井沢八郎は演歌歌手

 

 

井沢八郎さんは青森県出身の演歌歌手です。高度成長期の日本において象徴的な歌となる「あゝ上野駅」が大ヒットし、紅白歌合戦にも出場しました。

 

一方、私生活は破天荒なタイプでスキャンダルも多く、一時期は芸能活動を自粛せざるを得なくなっています。

 

また、子供は2人とも芸能活動の経験があり、長女は女優の工藤夕貴さんであることはあまり知られていない事実です。

 

 

井沢八郎の若い頃の経歴

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井沢八郎さんは、1937年に青森県弘前市で生まれました。井沢八郎さんの実家は、弘前市では「名家」と言われるような立派な家柄だったようです。

 

中学生の頃から高い歌唱力が評判で、青森県立柏木農業高等学校に進学するものの中退して、歌手を目指して上京しました。

 

上京後は、バンドマンとしてベースを弾きながら、作曲家の大沢浄二氏に師事します。

 

そして、昭和38年（1963年）に「男船」で東芝音楽工業からレコードデビューをし、伸びやかでボリュームのあるハイトーンの美声が話題になり、デビュー曲は30万枚の大ヒットを記録。

 

その後、デビュー3曲目で井沢八郎さんの代表曲となる「あゝ上野駅」をリリースします。この「あゝ上野駅」は累計売上100万枚を記録する大ヒットになっています。

 

この「あゝ上野駅」は、歌手を目指して青森県から上京した井沢八郎さん自身の心情に重なった楽曲でした。

 

さらに、当時「金の卵」と呼ばれた東北地方からの集団就職者から共感を得たことで、高度成長期の日本の世相を映し出したことが、ヒットにつながったと言われています。

 

 

 

団塊の世代を中心に「心の応援歌」となった曲であり、2003年には上野駅広小路口前のガード下に「あゝ上野駅」の歌碑が建立されました。

 

その後も、井沢八郎さんは次々に曲をリリースし、ヒット曲を生み出していきました。

 

 

また、1965年・1966年には2年連続で紅白歌合戦に出場しています。

 

1970年代に入ると、シングル曲のリリースはありませんでしたが、ショーやテレビ番組などを中心に活躍するようになりました。

 

 

井沢八郎の家族や子供

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井沢八郎さんの実家の家族構成は不明ですが、結婚後の家族について見ていきましょう。

 

 

井沢八郎さんの結婚後の家族はわかっているのは、以上の5人になります。

 

井沢八郎の子供は何人？

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井沢八郎さんは、最初の結婚で子供を2人もうけています。

 

 

一応、公式には井沢八郎さんん子供はこの2人だけです。

 

しかし、実は井沢八郎さんには結婚前に生まれた隠し子がいるんです。隠し子の性別や年齢などはわかっていません。

 

また、隠し子の人数も不明で、まだ判明していない隠し子がいる可能性はゼロではないようです。

 

 

井沢八郎が最初に結婚した嫁は高級料亭の娘

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井沢八郎は1970年前後に結婚します。結婚相手の嫁は料亭の令嬢でした。

 

一部情報によると、嫁の実家の料亭は八王子に本店を持つ「うかい亭」と言われています。

 

うかい亭は八王子エリアに4店舗、神奈川エリアに3店舗、東京23区内に8店舗、さらに台湾に2店舗を展開している高級料亭・レストラングループです。

 

その令嬢と井沢八郎さんは結婚し、結婚後の1975年には、八王子の豪邸に引っ越していたとのことですので、嫁の実家（もしくはその近く）の豪邸に住んでいたものと思われます。

 

ただ、井沢八郎さんは家庭を顧みない破天荒タイプで、「良い夫」とは言えなかったようです。

 

「酒乱だったと思います。別人になっちゃうんですよね。嵐が過ぎるのをただ待つみたいな」と、井沢さんが酒で一変したことを明かした。

 

引用：工藤夕貴　人気歌手だった父を思い号泣「不器用だけど愛情をかけてくれて…」/芸能/デイリースポーツ online

 

お酒に酔うと、嫁にDVをしていて、物を投げつけるようなことをしていたのだとか。

 

DVは嫁にだけではなく、子供にも向っていて、3歳だった長女の工藤夕貴さんはソファーを投げつけられたことがあったと話していました。

 

しかも、井沢八郎さんは嫁に対してDVをするだけでなく、さらに愛人まで作っていました。

 

工藤夕貴さんが小学3年生の時、つまり1980年頃には井沢八郎さんは嫁を家から追い出したとのことです。

 

嫁は高級料亭の令嬢として何不自由なく生活してきたのに、井沢八郎さんと結婚して、とんでもない目に遭ってしまったようです。

 

井沢八郎さんと最初の嫁は、約20年にわたり婚姻関係を続けていましたが、不仲や井沢八郎さんのスキャンダルなどが原因で1989年に離婚しています。

 

 

井沢八郎の子供（娘）は女優・工藤夕貴

 

井沢八郎さんの娘は、女優の工藤夕貴さんです。

 

1990年に「戦争と青春」で日本アカデミー賞優秀主演女優賞とブルーリボン賞主演女優賞を受賞し、さらに海外作品への出演も多い国際派女優です。

 

 

ただ、最近は女優業はあまり積極的には行っておらず、富士山の麓で農業を行っていて、現時点での農業歴は20年以上という本格派になっています。

 

 

父親＆家政婦から虐待を受けていた

工藤夕貴さんは井沢八郎さんの長女として生まれ、八王子の大豪邸で暮らしていましたが、前述の通り、ソファーを投げつけられるなど酔っぱらった父親からDVを受けて育ちました。

 

小学3年生の頃には母親が家から追い出されてしまったため、家政婦が母親代わりとなったそう。

 

しかし、この家政婦からは容赦ない虐待・いじめを受けていたとのことです。

 

家政婦に虐待されて「クラスで１、２を争うくらい痩せてましたね。普通に両親がいるおうちに育ちたかったなとは思いましたね」という悲惨な日々を送った。

 

引用：工藤夕貴　人気歌手だった父を思い号泣「不器用だけど愛情をかけてくれて…」/芸能/デイリースポーツ online

 

このような経験から、成長した工藤夕貴さんは父親の井沢八郎さんと絶縁状態になりました。

 

ほとんど家におらず、たまに帰ってきてもDV三昧、母親を家から追い出して、さらに家政婦からいじめを受けているのにそのまま放置されたら、誰だって縁を切りたくなりますよね。

 

 

デビューのきっかけは井沢八郎さんと関係なし

有名演歌歌手の娘なら、親の七光りでデビューしたのかと思うかもしれませんが、工藤夕貴さんの場合、そんなことはありません。

 

工藤夕貴さんは1983年に渋谷でスカウトされて、芸能界デビューしています。映画などに出演するようになったのは1984年のことですから、中学生の時ですね。

 

最初は、井沢八郎さんの娘であることを隠して活動していて、自分の力で売れっ子女優となりました。

 

しかし、いつしか井沢八郎の娘であることがバレてしまい、さらに井沢八郎さんがスキャンダルを起こすたびに、娘の工藤夕貴さんのところにコメントを求めに芸能レポーターが来たそう。

 

そんな環境が嫌になり、もともとハリウッドに興味があったこともあって、工藤夕貴さんはハリウッドに挑戦し、海外進出するようになったようです。

 

 

最終的には井沢八郎を許した

工藤夕貴さんは父親の井沢八郎さんと長らく絶縁状態にありましたが、井沢八郎さんにがんが発覚したことをきっかけに、父親のことを許したようです。

 

「恩返しとか何もできないままに死んじゃったら、自分は後悔が残らないんだろうかとすごい思った」と帰国し、２００７年にみとった。

 

引用：工藤夕貴　人気歌手だった父を思い号泣「不器用だけど愛情をかけてくれて…」/芸能/デイリースポーツ online

 

井沢八郎さんは亡くなる前、工藤夕貴さんの誕生日だった日に「お誕生日おめでとう」と語りかけたそうです。

 

また、亡くなった後に工藤夕貴さんの芸能活動を井沢八郎さんが応援していたことを知り、次のように語っていました。

 

不器用だけど父なりに愛情をかけてくれて、ちゃんと父親の中にあったものが自分の中にしっかり残ってるんだなっていうのが、すごい感じることができるんですね。だから父が父で良かったと思いますよ。本当に両親には感謝しています

 

引用：工藤夕貴　人気歌手だった父を思い号泣「不器用だけど愛情をかけてくれて…」/芸能/デイリースポーツ online

 

子供の頃に虐待を受けていたとしても、親としての愛情を感じることができれば、最終的には許してしまうものなんですね。

 

 

井沢八郎の子供（息子）は工藤正貴

 

 

井沢八郎さんの息子は俳優・工藤正貴さんです。

 

工藤正貴さんは、宮沢りえさん主演で大ヒットした「ぼくらの七日間戦争」に出演して話題になりました。

 

その後、「氷点」や「世にも奇妙な物語」などのドラマに出演し、「南くんの恋人」には石田ひかりさんと一緒にダブル主演で出演しました。

 

しかし、199年に俳優業を引退し、その後はクラブDJをしていました。

 

現在は、ヒラタオフィスの新人研修部門である株式会社フラッシュアップの代表取締役社長を務めています。

 

ちなみに、ヒラタオフィスは工藤夕貴さんが所属している事務所です。

 

 

井沢八郎は若い頃にスキャンダルまみれで芸能活動を自粛したことも

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井沢八郎さんは、スキャンダルが多い人物でした。

 

 

1983年には、スピード違反で切符を切られたのに出頭しなかったために、道路交通法違反で逮捕されました。

 

また、1985年にはデートクラブで16歳の少女の買春して淫行しています。

 

愛知県名古屋市のデートクラブが摘発された時に、「あんたと同じくらいの年齢の娘がいる。タレントの工藤タ貴だ」と有名歌手が話していたと、デートクラブで働いていた女の子が証言。

 

これにより、井沢八郎さんがデートクラブで買春していたことが発覚しました。ただ、この時は相手が16歳の未成年だと知らなかったとのことでお咎めはありませんでした。

 

それでも、記者会見を開いて釈明をしていますので、かなりのイメージダウンになっています。

 

さらに、長男の工藤正貴さんいじめ問題で学校に乗り込んだり、料亭のご令嬢との結婚前に隠し子が生まれていたことなど、次々にスキャンダルが明らかとなりました。

 

スキャンダルが続いたことで井沢八郎さんは芸能活動を自粛せざるを得なくなり、さらに離婚せざるを得なくなっています。

 

父親が、自分と歳が変わらない16歳の少女と買春して、そのコメントを取りに自分のところに芸能レポーターが来たら、工藤夕貴さんが父親と縁を切りたくなるのもわかりますね。

 

 

井沢八郎は声優・青羽美代子と再婚している

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井沢八郎さんは1989年に離婚しました。その後は1993年に青羽美代子さんと再婚しています。

 

再婚相手の青羽美代子さんは声優をしている女性で、井沢八郎さんの25歳年下ですが、かなりラブラブだったようです。

 

井沢のことを私は、ダーリンと呼んでいました（　´∀｀）つ

きっと今もここにいたら、そう呼んでいるんでしょうね～

 

引用：青羽美代子です:井沢八郎

 

旦那のことを「ダーリン」と呼び続ける夫婦はなかなかいませんよね。

 

青羽美代子さんは、2009年に「素顔の井沢八郎とともに」という本を出版し、2021年にはCDデビューも果たしています。

 

 

井沢八郎は食道がんで闘病していた

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井沢八郎さんは2005年秋頃に食道がんが発覚しました。体調不良が続いていたため、検査をした結果、食道がんが見つかって手術を受けています。

 

この井沢八郎さんの食道がんをきっかけに、工藤夕貴さんはアメリカから帰国して、父親と和解し、父親を看取りました。

 

 

井沢八郎の現在は死去しており死因は食道がん

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井沢八郎さんは現在すでに亡くなっています。

 

2005年秋に食道がんの手術をしましたが、2006年5月にリンパ節への転移が認められ、その秋には再入院をして治療をしています。

 

しかし回復することはなく、2007年1月18日の午後11時18分、東京都内の上野にある永寿総合病院で息を引き取りました。死因は食道がんで享年69歳でした。

 

「あゝ上野駅」が大ヒットして人気歌手となった井沢八郎さんは、上野の病院で亡くなったんですね。何かと上野に縁がある人生だったようです。

 

帰国から２年後の０７年１月１７日、父は末期がんのため危篤状態となった。もはや声を出すのもやっとの状態で、絞り出したのが「お誕生日おめでとう」という言葉。その日は工藤の誕生日だった。

 

引用：工藤夕貴が明かした壮絶過去　有名歌手だった父の呪縛、家政婦からのいじめ…― スポニチ Sponichi Annex 芸能

 

破天荒な人生を歩んできた井沢八郎さんですが、最後の最後には「父親」に戻ることができたのでしょうか。

 

井沢八郎さんの葬儀は2007年1月26日、東京都八王子市の八王子市斎場で執り行われました。

 

井沢八郎のお墓は八王子の「道玄霊園」にございます。

墓石には「グローバル　ファミリー」と刻まれています。
世界市民です。受付の方に尋ねれば、場所を教えて下さいます。

 

引用：青羽美代子です:井沢八郎

 

この「グローバルファミリー」は、生前に井沢八郎さんと青羽美代子さんの2人で決めていた「師匠の言葉」なのだそうです。

 

 

井沢八郎のまとめ

井沢八郎さんのプロフィールや若い頃からの経歴、家族や結婚した嫁・子供（娘・息子）、スキャンダルや再婚相手、現在をまとめました。

 

井沢八郎さんは破天荒な人生を歩まれてきた方ですが、最後は再婚相手の奥様に看取られ、娘の工藤夕貴さんとは和解することができて良かったですね。