銃乱射事件の犯人の凶悪ランキング15選!犯行動機や現場など事件詳細・死亡者数とその後も徹底解説

2017年に起きたラスベガスでの銃乱射事件が記憶に新しい方も多いと思いますが、日本を含め世界には凶悪な銃乱射事件がたくさん発生しています。


今回は凶悪犯人による世界の銃乱射事件についてランキング形式でまとめてみました。

この記事の目次

銃乱射事件の犯人の凶悪ランキング:15位 サンバーナーディーノ銃乱射事件

 

場所:アメリカ合衆国カリフォルニア州サンバーナーディーノ インランド・リージョナル・センター

日付:2015年12月2日

犯人:サイード・リズワン・ファルク、タシュフィーン・マリク

使用した銃器:セミオートマチックライフル

動機:イスラム系テロ

死亡者:16名

 

「サンバーナーディーノ銃乱射事件」は、アメリカ生まれのイスラム原理主義者だったパキスタン系米国人・ファルクと、合法永住者だったパキスタン人のマリク夫婦によるテロ事件です。

 

アメリカ合衆国カリフォルニア州の都市・サンバーナーディーノにあった障害者支援の福祉施設で、重武装したファルクとマリクがイベント中に銃を乱射しました。

 

事件現場で14名が死亡、重軽傷者17名、その後、警察によって犯人夫婦2名は射殺されています。

 

この夫婦は、海外で頻発していたイスラム系組織によるテロ行為に感化されてテロリストを志し、事件前にはネット上でメールによる殉教を宣言していました。

 

 

銃乱射事件の犯人の凶悪ランキング:14位 マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校銃乱射事件

 

場所:アメリカ合衆国フロリダ州マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校

日付:2018年2月14日

犯人:ニコラス・クルーズ

使用した銃器:半自動小銃

動機:不明、過去に退学処分を受けた恨み?

死亡者:17名

 

犯人であるクルーズ(当時19歳)は、マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校を退学処分になったことを深く恨み、2018年2月14日午後3時頃に同校に侵入。

 

クルーズは火災報知器を作動させ、生徒や教師が逃げ出したところを、M16自動小銃の民生型であるAR‐15ライフルで撃ち始めました。 

 

これにより、生徒と教師合わせて17人が死亡しました。

 

クルーズは5つの教室で銃を乱射して逃亡しましたが、その後、平然とウォルマートやマクドナルドなどにも立ち寄っていたといいます。

 

逮捕されたクルーズは警察の取り調べに対して、学校を襲撃するように示唆を受けたと語っており、その後の調べで重いうつ病で治療を受けていたことが判明。

 

また、白人至上主義団体に所属し、軍隊式の訓練を受けていたことも明らかとなりました。

 

クルーズの生い立ちは非常に過酷で数多くの問題を抱えており、クルーズが収監された拘置所には全国から同情する手紙が殺到したようです。 

 

 

銃乱射事件の犯人の凶悪ランキング:13位 テキサスタワー乱射事件

 

場所:アメリカ合衆国テキサス州テキサス大学 オースティン時計塔

日付:1966年8月1日

犯人:チャールズ・ジョセフ・ホイットマン

使用した銃器:小銃、リボルバー、拳銃と散弾銃

動機:不明

死亡者:16名(ほか胎児1名)

 

事件当時25歳だったホイットマンは、元アメリカ海兵隊員でテキサス大学の大学院生でした。

 

1966年8月1日正午、ホイットマンはM1カービン銃とレミントンM700狙撃ライフルなどの銃器を持ち、テキサス大学オースティン校本館の時計塔に立てこもります。

 

侵入の際に、受付嬢や見学者などを次々と殺害し、時計塔の展望台に到着すると眼下の人を狙撃し始めました。

 

通報からすぐに現場に警察が駆けつけましたが、地上90mの地点からの狙撃には全く歯が立たず、警察は地下水道から入って展望台に侵入して、ようやくホイットマンは射殺されました。

 

犯行時間は96分間に及び、その間に15人の人が狙撃され死亡、重症者1人がその後亡くなっています。

 

さらに、亡くなった被害者には妊婦もいたため、胎児も含めると犠牲者は17人になります。

 

 

銃乱射事件の犯人の凶悪ランキング:12位 サン・イシドロ・マクドナルド銃乱射事件

 

場所:アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴ サン・イシドロ地区 マクドナルド

日付:1984年7月18日

犯人:ジェイムズ・ヒューバティ

使用した銃器:半自動カービン銃、拳銃と散弾銃

動機:解雇による自暴自棄

死亡者:21名

 

オハイオ州出身のヒューバティ(事件当時41歳)は、 妻のエトナと2人の娘がいました。

 

ヒューバティはポリオを患っていたため歩行が困難だった上、不況で溶接工を解雇されてしまい、メキシコで仕事を探すものの職にありつけなかったことから精神を病み始めました。 

 

サン・イシドロ地区で警備員を始めましたが、この仕事も事件発生の2週間前に解雇されており、これが事件を起こす引き金となったようです。

 

ヒューバティは事件当日の午前中、妻子をサンディエゴ動物園に連れて行き、そこで「人生が終わった」と語ったといいます。

 

そして自宅に戻って昼食をとっている時、妻に「別れのキスをしたい」 と言い出し、不審に思った妻が尋ねると「人を狩りに行く」と家を出ていました。

 

ヒューバティはサン・イシドロ地区にあったマクドナルドを襲撃し、SWATが到着して射殺されるまでの間、21人を殺害しています。 

 

 

銃乱射事件の犯人の凶悪ランキング:11位 エルパソ乱射事件

 

場所:アメリカ合衆国テキサス州エルパソ 商業施設

日付:2019年8月3日

犯人:パトリック・クルージウス

使用した銃器:半自動小銃

動機:移民反対、ヒスパニック差別

死亡者:22名

 

「エルパソ乱射事件」は、エルパソ国際空港の南側にあるショッピングセンター街「シエロ・ヴィスタ・モール」に入っていたウォルマートにて、2019年8月3日に発生しました。

 

犯人はダラス近郊アレン市在住の白人、パトリック・クルージウスで、イヤーマフ(耳栓)をはめてAK47シリーズの自動小銃・WASR10を構えて店舗内に侵入。

 

事件当日、店舗は学校の新学期に向けた買い物客であふれており、クルージウスは逃げ惑う人々を次々と銃で撃って殺害し始めました。

 

警察が駆けつけて逮捕されるまで、22人が死亡し、24人が重軽傷を負っています。

 

クルージウスは犯行直前、匿名掲示板の「8chan」に「マニフェスト」と題して犯行予告を書き込んでいました。

 

 

銃乱射事件の犯人の凶悪ランキング:10位 ルビーズ銃乱射事件

 

場所:アメリカ合衆国テキサス州キリーン ルビーズ・カフェテリア

日付:1991年10月16日

犯人:ジョージ・ヘナード

使用した銃器:半自動拳銃

動機:女性嫌悪?

死亡者:23名

 

1991年10月16日の12時半頃、イースト・セントラル・テキサス・エクスプレスウェイ1705番地にあったルビーズ・カフェテリアの窓から、犯人がピックアップトラックで突っ込みました。

 

犯人は事件当時35歳だったジョージ・ヘナードで、カフェテリアに侵入後、人々であふれかえる店内で次々と客を撃ち殺し始めます。

 

その際、「キリーンとベルトンの女はみんな、毒ヘビだ!これがお前たちが俺と俺の家族にしたことだ!これがベルカウンティが俺にしたことだ…お返しだ!」と叫んでいたようです。

 

へナードは43人を撃った後、駆けつけた警察官と銃撃戦になり、トイレに逃げ込んで銃で自殺しています。 

 

死亡者23人、重軽傷者27人という大惨事となりました。

 

 

銃乱射事件の犯人の凶悪ランキング:9位 サザーランドスプリングス教会銃乱射事件

 

場所:テキサス州サザーランドスプリングス キリスト教会

日付:2017年11月5日

犯人:デビン・パトリック・ケリー

使用した銃器:半自動小銃

動機:家庭内の事情

死亡者:26名

 

当時26歳だったデビン・パトリック・ケリーは、学校を卒業後に空軍に入隊していた軍人でした。

 

初婚は家庭内暴力により離婚、再婚したものの、問題の絶えない日々だったようで、こうした家庭内の問題に辟易としていたケリーは、憂さ晴らしに大量殺人の計画を実行します。

 

現場は、人口約400人の小さな町・サザーランドスプリングスにあるファースト・バプテスト教会で、ケリーはSUVで乗り付け、半自動小銃で次々に教会にいた人たちを射殺し始めました。

 

妊婦や幼児を含む26人が死亡し、20人が重軽傷を負いました。

 

ケリーは教会から出たところで民間人から2回銃で撃たれ、 SUVで逃走。しかし傷が深く、壁に激突し停止しました。

 

警察が駆けつけた時には、ケリーは自分の頭を銃で撃ち抜いて自殺しており、その他にも複数の銃弾が体中にあったそうです。

 

 

銃乱射事件の犯人の凶悪ランキング:8位 サンディフック小学校銃乱射事件

 

場所:コネチカット州ニュータウン サンディフック小学校

日付:2012年12月14日

犯人:アダム・ランザ

使用した銃器:半自動小銃と拳銃

動機:不明

死亡者:27名

 

当時20歳だったアダム・ランザは、2012年12月14日金曜日の午前9時30分頃、ニュータウンにある自宅で自分の母親を銃で殺害

 

その後、半自動小銃のブッシュマスターXM15小銃と拳銃、30発の弾倉10個を装備して、同じくニュータウンにあるサンディフック小学校に正面玄関から侵入します。

 

6~7歳の児童20人と女性職員6人の計26人が射殺されました。

 

通報を受けた緊急対応要員が現場に駆けつけると、ランザは自分の頭を銃で撃ち抜いて自殺していました。

 

 

銃乱射事件の犯人の凶悪ランキング:7位 津山事件

 

場所: 日本 岡山県苫田郡西加茂村大字行重(現・岡山県津山市加茂町行重)

日付:1938年(昭和13年)5月21日

犯人: 都井 睦雄(とい むつお)

使用した銃器:日本刀、猟銃、斧

動機:結核により受けた差別による社会憎悪

死亡者:30名

 

当時21歳だった都井睦雄は、戦前の徴兵検査で結核と診断され、入隊が許可されず絶望します。

 

また、結核と診断されたことで、それまで関係があった女性たちからも拒絶されるようになり、さらに心無い偏見・差別にさらされて、都井睦雄の精神は病んでいきました。

 

都井睦雄は社会に復讐するために、猟銃免許を取得して2連発散弾銃を購入。 

 

そして1938年(昭和13年)5月21日の深夜、都井睦雄は改造した猟銃と日本刀、斧を装備して、村の民家に侵入し、次々と住民を殺害していきました。

 

その後、隣の集落の一軒家を訪れた都井睦雄は、遺書を書くために鉛筆と紙を借りています。

 

そして3.5km離れた荒坂峠の山頂に向かい、そこで追加の遺書をしたためた後、猟銃で自分の心臓を撃ち抜いて自殺しました。

 

この事件では最終的に30人が死亡し、3人の重軽傷者を出す大惨事となりました。

 

 

銃乱射事件の犯人の凶悪ランキング:6位 バージニア工科大学銃乱射事件

 

場所:アメリカ合衆国バージニア州ブラックスバーグ バージニア工科大学

日付:2007年4月16日

犯人:チョ・スンヒ

使用した銃器:半自動拳銃

動機:虐め、精神病

死亡者:32名

 

当時23歳だった在米韓国人チョ・スンヒは、重い不安障害があったものの、中学・高校時代に心理カウンセリングと特殊教育を受け、成績優秀だったことからバージニア工科大学に入学。 

 

銃乱射事件の2年前である2005年、同校の女子学生2人をストーカーした罪で逮捕され、バージニア特別裁判官はスンヒが精神病を患っていることを認めて、治療を命じています。

 

この頃、アメリカではNICS(犯罪調査システム)の制度が施行前だったため、犯罪歴があっても銃を購入することが可能で、スンヒはグロック17とワルサーP22の2丁の拳銃を購入。

 

そして2007年4月16日7時15分に、ウェスト・アンブラー・ジョンストン・ホールにて、スンヒは男女2人の学生を拳銃で殺害しました。

 

さらにその2時間後となる9時20分頃、スンヒはノリス・ホールを襲撃し、25人の学生と5人の教員を次々と殺害しています。

 

9時45分に通報を受けた警察が現場に駆けつけましたが、その時にはすでにスンヒは銃で自殺していました。

 

なお、この事件の犠牲者の中には、航空力学の世界的権威であり、第二次世界大戦のホロコーストを生き延びていたリビウ・リブレスク教授も含まれています。

 

 

銃乱射事件の犯人の凶悪ランキング:5位 ポートアーサー事件

 

場所:オーストラリア タスマニア島の観光地「ポート・アーサー」

日付:1996年4月28日

犯人:マーティン・ブライアント

使用した銃器:AR-15アサルトライフル

動機:はっきりわかっていない

死亡者:35名

 

当時30歳だったマーティン・ブライアントは、1996年4月28日午後1時半頃、タスマニア島の観光地ポート・アーサーにあるカフェを訪れ、店の外にあるテーブル席でランチを注文します。

 

ブライアントは食事が終わると、他の客を見まわし、「白人ばっかりだ、ジャップは少ないな」と語ったといいます。

 

そして、持っていた黒いスポーツバックからAR-15アサルトライフルを取り出して、次々と食事をしていた人々を射殺し始めました。

 

わずか1分半の間に、ブライアントは死者20人、12人の重軽傷者を出しています。

 

カフェでの犯行を終えると、ブライアントはカフェの駐車場に停まっていた観光バスの運転手や乗客に発砲し、さらに自分の車に乗り込んで運転しながら通行人も射殺し始めました。

 

現場から数百メートル離れたガソリンスタンドに着いたブライアントは、そこにいたカップルの女性を射殺した後、相手の男性を拉致してトランクに押し込め、再び運転を続行。

 

現場から離れたコテージに到着すると、ブライアントはトランクから男性を引きずり出して車に火をつけ、男性を人質にしてコテージに立てこもりました。

 

通報を受けて駆けつけた警察官やマスコミ、そして野次馬がコテージを取り囲みましたが、コテージにあったコードレスホンの電池が切れ、ブライアントとの連絡手段がなくなっています。

 

このコテージは周囲に遮るものが一切ない開けた場所に建っていたため、特殊部隊が隠れる場所がなく、近づくことができませんでした。

 

さらに、このコテージのオーナーが武器マニアだったため、建物内には多数の銃器類が置かれていたことも災いしました。

 

こうして膠着状態が続いたまま一夜が明けましたが、 翌朝に突然コテージから出火し、慌てて飛び出してきたブライアントはすぐに取り押さえられて事件は終わりを迎えています。

 

なお、コテージの焼け跡からは、オーナー夫妻とガソリンスタンドから連れ出された男性の遺体が発見されました。 

 

ブライアントはコテージのオーナー夫妻ともともと知り合いでしたが、カフェで大量殺戮を始める前にすでに殺害していたようで、計画的にこのコテージに立てこもったようです。

 

ブライアントは2002年2月未明に、刑務所内で自殺を試みるも失敗に終わり、現在も服役中と見られます。

 

 

銃乱射事件の犯人の凶悪ランキング:4位 フロリダ銃乱射事件

 

場所:アメリカ合衆国フロリダ州オーランド・ゲイナイトクラブ「パルス」

日付:2016年6月12日

犯人:オマール・サディーキ・マティーン

使用した銃器:半自動小銃と拳銃

動機:ISテロ説、ヘイトクライム説あり

死亡者:50名

 

当時フロリダ州在住の29歳だったオマール・サディーキ・マティーンは、アフガニスタン系の両親を持つ在米アフガニスタン人でした。

 

2016年6月12日未明、マティーンはAR-15系の自動小銃を持って、フロリダ州オーランドのゲイナイトクラブ「パルス」を襲撃し、店内の客らを次々と射殺した後、店内に立てこもります。

 

通報を受けたSWATが約3時間後に突入し、マティーンは射殺されましたが、実に50人が射殺され、53人が重軽傷を負いました。

 

マティーンは過去にイスラム系過激派組織と接触したことがあるとして、FBIが事情聴取したことがある男でした。

 

また、マティーンはゲイナイトクラブで犯行を行いながら、午前2時22分頃、警察に犯行声明を兼ねた緊急通報をしていました。

 

その中で、イスラム過激派組織ISILに忠誠を誓う発言をしたり、2013年に発生したボストンマラソン爆弾テロ事件への関与を仄めかす発言もしたりしていました。

 

また、事件後にISIL系のサイトは「ISの戦士が実行した」と事実上の犯行声明を出しています。

 

ただ、マティーンは日頃から同性愛者を嫌悪する発言も多々していたようで、ヘイトクライムによる犯行の可能性も指摘されています。

 

 

銃乱射事件の犯人の凶悪ランキング:3位 宜寧事件

 

場所:韓国 慶尚南道宜寧郡宜寧邑忠益路

日付:1982年4月26日–27日

犯人:禹 範坤(ウ・ポムゴン)

使用した銃器:M2カービン銃2丁、手榴弾8発

動機:泥酔した状態での憂さ晴らし

死亡者:57名

 

当時27歳だった韓国人警察官ウ・ポムゴンは、1982年4月26日16時に酒に酔って帰宅します。

 

そこへ、同棲していた女性がウ・ポムゴンの胸に止まっていたハエを追い払おうと叩いたところ、それに激怒して口論に発展しました。

 

ウ・ポムゴンはむしゃくしゃしたまま宜寧警察署宮柳支署(現在の宮柳治安センター)へ戻ると、武器庫に入ってウイスキーを大量に飲み、泥酔します。

 

同日19時30分頃に帰宅したウ・ポムゴンは、同棲女性に暴力を振るって負傷させ、さらに家具を破壊して憂さ晴らしをしました。

 

ちなみに、この女性は殴られただけで、殺害されていません。

 

その後、ウ・ポムゴンは21時25分頃に再び警察署の武器庫に戻り、M2カービン銃2丁と実弾180発余り、手榴弾8発を持ち出します。

 

そして、警察署から出たウ・ポムゴンは、周辺の路上を歩いていた通行人の男性を射殺。さらに21時45分頃には近くの郵便局に押し入り、電話交換手野郵便配達員など3人を射殺しました。

 

その後、市場で手榴弾を炸裂させ、驚いて飛び出してきた客に向けて銃を乱射し、6人を殺害。

 

それから周辺の住宅を歩きながら手当たり次第に銃を乱射したり、閉店前の市場に集まっている人々に向けて手榴弾を投げ込んだりなどして、18人を殺害しました。

 

22時半頃には、当時18歳だった高校生にソフトドリンクを買うように命じた後に殺害し、さらに娘2人を含む鄭家一家4人を殺害しています。

 

ウ・ポムゴンは翌日午前2時頃まで、周辺を歩き回りながらカービン銃を乱射して人々を殺害してまわりました。

 

この集落は郵便局の電話交換手が外部との連絡を受け持っており、ウ・ポムゴンはそれをよく知っていたため、最初に郵便局に向かったようです。

 

そのため、ウ・ポムゴンによる大量殺戮が外部に伝わったのは事件発生から1時間以上経った午後10時40分頃であり、武装警官が現場に到着したのはさらに1時間後の11時50分頃でした。

 

これが被害を拡大させる根本的な原因となってしまいました。

 

その後、ウ・ポムゴンは駆けつけた武装警官に追われて山に逃げ込み、民家に押し入って9人を人質に取り立てこもります。

 

そして4月27日午前5時30分頃、ウ・ポムゴンは2発の手榴弾の安全ピンを引き抜いて一家全員を巻き込んで爆死しました。

 

ウ・ポムゴンは立てこもる前、この民家のある集落でも27名を殺害しており、最終的に57人を殺害したことになります。

 

 

銃乱射事件の犯人の凶悪ランキング:2位 2017年ラスベガス・ストリップ銃乱射事件

 

場所:ネバダ州 ラスベガス カントリー音楽祭フェスティバル会場

日付:2017年10月1日

犯人:スティーブン・パドック

使用した銃器:半自動小銃とリボルバー

動機:不明

死亡者:60名

 

当時64歳だったスティーブン・パドックは、ラスベガスにあるホテル「マンダレイ・ベイ・リゾート アンド カジノ」の32階にあるスイートに宿泊していました。

 

この時、AR-15系自動小銃やAK-47系自動小銃を含む18丁の銃と弾薬を所持していました。

 

事件当日、ラスベガス・ストリップ沿いの「ラスベガス・ヴィレッジ」で「The Route 91 Harvest カントリー・ミュージックフェスティバル」が開催中で、多くの客で賑わっていました。

 

そんな中、パドックは光学照準器を装着した自動操縦を三脚に固定し、ホテルの32階の上空から眼下の人々に対して、銃弾の雨を降らせ始めました。

 

その後、パドックは回転式拳銃により自分の口の中を発砲して自殺しました。 

 

発砲された実弾は1049発に及び、それによって58人が死亡、867人が重軽傷を負いました。

 

なお、2019年11月に銃撃により麻痺状態だった女性が死亡、2020年5月には下肢を銃撃された女性が死亡したことで、2020年10月にラスベガス警察は死者数を60人と更新しています。

 

しかし、これより後に亡くなった方は含まれていないため、本当の死者数はさらに増えると見られています。

 

この事件後、警察がラスベガスの北東約130km地点にあるメスキートのパドックの自宅を家宅捜査したところ、そこで少なくとも18丁の銃や爆発物、数千発の散弾が発見されました。

 

 

銃乱射事件の犯人の凶悪ランキング:1位 ノルウェー連続テロ事件

 

場所: ノルウェー オスロ、ウトヤ島

日付:2011年7月22日

犯人:アンネシュ・ベーリング・ブレイビク

使用した銃器:ライフル銃(ミニ14)、拳銃 (グロック34)、爆発物

動機:極右運動によるテロ

死亡者:77名

 

当時32歳だったアンネシュ・ベーリング・ブレイビクは、極右思想を持つキリスト教原理主義者でした。

 

ブレイビクは2009年秋頃から、移民の受け入れを推進していた労働党へのテロ計画を練っていました。

 

犯行実行日となる2011年7月22日午後3時半頃に、ブレイビクは首都オスロの中心部にある17階建ての法務・警察省庁舎付近で爆弾を仕掛けて爆破。

 

これにより、8人が爆発に巻き込まれて死亡しましたが、最上階にあった首相府にはストルテンベルグ首相はいなかった(自宅に戻っていた)ため、難を逃れました。

 

その後ブレイビクは、ノルウェー労働党青年部の集会を襲撃するために、オスロ近郊にあるウトヤ島に、警察官の格好をして小型の船で上陸しました。

 

この集会では、10代の青年約700人が参加しており、自分が行った爆破テロの捜査を口実にして青年らを一堂に集め、午後5時頃からライフル銃などを使って乱射し始めました。 

 

ブレイビクは、確実に殺害するために1人当たり2発ずつ撃ち込むという徹底ぶりだったようです。

 

なお、青年らの中には逃げ延びるために泳いで海を渡ろうとする人もいましたが、溺れて亡くなる人もいました。

 

このブレイビクによる銃乱射事件により69人が犠牲になり、庁舎爆破事件と合わせて77人が殺害されたことになります。

 

第二次世界対戦後に起きた銃乱射事件では最も多い被害者数となり、最悪の事件として現在も語り継がれています。

 

 

銃乱射事件のネットの反応は?

出典:https://pixabay.com/

 

銃の所持が禁じられている日本ではほとんど報じられることはありませんが、銃所持が認められているアメリカでは、ほぼ毎日銃を使った事件が発生していると言われています。 

 

数字で見る、2019年銃関連の事件

銃にまつわる事件総数:33,236件

 

銃の乱射事件総数:255件(1日1件以上発生している計算)

 

警察が関与し死者が出た、銃の事件総数:1,203件

 

銃による死者数:8,795人

 

銃による負傷者数:17,480人

 

11歳未満の死者数および負傷者数:396人

 

引用:【加速する銃乱射】今年に入って255件、死者62人 数字で見るアメリカの現実と憂い

 

こうしたアメリカの現実を見て、ネットユーザーは以下のように反応しています。 

 

2: 2019/08/06(火) 12:15:34.20 ID:lEoSQmS20

これもう修羅の国だろ

 

4: 2019/08/06(火) 12:16:08.93 ID:0+ffFmdka

これ半分はライフル協会のせいやろ

 

5: 2019/08/06(火) 12:16:19.81 ID:tuuQOtOl0

あの広さで1日1件ならまだまだ足りんやろ

州ごとに1日1件以上は必要や

 

13: 2019/08/06(火) 12:18:06.26 ID:E5h1arHBa

自分の思想を表現するには手っ取り早いよね

 

43: 2019/08/06(火) 12:24:51.26 ID:Ruz0gSho0

これもう社会の構造が狂ってるやろ

 

引用:【悲報】アメリカさん、今年に入って銃乱射事件が255件も起きていた・・・

 

アメリカでは自主防衛のために銃は欠かせないようですが、諸刃の刃であることは間違いありません。

 

 

まとめ

 

現在までに発生してきた世界の凶悪犯人による銃乱射事件について、ランキング形式でまとめてきました。

 

やはり銃大国であるアメリカの事件が大多数を占めている印象ですが、1位になったのはノルウェーで発生した銃乱射事件でした。

 

現代の日本では銃の所持が禁止されているので銃乱射事件は少ないですが、戦前には都井睦雄による大量殺戮事件も起きており、銃を一般人が持つ危うさは決して対岸の火事ではありません。

 

最後に、銃乱射事件で亡くなった方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 

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