インスタグラムにアップされており、子供達のことを大切にしているようです。
ヴィンディーゼルの性格エピソード
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ここでは、ヴィンディーゼルさんの性格が垣間見えるエピソードを紹介します。優しいという声とワガママであるという正反対の声もあるようです。
どちらが本当のヴィンディーゼルさんなのでしょうか。
ワガママ説が流れている理由とは?
映画制作関係者からは、ヴィンディーゼルさんの行動に問題があるとの声も聞かれます。
撮影開始時刻に、30分から1時間ほど遅刻することが日常茶飯事なのだとか。
また、朝7時から開始の撮影に対して、「そんなに早いのは嫌だから」という理由で開始時刻を3時間遅らせたことも。
これらの言動から、ヴィンディーゼルさんはワガママであると見られているようです。
優しいという声もある
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2013年に親友のポールウォーカーさんを亡くして以降、ヴィンディーゼルさんは悲しみがずっと癒えませんでした。
しかし、それ以上に残された家族を見守っていることも知られており、ヴィンディーゼルさんの性格が優しいと話題なのです。
亡きポールウォーカーさんには嫁と娘がおり、娘のメドウウォーカーさんが元気にしている様子を見て安心するのだとか。
そんなメドウウォーカーさんは、ヴィンディーゼルさんにとても懐いているそうです。
また、ヴィンディーゼルさんの次女はポーリンさんという名前で、親友の名前の一部を貰って付けたことも大きな話題を呼びました。
まとめ
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ヴィンディーゼルさんは、通っていた大学を中退してハリウッド俳優になる夢を持つ青年でしたが、当時は人種差別という社会的な問題で俳優になることができませんでした。
失意の内に実家に戻ったヴィンディーゼルさんでしたが、自主制作した映画がスティーブンスピルバーグ監督の目に留まったことで、俳優の夢を叶えることができたのです。
その後、順調に仕事が舞い込むようになり、映画「ワイルドスピード」は、自身の代表作品となりました。
作品に対して妥協を一切許さず、主人公「ドミニク」とプロデューサーという2つの顔を持ってシリーズと共に成長してきたヴィンディーゼルさん。
プライベートでは、モデルの女性と事実婚状態で、3人の子供にも恵まれています。
公私共に順調なヴィンディーゼルさん。これからの活躍も応援しましょう。