特殊詐欺事件や連続強盗事件でルフィを名乗る指示役だった疑いが持たれている小島智信容疑者が日本に送還され逮捕されました。
この記事では小島智信容疑者の生い立ちや出身地、親などの家族、本名ではなく通名説、刺青と経歴、結婚や嫁、子供、逮捕後の現在などについてまとめました。
この記事の目次
- 小島智信は特殊詐欺や広域強盗事件の犯行グループの幹部の1人とされる男
- 小島智信の生い立ち① 生年月日は1977年12月10日
- 小島智信の生い立ち② 北海道寿都町内の中学校を卒業
- 小島智信の生い立ち③ 室蘭市内の高校は1年ほどで中退
- 小島智信の出身地
- 小島智信の親などの家族
- 小島智信は通名で本名は韓国名ではという憶測も
- 小島智信は本名を齋藤に変えていた事が判明(通名ではなかった)
- 小島智信の刺青
- 小島智信の経歴① 闇金の事務所で勤務していたとの情報
- 小島智信の経歴② 自営業でさいたま市に住んでいたとの情報も
- 小島智信の経歴③ 山口組系の暴力団組織に所属していたとの情報も
- 小島智信の結婚や嫁や子供
- 小島智信の逮捕
- 小島智信の現在
- まとめ
小島智信は特殊詐欺や広域強盗事件の犯行グループの幹部の1人とされる男
小島智信容疑者は、2018年から2020年にかけて発生した被害総額約60億円以上に上る約2300件の特殊詐欺事件と、2022年から2023年初めにかけて20件以上、14都道府県にまたがって発生した連続強盗事件に関わる犯罪グループの幹部の1人と見られている男です。
小島智信容疑者は、同じく幹部と見られている、渡辺優樹容疑者、今村磨人容疑者、藤田聖也容疑者らとフィリピンの入管施設「ビクタン収容所」に拘束されていましたが、この施設内から携帯電話を使って「ルフィ」などの偽名で日本国内にいる実行犯に指示を出し、犯罪行為を繰り返していたと見られています。
警視庁は小島智信容疑者ら4名の逮捕状を取り、フィリピン政府に対して4人の強制送還を求めていました。
そして、2023年2月7日に今村磨人容疑者と藤田聖也容疑者が、2月9日に渡辺優樹容疑者と、この小島智信容疑者も強制送還され、一連の特殊詐欺・強盗事件の犯罪グループの指示役「ルフィ」ではないかと疑われている4人全員が日本に帰国しました。
ここでは、この小島智信容疑者について、現在までに明らかになっている内容をまとめていきます。
小島智信の生い立ち① 生年月日は1977年12月10日
小島智信容疑者の生い立ちについては、ほとんど情報が明らかになっていませんが、東京スポーツの記事によれば、生年月日は「1977年12月10日」だという事です。
小島容疑者は1977年12月10日生まれ。
小島智信容疑者はフィリピンから日本に強制送還された際に、「1977」と大きくプリントされたTシャツを着ていたのが注目され「仲間に向けた何らかのサインでは?」などと話題になりましたが、これは自身の生年をアピールしていただけだったようです。
小島智信の生い立ち② 北海道寿都町内の中学校を卒業
出典:https://www.honnonihohi.jp/
小島智信容疑者の出身地については後述するように「神奈川県川崎市」との情報が出ていますが、その後は正確な時期は不明ながら何らかの事情で北海道へと移住し、後志(しりべし)地方の寿都町(すっつちょう)にある中学校を1993年3月に卒業している事がわかっています。
寿都町内にある中学校は、現在は寿都町立寿都中学校しかないため、小島智信容疑者の出身中学校は同校の可能性が高いと見られています。(以前は複数の中学があったが昭和50年代までに閉校している)
具体的な中学校名は明かされていないものの、小島智信容疑者の中学校卒業式の時の様子が記録された映像が、北海道放送(HBC)の情報番組「今日ドキッ!」で公開されているため、小島智信容疑者が寿都町内の中学校を卒業しているのは事実だと思われます。
また、中学時代の小島智信容疑者はそれほど目立つタイプではなかったとの当時の関係者の証言も紹介されています。
小島智信容疑者の中学卒業後の生い立ちについては、北海道室蘭市内の高校へと進んだ事も明らかにされています。
1993年に、後志地方の寿都町内の中学校を卒業。当時の様子を知る人は「それほど、目立つ存在ではなかった」と話します。
そして、室蘭市内の高校に進学したということです。
室蘭市には高校が多くあり、タレコミ情報なども出ていないため、現在のところは小島智信が通っていた高校の特定には至っていません。
小島智信の生い立ち③ 室蘭市内の高校は1年ほどで中退
北海道室蘭市内の高校に進学したという小島智信容疑者ですが、同級生の証言によれば、1年ほどで退学してしまったという事です。
「同級生によりますと、小島容疑者は1年ほどで高校を退学。その後の行方はわからなくなったといいます」
小島智信容疑者が高校を中退した理由については現在のところは情報がなくわかっていません。
当時を知る同級生も、高校中退後の行方はわからなくなったという事で、現在のところ小島智信容疑者の生い立ちとしてわかっているのはこの程度の情報のみです。
匿名の掲示板などでも小島智信容疑者の生い立ちについての情報は現在のところは特に書き込まれていません。
小島智信の出身地
生い立ちのところでも触れましたが、小島智信容疑者の出身地については「神奈川県川崎市」との情報が出ています。
この出身地に関する情報も北海道放送の「今日ドキッ!」で明かされたもので、小島智信容疑者の元交際相手やその他関係者による証言だという事です。
この女性などによると、小島容疑者は、神奈川県川崎市の出身。
なお、この元交際相手の女性は20代の頃に1年ほど小島智信容疑者と交際していたとの事ですが、交際中に小島智信容疑者から暴力行為を受けて、金銭や高級なブランド品を奪われた事なども明かしていました。
小島容疑者の元交際相手
「女の方が力弱いじゃないですか当たり前だけど。そういうのを逆手にとって脅してきたりもした(例えば?)きょうは後輩と飲みに行くから3万円よこせとか…私の部屋にあったブランド品とか勝手にどっか持っていってしまう。付き合ってはいたけど、ある時けんかをして、グーで殴られてもう頬がパンパンなるし…」
小島智信容疑者はこの元交際相手の女性などに、自身の出身地が神奈川県川崎市である事を明かしていたのだと思われます。
小島智信の親などの家族
小島智信容疑者の両親など、家族に関する情報は、現在のところは全く何も出ていません。
小島智信は中学校までには神奈川県川崎市から北海道へと移住しているようですが、おそらく両親や家族と一緒に移住したのだと推測されますが、今現在小島智信容疑者の両親や家族がどのような生活をしているのかなどの情報も一切明らかにされていません。
小島智信は通名で本名は韓国名ではという憶測も
出典:https://www.honnonihohi.jp/
小島智信容疑者がフィリピンで拘束された際に撮影された写真で、「TOMONOBU SAITO」と名前が記載されたボードを持っています。
また、国内のテレビニュースなどの取材に対して、フィリピン当局は小島智信容疑者の事を「トモノブ サイトウ」と呼称しています。
こうした情報から、小島智信というのは実は通名で、本名は「サイトウ」ではないかと疑う声が多く出ました。
ネット上ではさらに発展し、「小島智信」も「サイトウ」も本名ではなく通名であり、本当は韓国籍(在日コリアンの方は通名を使用して生活している場合が多いため)ではないのかといった憶測まで飛んでいました。
小島智信容疑者の名前が違うのはなぜ??#ルフィー pic.twitter.com/TZvXNrPDJm
— ちゃんゆー@インフラ勉強中&MEOの削除依頼 (@straycats0116) February 8, 2023
小島智信は本名を齋藤に変えていた事が判明(通名ではなかった)
しかしその後、テレ朝系列のニュース番組などが、小島智信容疑者は2017年頃に「小島」から「齋藤」に名前を変えていた事を明らかにしています。
小島智信容疑者が本名を変えたとの情報は、小島智信容疑者が利用していた中古のスマートフォンなどを扱う店の店員から得られたものだという事です。証拠として店でやり取りされた書類も示されています。
これは、小島容疑者が2017年に記入したと言う書類です。住所はさいたま市。生年月日や当時の年齢は小島容疑者と一致。一方で、苗字は「齋藤」になっています。以前まで「小島」だった身分証の表記が、この頃に、「齋藤」に変わったと言います。
この店員の証言によれば、小島智信容疑者は本名が変わった理由を「結婚したから」と語っていたといいます。
(小島容疑者が通っていた店の店員)
「身分証をいただく時に名前が変わっていた。「結婚したんですよ」って言うのを聞いた記憶があります」
結婚が事実かは不明ですが、身分証の記載が変わっているため本名が「小島」から「齋藤」に変わった事は事実である可能性が高いと思われます。(身分証を偽造した可能性はあるものの)
そのため、ネットで噂されている小島智信が通名を使用している在日韓国人とする説の信ぴょう性は低いと思われます。
小島智信の刺青
小島智信が、フィリピンから日本に強制送還された際の映像で、その両腕に刺青が入っている事にも注目が集まっています。
この小島智信の刺青については、過去に暴力団組織に所属していた頃に入れたのではないかとの観測が、元暴力団関係者の方などから出ています。(竹垣悟さんのYouTubeチャンネルなどで語られている。後述)
小島智信の経歴① 闇金の事務所で勤務していたとの情報
小島智信の経歴についても断片的な情報しかわかっていませんが、現在までに判明しているそれらの情報をまとめていきます。
北海道放送の取材を受けた、小島智信容疑者の元交際相手の女性によると、小島智信容疑者はこの女性と別れた後に、闇金融の事務所で働いていた時期があったようです。
この女性は、この闇金の社長から突然電話があり、「小島の実家を知らないか?」と尋ねられた事でその事実を知った話しています。この時のやり取りで、この女性は、小島智信がこの闇金の事務所にあった2000万円から3000万円もの金を盗んで逃亡している事などを聞いたという事でした。
小島容疑者の元交際相手 「私と別れてから、闇金の事務所で働きだしたのは聞いた。闇金の社長からあるとき私の携帯に電話があって『小島の実家知らないか?』と言われた。『事務所の金を全部持って飛びやがった』と言っていた。それはいくらぐらいだったのか?と聞いたら、確か2000~3000万円だった。それを経ての現在なので(犯行に及んでも)わからなくはない」
小島智信の経歴② 自営業でさいたま市に住んでいたとの情報も
2010年頃から数年間、小島智信容疑者と仕事上の付き合いがったという男性が、NHKの取材に答えています。
この男性によると、小島智信容疑者は「自営業でさいたま市内に住んでいる」と話していたようです。
小島智信容疑者は1977年生まれの45歳。
渡邉容疑者など今回逮捕された3人と同様、幼少期は北海道にいたとみられています。
2010年ごろから数年間、仕事上のつきあいがあったという男性は職業は自営業でさいたま市内に住んでいると伝えられていたということです。
この男性は当時の小島智信容疑者の特徴についても証言しており、それによれば、当時の小島智信容疑者は、「一般の方ではない」とわかる見た目(暴力団関係者に見えるという意味だと思われる)だったが、粗暴ではなかったとの事でした。
そして、3000万円するような高級車に乗っていた事もあるなど、金に困っている様子はなかったとも話しています。
当時の小島容疑者について「見た目は一般の方ではないと分かる感じで、平日に時間が自由に使えるようだった。ただ、粗暴なことは一切なかった。車がとにかく好きで、3000万円くらいするような車に乗っていたこともあった。金に困っている様子はまったくなかった」と話していました。
別の関係者からも、小島智信容疑者が東京の六本木でベントレー(数千万円する超高級車)に乗っていたとの証言が出ており、当時の小島智信容疑者が相当金回りの良い生活を送っていたのは事実の可能性が高いようです。
(小島容疑者が通っていた店の店員)
「六本木でベントレーに乗っているのを見たことがある。東京タワーの近くで」
小島智信の経歴③ 山口組系の暴力団組織に所属していたとの情報も
小島智信の過去の経歴について、特定非営利活動法人「五仁會」代表で、指定暴力団山口組系の三次団体だった「義竜会」(既に解散)の元会長である竹垣悟さんが、自身のYouTubeチャンネルで話されています。
竹垣悟さんによると、小島智信は、昔、誠友会の遠藤総業で遠藤健児組長の若い衆をやっていたという事です。そして、この時に何らかの不祥事で処分をされたとの事です。(下の動画の「1:34」頃から)
なお、小島智信が所属していたという「誠友会遠藤総業」とは、指定暴力団・六代目山口組の三次団体だった暴力団組織です。
ちなみに、竹垣悟さんは小島智信容疑者の本名が2017年頃から「齋藤」に変わっている事の真相についても話されています。竹垣悟さんによると、小島智信容疑者の本名が変わったのは結婚ではなく養子縁組によっての変更だったという事です。(下の動画の「1:20」頃から)
ただし、動画では、竹垣悟さんは養子縁組で「齋藤」から「小島」に変わったと話されています。(ニュース報道では「小島」から「齋藤」に変わったとされていて逆)
これは単純に言葉のあやかもしれませんが、もしかしたら、小島智信はこの本名変更を利用して、犯罪の足がつきにくくするために「小島」と「齋藤」の2つの名前を使い分けていた可能性なども考えられます。
さらに、竹垣悟さんはこの動画の中で、小島智信の刺青についても言及されています。竹垣悟さんは小島智信容疑者の刺青について「七分袖の刺青が入っとうから、遠藤総業の若い時分に入れたやろと思う」と語られています。(下の動画の「1:47」頃から)
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=CiEZakPgTbU]
小島智信の結婚や嫁や子供
小島智信容疑者が「結婚して名前を変えた」と話していたとの証言が出ている事から、小島智信容疑者の結婚や嫁、子供についても関心が高まっている様子です。
ただ、小島智信容疑者の結婚についての証言は、過去に小島智信容疑者が利用していた中古のスマートフォンなどを扱う店の店員が「結婚したと聞いた記憶がある」と語っている事のみです。
小島智信が本名が変わった事を怪しまれないように、適当に「結婚した」と話していた事も考えられますし、上でも触れたように竹垣悟さんは小島智信の名前が変わった理由は養子縁組だと話しています。
そのため、小島智信容疑者が結婚していたかどうか不明で、嫁や子供がいたといった情報も現在までに一切出ていないため、これまでにわかっている情報だけを見る限り、結婚はしておらず、嫁も子供もいない可能性の方が高いと思われます。
なお、「デイリー新潮」などの記事によれば、小島智信容疑者はフィリピンのカラオケ店(日本で言うところのキャバクラのようなお店)に勤める、滝沢カレンさんによく似た美女に入れあげており、店で大金を使い、高級品をプレンゼントし、結婚も申し込んでいたようです。
小島は夜な夜な彼女と同伴。鰻などの高級料理をご馳走したり、プレゼント攻勢を繰り返していた。
「2019年に当時の最上位モデルiphonX・MAXのゴールド(編集部注・64GBモデルで価格は12万4800円)も正規店で買ってもらった。高価なネックレスも」
そして、「一緒になろう」と口説かれたというのである。
引用:【最年長ルフィ】小島智信容疑者が“ガチ恋”したフィリピン人ホステスの告白「マンション買って一緒に住もうと言われたけど…」
小島智信の逮捕
小島智信容疑者は、フィリピンの入管施設「ビクタン収容所」に拘束されていましたが、一連の特殊詐欺事件や強盗事件との関連を疑った警視庁が逮捕状を取り、日本政府はフィリピン政府に小島智信容疑者らの引き渡しを求めていました。
そして、2023年2月8日、小島智信容疑者の身柄は現地入りしていた警視庁の捜査員に引き渡され、その後航空機で日本に向けて送還されました。
警視庁は2月9日の午前2時に、航空機が日本の領空内に入ったタイミングで、小島智信容疑者を、特殊詐欺事件などに関わる窃盗の容疑で逮捕しています。
警視庁は8日深夜、フィリピンの入管施設で拘束されていた渡辺優樹(38)、小島智信(45)両容疑者の身柄引き渡しを受け、日本への移送を開始した。警視庁は9日午前2時20分過ぎ、羽田空港に向かう旅客機の機内で、特殊詐欺事件に関与したとする窃盗容疑で2人を逮捕した
小島智信容疑者は逮捕された後に2月9日未明に羽田空港に到着し、入国手続きを経て警視庁渋谷警察署に身柄を移送されています。この間、待ち構えた報道陣から質問を浴びせかけられる場面もありましたが、小島智信容疑者は終始無言でした。
小島智信の現在
2023年2月9日に日本に帰国して逮捕され、その後は警視庁渋谷警察署に移された小島智信容疑者ですが、現在の様子は明らかにされていません。
現在は既に警察による取り調べが開始されていると推測されますが、おそらくですが、小島智信容疑者は現在はまだ完全黙秘している可能性が高いと思われます。
今後の取り調べで事件に関する何らかの事実が判明した場合、発表可能な内容であれば警察からの発表があると思われます。
今後の展開にも注目が集まります。
まとめ
今回は、2018年頃から発生している2300件もの特殊詐欺事件や、2022年から2023年にかけて発生した連続広域強盗事件で、「ルフィ」などと名乗り、フィリピンから指示を出していた指示役の1人ではとの疑いが持たれている小島智信容疑者についてまとめてみました。
小島智信容疑者の生い立ちについては、1977年12月10日の生まれで、出身地は神奈川県川崎市との情報が出ています。その後、子供時代に両親ら家族と北海道へと移住し、後志地方の寿都町の中学校を1993年3月に卒業し、室蘭市内の高校へ進学したものの1年ほどで退学した事などがわかっています。
小島智信の現在の本名は「齋藤」だとの情報も出ており、通名を使っているのではとの憶測も出ているようです。これについては、結婚や養子縁組などで2017年頃に本名が変更されているためのようです。
小島智信は両腕に刺青が入っており、これは若い頃に暴力団組織に所属していた頃に入れられたものではとの推測が出ています。
小島智信の経歴についても情報が少ないのですが、闇金融の事務所で勤務していた経歴や、暴力団(元山口組系の3次団体「遠藤総業」ではとの情報が出ている)に所属していた経歴、自営業を名乗り東京六本木で数千万円の車を乗り回していた経歴などがあるようです。
小島智信は結婚して本名を変えており嫁や子供がいるとの噂もあるようですが、これについては信ぴょう性は高くない情報です。
小島智信は、2023年2月8日にフィリピン政府から身柄を引き渡され、9日に窃盗容疑で警視庁に逮捕されています。現在は渋谷警察署で取り調べを受けていると思われますが、2月11日の現在の時点では新しい情報は発表されていません。