つんく♂さんがプロデュースし2000年に解散した「太陽とシスコムーン」ですが、2022年1月にTwitterのトレンド入りを果たしました。
今回は「太陽とシスコムーン」の代表曲や歌唱力、解散理由、メンバーの現在を紹介します。
この記事の目次
太陽とシスコムーンとは
「太陽とシスコムーン」は、つんく♂さんが1999年にプロデュースした、信田美帆さん、稲葉貴子さん、本多RuRuさん、小湊美和さんからなる4人組女性ボーカルグループです。
もともとは、DDIポケット(現ソフトバンクモバイル)のキャンペーンソングのプロジェクトユニットで、1年という期間限定で結成されました。
「ハロー!プロジェクト」の一員として活動していましたが、2000年にユニット名を「T&Cボンバー」に改名、そして同年に大阪でのコンサートを最後に解散しています。
太陽とシスコムーンのメンバー:信田美帆のプロフィール
本名: 信田 美帆(しのだ みほ)
生年月日: 1972年5月18日
出身地: 東京都立川市
身長: 155cm
体重: 非公開
血液型: A型
所属: 朝日生命体操クラブ→日本体育大学
学歴: 日本女子体育大学付属二階堂高等学校→藤村女子高等学校(転校)→日本体育大学体育学部
選手引退時期: 1995年10月
活動期間: 1997年 –
信田美帆さんは、1988年に行われたソウルオリンピックと1989年の世界選手権に出場するなど、女子体操の日本代表選手でした。
1995年に体操を引退後しばらくは、読売ジャイアンツのマスコットガール「ファイヤーガール」を務めるなど、異色のキャリアの持ち主です。
「太陽とシスコムーン」解散後となる2004年のアテネオリンピックでは、女子体操のコメンテーターも務めていました。
太陽とシスコムーンのメンバー:稲葉貴子のプロフィール
本名: 稲葉 貴子(いなば あつこ)
生年月日: 1974年3月13日
出身地: 大阪府吹田市
身長: 151cm
体重: 非公開
血液型: A型
職業: 歌手、振付指導、司会、タレント
担当楽器: 歌
活動期間: 1993年 – 2009年, 2014年 –
稲葉貴子さんは、1993年4月にアイドルグループ「大阪パフォーマンスドール(通称OPD)」に加入して、フロントメンバー5人のうちの1人として11月にCDデビュー。
1996年に同グループを卒業し、1999年に「太陽とシスコムーン」のメンバーとなりました。
太陽とシスコムーンのメンバー:本多RuRuのプロフィール
本名: 郭嘉露 (Guo Jialu)
生年月日: 1976年3月18日
出身地: 中華人民共和国 遼寧省瀋陽市
身長: 154cm
体重: 非公開
血液型: B型
職業: 歌手、タレント
ジャンル: J-POP、C-POP 、R&B
活動期間: 1995年 –
本多RuRuさんはメンバーで唯一の中国人です。
1993年1月に来日して同年5月にテレビ東京「外国人歌謡大賞」で決勝進出、1995年1月の「在日中国人日本語歌謡コンクール」でグランプリとなり、中華藝能に所属して芸能活動を開始。
「太陽とシスコムーン」結成前年となる1998年には、北京の万里の長城、広州市、深圳市、珠海市で行われた「西城秀樹 With RuRuコンサート」に参加していました。
太陽とシスコムーンのメンバー:小湊美和のプロフィール
本名: 小湊 美和(こみなと みわ)
生年月日: 1977年2月15日
出身地: 福島県
身長: 163cm
体重: 非公開
血液型: O型
職業: 歌手
ジャンル: J-POP、民謡
活動期間: 1998年 –
小湊美和さんは民謡小湊流家元の長女であり、若干3歳で初舞台に立つなど民謡の英才教育を受けてきました。
各地の民謡コンクールで優勝を重ね、歌唱力が認められて「太陽とシスコムーン」に抜擢されています。
なお、小湊美和さんは加入当時すでに2人の子持ちの既婚者であり、当時のハロプロの中では初めてのことでした。
太陽とシスコムーンの代表曲5曲を紹介
楽曲① 「月と太陽」リリース日:1999年04月21日
デビュー曲「月と太陽」は、「太陽とシスコムーン」の唯一の曲となるはずだったDDIポケットのCMソングです。
CMの反響が良かったことから、CDの発売前、つんく♂さんがレコード会社にグループ継続を提案し、「オリコン初登場6位以上でなければ解散」という厳しい条件が課されました。
結果はオリコン初登場4位という快挙を成し遂げ、「太陽とシスコムーン」はグループ存続が決定したのです。
楽曲② 「ガタメキラ」リリース日:1999年06月23日
「太陽とシスコムーン」5曲の中でも一番知名度があると言える「ガタメキラ」は、オリコン初登場6位を記録。
かなり特徴的なタイトルで、「その愛を育てなければ」という意味である「Gotta Make it Love」を日本語で読んだものです。
2003年8月6日に発売された「ZYX」のデビューシングル「行くZYX! FLY HIGH」のカップリング曲として、「ZYX」がカバーしたことでも話題になりました。
楽曲③ 「宇宙でLaTaTa」リリース日:1999年07月28日
一番良い曲と評価する人もいる「宇宙でLaTaTa」は、オリコン最高順位は9位。
歌番組やライブなどの間奏では、元体操選手の強みを生かして信田美帆さんがバック転を披露するのが恒例でした。
2004年1月28日に発売された松浦亜弥さんの12枚目のシングル「奇跡の香りダンス。」のカップリング曲として、「松浦亜弥with稲葉貴子」名義でカバーされています。
楽曲④ 「Everyday Everywhere」リリース日:1999年08月25日
「太陽とシスコムーン」初のバラード曲「Everyday Everywhere」は、オリコン順位最高23位でした。
この曲から失速が始まったと言えるかもしれません。
楽曲⑤ 「Magic of Love」リリース日:1999年09月29日
「Magic of Love」はオリコン最高順位は16位でした。
つんく♂さんはこの曲に完結や最後といった意味深なコメントをしていましたが、この曲以降も3枚のシングルがリリースされています。
ただ、反応は次第に落ちていきました。
太陽とシスコムーンのメンバー歌唱力ランキング
「ハロー!プロジェクト」の多くはアイドル路線ですが、「太陽とシスコム―ン」は綺麗なお姉さん的な路線で売り出され、さらにその本領は容姿ではなく歌唱力にありました。
メンバーは歌唱力が高く、多くのファンたちからの支持を獲得していたんです。
全員が歌唱力抜群のため甲乙つけがたいものの、歌唱力ランキングは以下のようになっています。
1位 本多RuRu
2位 小湊美和
3位 稲葉貴子
4位 信田美帆
太陽とシスコムーンの解散理由とは
「太陽とシスコムーン」は期間限定ユニットだった
前述の通り、「太陽とシスコムーン」は当初、1枚目のシングル「太陽と月」リリース後に解散する予定でした。
つんく♂さんのユニット継続希望と、オリコン初登場6位以内という目標を達成したことからグループ存続が決まりました。
この「太陽とシスコムーン」の結成目的は「再起を果たす」。1度は華々しく活躍しながらもその場を失ったメンバーが集まって夢を叶えるというコンセプトでした。
そのコンセプト通り、「太陽とシスコムーン」は多くのヒット曲を出すことに成功しています。
つんく♂さんは解散に際し、「当初の目的であった『再起を果たす』ことができたため、今後のソロ活動に向けて発展的解散です」とコメントしていました。
太陽とシスコムーンのメンバー4人の現在
ハロプロアイドルは、卒業後にスタッフとして関わっているメンバーが多くいます。
「太陽とシスコムーン」メンバーは、ユニット解散後、どうなったのでしょうか?
https://twitter.com/C2019T/status/1288075942275903489
信田美帆の現在
「太陽とシスコムーン」の中でも、元オリンピック選手という異色のキャリアを持つ信田美帆さんは、その体操スキルを生かし、ハロプロアイドルのアクロバティック指導をしていました。
「その体操のスキルを生かして昨年頃からモーニング娘。の生田衣梨奈など、アクロバティックに定評のあるメンバーに指導しています。今年のハロプロコンサートはその信田直伝のアクロバティックを取り入れたステージで話題になりました」(アイドル誌ライター)
つんく♂さんはここまでを狙って起用したのかはわかりませんが、信田美帆さんのおかげでハロプロアイドルのアクロバティックに箔がついたようです。
稲葉貴子の現在
稲葉貴子さんは、解散後もずっとハロプロに残り続けてハロプロのメンバーの振り付けやコーラス、コンサートMCなどを担当。
現在はハロプロを卒業し、関連会社でファンクラブスタッフとして働いているようです。
「代表的なのが元・太陽とシスコムーンの稲葉貴子。現在はハロプロのファンクラブスタッフとして働いています。ファンクラブイベントでは受付や現場の仕切りなどをしているのですが、毎回のようにいるので、今ではファンもまったく騒がなくなりました(笑)」(ハロプロファン)
また、2014年に歌手の古谷文乃さんと「Pirit Color」という音楽ユニットを結成しており、現在も音楽活動を続けています。
本多RuRuの現在
本多RuRuさんは、「太陽とシスコムーン」解散後、台湾で歌手としてデビュー。さらに生活拠点を上海に移し、台湾や中国などで女優としてドラマ出演もしています。
海外に住んでいることもあり、「太陽とシスコムーン」の期間限定での再結成時やイベントには参加していませんでした。
ですが、2015年7月のイベント「最初で最後じゃなかった!太陽とシスコムーン トークライブ〜やっぱり4人で〜」に上海から駆け付け、15年ぶりに4人が揃ったと話題になりました。
現在は結婚し、一人娘も出産しているようです。
小湊美和の現在
小湊美和さんは「太陽とシスコムーン」解散後、アップフロントを退社して、インディーズレーベルからソロデビューしました。
さらに、実弟である小湊昭尚さんとの民謡ユニット「Priest」を結成。
最近は弟との活動は控え目で、ソロでの音楽活動を精力的に続けているようです。
太陽とシスコムーンがTwitterトレンド入りした理由
出典:https://pixabay.com/
解散から20年以上が経過した「太陽とシスコムーン」ですが、2022年1月、突然Twitterのトレンド入りしています。
メンバーをはじめ、つんく♂さんも驚きの声をネット上で挙げました。
ネット上では要因として、TBS系情報番組「ラヴィット」(月~金曜午前8時)で最近はまっているものが紹介された際に、K-POPアイドルがこぶしをきかせて歌うという話題が飛び出し、それに対してMCの麒麟川島明が同じくこぶしをきかせて歌うアイドルとして、太陽とシスコムーンを挙げたことではないかと推察する声が多くみられた。
このことを受け、信田も小湊と同様のスクリーンショットとともに「携帯見てビックリ!!ラビットは毎朝ほとんど観ていて特に本題に入る前の番組が始まって20分位のトークが好きなのに今日は観られなかったら…。川島さんの頭の中はスゴいですね」と笑顔の顔文字をつけて投稿していた。
お笑いコンビ「麒麟」の川島明さんが、情報番組で「太陽とシスコムーン」に触れたことが影響したと見られているようです。
さらに、柏木ひなたさんの影響だとする声もあるようです。
18: 2022/01/21(金) 11:08:50.58 0
ラヴィットっでハマっているモノでæspaが紹介される
↓
アイドルには珍しくこぶしを効かせて歌う、と紹介される
↓
川島さんが太陽とシスコムーンを引き合いに出す
37: 2022/01/21(金) 11:31:41.78 0
>>18
川島ナイスやな
24: 2022/01/21(金) 11:18:20.51 0
柏木ひなたのおかげかと思ったら違うのね
34: 2022/01/21(金) 11:31:10.02 0
>>31
本人が太シスヲタを自称(Twitter開設した時にフォローしたのが自分のグループ関係者と太シスメンバーのみ)
特に小湊とは仲良しでライブにゲスト出演したりしてる
影響力とタイミングを考えると、川島明さんの発言の影響の可能性が大きいように思われます。
このTwitteトレンド入りによって、メンバーそれぞれにも注目が集まったのは間違いなく、またいつか一夜限りの再結成ということもあるかもしれませんね。
まとめ
2000年に解散した女性4人ボーカルグループ「太陽とシスコムーン」について、楽曲や解散理由、メンバーの現在やTwitterのトレンド入りの理由をまとめてきました。
メンバー4人のそれぞれが「太陽とシスコムーン」のコンセプト通り、再起を図ることに成功し、目標を達成したことで解散しました。
つんく♂さんがこれまで手掛けたプロジェクト中でも特殊な部類に入る「太陽とシスコムーン」。
再注目されたことで、メンバー4人のこれからの活躍にも期待したいですね。