日本の誘拐事件衝撃ランキング最新版　TOP20-16

20位：闇サイト殺人事件

「闇サイト殺人事件」は、ネット上にある携帯電話用闇サイト「闇の職業安定所」で、互いに面識がなかった男性3人が集まり、金品等を得る目的で共謀し、この3人はいずれも消費者金融などから借金を抱えていて、お金に困っていました。

名古屋市で2007年8月、会社員磯谷利恵さん（当時３１）が男３人に拉致、殺害された。面識がなかった３人が、インターネットサイト上の「闇の職業安定所」を通じて知り合い、犯行に及んだことから、犯罪請負などの情報があふれる「闇サイト」が社会問題となった。名古屋地裁は09年3月、神田司、堀慶末の両被告に死刑、川岸健治被告に無期懲役の判決を言い渡した。神田死刑囚は控訴を取り下げて確定していた。

 

引用：闇サイト殺人事件

この3人は、ネット上で犯罪計画を練り、面識がなかた通行人の会社員女性を、通り魔同然に強盗目的で拉致し、ハンマーで殴って首を絞めるなどして殺害し、遺体を山中に遺棄しました。

事件後、実行犯の1人が、量刑の軽減を目論み自首したことによって事件が発覚し、第一審では、被告人3人が互いに、「主犯は〇〇だ」と主張して責任転嫁し、被害者を中傷する言動を取っていました。

名古屋地裁は、自首した川岸には無期懲役判決が下り、2人には死刑判決を言い渡され、3人ともが控訴しましたが、神田は控訴を自ら取り下げ、死刑が確定し、その後執行されています。

控訴審では、残った2人に無期懲役判決が言い渡され、2012年までに確定していますが、堀に関しては、過去の連続強盗殺傷事件の余罪が発覚し、死刑判決を受けています。

この事件は、携帯電話の闇サイトがきっかけとなり、面識のなかった男たちが共謀した犯罪グループで、何の落ち度もなかった被害者女性に対し、無差別で無軌道な犯罪を起こし、加害者らに反省の態度が見られなかった事が、日本中を震撼させ、強い衝撃を与えた事件でした。

19位：渋谷女子大生誘拐事件

「渋谷女子大生誘拐事件」は、美容外科医・「池田ゆう子クリニック」の院長を務めている池田優子の長女（当時21歳・大学4年生）が男性2人によって強引にワゴン車に連れ込まれて誘拐された事件です。

犯人は、池田優子あてに身代金3億円を要求する電話をし、「警察に通報すれば殺す」といった脅迫をし、池田は直ちに警察に通報して、警察はマスコミに対し報道協定を結んでこの事件が外部に漏れないように対応しました。

事件翌日、川崎駅付近でワゴン車を運転していた中国国籍と韓国国籍の男性2名を誘拐容疑で逮捕し、両容疑者逮捕によって被害者の居所が判明し、そのマンションに警察が強行突入し、拳銃で武装した男と銃撃戦になりましたが、被害者を無傷で解放しました。

容疑者らの供述によると、池田優子さんがテレビで活躍する姿をみて、大金を奪い取れると思い誘拐事件を計画し、容疑者ら3人は千葉・埼玉・静岡で約3,000万円を奪う強盗を数件行っていたことも発覚し、後に強盗致傷でも逮捕され、無期懲役が確定しました。

18位：栃木小1女児殺害事件

「栃木小1女児殺害事件」は、栃木県今市市（現：日光市）の小学校に通う小学1年生の女児が、下校途中に行方不明となり、自宅から60kmも離れた茨城県常陸大宮市の山林で、遺体が発見され、胸を数カ所刺されていたことから、警察は殺人と断定しました。

平成１７年に栃木県今市市（現日光市）の小１女児を殺害したとして、殺人罪などに問われた勝又拓哉被告（３６）の控訴審判決公判が３日、東京高裁で開かれた。藤井敏明裁判長は「自白に基づいて殺害の日時・場所を認定した１審には事実誤認がある」などとして、無期懲役とした１審宇都宮地裁の裁判員裁判判決を破棄した上で、改めて無期懲役を言い渡した。

 

引用：栃木女児殺害事件、２審も無期懲役　東京高裁、１審の裁判員裁判判決は破棄

2014年6月3日に、勝又拓哉被告が逮捕され、勝又は2014年1月にブランド品の偽者を所持していたとする別件の商標法違反で、男性の実母共々逮捕され、この事件によって既に起訴されていました。

勝又は、1982年に台湾で生まれ、幼少期は日本語に不自由した為、友達も少なく、中学卒業後には引きこもりがちだったそうです。

17位：奈良小1女児殺害事件

「奈良小1女児殺害事件」は、帰宅途中の小学校1年生の女児が誘拐の末に殺害・遺棄された事件です。

犯人の小林薫が、被害者の携帯電話を使用し「娘はもらった」と母親にメールし、そのメールには被害者の画像も添付されていました。

司法解剖の結果、水死と判明し、小林は水道水を張った風呂場で洗面器に顔を押し付けて、水死させたと判断しました。

奈良県警察本部は、新聞販売店店員だった小林の自宅を家宅捜索し、女児の携帯電話とランドセル、ジャンパーなどを発見し、誘拐を認めたので逮捕しました。小林は、行きつけのスナックで被害者の画像を店員や客らに見せていたそうです。

その後、小林の自宅からは幼児ポルノのビデオ80〜100本と雑誌、盗んだと見られる女児の下着や衣類が約80枚が押収され、小児性愛者であることが判明しました。

小林は「反省の気持ちも更生する自信もない。早く死刑判決を受け、第二の宮﨑勤か宅間守として世間に名を残したい」と述べ、死刑が確定し、2013年に大阪拘置所で死刑が執行されました。

16位：栃木兄弟誘拐殺人事件

「栃木兄弟誘拐殺人事件」は、2004年9月11日に、4歳と3歳兄弟が誘拐されるという事件が発生しました。

この犯人は、被害者家族と同居していて、家主はこの男性でした。犯人は2人を連れまわしたことを1度は認めましたが、「わからない」と供述が一変し、その後、容疑者は2人の殺害を認め、思川で兄弟の遺体が発見されました。

犯人は、被害者家族に生活費を払わないなどといった不満を抱いていた事が犯行につながったそうです。

死刑判決を受けましたが、2006年に東京拘置所で病死しています。

日本の誘拐事件衝撃ランキング最新版　TOP15-11

15位：名古屋ホストクラブ経営者拉致殺害事件

「名古屋ホストクラブ経営者拉致殺害事件」は、名古屋市中区富士見町の路上で発生し、作業着にヘルメットで工事作業員風に変装した10人前後の集団が、帰宅途中だったホスト経営者男性を銃撃しました。

現場となった隣のマンションに住んでいた知人女性が事件に気付き、大声で助けを求めますが、女性に気付いた犯人は、女性にも銃撃を加え、そのうちの一発が首を貫通し負傷しています。

数発の銃撃を受け、倒れた男性をさらに暴行し、車のトランクに無理やり押し込め、犯人らは男性の所持金と貴金属類を奪い、男性の遺体を損壊してドラム缶にコンクリート詰めにし、滋賀県彦根市の川に沈めました。

その後、犯人たちはメンバーの一人が現場に落とした携帯電話などから身元が割り出され、逮捕されています。

コレ見たせいで1人でお風呂行けないんですけどもね
“拉致の瞬間－名古屋ホストクラブ経営者拉致殺害事件” を YouTube で見る https://t.co/4fBkW0cv6K

— 即死 (@sokusi_mad) November 9, 2019

犯行グループの構成は、指揮していたのは、主犯格の元・山口組系暴力団員男性、人材派遣業男性、無職の女性で、実行役には人材派遣業で働いていた日系ブラジル人の男性数名で、そのうち二人は逮捕監禁容疑で指名手配されていました。

事件前から、被害者男性と加害者男性との間に金銭トラブルがあり、路上で言い争っている姿が目撃されたり、事件前にも被害者男性が集団に襲われて警察沙汰になっていたことが分っています。

2017年には、実行犯の日系ブラジル人の男性数名のうち、2人がブラジル・サンパウロ州で逮捕されています。

14位：泉南郡熊取町小4女児誘拐事件

「泉南郡熊取町小4女児誘拐事件」は、大阪・熊取町の小学校に通う4年生の女児が、学校行事の社会科見学を終えて同級生3人と一緒に帰宅し、女児の自宅から560m離れた交差点で同級生3人と別れ、さらに別の同級生が女児の自宅から400m離れたところで女児を目撃したのを最後に姿を消してしまった事件です。

家族が、女児が帰宅していないことを学校に連絡し、その日のうちに近隣住民の協力を得て捜索したましたが、現在に至るまで発見につながる有力情報がなく、女児が当時身につけていたリュックサックや衣服などの遺留品も発見されていません。

失踪当日には、4台の不審車両が目撃されていて、この事件には捜査特別報奨金（公的懸賞金制度）の指定事件とされていて、300万円の懸賞金が掛けられています。

13位：長崎男児誘拐殺人事件

「長崎男児誘拐殺人事件」は、長崎市内の大型家電量販店に家族で買い物に来ていた当時4歳の男児が、一人でゲームコーナーで遊んでいたところ、加害者である当時中学1年の少年が「お父さん、お母さんに会いに行こう」と騙し連れて行きました。

路面電車に無賃乗車し、商店街を連れ回した後、長崎市万才町の築町パーキングビル屋上にて男児を全裸にして、腹などに殴る蹴るの暴行を加え、防犯カメラが設置されていることに気付くとパニックになり、泣き叫んでいた男児を「何とかしなければ」と、男児を抱き上げ手すり越しに屋上から約20ｍ下の通路に突き落として殺害しました。

少年は、通っていた中学校で事件について冗談を交えながら話したり、犯行後も男児と出会った電器店でゲームソフトを購入していました。

その後、犯行現場に近い繁華街に設置されていた防犯カメラに、少年が写っていたことで補導されましたが、少年は12歳だったことから、逮捕することができず補導という形になりました。しかし、この事件前にも、この事件と類似した事件を20件以上引き起こしていたそうです。

12位：新城市会社役員誘拐殺人事件

「新城市会社役員誘拐殺人事件」は、「社団法人・新城青年会議所（新城JC）」主催の討論会の会議後、新城市の建設会社役員で元・新城JC理事長が駐車場で誘拐され、首を絞めて殺害し、現金と携帯電話を強奪された事件です。

家族に身代金1億円を要求し、受け渡し場所を次々と変更し、殺害された妻はその都度タクシーで移動をし、東名高速道路から身代金を投下するよう命じられましたが、現金受け渡しに失敗し、「取引は停止だ」と通告された以降、連絡が途絶えました。

その後、遺体を愛知県額田町の山中に遺棄し、国道近くの山中で被害者の遺体が発見され、事件発生当初から、警察は犯人は被害者の行動を知っていて顔見知りであると見て捜査し、被害者と同じ新城JC会員で飲食会社役員Xが浮上し、強盗殺人や恐喝未遂などの罪で逮捕しました。

犯行動機は「フィリピンパブで知り合ったホステスとの結婚資金などを得るため」というもので、無期懲役の判決が下っています。

この事件によって報道協定が成立しましたが、インターネットの匿名掲示板「まちBBS東海掲示板」で「新城で誘拐事件が発生し、1億円請求されている」「新聞社で働いている親からの情報」などが書かれいたことで、情報漏洩が問題視されていました。

11位：豊川市男児連れ去り殺人事件

「豊川市男児連れ去り殺人事件」は、愛知県豊川市白鳥町のゲームセンター駐車場にあった車内から、当時1歳10ヵ月の男児が何者かによって連れ去られ、その4時間後、宝飯郡御津町（現在：豊川市御津町）の海岸から遺体で発見された事件です。

事件発生当時、現場の駐車場に止めていた車の車内で寝ていた元トラック運転手の男性が豊川警察署で任意の事情聴取を受け、犯行を自白したことで逮捕されましたが、自白の強要があったとし、無罪を訴えています。

この事件には、目撃証言や物的証拠に欠けるため、自白の任意性や信用性が問題視され、警察の捜査にも批判が殺到し、当初は容疑をかけられていた男児の父親は「自分を疑う間に、証拠収集してくれたら」とコメントしていました。

一審の名古屋地方裁判所では、無罪の判決を下しましたが、名古屋高等裁判所は、「捜査段階の自白と客観的事実が符合しており、供述は具体的で信用できる」と一審判決を破棄し、懲役17年の逆転有罪を言い渡しましたが、2011年には、再審請求する意向が報じられました。

日本の誘拐事件衝撃ランキング最新版　TOP10-6

10位：群馬女子高生誘拐殺人事件

「群馬女子高生誘拐殺人事件」は、群馬県粕川村（現：前橋市）に住んでいた無職のS（当時36歳）が、路上を歩いていた女子高生を無理やり車に乗せて殺害し、その後、被害者家族に身代金20数万円を要求した事件です。

犯行翌日、Sは指定の場所に電話をかけた後、お金を取りに現れたところを、尾行していた捜査員によって任意同行を求められ逮捕されました。取り調べでは「自分が殺して埋めた」と自供し、Sは事件当時200万円以上の借金があったことも判明しています。

その後、2008年には、東京拘置所でSの死刑が執行されました。

ちなみに犯人Sは、被差別部落の出身で、Ｓの地元ではこの事件が発生する前後にも、同じ地区の出身者によるコンビニ強盗、村会議員による汚職といった犯罪が相次いでいたことから、被差別部落に対する偏見の悪化を恐れ、困惑する空気が強まったと伝えられました。

9位：鹿沼市職員殺害事件

「鹿沼市職員殺害事件」は、鹿沼市役所の男性職員が、帰宅途中に行方不明となった事件で、翌朝には、自宅から200mほど離れた市道に、被害者の物と思われる自転車やカバン、眼鏡などが散乱しているのが見つかり、何かしらの事件に巻き込まれたと思われ、栃木県警に捜索願が出されました。

2003年、栃木県警は被害者を拉致監禁したとし、暴力団員の実行犯4人を逮捕し、犯行を依頼した廃棄物処理業者社長にも逮捕状を取りましたが、自殺しているのが見つかりました。

さらには、この産業廃棄物処理業者社長と深く関わっていたとされる市幹部職員も、市役所の非常階段から自殺し、被害にあった男性は、鹿沼市と産業廃棄物処理業者との癒着を正そうとしたことで、逆恨みされた模様です。

被害者の遺体は発見されていませんが、実行犯にはそれぞれ懲役14年から無期懲役の判決が下されています。

8位：黒磯小2女児誘拐事件

「黒磯小2女児誘拐事件」は、無職の男2人が、当時7歳の女の子を自動車に押し込んで拉致し、アパートに監禁した事件です。

女児は、祖父の家の前の路上で、妹と水遊びをしていたところで、アパート監禁中には、女児の目を粘着テープでふさいで、両手足を布のベルトで縛り「静かにしろ。静かにしないと死ぬことになる」などと脅し、逃げられないようにしていたそうです。

少女を持て余した後、「いっそのこと殺そうか」などと言っていましたが、翌日正午過ぎに路上で解放し、女児は自分で自宅に電話をかけたことで無事に保護されました。この一週間後には、2名を未成年者略取容疑で逮捕しています。

犯人の1人は、調べに対して女児誘拐はゲーム感覚だったそうで「かわいかったので手元に置きたくなった」と述べ、「趣味はアニメとゲームで、東京で開かれるアニメキャラのコスプレにもよく参加していた。架空の世界の主人公になりきるのが好きだった」と、性癖を明かし、捜査員を呆れさせたそうです。

また、親しい友人には「今度、小学生を狙おうかな」と話していたことから、「ゲーム感覚」の犯行に及んだとし、主犯格Aには懲役8年、Bには懲役7年6か月の実刑判決が下りました。

7位：沖縄女子中学生強姦殺人事件

「沖縄女子中学生強姦殺人事件」は、沖縄県名護市の農道で、下校中だった当時女子中学3年生の少女に対し、2人の男が盗難したワゴン車から降りてきて、道を尋ねるふりをして、隙を見てワゴン車に載せ拉致監禁した事件です。

国頭村の路上で被害者を強姦した後、財布から200円を窃盗し、被害者の顔を石で複数回殴打した後、紐で絞殺し、遺体をガードレール下の崖下に投げ落としたのです。

犯人2人は沖縄県内で逃走を続けましたが、ワゴン車発見のニュースがきっかけとなり別行動をとり、犯人Aは九州から中国地方を転々としていましたが、車輌窃盗で指名手配されたことを知ると、故郷の種子島で出頭しました。

この犯人の自供で被害者の遺体が発見され、遺体は既に白骨化していて、その後もう1人の犯人も逮捕され、両者とも無期懲役の判決が下りました。

6位：グリコ・森永事件

「グリコ・森永事件」は、1984年3月に江崎・グリコ社長を誘拐して身代金を要求した事件で、この件を皮切りに江崎グリコに対しての脅迫や放火を起こし、さらには丸大食品・森永製菓・ハウス食品・不二家・駿河屋など食品企業を次々と脅迫しました。

現金の引き渡し場所を次々に変えましたが、犯人は一度も現金の引き渡し場所に現れず、企業への脅迫状の他に、報道機関や週刊誌などに挑戦状を送りつけ、毒入り菓子をばら巻き社会一般を騒ぎに巻き込んだことから、「劇場型犯罪」と名付けられました。

犯行の際の遺留品は、多かったにも関わらず、遺留品が大量・広範に流通された商品だったことから犯人特定には至らず、また、犯人は何も得てはいないことから、一連の犯行の目的が何だったのかは不明のままでした。

この事件の犯人像について、「北朝鮮の工作員」「大阪ニセ夜間金庫事件の犯人」「総会屋」、株価操作を狙った仕手グループ、「警察官 」「元左翼活動家」などの説がありますが、未だ未解決のままです。

日本の誘拐事件衝撃ランキング最新版　TOP5-1

5位：東京都北区幼女殺害事件

「東京都北区幼女殺害事件」は、東京都北区で、パチンコ店から付いてきた顔見知りの幼女を自宅のアパートに連れ込み、いたずらをし、幼女が「帰る」と泣き叫んだ為に、首を絞めて殺害し、遺体を近所のマンションの植え込みに遺棄した事件です。

事件同日夜、幼女が帰宅しないことを心配した家族が付近を捜すと共に警察に通報し、やがて幼女の遺体が発見されたことで殺人事件として捜査を開始しました。

近所の聞き込みによると、犯人は、日頃から幼い女の子にイタズラしていることが判明したため、警察は犯人に事情聴取したところ、幼女の殺害を認めたので逮捕しました。

犯人は、1959年に山口県で7歳の幼女に乱暴した後に殺害し、無期懲役判決が下されていましたが、1974年に仮釈放になっていました。

その後1999年に、東京拘置所で死刑が執行されました。

4位：津川雅彦長女誘拐事件

「津川雅彦長女誘拐事件」は、芸能人の津川雅彦さんと朝丘雪路さん宅の2階から長女・真由子（当時・生後5ヶ月）が誘拐され、身代金500万円が要求された事件です。

犯人は、身代金を第一勧業銀行（現：みずほ銀行）の偽名口座への振り込みを要求し、津川さんは警察の指示に従い当日に150万円を指定の口座に振り込み、その後、第一勧業銀行東京駅南口出張所のCD機から2000円、続いて29万円を引き出されていたことが判明し、張り込んでいた刑事が該当した男性の身柄を確保し逮捕しました。

犯人の23歳の男性は、当初は、佐川満男・伊東ゆかり夫妻の長女を誘拐するつもりでしたが、住所が分からなかったことから、津川夫妻の長女に変更したそうです。

その後、41時間ぶりに発見され無事に保護され、犯人には懲役12年6ヶ月が確定しました。

当時の「東京新聞」の紙面では、この誘拐事件が「子供が産まれた事を、自分の宣伝に使ったのが悪い」として、津川さんが自業自得かのよう記事が掲載されました。

3位：宮崎県資産家拉致事件

「宮崎県資産家拉致事件」は、オウム真理教が信者である小林市在住の旅館経営者の男性の資産に目を付け、財産収奪のために誘拐する計画を立てた事件で、信者の四女が父で旅館経営者に睡眠薬サイレース1㎖入りのお茶を飲ませ、井上嘉浩の手引きによって東京都中野区のオウム真理教附属医院に監禁した事件です。

オウム信者ではない長女が異変に気付き、附属医院に急行しましたが、旅館経営者は上九一色村のサティアンに移されていて、旅館経営者（父親）は、約5ヶ月間監禁されましたが、オウム真理教に帰依する振りをさせ、財産を布施する意向を示したことによりようやく解放されました。

その後、旅館経営者は自分を拉致した娘や教団の顧問弁護士だった青山吉伸を告訴し、三女や四女、教団福岡支部長らに懲役2~3年の実刑判決を下しました。

2位：北朝鮮による日本人拉致問題

「北朝鮮による日本人拉致問題」は、1970年代～1980年代にかけて、北朝鮮の工作員や土台人、よど号グループなどによって、数多くの日本人が極秘裏に北朝鮮に拉致された事件です。

北朝鮮は、長年事件への関与は否定してきましたが、2002年に平壌で行われた日朝首脳会談で日本人の拉致を認め、謝罪し、再発の防止を約束しましたが、このことに対しての賠償などは行われていませんでした。

日本政府が認定した拉致事件は12件で、拉致被害者は17人だそうです。

北朝鮮政府側はこのうち13人（男性6人、女性7人）について拉致を公式に認め、5人が日本に帰国していますが、残り12人については「8人死亡、4人は入境せず」と主張し、日本政府は「全員が生存しているとの前提で対処する」との立場をとっています。

1位：少年誘拐ホルマリン漬け事件

「少年誘拐ホルマリン漬け事件」は、プロレスラーだった清美川梅之の長男（当時12歳）が、銭湯に行ったまま帰らず、その2日後には、母親のもとへ、「子どもを戻してもらいたかったら、午後4時までに東上線鶴ヶ島駅へ15万持って来い」と脅迫状が届きました。

母親はすぐに警察に通報し、脅迫状の指示通りのお金を用意して鶴ヶ島駅に出向きましたが、周息子も犯人も現れませんでした。

同月9日に、都内の精神病院から警察にある患者に関する通報が入り、その患者は日本棋院に所属する囲碁棋士で林有太郎の長男Xで、その患者の家には、バラバラにされてホルマリン漬けにされた遺体があるという情報だったそうです。

警察がXの自宅に駆けつけると、遺体は行方不明だった長男であることが判明し、その後Xは逮捕されました。

Xは犯行前から、銭湯や塾帰りの少年を言葉巧みに誘っては、わいせつな行為を行ったり、暴力を振るったりして、飼いネコを殺してバラバラにし、食していたそうです。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

今回は、日本で起きた誘拐事件を衝撃順にランキング形式で20件、ご紹介してきました！

この記事では、特にひどかった事件20件にまとめましたが、日本で起きた誘拐事件は、現在分っている時点で53件も発生しています。そして、今まさに誘拐事件が起きているかもしれません。

特に、お子さんの誘拐に関しては、ご家族の悲しみは計り知れないものですし、このような悲惨な事件が起きないようにと、ただただ祈るばかりです…。