一時期”ドローン少年”として15歳の少年ノエルが様々な騒動を起こしていましたが、逮捕歴やその後にも注目が集まっています。
今回はドローン少年ノエルのプロフィール、起こした騒動や逮捕歴、その後や現在をまとめてみました。
この記事の目次
ドローン少年・ノエルとは
出典:https://pbs.twimg.com/
「ドローン少年ノエル」は、ネットである程度の人物像は判明していますが、あくまでネットで出回った情報になっています。
未成年の男性ということ以外は、あまり信憑性の高い情報ではないことをご了承ください。
それではネットで話題となり、ハフポストなど大手インターネットメディアやヤフーニュースでも取り上げられた”ドローン少年ノエル騒動”について、詳しく解説します。
本名は不明
出典:https://pbs.twimg.com
「ドローン少年ノエル」の本名は不明で、SNSの別アカウントで『北澤聖也』と名乗る、10代のYouTuberです。
身長は162センチ、生年月日は2000年1月20日と、2019年12月現在ギリギリ未成年であることがネットで知られています。
現在の居住地は神奈川県横浜市で、横浜生まれのようですが、はっきりとした確定した住所は不明です。
2014年の初頭からニコニコ生放送で活動していて、当時の彼は中学2年生でした。
有名私立の巣鴨中学校に在籍していたようですが、親との確執や私生活上の理由で、「配信業に専念したい」と、自主退学をネット上で宣言。
退学報告の様子を学校からニコニコ生放送にて配信しましたが、リスナーからの通報により配信を学校側が知るところとなり、結果として懲戒退学処分を受けたと噂されています。
出典:https://pbs.twimg.com/
その後、汐見台中学校に在籍しますが、2~3回登校したきりで学校には行っていなかったようです。
非常にYouTubeの配信が頻繁で、実際に昼間活動している点からも、実家で動画配信ばかりに明け暮れているという噂は、どうも本当っぽいですね。
中学卒業後は進学しておらず、最終学歴は中卒のようです。
問題のある動画配信ばかり?
出典:https://breaking-news.jp/
「ドローン少年ノエル」の動画配信は、問題のある内容のものばかりだと話題です。
例えば、ランドマークタワーにてパンツ一丁で配信し、通報で警備員に捕まり、警察を呼ばれています。
また、横浜そごうで行われていたマネー講座に潜入して無許可配信し、強制退去の上、講座開催スタッフから警察を呼ばれて動画内で逃走する様子までも配信したりしています。
さらに、ダンス無料体験レッスンで虚偽の撮影許可を取り、通報されて警察沙汰に。
コミュニケーション力アップ講座に直接電話で問い合わせをし、スタッフ不在であることをいいことに、執拗な質問を繰り返したことで運営側に後から警察に通報されたりもしています。
飲食店での違法スレスレの無銭飲食をし、ここでも通報で警察を呼ばれ、その場から逃げる様子も動画配信するなど、悪い意味での”行動派YouTuber”でした。
ドローン少年・ノエルの2015年の問題行動まとめ
出典:https://img01.ti-da.net/
ドローン少年ノエルの活動期間は2015年が非常に多く、現在の活動も同じアカウントでやっているかは分かりません。
ただ、この2015年の行動は相当な物議を世間に与えていたのは確かなようです。
逮捕には至らなかったものの、問題になったノエルの行動を時系列に紹介しましょう。
・2015年2月2日…姉にPCやマイクなど配信機材を破壊されたことを動画で配信
・同年2月7日…ニコニコ本社にて生放送バーカウンターから本社配信をしていた所、リスナーの通報により警察沙汰になり、ニコニコ本社「初」の出入り禁止になる
※2月23日に、本社配信に再チャレンジするが追い出され、警察に通報される
・2月18日…動画内で皇族の血筋発言でコメントが大炎上し、非難の嵐に
・2月24日…川崎市中1殺害事件の被害者が通学していた中学校前で配信していた所、職質を受け、これがTBSの深夜ニュース番組で取り上げられる
・2月25日…「為せば成る 通報厨との闘い編(Lv81)」(少年のコミュニティでファンが集まる場所だった)が運営会社により削除される
・2月27日…川崎市中1殺害事件の容疑者宅前から報道陣に混り配信中、容疑者の両親が帰宅する様子をどこの報道局よりも早く正確に伝えたことで、人気がブレイク
・3月3日… 川崎市中1殺害事件の被害者の通夜を無許可で生配信、遺族者を映していたところで関係者に囲まれ口論となり配信がストップ、新聞やニュース番組に取り上げられ大騒動になる
・3月6日…川崎市中1殺害事件の殺害された被害者の通夜での騒動を記事にした東京スポーツ社に突撃取材、中に入れず警察騒ぎになりかける
・4月15日…「為せば成る 飛躍編(Lv73)」のコミュニティが運営会社により削除
ドローン少年・ノエルの問題騒動① 長野県善行寺でのドローン落下騒動
出典:https://img.huffingtonpost.com/
決定的に『逮捕』として報道されたのが、2015年5月9日、7年に1度の「御開帳」法要が行われていた長野県の善光寺敷地内でのドローン騒動です。
ドローンを飛ばしていたところ風に煽られて、式典のド真ん中に落下させた事件で、その後出頭し、厳重注意を受けています。
その後は保護観察扱いになっています。
この騒動のわずか20日ほど前の同年4月22日、首相官邸に放射性物質入りドローンが墜落する事件が発生しており、ドローンに対する世間の注目が集まっていました。
そのため、報道各社は「ドローン少年」と呼称し一斉に報道、21日までの一連の行為が連日ニュースで取り上げられる事態になりました。この時は、逮捕はされていません。
ドローン少年・ノエルの問題騒動② ドローン飛行未遂
出典:https://pbs.twimg.com/
さらに2015年は、これ以後も数々の騒動を引き起こしています。
2015年5月14日、永田町の憲政記念館付近でドローンを飛ばそうとしていたノエルは、麹町警察署へ通報された後、保護され、厳重注意を受けています。
その帰宅後、浅草三社祭でドローンを飛ばす事を示唆する放送を行い、しかしドローンが操縦不能に陥ったようで、偶然三社祭に墜落させています。(詳細は後述)
同年5月15日には、千代田区の清水谷公園でドローンを飛ばそうと試み、通報で駆けつけた麹町警察署の警官に見つかり保護され、厳重注意の後に帰宅しています。
動画内でノエルは、「麹町警察署は横暴だ」「不当拘束だ」と発言しています。
今度は5月21日に、有楽町駅でドローンを飛ばそうとして、通報で駆けつけた警察官により丸の内警察署に保護され、通算4度目の厳重注意の後に帰宅しています。
連行中の警察車両内でも動画を生配信しており、すさまじい動画配信への執念がうかがえます。
ドローン少年・ノエルの逮捕騒動① 三社祭でのドローン墜落騒動
出典:http://sayuflatmound.com/
浅草三社祭でドローンを飛ばしていたところ、意図せず三社祭中に墜落した件について、警察は威力業務妨害罪の容疑でノエルに逮捕状を請求。
2015年5月21日、ノエルが外出しようとした為、逃亡の恐れがあるとして警視庁に逮捕されています。
所持していたドローンと、配信用と見られるノートパソコン2台、スマートフォン少なくとも7台等が押収された模様です。
本人は「ドローンを飛ばすとは言っていない」「自分の事を答えるつもりはない」と容疑を否認していたようですが、ノエルの支援者に対する捜査も行われたようです。
ドローン少年・ノエルの逮捕騒動② 性の喜びおじさんの自宅に不法侵入
出典:http://cdn-ak.f.st-hatena.com/
期間が空いた2017年の6月24日の午前中、「自宅に警察が来た、今も家の前に警察が居る」いう旨の内容をtwitcastingで実況したノエル。
その実況を見ていた人達の間で、「ドローン少年(ノエル)氏が逮捕されたらしい」と話が流れました。
「性の喜びおじさん」として当時話題だった人物の消息を知ろうと、ノエルは彼の自宅に無断で侵入したようで、建造物侵入容疑の疑いで警視庁に逮捕されています。
ドローン少年・ノエルのその後&現在① 反省の色なし
出典:https://assets.change.org/
「三社祭」で「ドローンを飛ばす」などと発言した動画をインターネットで配信し、祭りの警備を強化させたなど業務妨害の疑いで、逮捕されたノエル。
「横浜市の無職の少年(15)」として実名報道はされませんでしたが、NHKを始めとする報道各社が速報でも伝えたため、かなりの多くの人がこの騒動を知ることになりました。
川崎市で起きた上村遼太君殺害事件に関する動画配信が非常に多かったノエルですが、警察にはかなり抵抗していたようです。
警察からの職務質問には、「任意か強制か。任意なら答えない」と拒絶。
また、「迷惑をかける行為はやめるように」との注意にも、「別に法律違反はしてない」「僕にも自由はある」と突っぱね、抵抗しています。
「少年法61条を守れ」「相手のことを考えろ」などと警察から苦言を呈せられても意に介さず、「僕は自分の権利を行使しただけ」と主張していました。
悪いことをした、という認識は毛頭ないようです。
現在は「ニューエイジ☆聖也@ノエル」と名乗りツイキャスで活動してるようです。
ノエルのツイキャス http://twitcasting.tv/noerunico/show
ドローン少年・ノエルのその後&現在② 資金源が警察に捜査されていた
出典:https://cdn.ironna.jp/
ノエル少年が利用していた動画投稿サイトでは、気に入った配信者にネットショッピング用のギフト券と換えられるアイテムを送信できる仕組みでした。
ノエルの動画配信自体は相当な人気だったのは間違いなく、支援者もこうした事件に間接的に参加し、煽っていたのは事実のようです。
そして、ノエルが支援を募ってホームページ上に公開していた銀行口座には、親族以外の十数人から振り込みがあったことが判明しており、1回の振込額は数十円~数万円だったようです。
少年の家族は警察の事情聴取に「小遣いは渡していない」と話しており、こういった支援者からの資金でドローンや配信機材を購入したとみて、警察は捜査する事態になっていました。
ドローン少年・ノエルの行動の問題点とは?
出典:http://twitcasting.tv/
ドローンを飛ばすこと自体が犯罪になるわけではありませんが、インターネットの掲示板に犯罪予告を書き込むことについては、威力業務妨害にあたる場合があります。
そのため、少年は予告しては大抵は実行前に抑止されたり、失敗していたわけです。
善光寺での落下も、少年はわざと墜落させたわけではなく、三社祭で飛ばしたからといって、飛行禁止区域でなければ一応は問題は大きくはありません。
警察は、約150万人が集まる祭りでドローンが落下すれば大きな事故につながるため、主催者側が警備強化を余儀なくされたと判断して、少年を追求したわけです。
また、家出歴もあり逃走の恐れがあるとして、警察は少年の家宅捜索に踏み切っており、ドローンの飛行そのものでなく、祭りの妨害が問題で威力業務妨害容疑を適用されています。
ノエルの逮捕後、「自分の手を汚すことなくスリルを味わえる図式」「あおっておもちゃにして逮捕されたら見捨てる大人が一番悪い」など批判が溢れ返り、連日SNSでも話題になりました。
このドローン少年を支援した利害があるユーザーを”囲い”と称して、事件の影響はノエル以外のユーザーにも向けられることになりました。
少年事件の場合、一般的にすべての事件が家庭裁判所に送られます。
殺人事件や傷害致死事件など、罪が重い重大事件に関わった14歳以上の少年は、検察から家裁へ送られた後、検察に逆送致されて大人と同じ裁判を受けることもあります。
しかし、ドローン少年・ノエルの場合、騒動の大きさの割には、こうした刑事司法の流れには乗りません。従って、行えるのは家庭裁判所がなんらかの保護処分を行うという程度でしょう。
しかしながら、当時15歳の少年が最先端技術であるドローンを使って騒動を起こしたことから、メディアによりセンセーショナルに報道され、日本中が驚きに包まれました。
害悪がもたらされる危険性よりも、その驚きだけが強調され、ネット上で1人歩きしているような印象も受ける一連の騒動だと言えるでしょう。
まとめ
色々お騒がせな少年、ドローン少年・ノエルについて解説しましたが、いかがでしたか?
逮捕後もそれほど反省していないような言動だったノエルも、2020年1月には成人するはずです。
元々は有名私立に通っていたようですから、頭脳明晰であることがうかがえます。
今後はその頭脳やドローン技術を人の役に立つ、有益なことに使ってほしいと願うばかりです。