2014年7月に起きた「佐世保事件」は高1女子が同級生を惨殺した猟奇的な殺人事件で、加害者家族の事件後や現在も話題です。
今回は徳勝もなみの父親など家族、被害者との関係や事件の経緯、その後や現在をまとめました。
この記事の目次
佐世保事件(佐世保高1女子同級生惨殺事件)とは
出典:https://vipper-trendy.net/
「佐世保事件」は、2014年7月26日に長崎県佐世保市で発生した、高1女子による同級生惨殺事件で、「佐世保高1女子同級生惨殺事件」とも呼ばれています。
被害者は佐世保市の公立高校に通う、ごく普通の高1女子生徒で、遺体が発見されたマンションに住む、同級生の女子生徒が緊急逮捕されました。
逮捕された女子生徒・徳勝もなみさんは、被害者を自宅マンションに招き入れ、後頭部を鈍器のようなもので数回殴った上、ひも状のもので首を絞めて殺害した疑いがかけられました。
それだけでも十分に衝撃的な事件なのですが、この事件が世間を震撼させた最大の理由は、発見された遺体の首と左手首が切断されていたからです。
出典:https://jikennbo5.hatenablog.com/
さらに、犯人の女子生徒は、被害者に憎悪を募らせた末に殺害したわけではなく、以前より「人を殺してみたい」との欲求を持て余しての快楽殺人で、サイコパスだったとも言われています。
今回は、そんな佐世保事件の加害者・徳勝もなみさんの生い立ちや家族構成、事件に至るまでの経緯、被害者との関係、下った判決、事件のその後と現在について、詳しく紹介します。
佐世保高1女子同級生惨殺事件の加害者・徳勝もなみの家族とは【父親・母親・兄】
佐世保事件(佐世保高1女子同級生惨殺事件)の加害者である徳勝もなみさんは、事件当時、まだ高校1年生の未成年だったため、当初は名前や顔は公開されていませんでした。
出典:https://oitachi-ima.com/
しかし、事件の特殊性や彼女の父親が地元では有名な有力者だったこともあり、たちまち身元が特定されてしまいました。
そして、その犯行動機などについて、様々な憶測が飛び交い、現在もたびたび話題に上がっているようです。
徳勝もなみさん一家の家族構成は、父親と母親、それに兄が1人という4人家族でした。
次に、家族それぞれについて詳しく見ていきましょう。
佐世保事件の加害者・徳勝もなみの家族① 父親
徳勝もなみさんの父親・徳勝仁さんは、佐世保市内では“超”がつくほどの売れっ子弁護士でした。
なんと言っても、同市内に本社を置く、大手通販ショップ「ジャパネットたかた」の顧問弁護士を務めていたくらいですから、相当なものです。
出典:https://twitter.com/
より具体的な経歴は次の通りです。
’85年に早稲田大学政治経済学部を卒業後、3年間にわたる猛勉強の末、司法試験に合格。’90年から市内の弁護士事務所で4年間の下積みをした後、独立し事務所を立ち上げた。現在市内に構える法律事務所は7名の弁護士が所属しており、「県内で最大、九州でもこんなに大きな弁護士事務所はないという規模」(A氏をよく知る弁護士の友人)だという。
引用:佐世保「高1同級生惨殺」事件 すべて私のせいなのか……人生はある日突然、狂い出した 早大卒・弁護士・53歳加害者の父「悔恨と慟哭の日々」(週刊現代) https://gendai.ismedia.jp/
佐世保事件の加害者・徳勝もなみの家族② 母親
徳勝もなみさんの母親・徳勝宏子さんも、父親に負けないくらい優秀な方だったようです。主な経歴や、父親との馴れ初めなどは次の通りです。
出典:https://blog.goo.ne.jp/
徳勝もなみさんの母は東京大学文学部出身で、結婚前はテレビ長崎の記者として働いていた。父は地元新聞の幹部、兄も東大出身という名門一家の生まれで、佐世保では指折りの才女だった。
「もともと、J子の両親はともに長崎市出身で、高校の同級生だったんです。高校を卒業してからは会っていなかったそうですが、佐世保で再会したのをきっかけに、結婚したと言っていました。」
(中略)
母は、子育て支援やシングルマザーサポートのためのNPO法人を立ち上げるなど、女性の生き方を支えるボランティアをしてきた。また、’04年からの8年間は、市の教育委員を務めるなど、子ども教育への関心も高かったという。
引用:佐世保「高1同級生惨殺」事件 すべて私のせいなのか……人生はある日突然、狂い出した 早大卒・弁護士・53歳加害者の父「悔恨と慟哭の日々」(週刊現代) https://gendai.ismedia.jp/
佐世保事件の加害者・徳勝もなみの家族③ 兄
そんな両親の血を受け継いだ兄も成績はとても優秀で、将来は父親のような弁護士になることを目指されていたようです。
そして徳勝もなみさんの兄も、エリートの両親と遜色のない優等生だった。兄は高校3年生時の模試で全国20位になるほど学業優秀で、母と同じ東大を目指していたという。結局、東大への進学は叶わなかったが、現在都内の有名私立大法学部に在籍している。
引用:佐世保「高1同級生惨殺」事件 すべて私のせいなのか……人生はある日突然、狂い出した 早大卒・弁護士・53歳加害者の父「悔恨と慟哭の日々」(週刊現代) https://gendai.ismedia.jp/
佐世保高1女子同級生惨殺事件の加害者・徳勝もなみの生い立ち【エリート家族に囲まれて育つ】
こんな絵に描いたようなエリート家族の住まいは、佐世保市内を見下ろす高台にありました。
佐世保の富裕層が家を構えるこの地域にあっても、徳勝家の自宅は敷地面積が約80坪、建物は地上2階、地下1階という、目をひくほどの大豪邸でした。
出典:https://twitter.com/
このように、裕福な家庭の末っ子として育てられた徳勝もなみさん。
多少は甘やかされて育てられたという側面はあるでしょうが、教育熱心な両親と、優秀な兄に刺激され、幼少期から学業にもスポーツにも秀でた文武両道の才女との評判が高かったようです。
そんな徳勝もなみさんは、NHKのアナウンサーを目指して中学時代は放送部に在籍していたそう。
また、「将来は検事になって、弁護士である父や、同じく弁護士を目指している兄と法廷で戦いたい」、なんて勝ち気な末っ子っぽい夢も語っていたようです。
その一方で徳勝もなみには問題行動を繰り返す一面も…
傍目には「名家のお嬢様」という印象の強い徳勝もなみさんですが、クラスメイトからは、「あまり笑う子ではなかった」「頭が良すぎて特殊な子」といった印象も持たれていたようです。
出典:https://www.photolibrary.jp/
そんな徳勝もなみさんは、幼い頃から生き物を解剖して中を見たい…という欲求があったようです。
その欲求は、中学生になる頃にはさらにエスカレートしており、医学書を読んだり、動物の解剖に熱中していたとの証言もあるようです。
さらに、小学校6年生の時には、同級生の給食に薄めた漂白剤やベンジンを混入するといういたずらを繰り返していたそう。
父親が有力弁護士だったために問題には発展しませんでしたが、その度に母親が学校に呼び出され謝罪をしていたとも言われています。
徳勝もなみの家族には修復不可能なほどの亀裂が入っていたとも…
外見上は絵に描いたようなエリート家庭を演じていた徳勝家ですが、実は、徳勝もなみさんの家族には修復不可能なくらいの亀裂が入っていたとの証言もあるようです。
出典:https://twitter.com/
知人の証言によれば、徳勝もなみさんの父親は、娘が通う学校のPTA会長をするほど教育熱心だったものの、家庭内ではもなみさんの母親を押さえつけるような言動を繰り返していたそう。
奥さんは、『夫がまったく子育ての手助けをしてくれない』と私に嘆いていました。小学校6年生のとき、徳勝もなみさんさんが給食に漂白剤を入れて問題になった際も、ご主人は明らかに自分の体裁を気にした様子で『これ以上騒ぎを大きくしないでくれ』と被害者の両親に口封じを迫ったそうです。奥さんは『いつまでも子どもと向き合おうとしない旦那とはやっていけない。早く別れたい』とまでこぼしていました。
引用:佐世保「高1同級生惨殺」事件 すべて私のせいなのか……人生はある日突然、狂い出した 早大卒・弁護士・53歳加害者の父「悔恨と慟哭の日々」(週刊現代) https://gendai.ismedia.jp/
徳勝もなみも両親の不仲に気付いており父親を憎悪すらしていた
実は、徳勝もなみさんが「佐世保事件」を起こすかなり前から、もなみさんが父親を嫌い、憎悪すらしていたと思わせるような証言もあるようです。
「実は徳勝もなみさんが中学生の頃、一時的に母親と家を出ていた時期があったそうなんです。それも、父に徳勝もなみさんが暴力をふるうようになり、母親が連れ出したのだと聞いています」(徳勝もなみさんの同級生を娘に持つ地元住民)
引用:佐世保「高1同級生惨殺」事件 すべて私のせいなのか……人生はある日突然、狂い出した 早大卒・弁護士・53歳加害者の父「悔恨と慟哭の日々」(週刊現代) https://gendai.ismedia.jp/
この証言が事実だとすると、徳勝もなみさんの父親への暴力は、既にこの頃から始まっていたことになります。
逆に、母親の存在が、徳勝もなみさんの暴走をかろうじて食い止めていたのかも知れませんね。
母親の急死により父親と娘の関係は修復不可能な状態に…
しかし、そんな徳勝もなみさんの母親は、2013年10月に癌により急死してしまいました。
自身の精神的歯止めであり、最大の理解者を失った徳勝もなみさんの悲しみは想像すらできません。
ところがです!そんな最愛の母親が亡くなって3ヶ月しか経っていないにもかかわらず、父親は20歳以上も年下の女性と再婚しているんですよね。
出典:https://www.dailymotion.com/
その頃、徳勝もなみさんの父親に対する憤りは、もはや抑えられなくなっていることを示す証言もあります。
「中学から高校にあがる前に、ウチの娘が徳勝もなみちゃんと商店街で会ったんです。その時、娘はもなみちゃんとファーストフード店で世間話をしたのですが、彼女が突然父親のことを『ゴミ』とこき下ろしはじめたそうです。母親の死後に開かれた校内の弁論大会でももなみちゃんは『マイ・ファーザー・イズ・エイリアン』と言い放ったと聞いています」(前出の同級生母)
引用:佐世保「高1同級生惨殺」事件 すべて私のせいなのか……人生はある日突然、狂い出した 早大卒・弁護士・53歳加害者の父「悔恨と慟哭の日々」(週刊現代) https://gendai.ismedia.jp/
父親に対する暴力はエスカレートする一方で、2014年3月には、徳勝もなみさんは父親に対して金属バットで殴りかかり、頭蓋骨を骨折させています。
幸い、父親の命に別状はなく事件にもならなかったのですが、父親はついに精神科へ通院させることを決意しました。
出典:http://traditions30.rssing.com/
また、父親は医師から「同じ家で寝ていると命の危険がある」と助言されたことから、徳勝もなみさんを「佐世保事件」の現場となったマンションに入居させ、独り暮しをさせるんですよね。
あくまで「海外留学準備のため」という表向きで…。
この時点で、父親と娘の関係は、もはや修復不可能な状態に陥っていたと言えます。
事件の3日前には新しい母親に連れられて精神科を受診していた
「佐世保事件」の3日前である2014年7月23日、徳勝もなみさんは通院中の精神科に向かう途中、継母に、猫を殺すのが楽しいことや殺人願望があることを、真剣な表情で打ち明けました。
出典:https://twitter.com/
もちろんその直後の診察で、継母はそのことについて医師に伝えるのですが、医師はまともに取り合うことはなかったようです。
7月23日の診療で母親が少女の殺人願望を医師に伝えたが、医師は「今日は時間がない」と言って診療を終えたとし、医師に切迫感がなかった・・・
また事件前日に両親が精神科に行き、「ここの病院か別の病院に入院するという措置は取れないか」と頼んだが、医師は「個室はあるがその一つを独占することになる」などと言い、実現しなかったことも明らかにした。
引用:容疑の少女、母に「人を殺したい」 佐世保殺害の直前 https://www.nikkei.com/
この医師の責任は大きいと言わざるを得ません。
出典:https://twitter.com/
佐世保高1女子同級生惨殺事件の加害者・徳勝もなみと被害者の関係と事件の経緯
佐世保事件の被害者は徳勝もなみと親しかった同級生
佐世保事件(佐世保高1女子同級生惨殺事件)」の被害者となったのは、徳勝もなみさんの中学校時代からの同級生で、しかも彼女と最も親しかった友人だったそうです。
徳勝もなみさんと被害者には、アニメ好きという共通の趣味があり、被害者は事件の1週間ほど前から、徳勝もなみさんの家へ遊びに行くと家族に話していたと言います。
出典:https://blog.goo.ne.jp/
2人は事件のあった7月26日の昼、佐世保市内の繁華街で買い物を楽しんだ後、徳勝もなみさんのマンションに向かいました。
そして被害者は、午後6時頃、母親に「7時頃に帰る」とメールするのですが…その後、被害者が自宅に生きて戻ることはありませんでした…。
用意してあった工具と犬のリードで被害者を殺害
2014年7月26日の午後8時頃までは、2人は徳勝もなみさんが独り暮しをしているマンションの一室で楽しく過ごしていました。
しかし、徳勝もなみさんの凶行は突然に始まります。
被害者の頭部を鈍器で何度も殴打した後、実家で買っていた犬のリードで首を絞めました。その後の調べで、被害者の死因は頸部圧迫による窒息死だったそうです。
出典:https://ameblo.jp/
さらに徳勝もなみさんは、被害者の首と左手首を切断し、腹部を切り裂いたと言われています。
そして事件後、徳勝もなみさんは警察の調べに対し、次のように供述しています。しかも淡々とした様子で…。
「中学生の時から殺人欲求があった」「(中学の頃から繰り返し行っていた猫の解剖を)人間でも試してみたかった」
引用:佐世保「高1同級生惨殺」事件 すべて私のせいなのか……人生はある日突然、狂い出した 早大卒・弁護士・53歳加害者の父「悔恨と慟哭の日々」(週刊現代) https://gendai.ismedia.jp/
また、凶器として使われたハンマーやスレート切断用ののこぎりなどは、事前に購入されていたことが判明しています。
つまり、ただ殺害するだけでなく、遺体を切断するまでが徳勝もなみさんの計画に入っていたことが明らかになりました。
遺体を切断し証拠隠滅を図った形跡も…
非力な女子高生である徳勝もなみさんが、どのようにして被害者の遺体を解体したのかについては明らかにされていませんが、徳勝もなみさんは「全て自分1人でやった」と供述しています。
また、被害者を殺害した後、返り血を浴びたであろう自分の着ていた服を洗濯し、被害者の携帯電話をマンションの5階から投げ捨てるなど、証拠隠滅を図った形跡もみられたと言います。
出典:https://lidea.today/
しかし、徳勝もなみさんの犯行は、翌27日未明には発覚することになります。
帰宅しない被害者を心配した被害者の家族は捜索願を提出した。27日未明、加害者のマンションを警官が訪れたが、加害者は被害者について「知らない」と答えた。不審に思った警察官が室内に入ったところ、ベッドの上で仰向け状態の被害者の遺体と切断された頭部と左手首を発見した。
引用:佐世保女子高生殺害事件 – Wikipedia https://ja.wikipedia.org/
佐世保事件の加害者・徳勝もなみと被害者の間には「トラブルはなかった」
その後の警察での取り調べに対し、徳勝もなみさんは「殴ってから首を絞めた。全て私1人でやりました。誰でも良かった」などと、悪びれる風もなく淡々と自供しています。
出典:https://this.kiji.is/
また、徳勝もなみさんは「体の中を見たかった」「人を殺して解体してみたかった」などとも自供しています。
にわかには信じがたい供述に警察でも情報が錯綜し、長崎県警察は7月29日午前に「2人の間にトラブルがあったとみられる」と公表しますが、午後には「間違いだった」と訂正しています。
佐世保高1女子同級生惨殺事件の加害者・徳勝もなみの判決とは
長崎地裁は、殺人や死体損壊などの疑いで、徳勝もなみさんを長崎家裁に送致し、翌2015年7月、長崎家裁は医療少年院送致とする保護処分を決定しました。
長崎家庭裁判所の平井健一郎裁判長は「被害者の尊厳を踏みにじった殺人であり、計画性の高さや殺意の強さも際立っている」と指摘しました。そのうえで、「心神喪失などに至るような精神的な障害は認められないものの、少女の特性が人を殺したいという欲求の形成に大きく影響している点を考慮すべきで、少女はいまだに人を殺したいという欲求を持っている。少女の立ち直りのためには、精神科の医師などが少女の特性に応じた教育と治療を長期間にわたって行うことが必要だ」と述べ、専門的な治療を受けられる「第3種少年院」に送る決定をしました。
引用:<佐世保女子高生殺害事件>自閉症スペクトラム者を殺人と結びつけるのは妥当性を欠くニュースだ (2015年7月18日) https://www.excite.co.jp/
佐世保高1女子同級生惨殺事件の加害者・徳勝もなみのその後と現在
判決後、「佐世保事件」の加害者である徳勝もなみさんは、医療少年院に送られています。
しかしその後、被害者遺族に対して、一切謝罪を行っておらず、それどころか反省した様子すら見せてないと言います。
佐世保事件の加害者・徳勝もなみの現在は?
そんな徳勝もなみさんは、今現在も医療少年院に入っているそうです。
ちなみに医療少年院は、心身に著しい故障が見られる12歳以上、26歳未満の者を収容し、専門的治療を施しながら、健全な社会生活に再適応・社会復帰させるための特別な矯正教育が実施されます。
出典:https://twitter.com/
果たして、徳勝もなみさんが幼い頃から抱いていたという「人の中身を見てみたい」「人を殺して解体したい」と言った本能的な欲求を矯正することができるのでしょうか?
佐世保高1女子同級生惨殺事件の加害者家族のその後と現在
徳勝もなみの父親は自殺、祖父は病死
徳勝もなみさんの父親は、当然のことながら事件発覚後は猛批判を受け、事件から約2ヶ月後の2014年10月5日、自宅で首つり自殺を図り、ひっそりとこの世を去っています。
出典:https://nekonezumi.exblog.jp/
さらにその後を追うように、徳勝もなみさんの面倒を見ていた祖母も、失意のうちに病死されたそうです。
父親に代わって継母が遺族や兄に責任を全うしようとしている
通常、この手の事件の場合、親の監督責任が厳しく追及されるのですが、父親も祖母も他界した今、全ての責任を一身に背負っているのが、父親の再婚相手である徳勝もなみさんの継母です。
彼女の立場に立って見れば、徳勝もなみさんの父親と結婚後、わずか5ヶ月で義理の娘がこのような大事件を起こしたことになります。
事件後、すぐに離婚することもできたでしょうし、父親が自殺した時点で、実家に出戻ることもできたはずなんですよね。
ところが彼女は、現在も徳勝もなみさんの継母として、名前を変えることなく責任を全うしようとしているそうです。彼女の知人の話によると…
どうも、億単位の損害賠償請求がきたみたいで。遺族からの民事裁判はもちろん、あとは、殺害現場となったマンションが事故物件になったとかで、そっちのほうも賠償請求がきそうだというようなことも話していました」(前出・知人)
引用:容疑者の継母が責任全う https://www.news-postseven.com/
また、そんな継母には、当時大学生であった徳勝もなみさんの兄である長男の、「父親のような弁護士になりたい」という夢を叶えてやりたいとの思いがあるそうです。
そのため、長男が司法試験の勉強をして独り立ちするくらいまでの学費や生活費を用意するために、自分の財産を整理したとも言われています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
2014年7月26日に長崎県佐世保市で発生した、高1女子による同級生惨殺事件、いわゆる「佐世保事件」。
加害者・徳勝もなみさんの動機解明の鍵となる、父親や家族関係について検証するとともに、その後の加害者や加害者家族の現在についてまとめてみました。
この事件は調べれば調べるほど、バッドエンド感がハンパなく、救いようのない事件この上ないのですが、最後に紹介した徳勝もなみさんの継母の頑張りだけが唯一の救いと言えそうですね。
最後に、この事件により命を落とされた被害者のご冥福をお祈り致します。