1969年に空前の大ヒットを記録した童謡「黒猫のタンゴ(黒ネコのタンゴ)」で子供歌手としてデビューした皆川おさむさんの現在が話題です。
ここでは、皆川おさむさんの名曲黒猫のタンゴについてや衝撃の犯罪での逮捕や前科、現在の様子などについてまとめました。
この記事の目次
皆川おさむのプロフィール
皆川おさむのプロフィール
生年月日:1963年1月22日
出身地 :東京
皆川おさむさんは、イタリアの童謡「黒ネコのタンゴ」の日本語カバーによる大ヒットや、ヤンマーのテレビCMで有名な「ヤンボーマーボー天気予報」の「火星編(1968年頃放送)」のCMソングを歌った事などで知られる童謡歌手です。
「ひばり児童合唱団」の創始者である皆川和子さんは、皆川おさむさんの叔母にあたり、皆川おさむさんも3歳の頃から「ひばり児童合唱団」に参加して活躍。3歳で「ヤンボーマーボー天気予報」のCMソングをレコーディングし、6歳で「黒ネコのタンゴ」にてレコードデビューしています。
皆川おさむさんは「黒ネコのタンゴ」に続いて「サッちゃん」や「ミャゴラ猫の初恋」、「空とぶじゅうたん」などの曲を1970年代にかけて発表されています。
その後の皆川おさむさんは、声変わりを機にシンガーからドラマーへと転向し、洗足学園音楽大学に進んで打楽器を専攻したと言われています。
大学卒業後、グラフィックデザイナーになったとの報道が1999年頃にされていますが、皆川おさむさん本人は2014年頃のインタビューで「一度も(グラフィックデザイナーを)やった事がないのになんでかなぁ?」と発言しており、なぜこのような情報が出てきたのか謎です。
現在は叔母・皆川和子さんの後を継いで「ひばり児童合唱団」の代表を務めているという事ですが、自身は音楽活動とは距離を置いているという事です。
皆川おさむのデビューは名曲「黒猫のタンゴ(黒ネコのタンゴ)」
皆川おさむさんの代名詞ともいえるのが童謡「黒猫のタンゴ(黒ネコのタンゴ)」です。
https://www.youtube.com/watch?v=WWz55iRtsGo
皆川おさむさんデビュー曲「黒猫のタンゴ(黒ネコのタンゴ)」は、発売されるとすぐに話題を呼び、オリコンチャートで14週連続で1位を記録するなど空前の大ヒットとなります。レコードの総売上枚数は260万枚と発表されています。
発売当時、皆川おさむさんは6歳10ヶ月で、「黒猫のタンゴ(黒ネコのタンゴ)」の大ヒットをきっかけに子供歌手ブームが到来し、次々と子供歌手がデビューする社会現象を巻き起こしました。
1999年に「だんご3兄弟」が大ヒットした際、皆川おさむさんは「だんご3兄弟」をカバーしてCDをリリースしているのですが、その両A面としてこの「黒猫のタンゴ(黒ネコのタンゴ)」が収録され、これがオリコンチャート40位を記録した事で、過去最後に登場してから1501週後にオリコンに再チャートインするという新記録を打ち立てて話題になりました。
「黒猫のタンゴ(黒ネコのタンゴ)」は、近年に入っても名曲として多くの子供歌手たちにカバーされており、「崖の上のポニョ」で主題歌で大ブレイクを果たした大橋のぞみさんや、「消臭力」のテレビCMで話題になったポルトガルの子供歌手・ミゲル・ゲレイロ(ミゲル君)ら、その時代時代の話題の子供歌手達がカバーしています。
2007年には38年ぶりの「黒ネコのタンゴ」復活が話題に
2007年9月、「The Phanky OKstra」という5人組ヒップホップグループが「黒猫のタンゴ(黒ネコのタンゴ)」をヒップホップアレンジでカバーしているのですが、そのリリース記念イベント会場に、なんと皆川おさむさんがサプライズ登場し、夢の「黒ネコのタンゴ」のコラボが実現し、38年ぶりの復活として話題を呼びました。
ここまで見てきたように、皆川おさむさんの「黒猫のタンゴ(黒ネコのタンゴ)」は、現在も不朽の名曲として人々の心を掴み続けているのです。
皆川おさむの犯罪や逮捕がニュースに
「黒ネコのタンゴ」を歌うかわいらしい子供歌手のイメージが強かった皆川おさむさんでしたが、21歳の頃に犯罪を犯して逮捕された事がニュースになり、世間を騒がせています。
当時の報道によれば、1984年4月14日の未明、当時21歳で洗足学園短大の1年生(洗足学園音楽大学で打楽器を専攻していたとの情報もあり真偽不明)だった皆川おさむさんは、当時22歳の会社員男性と共謀して、東京都世田谷区の車の部品販売店「ナミテツ商事」に侵入し、車の部品やタイヤ14本など総額で118万円相当を盗み出しす犯罪を起こしたとして逮捕されています。
皆川おさむさんはこの犯罪行為により、執行猶予付きの有罪判決を受けています。
皆川おさむが前科6犯だった事も世間を驚かせた
車の部品販売店に侵入して118万円相当の車用品を盗み出したとして逮捕され、子供歌手時代のかわいらしいイメージとのギャップから世間を騒がせた皆川おさむさんでしたが、さらに、当時の報道によれば、皆川おさむさんはこれがはじめての犯罪行為ではなく、同様の手口での前科が5件(被害額200万円相当)もある事も判明しさらに世間を驚かせました。
つまり、皆川おさむさんは前科6犯ということになります。
当時の警察の取り調べによれば、皆川おさむさんは自身のカー用品店を開くために窃盗を繰り返したと供述していたようです。
このような犯罪行為は決して許されない事ですが、30年以上経過した今となっては「若気の至り」と言っても良いのではないでしょうか。この逮捕以後は皆川おさむさんは犯罪行為には手を染めず健全に活躍されています。
皆川おさむの現在① ひばり児童合唱団の代表に就任
出典:https://hibari-children1943.com/
前科6犯という衝撃の事実が判明した皆川おさむさんですが、現在はどうされているのでしょうか?
皆川おさむさんは現在は「ひばり児童合唱団」の代表を務めており、忙しい日々を送っているそうです。
「ひばり児童合唱団」の創始者で、長年代表を務めてきた皆川和子さんは、皆川おさむさんの叔母にあたる事は冒頭でも触れましたが、その皆川和子さんが2014年8月16日に92歳で亡くなり、その後を継ぐ形で皆川おさむさんが「ひばり児童合唱団」の代表に就任したと報じられています。
ただ、皆川和子さんが亡くなる前の2014年3月頃に受けたインタビューで、皆川おさむさんは「今、叔母の皆川和子が設立した『ひばり児童合唱団』の代表を務めていて大変なんだ」とコメントされているため、皆川和子さんが亡くなる前、「脳梗塞」で倒れたタイミングで代表に就任されたというのが正確なようです。
皆川おさむさんは2020年6月の現在も「ひばり児童合唱団」の代表を務めており、以下のメッセージを発表されています。
音楽を通して豊かな感性を育て、思いやりのある心を持てるように、そして「誰もが楽しく歌える合唱団」をモットーにしています。
児童合唱団の置かれている状況は年々厳しくなっておりますが、歌は情操教育そのものです。
ひばりに来てくれる子供がいる限り頑張って参ります。
皆川おさむの現在② 糖尿病で闘病生活を送っている
「ひばり児童合唱団」の代表として活躍されている皆川おさむさんですが、実は「糖尿病」を患っており、現在闘病中である事を明かされています。
「50を過ぎてから体調が悪いんだよ。糖尿病で腎臓を悪化させて、人工透析を受けていたんだ」
そして、ポツリと衝撃的な告白をした。
「2年前に姉から片側の腎臓をもらい、移植したんだ。その上、首の調子もあまりよくない」
姉から腎臓をもらって移植手術をしたとの衝撃的事実も明かされているので、かなり重い症状が出ているようです。首の調子も良くないという事なので皆川おさむさんの健康面が心配されます。
皆川おさむの現在③ 結婚はしておらず子供もいない
皆川おさむさんは、2020年6月の現在で、57歳を迎えられていますが、結婚はまだされておらず独身だそうです。これまでに結婚経験もないようで、当然子供もいないとの事でした。
これは、2014年頃に皆川おさむさん本人がインタビューで発言されている事なので間違い情報だと思われます。
私は心配になって、「結婚はしているの?」と聞くと、「ずっと独身です。子供? いません」という。
まとめ
今回は、1969年にリリースされ空前のヒット曲となった「黒猫のタンゴ(黒ネコのタンゴ)」で弱冠6歳でデビューした歌手・皆川おさむさんについてまとめてみました。
皆川おさむさんは「黒ネコのタンゴ」のヒットにより、一躍時の人となり、その後も子供歌手として人気を集めましたが、声変わりを機にドラマーに転向し洗足学園音楽大学で打楽器を専攻していたようです。
皆川おさむさんは、1984年、21歳の頃に窃盗犯罪を犯して逮捕され、執行猶予付きの有罪判決を受けて世間を騒がせましたが、その後もは犯罪行為は起こさずに健全に活躍されています。
現在は、叔母の皆川和子さんの後を継ぐ形で「ひばり児童合唱団」の代表を務められています。「糖尿病」を患い闘病中である事も明かされていますが、病に負けずこれからも元気な姿を見せて欲しいと願います。