殿さまキングスのメンバー4人の現在!なみだの操などヒット曲・解散理由やその後も総まとめ

「およげ!たいやきくん」「女のみち」に並ぶ、昭和の伝説的大ヒット曲「なみだの操」により、スターダムを駆け上がった“殿キン”こと殿さまキングス。

 

今回は殿さまキングスの栄枯盛衰と、解散後のメンバー4人の現在を紹介します。

 

殿さまキングスのプロフィール

 

出典:https://www.sponichi.co.jp/

プロフィール

 

・グループ名: 殿さまキングス

・愛称: 殿キン(とのきん)

・出身地: 兵庫県 他

・ジャンル: コミックソング、ムード歌謡

・活動期間: 1967年 – 1990年

・レーベル: ビクター音楽産業

・メンバー:

・ 長田あつし(リーダー)

・ 宮路オサム

・ 尾田まさる

・ 多田そうべい

 

 

 

殿さまキングスは大ヒット曲「なみだの操」で一躍メジャーに 

 

もともとはコミックバンドだった殿様キングス

 

殿さまキングスは、面倒見の良いリーダーの長田あつしさん、苦労人の宮路オサムさん、やんちゃな尾田まさるさん、まじめな多田そうべいさんという4人により、1967年に結成されました。

 

 

出典:https://middle-edge.jp/

 

ちなみに「殿さま」という名前は、「KING(キング)」を日本風に言い替えようとして思いついたと言います。

 

当初、殿さまキングスはコミックバンドとして、「大正テレビ寄席」などのバラエティ番組に出演していた他、全国の寄席やキャバレーを舞台に“どさ回り”をしていたそうです。

 

それを6~7年ほど続けた1973年、リリースした「なみだの操」がレコード売上累計約300万枚という空前の大ヒットを記録!

 

 

出典:https://www.dailymotion.com/

謎の片手ポケットがツボだったり…

 

この「なみだの操」は、子門真人さんの「およげ!たいやきくん」、ぴんからトリオの「女のみち」に並ぶ、昭和の大ヒット曲となり、殿さまキングスは一躍スターダムを駆け上がりました

 

 

 

 

殿さまキングスの大ヒット曲「なみだの操」の歌詞は?

 

せっかくなので、殿さまキングスの大ヒット曲「なみだの操」の歌詞を確認しておくことにしましょう。

 

 

出典:https://twitter.com/

 

あなたのために 守り通した女の操

今さら他人(ひと)に 捧げられないわ

あなたの決して お邪魔はしないから

おそばに置いて ほしいのよ

お別れするより 死にたいわ

女だから

 

あなたの匂い 肌に沁みつく女の操

棄てられたあと 暮らしてゆけない

私に悪いところが あるのなら

教えてきっと 直すから

恨みはしません この恋を

女だから

 

あなたにだけは 分るはずなの女の操

汚れを知らぬ 乙女になれたら

誰にも心変りは あるけれど

あなたを 疑いたくない

泣かずに待ちます いつまでも

女だから

 

引用:殿さまキングス なみだの操 歌詞 – 歌ネット https://www.uta-net.com/

 

こうやって改めて文字にしてみると、「別れるなら死ぬ」とか、「悪いところがあるなら教えて、直すから」とか、「泣かずに待ちます、いつまでも」とか、何というか…壮絶です。

 

昭和の女性には失礼ですが、「ザ・昭和の女」って感じで、現代の女性からは到底考えられないような思考の歌詞ですよね~。

 

特に女性の人権にうるさいこの人の前で歌うと、扇子で頭をひっぱたかれた上に、小一時間はコンコンと説教されてしまいそうです(笑)

 

 

出典:https://www.youtube.com/

田嶋陽子女史

 

やっぱり、宮路オサムさんの独特のこぶしが利いた歌唱法と、このなんとも言えない絶妙な表情があってこその大ヒットだったのかも知れませんね。いい味出してます。

 

 

出典:https://www.youtube.com/

 

殿さまキングスは、この「なみだの操」の大ヒットにより、コミックバンドから歌謡グループに転身することになります。

 

 

「なみだの操」の大ヒットは2匹目のドジョウを狙ったレコード会社のお手柄

 

ちなみに「なみだの操」の空前の大ヒットは、ぴんからトリオの「女のみち」が大ヒットしたことが少なからず影響しているようです。

 

 

出典:https://www.youtube.com/

 

つまり、“2匹目のドジョウ”を狙ったレコード会社が、もともと音曲漫才トリオだったぴんからトリオと同じ、お笑いバンドの殿様キングスに目を付け、大ヒットに結びついたのだとか。

 

 

「なみだの操」のその後の殿さまキングス

 

「なみだの操」が大ヒットした後の殿さまキングスは、1975年にリリースした「夫婦鏡」もミリオンセラーになっています。

 

 

出典:https://www.snowrecords.jp/

 

また演歌だけでなく、「恋は紅いバラ」「けい子のマンボ」などのリズムものから、「ハワイ音頭」「ブラジル音頭」などのワールドものなど、様々な分野の音楽に意欲的に取り組みました。

 

しかし、ブームはそう長続きすることはありませんでした。

 

徐々にステージや巡業にお呼びが掛からなくなった矢先、昭和天皇の病状悪化から崩御による“自粛ブーム”がトドメを刺し、営業が激減したことで1990年に解散しています。

 

ただ、殿さまキングスはその後も、懐メロ番組などで不定期に再結成しては、元気な姿を見せてくれていました。

 

 

出典:https://www.youtube.com/

 

最後に、殿さまキングスのそれぞれのメンバーの現在について、分かっている範囲でまとめてみました。

 

 

 

殿さまキングスのメンバーの現在① 長田あつし

 

出典:https://twitter.com/

プロフィール

 

・名前: 長田あつし

・生年月日: 1940年9月1日

・没年月日: 2014年8月2日(73歳没)

・出身地: 兵庫県津名郡北淡町(現・淡路市)

・担当: ベース(リーダー)

・解散後: 歌手(オヨネーズ)

 

殿さまキングスのリーダーを務めていた長田あつしさんは、殿キン解散前年の1989年に杏しのぶさんと「オヨネーズ」を結成しました。

 

1990年にリリースした東北弁のデュエット・ソング「麦畑」が大ヒットしたこともあり、殿さまキングス解散後の長田あつしさんは、オヨネーズとしての活動を続けていたようです。

 

 

出典:https://www.daily.co.jp/

 

しかし、そんな長田あつしさんは、2014年8月2日、千葉県の自宅で心不全のため死去されました。73歳でした。

 

葬儀に参列した宮路オサムさんは、次のように寂しそうに語っていたと言います。

 

長田さんに出会わなかったら殿キンはなく、宮路オサムも存在しなかった。長田さんは恩人。残念でならない」

 

最後に会ったのは4、5年前で「心臓の検査を受けると言っていて調子が悪そうだった」と振り返った。バンド再結成を期待していたようで「ヨレヨレの殿キンをやれるかもしれないと、ほのかに期待していた。これで永遠に殿キンが見られないと思うと残念

 

引用:宮路オサム、殿キン再結成望んでいた「永遠に見られない…残念」 https://www.sponichi.co.jp/

 

 

出典:https://www.sanspo.com/

 

 

 

殿さまキングスのメンバーの現在② 宮路オサム

 

出典:https://www.amazon.co.jp/

プロフィール

 

・名前: 宮路オサム(現・宮地オサム)

・生年月日: 1946年8月30日

・出身地: 茨城県北茨城市

・学歴: 茨城県立磯原高等学校卒業

・担当: ボーカル

・解散後: 歌手、作詞・作曲家、俳優

・現所属事務所:ホリデージャパン

 

こぶしをコロコロと回してビージーズの「マサチューセッツ」を歌う、“演歌マサチューセッツ”が持ちネタだった宮路オサムさん。

 

なんでも宮路オサムさんが楽屋で鼻歌まじりに洋楽を歌っているのを、偶然聴いていた沢田研二さんに大ウケ。「それ、もっとやった方がいいよ!」と助言され、持ちネタとなったそうです。

 

 

出典:https://twitter.com/

 

そんな宮路オサムさんは、殿さまキングス解散後も歌手として活躍

 

もちろんソロステージでも「なみだの操」を歌い続けていました。また、作詞家、作曲家、俳優としても活躍しているようです。

 

 

 

殿さまキングスのメンバーの現在③ 尾田まさる

 

出典:https://www.snowrecords.jp/

プロフィール

 

・名前: 尾田まさる

・生年月日: 1946年2月14日

・担当: テナーサックス、ボーカル

・解散後: 歌手

 

殿さまキングスでは、テナーサックスと森進一のモノマネ系を担当していた尾田まさるさん。

 

解散後はソロ歌手として活躍されているとのことですが、残念ながら現在の画像も含めて、それ以上の情報は一切見つかりませんでした。

 

確かにソロ歌手として数曲の楽曲をリリースされているようなのですが、現在は既に芸能界から離れられているのかも知れませんね。

 

 

 

殿さまキングスのメンバーの現在④ 多田そうべい

 

出典:http://www.teinenjidai.com/

プロフィール

 

・名前: 多田そうべい

・生年月日: 1945年11月25日

・担当: ギター

・解散後: 司会、執筆、公演活動

 

殿さまキングスのギターを担当していた多田そうべいさん。

 

他のメンバーはソロ歌手として活動の場を見出しましたが、多田そうべいさんだけは、殿キン解散と同時に、50歳にして全くの無職になってしまったそうです。

 

テレビ局のADの仕事や、お歳暮配達のアルバイトなどで食いつないでいた多田さんでしたが、ちょうどその頃、白血病を発症した次男が18歳で亡くなるという不幸に見舞われたのです。

 

そんな息子さんの死から3ヶ月後、多田さんは公営の骨髄バンク設立を訴えてチャリティーコンサートを決行。これがきっかけとなって、その3ヶ月後には公的骨髄バンクが発足しました。

 

そして、この出来事をきっかけに徐々に公演の依頼が入るようにり、現在では「大人の寺子屋」と名付けた本格的な講演活動をされているようです。

 

 

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

 

かつて、空前の大ヒットを記録した「なみだの操」により、一躍芸能界のスターダムを駆け上がった“殿キン”こと殿さまキングス。

 

そんな殿さまキングスの栄枯盛衰と、殿キン解散後の4人のメンバーの現在についてまとめてみました。

 

 

出典:https://www.daily.co.jp/

 

長田あつしさんの葬儀で、宮路オサムさんが「長田さんに出会わなかったら殿キンはなく、宮路オサムも存在しなかった。永遠に殿キンが見られないと思うと残念」という言葉が印象的です。

 

最後になりましたが、そんな長田あつしさんのご冥福を心よりお祈りいたします。

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