「ナイトメア (NIGHTMARE) 」はヴィジュアル系バンドの中でも絶大な人気を誇った存在で、結成から20年経った現在再び話題沸騰中です。
今回はナイトメアやメンバーのプロフィール、活動休止後のメンバーやグループの現在をまとめました。
ナイトメアとは
出典:http://www.vap.co.jp/
ナイトメアは、avex所属のヴィジュアル系ロックバンドで、「メア」の略称で呼ばれています。
作詞作曲をメンバーが担当し、社会批判的な歌詞から悲恋系の歌詞まで幅広い曲を歌い、ヴィジュアル系らしさのある傷・痛み・喪失感・虚無感をテーマにした楽曲を多く発表しています。
メンバー全員が日本を代表するバンド「X JAPAN」「LUNA SEA」から影響を受けており、10代の頃から楽器や音楽に触れてきました。
2000年1月1日にメンバーの咲人と柩によって結成されたナイトメア。
咲人の知り合いでベースのNi〜ya、柩の知り合いでボーカルのYOMIが加わり、当初のドラムはメンバーの後輩が担当していました。
結成当初ほとんどのメンバーが高校生だったナイトメアは、オリジナルではなくコピーバンドとして活動を開始。
ドラムのメンバーが受験を機に脱退し、別バンドで活動していたRUKAがドラムとして加入し現在のナイトメアのメンバーが揃いました。
仙台を拠点に活動していたナイトメアですが、RUKA加入後に東京進出し、インディーズデビューを果たします。
インディーズにも関わらず、限定デモテープやシングルを次々に完売させて、バンド界の話題に上っていきました。
インディーズで実績を残してきたナイトメアはレコード会社「日本クラウン」と契約し、2003年8月21日にシングル「-Believe-」でメジャーデビューを果たします。
2006年に「バップ」へ移籍すると、シングル「the WORLD/アルミナ」がアニメ「DEATH NOTE」のテーマソングに起用されました。
人気マンガ原作のアニメということでテーマソングを務めたナイトメアにも注目が集まり、この曲で初のオリコン週間チャートトップ10入りとなる初登場5位を獲得。
フジテレビの音楽番組「HEY!HEY!HEY!」にも出演し、自身初となる地上波ゴールデンの音楽番組で視聴者に爪痕を残しました。
アルバム「the WORLD Ruler」はオリコン週間チャート初登場6位、アニメ「CLAYMORE」のテーマソング「レゾンデートル」はオリコン週間チャート初登場3位を記録しました。
2010年1月1日に結成10周年を迎え、屈指の人気作「ジャイアニズムシリーズ」を網羅したベストアルバム「GIANIZM」をリリースし、さいたまスーパーアリーナで10周年公演を開催。
日本武道館でも公演を開催し、その人気はヴィジュアル系バンドの中でもトップクラスとなりました。
2011年にavexに移籍してからもその地位は揺るがず、日本武道館公演を埋め続けるほどの人気を獲得しています。
しかし2016年4月2日、ライブツアー「NIGHTMARE TOUR 2016 Awakening of Clowns」の初日公演にて、年内をもってナイトメアの活動を一時休止することが発表されました。
活動休止後はそれぞれが別の道で音楽活動を続けています。メンバーの現在、そしてナイトメア自体の現在は後述で詳しく紹介します。
ナイトメアのメンバープロフィール
YOMI(ヨミ)
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生年月日:1981年7月14日
出身地:宮城県大崎市
血液型:A型
パート:ボーカル
ナイトメアのボーカルであり、作詞も担当するYOMI。
高校2年生の時に初めてバンドを組み、「TEARLESS DIE」のメンバーとして音楽活動を開始しました。
バンドのボーカルをするぐらいなので目立ちたがり屋ではあるものの、極度の人見知りで、ナイトメア結成当初も元々知り合いだった柩としか会話ができないほどでした。
自分の声にもコンプレックスを持っており、いい声に聞こえるテクニックを使用しすぎたことでライブ後には必ず喉を潰していました。
しかし、ナイトメアのボーカルとしてメジャーデビューした後はボイストレーニングに通い、そこでボーカリストとしての意識を改革したそうです。
ただかっこいいだけではなく、弱い部分も見せられるようなボーカリストでありたいと語るYOMI。
彼が紡ぐ歌があったからこそナイトメアの曲は多くの人の心に届き、ここまでの人気を獲得したのでしょう。
柩(ヒツギ)
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生年月日:1982年3月5日
出身地:宮城県名取市
血液型:AB型
パート:上手ギター
ナイトメアの上手(かみて)ギターを務める柩。「ひつ」「ひっつー」「みったん」の愛称で親しまれています。
X JAPANのhideに憧れて、中学生の時にギターを始めました。
祖母にSUGIZOモデルのギターを買ってもらったものの、その後バンド活動を始めることはありませんでしたが、咲人がギターを弾いている姿を見てすぐに声を掛けたそうです。
2人の出会いがきっかけで、ナイトメアが誕生しました。
柩にとってナイトメアは「生きる理由」「今の自分」「宝石」で、ステージでも舞台裏でも人一倍グループを愛していることが伝わってくる存在です。
咲人(サキト)
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生年月日:1981年6月29日
出身地:宮城県
血液型:O型
パート:下手ギター
ナイトメアの下手(しもて)ギターを務め、作曲も担当する咲人。
高校1年でバンドを組み、LUNA SEAやL’Arc〜en〜Cielのコピーバンドとして活動するかたわら、コンテストに出場して高校2年の時にヤマハ主催「TEENS’ MUSIC FESTIVAL」で入賞。
その経験が後のバンド活動にも繋がり、ナイトメア結成後はメインコンポーザーの1人として、ナイトメアの中でも人気が高い「ジャイアニズムシリーズ」を作曲しています。
「自分にしか出せない音を出せるような唯一無二のギタリストになりたい」と語る咲人がいる限り、ナイトメアのオリジナリティは途絶えることがないでしょう。
Ni〜ya(ニーヤ)
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生年月日:1981年6月23日
出身地:宮城県角田市
血液型:A型
パート:ベース
ナイトメアのベースを担当しているNi〜ya。
高校3年生の時に咲人と知り合い、ナイトメアのメンバーとなりました。
ベースが脱退した「PENICILLIN」のサポートベーシストとしても活動したことがあります。
影響を受けたミュージシャンはXのTAIJIやLUNA SEAのJで、彼らの音楽のみならず生き方そのものに憧れ、美学として掲げるなど尊敬していることを公言しています。
脚が長くてベースプレイもかっこいいためステージで映える存在で、色気のある部分に惹かれるファンも多いのがNi〜yaの特徴です。
RUKA(ルカ)
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生年月日:1979年6月9日
出身地:宮城県仙台市
血液型:O型
パート:ドラム
ナイトメアのドラマーを務めるRUKA。
中学3年生で人生初のバンドを組み、元々はベーシスト希望でしたが、ジャンケンで負けてドラムを担当する事に。
高校を中退後、友人のバンドにドラムのサポートで入ったことで本格的にドラマーとして活動を始めました。
ナイトメアに加入する以前は他バンドのサポートメンバーや、元ヴィドールのジュイと共に「Luinspear」というバンドでも活動していました。
ナイトメアのメンバー5人の現在
2016年から活動休止しているナイトメア。
グループとしての活動を休止後、メンバーそれぞれがどんな道に進んだのか、メンバー個人の現在の活動を紹介します。
YOMI
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活動休止中は、ソロ・プロジェクト「TAKE NO BREAK(テクノブレイク)」で活動しているYOMI。
「TAKE NO BREAK」では、YOMI改め「淳」名義で活動しています。
ユニット名は、長時間の自慰行為によって引き起こされるテクノブレイクという症状に由来し、「好きなことを死ぬまでやる」という意味が込められています。
柩
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2013年6月18日にリリースされた「hide TRIBUTE II Visual SPIRITS」にて「柩 from NIGHTMARE」名義でソロデビューしました。
さらに、2013年に元彩冷えるのドラマーKENZOと共に結成した「GREMLINS」で「Hits」名義でボーカル・ギターを担当しています。
咲人
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活動休止後に、ソロワーク「JAKIGAN MEISTER(ジャキガンマイスター)」を始動させ、2017年6月14日にソロアルバム「Ejaculation」をリリースしました。
2018年9月には任天堂の「よゐこのマリパで共同生活」というウェブテレビ番組に出演し、メディア露出も行なっています。
Ni〜ya
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2019年2月6日、ソロプロジェクト「BULL FIELD」が全国流通第1弾「BATTLE FIELD」をリリースしました。
ベーシストならではのベース重視のアレンジに仕上がっており、「戦い」がテーマの新曲4曲に加え、ライブ会場限定販売のシングル「BRIGHT」の2曲を収録した全6曲のアルバムです。
RUKA
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ナイトメア10周年の時に始動したRUKAのソロプロジェクト「The LEGENDARY SIX NINE」、略称「LSN」の活動を続けています。
2010年の第1弾では、RUKA自身がファンと公言していた「PENICILLIN」のHAKUEI、ラッパーのTWIGYをツインボーカルに迎え、「Cruel」をリリースしました。
2013年の第2弾では「さわやかな声のヴィジュアル系」をコンセプトにメンバーを入れ替え、ミニアルバム「BELIAL」をリリースしました。
ナイトメアのグループとしての現在
出典:http://artist-site.jp/
2016年4月2日に宮城・仙台PITで行われたツアー「NIGHTMARE TOUR 2016 Awakening of Clowns」で、年内をもってバンド活動を一時休止することを発表したナイトメア。
バンドとしての活動はないものの、メンバーそれぞれがソロや別のバンドで活躍するなど、個々の活動を中心に行っていました。
活動休止から4年、ついに2020年2月11日、横浜アリーナで復活ライブ「NIGHTMARE 20th Anniversary SPECIAL LIVEGIANIZM ~再惡~」が開催されることが発表されました。
復活ライブは、2019年10月14日にZepp Tokyoで開催された「little HEARTS. 11th Anniversary Special LIVE 『伊達漢祭』」で発表されました。
このライブはメンバーのソロプロジェクトやそれぞれのバンドが出演し、ナイトメアの5人が集結したイベントです。
事前に重大発表があるとアナウンスされていたこともあり、ナイトメアの復活も噂される中での復活ライブの発表に、期待していたファンは歓喜に沸きました。
メンバーそれぞれのバンドが順にライブを行い、最後にステージの暗幕にナイトメアの歴史を辿った映像が映し出され、会場は期待感でざわつき始めます。
映像が終わると同時に幕が開くと、そこにはナイトメア5人の姿があり、ナイトメア復活を熱望していたファンからは割れんばかりの歓声が巻き起こりました。
「Quints」と「極東乱心天国」の2曲が演奏された後、メンバーがステージを後にすると、ステージ上のモニターに「2020年2月11日、横浜アリーナ復活ライブ」の開催発表がされました。
これにより、この日一番の盛り上がりを起こしてライブは終了しました。
2020年に20周年を迎えるナイトメア。20周年の節目に横浜アリーナで復活するとあって、ファンのみならず音楽業界からも注目を浴びています。
再始動するナイトメアの新たな活躍に期待が集まります。
まとめ
2016年の活動休止から4年。20周年を迎える2020年に復活することが発表され、ファンを歓喜させたナイトメア。
活動休止中にメンバーそれぞれが新たな武器を手にし、新生ナイトメアとしてどんなステージを見せてくれるのか期待が集まっています。
これから始まる新たなナイトメアの物語に注目です!