ブルース・リーさんの息子として知られるブランドン・リーさんは、主演映画「クロウ/飛翔伝説」の撮影中の事故で亡くなっています。
今回はブランドン・リーさんの身長、事故の経緯や死因、暗殺説など死の真相をまとめました。
この記事の目次
ブランドン・リーは28歳で事故死したハリウッド俳優
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映画撮影中に事故で亡くなったブランドン・リー
世界には若くして逝去する俳優は多数いますが、その中でも特に注目を集めたブランドン・リーさん。将来を嘱望されたハリウッド俳優でした。
亡くなった原因は現在も様々な噂が囁かれています。
まずは、ブランドン・リーさんのプロフィールを振り返ってみましょう。
ブランドン・リーのプロフィール
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Brandon Lee(ブランドン・リー)
本名: Brandon Bruce Lee
生年月日: 1965年2月1日
出身地:アメリカ合衆国カルフォルニア州
身長: 183cm
ブランドン・リーさんは中国系アメリカ人俳優です。中国名は「李 國豪(り こくごう)」です。
出演作品として知られるのは、映画「ファイアー・ドラゴン」、遺作となった「クロウ/飛翔伝説」。
これからを嘱望されていたブランドン・リーさんは、カメラの前で撃たれて亡くなっています。
父親であるブルース・リーさんも32歳で亡くなっていることから、現在でもその死について様々な憶測が囁かれています。
ブランドン・リーの父親は伝説の格闘家俳優ブルース・リー
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伝説の俳優と言われるブルース・リー
ブランドン・リーさんは、伝説の俳優として知られるブルース・リーさんの長男です。
ブルース・リーさんが伝説と呼ばれている理由には、人気絶頂期に突然逝去してしまったことも理由の1つです。
ブルース・リーのプロフィール
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Bruce Lee(ブルース・リー)
生年月日:1940年11月27日
出身地:イギリス領香港九龍
死没: 1973年7月20日
映画「ドラゴン危機一髪」「燃えよドラゴン」に主演した、香港のトップスターであり伝説のハリウッドスターのブルース・リーさん。日本でも現在も根強い人気を誇っています。
若い頃は北派少林拳を習い、武闘家として活動していました。
1966年、「ロングビーチ国際空手選手権大会」において詠春拳の演武をしたフィルムがテレビプロデューサーの目に留まり、アクションスターに転向。
アジア人初のハリウッド俳優として活躍しましたが、1973年7月20日、突発性頭痛に見舞われたブルース・リーは、「一眠りする」と寝たまま、2度と目を開けることはありませんでした。
突然の病死に世界中から哀悼が届く
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香港に建てられたブルース・リーの銅像
死亡当日、朝から映画プロデューサーのレイモンド・チョウさん、共演者のペティ・ティング・ペイさんと打ち合わせに臨んでいたブルース・リーさん。
頭痛を訴えたブルース・リーさんに、ペティ・ティング・ペイさんが頭痛薬を渡し、少し休むようにアドバイスしたそう。
その後、数時間経過しても起きてこないことに気が付いたペティ・ティング・ペイさんが様子を見に行くと、ブルース・リーさんは意識を失って倒れていました。
慌てて救急車を呼ぶも、病院に到着した時には既に息を引き取った後でした。遺体解剖の結果、死因は「脳浮腫」であることが判明しています。
まだ32歳の若さでこの世を去ったブルース・リーさん。あまりにも突然の訃報に、世界中から死を悼む声が寄せられました。
ブランドン・リーの身長
高身長は母親譲り?
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ブルース・リーとブランドン・リー(右側)
ブランドン・リーさんの身長の前に、父親であるブルース・リーさんの身長について見てみましょう。
ブルース・リーさんの公式な身長は不明ですが、ブルース・リーさんの作品を紹介する書籍やパンフレットには身長が記載されています。
書籍「ブルース・リー大百科」によると170cm、映画「死亡遊戯」のパンフレットには164cmと書かれています。どちらの説を取るにせよ、高身長の部類には入りません。
息子のブランドン・リーさんは183cmと公表されており、かなり背が高かったようです。
母親の身長が分かるような情報は公開されていませんが、母親が背の高い女性だったのかもしれませんね。
ブランドン・リーの経歴
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ブランドン・リーさんは香港で誕生しましたが、ブルース・リーさんが亡くなったことで、アメリカに生活の拠点を移しました。
ここでは、香港にいた頃の生活やアメリカに渡った後の学生時代のブランドン・リーさんについて紹介します。
幼少期からマーシャルアーツを習う
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ブランドン・リーさんは、幼少期からマーシャルアーツを習い育ちました。
マーシャルアーツとは、日本語に訳すと「武芸」となります。キックボクシングやレスリングなど様々な格闘技の総称のようです。
父親のブルース・リーさんは格闘家として有名だったので、自然と格闘技に馴染んでいたのかもしれません。
8歳で父親のブルース・リーさんが逝去すると、母親と共にロサンゼルスに生活の拠点を移しました。
その後、成長したブランドン・リーさんは、マサチューセツ州にあるエマーソン大学に進学。在学中に演技の楽しさに気が付き、俳優を目指したのです。
ファイアー・ドラゴンで初主演
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俳優デビューを果したのは1985年のこと。TV映画「ブランドン・リーのカンフー・ファイター」に出演。
1987年には、香港映画「ファイアー・ドラゴン」で主演し、ハリウッドデビューを飾りました。
その後、「リトルトウキョー殺人化」「ラピッド・ファイアー」の出演を経て、1994年、ブランドン・リーさんの代表作と呼ばれる映画「クロウ/飛翔伝説」への主演が決まりました。
この作品はジェームズ・オバーさんによるカルトコミックが原作で、ダークな近未来ファンタジーです。
注目度の高い作品でしたが、ブランドン・リーさんは撮影中に共演者に撃たれて亡くなるという壮絶な事故死を遂げることになるのです。
ブランドン・リーの死因とは 【映画「クロウ」での事故の経緯も紹介】
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ここからは、映画「クロウ/飛翔伝説」の撮影中に起きた悲劇とブランドン・リーさんの死因を紹介します。
ブランドン・リーさんが28歳という若さで命を落とすことになった事故とは、どんなものだったのでしょうか。
空砲を使った撮影をしている最中の事故
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事故が起きたのは1993年3月31日、ノースカロライナ州でブランドン・リーさんが銃で撃たれるシーンの撮影中でした。
当然、撮影用に使う拳銃と言えば、空砲と呼ばれる弾頭を抜いた火薬だけの弾丸を利用するのが基本です。これならば、撃っても音と煙と火花が出るだけで、殺傷力はありません。
しかし、事故当日にはどういう訳か本物の弾が発射され、ブランドン・リーさんは本当に腹部を撃たれてしまったのです。
病院に運ばれて手術を受けたブランドン・リーさんでしたが、銃撃による出血死が死因で、28歳の若さで死去しました。
映画は公開された
主演の俳優が死去してしまった場合に問題になるのが、その後の映画の扱いです。
事故発生時点で、映画自体は大半が撮影済みだったため、残りは既に撮影していた部分で未使用に分類した映像やCGを繋ぎ合わせることで、なんとか映画は完成。
1994年5月にアメリカ、同年9月に日本でも公開されています。
ブランドン・リーの死の真相 【暗殺の可能性は?】
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撮影中にショッキングな亡くなり方をしたブランドン・リーさん。
事故当時も暗殺説が噂されましたが、長い年月が流れ、ある俳優の死去により再度暗殺説が浮上しました。
マイケル・マッシーの死により噂が再燃
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2016年10月28日、ハリウッド俳優のマイケル・マッシ―さんが61歳で亡くなったという訃報が入りました。
マイケル・マッシ―さんは、かつて映画「クロウ/飛翔伝説」において共演し、誤射によりブランドン・リーさんを死なせてしまった張本人です。
事故後、マイケル・マッシ―さんは1年間の休業を経て、俳優に復帰しています。事件について口を開いたのは、2007年のことでした。
「あんなことは起きないはずだった。僕は銃を持つはずでもなかった。撮影がスタートしてから監督が変えたんだ」とコメント。
「事故の後はニューヨークに帰って1年間何もしなかった。仕事もね。ブランドンに起きたことは悲惨な出来事だった。」
引用:ブルース・リーさんの息子を誤射俳優が死去 – シネマトゥデイ – https://www.cinematoday.jp/
仕事を休業し、事件についても口を閉ざし続けたマイケル・マッシ―さん。長い間、人知れず悩み続けてきたそう。
マイケル・マッシ―さんの訃報が報道されると、再びブランドン・リーさんの事故死についてかつて噂されていた「暗殺説」が浮上しています。
「不慮の事故とは思えない」「ブルース・リーが誰かの恨みを買っていたのでは?」「親子揃って謎の死を遂げるとか普通じゃない」と、何かの力が働いたとする声がネットで挙がりました。
暗殺説の真相は?
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ブランドン・リーさんの死の真相について見ていきましょう。
事故後、当時の映画撮影スタッフとブランドン・リーさんの関係性を調査した結果が公開されています。
事故当時のアクションシーンを担当していたスタッフは、ジェフ・イマダさんという男性でした。武闘家をしながら、「ファイトクラブ」などの有名作品のアクションを手掛けています。
また、元々ブルース・リーファミリーと呼ばれたダン・イノサントさんの直系の弟子に当たるため、暗殺を企てたとは考えにくいという見解が発表されています。
事故現場の検証や、ブランドン・リーさんの遺体解剖などにより、不幸な事故という警察発表も出ていることから、やはり事故死が正しいようです。
まとめ
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ブランドン・リーさんは、伝説の俳優ブルース・リーさんの長男です。ハリウッド俳優として活躍中でしたが、28歳の若さで逝去しました。
1994年に公開された、映画「クロウ/飛翔伝説」で銃撃されるシーンの撮影中、空砲を使ったはずが、手違いで本当に腹部に銃弾を受けてしまったのです。
事故後、暗殺説など様々な憶測が浮上しました。偶然にも、父親のブルース・リーさんも32歳の若さで亡くなっていることから、こういった噂に繋がりやすいのでしょう。
警察の捜査により、死因は銃撃による出血死で、不幸な事故死だったことが警察により公開されています。
同じような悲しい事故が再び起こらないことを祈りたいものですね。