宮藤官九郎のプロフィール

名前：宮藤 官九郎（くどう かんくろう）
愛称：クドカン
生年月日：1970年7月19日
出身地：宮城県栗原市若柳
血液型：O型

宮藤官九郎は、脚本家・映画監督・ミュージシャンなど、多岐に渡るエンターテイメント活動を行い、クドカンの愛称で親しまれている人物です。

ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」などの人気作品を手掛け、自身も劇団「大人計画」所属の俳優であり、バンド「グループ魂」のメンバーとして活躍しています。

最近では、映画監督などあらゆる分野の文化活動において優秀な実績をあげ、多彩な才能を示した人物に贈られる「伊丹十三賞」を受賞。

NHK大河ドラマ「いだてん～東京オリムピック噺（ばなし）～」の脚本も手掛けるなど、老若男女問わず支持されています。

宮藤官九郎がコロナに感染し話題に

2020年3月31日、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスに、脚本家の宮藤官九郎が感染したことが判明しました。

宮藤官九郎は腎盂炎の治療を受けていたところに新型コロナウイルスへの感染が判明し、発熱の症状が現れているものの肺炎には至っていないとのことです。

宮藤官九郎はコメントを発表し、「まさか自分が、と過信してしまいました。罹った今も、なんで自分が？と信じられない気持ちです」と驚きを言葉にしました。

腰に痛みの出ていた腎盂炎の治療を受けて鈍痛が快方に向かい、これからという時の感染となった宮藤官九郎。

「幸い、落ち込んだり、泣いたりする体力はあるし、肺炎や風邪の症状も今はありません。少しでも早く、元気な姿をお見せ出来るよう、治療に専念します」とコメントを発表しました。

有名脚本家でありミュージシャンでもある宮藤官九郎は、感染当初も仕事や付き合いで多くの人と接触していたことが分かっています。

宮藤官九郎のコロナ感染経路はライブハウス？

2020年3月31日、宮藤官九郎が所属する劇団「大人計画」がホームページを更新し、宮藤官九郎が新型コロナウイルスに感染していることを発表しました。

腎盂炎を患っていた宮藤官九郎は、前日の30日にTBSラジオ「ACTION」の月曜パーソナリティを欠席していましたが、同日に新型コロナウイルスに感染していることが判明したといいます。

抵抗力が下がっている状態でのコロナ感染となりましたが、幸いにも肺炎には至っておらず、症状は発熱のみと発表されました。

保健所は、宮藤官九郎の新型コロナウイルス発症日を3月25日頃と判断しましたが、現在までに感染経路は明らかになっていません。

しかし前後の行動を辿ると、ライブハウスや舞台観劇に行ったことが判明しました。

宮藤官九郎が新型コロナウイルス感染前後にどのような行動を取っていたのか、感染経路をまとめます。

3月20日、ライブハウス「LOFT HEAVEN」

宮藤官九郎は2020年3月20日、東京都渋谷区にあるライブハウス「LOFT HEAVEN」で開催されたイベント「大衆キャバレー・ニューヤナギヤ」を観賞しました。

同イベントは、15人ほどの出演者と約50人の観客がライブハウスの狭い空間に集まる「3密」状態で行われました。

会場となったライブハウスを運営する「ロフトプロジェクト」会長の平野悠氏が、ブログで宮藤官九郎が客として来ていること、楽屋訪問をしたことを明かしています。

4月3日にはこのイベント出演者の中から、複数人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されました。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、ライブハウスは早い段階から多くの感染者が確認される大規模クラスターとして扱われていました。

密閉空間であること、多くの人が密集すること、近距離での発声や会話など人と密接することなど高リスクとされた場所であり、利用を控えるよう政府からも呼び掛けられていた時期です。

「LOFT HEAVEN」をはじめ、ロフトプロジェクトのライブハウスは現在、都の営業自粛要請を受けて3月26日頃から休業に入りました。

3月22日、「グループ魂」MV撮影

ライブハウス訪問の2日後の3月22日、宮藤官九郎がギターを担当する「グループ魂」のミュージックビデオの撮影が行われました。

撮影場所は都内のライブハウスで、人気バンドとの共演、さらにライブハウス内に大勢のエキストラを入れた3密状態で行われたことが分かっています。

所属事務所はミュージックビデオ撮影時、「参加者全員を検温」「マスクを配布」「アルコール消毒」「1曲ごとにエキストラを外に出して換気」など対策を徹底していたと説明しています。

また、撮影の参加者には個別に連絡を取っていることも明かした上で、「皆様にはご不安を与えてしまい、大変申し訳ございません」と謝罪コメントを発表しました。

3月22日、生田斗真主演舞台を観劇

宮藤官九郎の新型コロナウイルス感染が公になると、ツイッター上では宮藤官九郎の目撃情報が相次ぎました。

ツイッターでは、赤坂ACTシアターで公演されていた生田斗真主演・中山優馬出演の舞台「偽義経冥界歌」の3月22日公演を宮藤官九郎が観劇していた、というツイートが拡散されました。

同公演には他に俳優の福士蒼汰、お笑いコンビ「バナナマン」の日村勇紀、関西ジャニーズJr.のユニット「なにわ男子」の長尾謙杜も観劇していたとされています。

舞台「もうがまんできない」稽古

宮藤官九郎は感染前後、舞台「ウーマンリブvol.14『もうがまんできない』」の稽古にあたっていたとされています。

4/2に東京公演初日を迎える予定でしたが、現在は東京・大阪の全公演中止が発表されています。

キャストには、阿部サダヲ・柄本佑・要潤・松尾スズキ・荒川良々など有名俳優が名を連ね、芸能界での爆発的感染を懸念する声も上がっていました。

幸い、現在までにキャストから感染者が発生したという情報は寄せられていません。

結論、感染経路はライブハウスか？

宮藤官九郎の新型コロナウイルス感染経路は明らかになっていないものの、発症前後の行動や感染事実からして、感染はライブハウスで行われたイベントへの参加が濃厚ではないでしょうか。

多くの芸能人、そして観劇した一般人と濃厚接触することになり、濃厚接触者のファンからも心配の声が上がっています。

政府から自粛要請が出ていた時期にライブハウスに行った行動に批判も集まり、宮藤官九郎の病状を心配する声と共に、バッシングも発生しているのが現在の状況です。

宮藤官九郎の実家と家族（父親・母親・姉）

宮藤官九郎の実家は宮城県栗原市の「文具センタークドウ」

宮藤官九郎の実家は、宮城県栗原市で文房具店「文具センタークドウ」を経営しています。

経営は母親と9歳年上の姉が行っており、「文具センタークドウ」の店内には家族の誇りである宮藤官九郎のポスター、舞台のフライヤーなどが多数飾られています。

ファンにも有名で、聖地として訪れる方が多いようです。

宮藤官九郎の父親・紹平

父親・紹平は小学校の校長を務めていました。

子供の頃から教師を志していた父親は、仙台の学校に入学して教師の道に進み、中学の英語教師として教師生活をスタートさせました。

その後、宮藤官九郎の母親と出会って結婚し、単身赴任で小学校に赴任して校長になります。

小学校退職後は幼稚園の園長に就任しました。

宮藤官九郎が「池袋ウエストゲートパーク」でブレイクする約1年半前の1998年7月、69歳で死去しています。

宮藤官九郎の母親・泰子

宮藤は母方の姓で、父親は婿養子でした。

宮藤官九郎の母親・泰子は、4世代前の高祖父が神社に仕えていた神官で、神社を指す「宮」の字が苗字に与えられたようです。

母親の高祖父が仕えていた神社は「平野神社」といい、地元では一番の大きな神社で室町時代に建立されたといいます。

母親は現在、宮藤官九郎の姉とともに「文具センタークドウ」を経営しています。

宮藤官九郎の年の離れた姉2人

宮藤官九郎には年の離れた2人の姉がいます。

14歳年上の長女・浩子は神奈川県小田原市にある博物館「生命の星・地球博物館」の学芸員として働いています。

9歳年上の次女・由美は元教師で、現在は宮藤家を継ぎ、母親とともに「文具センタークドウ」の経営を行っています。

年の離れた末っ子である宮藤官九郎は、「俊坊」と呼ばれて可愛がられました。

宮藤官九郎の嫁は八反田リコ

宮藤官九郎の家族には、他に嫁と子供がおり、嫁と子供への感染も懸念されました。

宮藤官九郎の嫁は振付師の八反田リコで、2004年に結婚されています。

嫁の八反田リコは「ウォーターボーイズ」、大泉洋出演の「PROTEC」のCM振付などを手掛けています。

また、Eテレで放送されている子供番組「みいつけた！」では、夫・宮藤官九郎が作詞した「なんかいっす〜」などの曲に嫁が振り付けるという夫婦での仕事も行なっています。

2人の出会いは『大人企画』においてで、宮藤官九郎は演出助手として、八反田リコは振付師として劇団に所属していました。

かつて大学を続けるかどうかで悩んでいた宮藤官九郎は、八反田リコに相談したところ、「やめちゃえば良い」と言われ中退を決意。

脚本家としても八反田リコに原稿を読んでもらい、その反応を確認するらしく、八反田リコは公私ともに宮藤官九郎を支える存在のようです。

宮藤官九郎の子供は一人娘”かんぱ”ちゃん

出典：https://images-na.ssl-

また、宮藤官九郎との間には2005年に女の子が生まれ、子供にも恵まれています。

本名は「あずき」ちゃんとネット情報ではあります。あだ名は”かんぱ”ちゃんと付けられています。

子供は小学6年生の時、学校の文化祭での演劇の脚本を手掛けており、父親譲りの才能を発揮して「小6の舞台とは思えないほど面白かった！」「配役もテンポも良い」と高評価を得ました。

また、宮藤官九郎は2008年に子育てエッセイ「俺だって子供だ！」を出しています。上の写真の表紙の絵は娘をモデルにしたもので、宮藤官九郎曰くすごく似ているそうです。

エッセイでは、かんぱちゃんのことを”生まれたてなのに態度が部長クラス”と紹介しており、娘とのエピソードを公開しています。

しかし、宮藤官九郎は”（ぼくのは）子育てではなく観察”だと話しており、基本的に子育ては嫁任せだそうです。

そんな才能溢れる子供も現在は高校生、愛する子供と嫁と共に家族3人で暮らしている宮藤官九郎ですが、新型コロナウイルス感染により家族への感染も心配されました。

幸い、今のところ家族に感染したという情報はなく、宮藤官九郎の発症から2週間が経過しても家族に発症者がいないため、家族の中でコロナ感染は宮藤官九郎のみと考えられます。

しかし予断を許さない状況が続きますので、宮藤官九郎の家族も十分に気を付けた生活を送ってもらいたいですね。

宮藤官九郎のコロナ感染後の現在

2020年3月31日に新型コロナウイルスへの感染が判明し、感染したと思われる経緯や病状についても報道がされてきた宮藤官九郎。

感染経路は明らかにされていないものの、新型コロナウイルス陽性となってから現在までの流れと、現在の病状は随時報道されてきました。

ここでは、宮藤官九郎が新型コロナウイルスに感染したことが発表された翌日である2020年4月1日から、現在までを順を追ってまとめていきます。

4月1日、宮藤官九郎が月曜パーソナリティーのラジオ「ACTION」にて、水曜パーソナリティーの音楽ユニット「Creepy Nuts」のDJ松永が宮藤官九郎に関するコメントを発表しました。

まず、宮藤官九郎が腎盂炎で放送を休み、新型コロナウイルス感染が判明したと説明した上で、宮藤官九郎と共演していたフリーアナウンサーの幸坂理加がその週のラジオを休むことを報告。

DJ松永によると、幸坂理加は体調不良などもなく至って元気だそうですが、大事を取っての休みとなったとのことです。

そして、4月6日に放送された「ACTION」で、アシスタントを務めるフリーアナウンサーの幸坂理加が復帰しました。

この日、宮藤官九郎のコメントも発表され、「先週に引き続き、今週もお休みをいただきます。幸坂さんも大事を取って休まれた先週の放送は、病院のベッドで聞きました」と語りました。

続けて「図らずも、各曜日のパーソナリティー同士の無言の結束力、横のつながりの強さを感じました」と、パーソナリティー・尾崎世界観、DJ松永、羽田圭介、武田砂鉄にも触れました。

また、「新型コロナウイルスは噂通り手強く、しぶといですが、〝お若いから治りも早いですよ〟というサービストークに乗せられて少しずつ快方に向かっています」と現在の病状も報告。

その後、4月7日に新型コロナウイルス感染から回復し、病院を退院していたことが、4月13日放送の「ACTION」で最新の宮藤官九郎のコメントが発表されて明らかになりました。

宮藤官九郎はこの日もラジオは休みでしたが、読み上げられたコメントによると「おかげさまで先週火曜日に退院することができました。御心配おかけしました」と、退院を報告しました。

続けて、「現在は自宅療養中ですが、いたって元気です」と、現在は体調も回復し元気になったことを知らせました。

また、新型コロナウイルスに感染した当事者として、担当だった感染症専門医からの言葉をラジオリスナーに伝えました。

「とにかく家にいて、感染を防いでください。医療崩壊が起こる危機感はありますが、同時にこの病気に対する知識と経験を積み、的確な対応ができるよう医療現場は日々進化しています。感染者さえ増えなければ撲滅できます、とにかく家にいてください」

という、医療の最前線の現場にいる医師からの強いメッセージを届けました。

宮藤官九郎は現在、この感染症専門医の言葉をしっかり守って、家から一歩も出ずにバラエティ番組を見る日々を送っているそうです。

体調が完全に回復し、新型コロナウイルスが収束すれば、再びラジオや脚本、俳優、ミュージシャンとしての活動にも復帰できることでしょう。

今回の宮藤官九郎の新型コロナウイルス感染で、むやみな外出はせずに新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐのが大切だと痛感することになりました。

まとめ

脚本家・宮藤官九郎の新型コロナウイルス感染についてまとめました。

感染経路、現在の病状、家族への感染など心配事は多々ありましたが、現在は回復しているようで何よりです。