ムーディ勝山のプロフィール

ムーディ勝山の経歴①　生い立ち

芸人としてデビューする前のムーディ勝山さんが、引きこもりだったことはご存知でしょうか。

家から出ない状態から、お笑い芸人を目指したきっかけは、意外なものでした。

ムーディ勝山さんの生まれは福岡県ですが、幼少の頃に大阪府に引っ越し、さらに滋賀県へと引っ越しています。

父親の仕事の影響で転校が多かったこともあり、周囲に馴染じめなかったそうです。

高校は商業高校を選んだのですが、1年も経たずに中退してしまいました。

その後、ムーディ勝山さんは引きこもりとして自宅で生活を送るようになったのです。

ムーディ勝山の経歴②　芸人になったきっかけは母親だった　

高校1年生で学校を中退し、引きこもりになってしまったムーディ勝山さん。

あることがきっかけとなり、2年後、お笑いを目指して家の外へ出る選択肢を取っています。

母親が吉本の資料を取り寄せた

ムーディ勝山さんの母親はどうにか外に出て欲しいと願っていながらも、そのまま2年が経過します。

ある日、母親がラジオを付けると偶然、吉本総合芸能学院で生徒募集のCMが流れていました。

すぐに資料を取り寄せた母親は、ムーディ勝山さんに内緒で願書を学校に送ります。

そして「あんたおもしろいからいけるやろ」と母親に言われたことで、ムーディ勝山さんは養成所に通うようになります。

また、学校に通うだけではなく、地元にある「なか卯」でアルバイトをして生活費を稼ぐようになり、生活が大きく変化を遂げたのです。

余興のネタが受けてオファー増加

吉本総合芸能学院大阪校に23期生として入学したムーディ勝山さん。

早速「セコンドアウト」を結成し、素人名人会において名人賞を受賞。しかし、コンビは解散しています。

その後、「平成京999」の結成を経て、22期の梶剛さんと「勝山梶」を結成しました。

2006年に、お笑いコンビ「笑い飯」、「千鳥」が開催したライブのゲストとして出場し、ネタを披露すると会場は大うけ。

さらに、お笑いコンビ「ダイアン」でツッコミを担当・津田篤宏さんの披露宴で「右から来たものを左へ受け流すの歌」を余興として披露します。

この様子が「ヨシモトファンダンゴTV」で放送されたことで、ムーディ勝山さんのネタが大きな注目を集め、仕事のオファーが来るようになったのです。

結婚式の披露宴でネタを披露したムーディ勝山さんは、大阪2部若手芸人ネタコーナーでも「右から左へ受け流す歌」を披露し、さらに注目を集めました。

このネタは、ムーディ勝山さんが掃除をしている時に、「家具を右から左に」と口ずさみながら作業をしたことがきっかけで、特に譜面や楽器とも向き合わずに出来上がったのだとか。

ムーディ勝山の経歴③　「受け流す」ネタで芸人としてブレイク　【ネタ動画あり】

仕事のオファーが増えたことで、2006年末から2007年にかけて、毎日放送「オールザッツ漫才」、関西テレビ「さんまのまんま2007新春スペシャル」と、次々に全国放送に初出場。

その後はトントン拍子で仕事に恵まれたムーディ勝山さんは、「エンタの神様」などのお笑い番組などで大ブレイクを果したのです。

着うたダウンロードが200万を超えた

大ブレイクを果したことで、思わぬ副収入が入るようになりました。当時は、携帯電話の「着うた」が流行していた時代。

ムーディ勝山さんの歌は火が付いたようにダウンロードされて、2007年8月の段階で累計210万ダウンロードを記録。

着うたは、1万回ダウンロードされるとヒットと言われていましたので、たった数ヶ月で驚異的とも言える数をムーディ勝山さんは叩き出したと言えるのです。

当時の「着うた」ランキングによると、レミオロメンやケツメイシといった人気アーティストに交じり、ムーディ勝山さんは上半期のセールスで21位に輝きました。

番組の出演料だけではなく、印税も入ったことで、これまで続けてきたアルバイトを辞めて完全にお笑い1本で生活できるようになりました。

都内豪華マンションでの生活へ

目黒にある豪華な家賃27万円のマンションに引っ越したムーディ勝山さんは、当時の月収を640万円だったと明かしています。

3LDKもある広い部屋で彼女と同棲していたようです。

また、当時を振り返り、売れっ子になって楽しかったことを「CMで永澤まさみさんと共演したこと」と語っています。

更なる飛躍の年になった2007年、出演したCMの契約本数は10本に増加。また、5月からはiTunsStoreでムーディ勝山さんの歌が販売スタートし、カラオケにも登場。

さらに、紅白歌合戦で演歌の大御所・前川清さんとの共演を果しており、輝かしい1年になりました。

相方である梶剛に厳しく接した

売れっ子になったムーディ勝山さんでしたが、コンビでの仕事を引き受ける機会が減少していきました。

2016年10月31日放送「しくじり先生　俺みたいになるな！！」に出演したムーディ勝山さんは、当時の相方だった梶剛さんへの接し方が酷かったとカミングアウトしています。

ムーディ勝山さんによると、先輩芸人だった梶剛さんと話す時に使っていた敬語を辞めて、呼び方も「梶さん」から「お前」へ。

さすがに本人の前では言わなかったものの、「寄生虫だと思っていた」と本音を明かしました。

そんなムーディ勝山さんと梶剛さんは、2010年にコンビを解散しています。

梶剛の両親にも暴言

梶剛さんの地元である香川県で営業を行った際には、梶剛さんの両親がステージ観覧に訪れたことがありました。

ムーディ勝山さんはコントの最中に、「梶くんの親が来てるみたいですけど、僕のところに挨拶に来てないんですわ」と観客の前で暴露したそうで、梶剛さんの両親は慌てふためいたそう。

営業終了後に梶の親は楽屋に来て、ムーディに『すみません。挨拶しなくて』と謝ったようですが、ムーディは挨拶に来ていなかったことに本気で腹を立てていたようで、一切その謝罪中に笑わなかったようです。

 

引用：相方の親に挨拶を強要！ムーディ勝山のエグすぎる天狗エピソードにドン引き – Asageiplus https://www.asagei.com/

後年、この件について振り返ったムーディ勝山さんは涙を流し反省していたものの、「売れなくなったから謝ったんだろう」と、ネット上では厳しいコメントが寄せられています。

ムーディ勝山の転落した末路とは？

2007年に大ブレイクしたムーディ勝山さんでしたが、早くも2008年には仕事量が激減していたようです。

飛ぶ鳥落とす勢いだったムーディ勝山さんは、売れなくなったことで何が変わったのでしょうか。

一発屋のレッテルを貼られた

2008年頃から仕事量が激減。当然収入も大幅ダウンしたことで、焦りを覚えたムーディ勝山さん。

これまで1日に何件も仕事をブッキングされていたのに、気が付いた時には月に4件しか仕事がないという惨状に。

当然、テレビで見かけなくなったムーディ勝山さんは「一発屋」のレッテルを貼られてしまいました。

ある日、マネージャーがスケジュールをファックスで送ってこないことに対して、「予定が立たないから早く送れ」と電話で怒鳴り散らしました。

数分後に事務所から早速届いたFAXを受け取ると、真っ白な紙が送られてきて愕然としたムーディ勝山さん。

マネージャーが予定を送りそびれていたのではなく、仕事の予定が何も入っていなかったのです。それ程、人気の落差が激しかったということなのでしょう。

ケンドーコバヤシに叱られる

来る日も来る日も仕事が無く、起床すると公園へ出かけ、ベンチに腰掛けてハトに餌を与えて日が暮れる…そんな生活を送っていたムーディ勝山さん。

心配した芸人仲間の1人であるケンドーコバヤシさんは、どうにか仕事を増やしてあげたいと考えてアドバイスをしてくれたそうです。

仕事の営業を行うわけでもなく、「仕事が無い」と無気力な姿勢を見て、「時間があるのに、なぜ仕事先にあいさつ回りしないのか?」と叱りつけたのだとか。

さらにケンドーコバヤシさんは、「売れていても気が楽ではない、みんな戦場だ」と、芸能界で生き抜くことの覚悟を持つようにと諭したそうです。

ムーディ勝山の嫁の馴れ初めや結婚

ムーディ勝山さんは、既婚者です。嫁になった女性は一般人ですが、非常に出来た女性であると評判であるそうです。

嫁との馴れ初めは？

かつてムーディ勝山さんは、かつて地元の「なか卯」でアルバイトをして生計を立てていた時代

がありました。

その「なか卯」で知り合った女性が嫁でした。夏子さんという名前で、ムーディ勝山さんは交際に至るまで、3回も夏子さんに告白したのだとか。

交際が始まると、ムーディ勝山さんはブレイクして地元から都内の豪華なマンションへの引っ越しについて行き、2人の同棲生活が始まりました。

2人の交際は9年間にも及び、2011年8月に晴れて夫婦になりました。当時ムーディ勝山さんは30歳で、嫁の夏子さんは29歳でした。

結婚式の前に取材を受けたムーディ勝山さんは、「もう後には引けない。どんなことをしても、また売れるようになりたい」と嫁の夏子さんに宣言したのです。

ムーディ勝山さんの仕事が激減した後は、嫁の夏子さんが働いて得た収入で大半の生活費を賄っているのだとか。

家計が苦しくても、なるべく食卓に出すおかずの品数が減らないように気を配る健気さが芸人仲間から絶賛されています。

ムーディ勝山の子供とは？

息子が1人生まれた

2013年10月27日、第一子となる長男が誕生したことをツイッターで報告しています。

「嫁と子供に感謝しています」と、父親となったことに対する実感を語ったムーディ勝山さん。

子供の名前や、写真については公開されていません。

ムーディ勝山の元相方・梶つよし(梶剛)の今現在

長い期間コンビを組んできた梶剛さんとのコンビ「勝山梶」は、2010年に解散しています。

ムーディ勝山さんがすぐに売れてしまったことで、梶剛さんは目立つことがあまり少なく、2012年に地元に帰り、芸名も「梶つよし」へと改名しています。

神対応に絶賛

梶つよしさんは現在、地元の香川県で「ご当地芸人」として地道な活動が花開き、レギュラー7本を持つ売れっ子に転身しています。

公式ツイッターでは地元香川の美味しいお店を日々紹介しており、最近ではコロナウィルスの影響もあってテイクアウトが可能なカフェや、デリバリーできるレストランを数多く紹介。

ご当地芸人として、地元の「今」を盛り上げる役目も担っているようですね。

また、仕事が少なくなったムーディ勝山さんに対して、香川県での漫才を行ったり、「テレビせとうちのロケを一緒にやりましょう」とオファーしていたのだとか。

番組の撮影を終えると梶つよしさんは、ツイッターを更新して「ムーディと笑って仕事ができて僕は幸せです」と心境を告白。

これに対してフォロワーからは「梶さん、良い人過ぎる」「感動した」と、神対応ぶりを絶賛するコメントが多数寄せられています。

実は、梶つよしさんは人格者としてお笑い界では知られた存在で、NON STYLEの石田さんは「みんな、梶のことが大好きやから、香川まで梶に会いに行くんです」と断言。

仲間達からもファンからも人柄が愛されていることがうかがえますね。

ムーディ勝山の今現在①　闇営業事件の発覚

2019年6月、吉本興業に所属する芸人が、反社会勢力との会合に参加していたことが週刊誌「フライデー」の報道から発覚し、関係があった芸人が謹慎処分を受ける事件が起こりました。

謹慎処分を受けたお笑い芸人の中には、ムーディ勝山さんの名前もありました。

この処分に対してムーディ勝山さんはどのように対応したのでしょうか。

反社会勢力との闇営業とは？

お笑いコンビ「カラテカ」の入江慎也さんが、事務所を介さずに出演料を受け取る「闇営業」の仲介役を担っていたことを週刊誌「フライデー」が報道。

問題となったのは、これだけではありません。振り込め詐欺グループが主宰した忘年会に参加し、金銭を受理していたお笑い芸人が多数いると記事に書かれていたのです。

詐欺グループの飲み会に参加したお笑い芸人で金銭を受理したのは、「雨上がり決死隊」の宮迫博之さん、「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮さんなど、合計11名の名前が挙がりました。

11名は謹慎処分として、2ヶ月間芸能活動から身を引いた生活を送ることになるのですが、ムーディ勝山さんもその1人でした。

忘年会に参加したことは認めましたが、詐欺グループが主宰していたことは知らなかったようです。

ムーディ勝山の今現在②　謹慎が明けている

闇営業問題により、吉本工業に所属するお笑い芸人11名は一時期テレビから姿を消しました。

ムーディー勝山さんは謹慎処分が明けた後、期間中にどのような生活を送ったのかを文化放送のラジオ「大竹まことゴールデンラジオ」で語っています。

謹慎中は配達のアルバイト

謹慎明け後初めての仕事として、ラジオ番組にゲスト出演したムーディ勝山さん。パーソナリティの大竹まことさんに謹慎中の収入を聞かれると、「ほぼ0です」と即答。

ショックのあまり、最初の数日は何も手に付かなかったそうですが、嫁と子供がいるので生活のためにアルバイトを思いついたのだとか。

都内に住む1人暮らしの年配の方にお弁当を配達する仕事であれば世の中の役に立つ、と芸人仲間らで考えたのです。

顧客は壮年層の方が多いのであれば、素姓も知られないメリットも魅力に感じましたが、仕事初日で「ムーディさんだ」と気が付かれてしまったと語っています。

ムーディ勝山の今現在③　主に地方都市で活躍中

ムーディ勝山さんは、テレビで見かけなくなったことで、「一発屋」のレッテルを貼られていますが、今では地方でレギュラーの仕事を獲得しているようです。

ラジオの仕事が多くなった

宮城県のローカルラジオ番組「それいけミミゾー」、葛飾FMの冠番組「ムーディ勝山のすきです!かつしか」、滋賀県のe-radio「ムーディ勝山のおもてなしGo Round」などに出演。

現在、ムーディ勝山さんがラジオ番組で継続して仕事を受けている理由として、レポート力に評価が高いからのようです。

また、ムーディ勝山さんが定番衣装の白いスーツを着て、人気のないガランとした場所で真顔で佇むインスタ画像が面白い、という評判もあり、再びブレイクなるかと注目を集めています。

まとめ

ムーディ勝山さんは、高校中退を経て2年間引きこもり生活を送った経験があります。心配した母親が資料を取り寄せたことで、お笑い芸人の道を目指しました。

梶剛さんとコンビを組んでいたものの、「右から来たものを左へ受け流すの歌」が大ヒットしたことで、次第に1人でバラエティ番組に出演する機会が多くなったムーディ勝山さん。

売れている時期が過ぎ去ると、あっという間にスケジュールがガラガラになったことも。現在は地方のラジオ局でレギュラーを持ち、再び注目を集めるようになりました。

プライベートでは、長い期間交際した夏子さんと結婚して子供にも恵まれています。

家族のサポートを受けながら、再び輝くために努力するムーディ勝山さんが、今後どのように活躍を見せるのか楽しみですね。