退職代行「モームリ」で大きな成功を収めていた谷本慎二容疑者が逮捕され注目されています。
この記事では谷本慎二容疑者の出身高校や大学、前職の大手カラオケチェーンなどの経歴、年収額や結婚と嫁の谷本志織さんについて、パワハラ疑惑の告発と炎上、逮捕された現在についてまとめました。
この記事の目次
谷本慎二は退職代行モームリの創業者で弁護士法違反容疑で逮捕

谷本慎二容疑者は、退職代行サービス「モームリ」を運営する「株式会社アルバトロス」を創業した実業家ですが、2026年2月3日に弁護士法違反容疑で逮捕されました。
退職代行モームリは2022年にサービスを開始すると、心身ともに疲弊し、会社を辞めることすらままならない労働者の駆け込み寺として注目され、その代表である谷本慎二容疑者も、SNSを駆使した巧みな発信力とメディアへの積極的な露出で、瞬く間に「労働者の救世主」、「時代の寵児」として脚光を浴びました。
しかし、今回の逮捕により、その輝かしいサクセスストーリーは、突如として暗転しました。嫁の谷本志織容疑者も共に逮捕され、さらには元従業員への苛烈なパワハラ疑惑なども浮上しています。
ここでは、谷本慎二容疑者とは一体何者なのか、その生い立ちから学生時代、サラリーマンとしての葛藤、そして「モームリ」設立による栄光と転落の現在に至るまでを、報道や関係者の証言など現在までに明らかになっている内容を詳しくまとめていきます。
谷本慎二の経歴① 出身高校は「岡山県立井原高校」

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谷本慎二容疑者は1989年2月1日生まれの岡山県高梁市出身です。
自然豊かな環境で小中高と過ごし、高校時代は硬式野球部に所属していた事が明かされています。

谷本慎二容疑者の過去のXへの投稿から、出身高校は「岡山県立井原高校」(現在の偏差値は43)である事がわかっています。
僕は高梁市出身で高校は井原です。
— 谷本慎二|モームリを名付けた男 (@tanimon0201) October 15, 2025
といっても誰もわからない笑
一部ウェブサイトでは、谷本慎二容疑者の出身地である高梁市内の硬式野球部がある高校は当時、高梁高等学校と高梁城南高等学校の2校であったことからいずれかに在籍していたと推測されていますがこれは誤りです。
谷本慎二の経歴② 「神戸学院大学」

谷本慎二容疑者は、「岡山県立井原高校」を卒業後、地元岡山県を出て、兵庫県神戸市の「神戸学院大学」に2007年4月に入学しています。
谷本慎二容疑者の神戸学院大学での学部は不明ですが、現在の同大学の偏差値は「35〜42.5」となっています。
谷本慎二容疑者は1人暮らしをしながら大学生活を送る中で、学業の傍ら、居酒屋、古本メディアの買取販売、レンタカー業など、多種多様なアルバイトに精を出したと明かしています。
2007年に神戸学院大学へ入学し、在学中は居酒屋や古本メディア買取り販売、レンタカー業などでアルバイトを経験。
引用:「人材流出防止セミナー」退職代行モームリから学ぶ人材流出ゼロへの挑戦! 今こそ取り組むべき効果的な離職防止戦略とは
大学時代に色々なアルバイトを経験し培われた実務経験とコミュニケーション能力が、谷本慎二容疑者の後のキャリアにおいて大きな武器になったと推測されています。
谷本慎二の経歴③ 前職は東証一部上場の大手カラオケチェーン

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神戸学院大学を卒業した谷本慎二容疑者は、2012年4月、東証一部上場の大手接客・サービス業に入社しています。この東証一部企業の具体的な企業名は明かされていませんが、国内最大手のカラオケチェーンだとの情報が複数のメディアで明かされています。
そんな彼はもともと、国内最大手のカラオケチェーンを手がける上場企業の社員でした。岡山県出身で、神戸学院大学卒業後に入ったその企業でエリアマネージャーまで務めて退職。アルバ社を設立しています
東証第一部(現在の東証プライム市場)上場のカラオケチェーン運営企業といえば、「カラオケまねきねこ」を運営する「コシダカホールディングス」や、「ビッグエコー」を運営する「株式会社第一興商」などが候補に挙げられますが、谷本慎二容疑者の前職企業がどこか具体的な名称は明らかにされていません。
いずれにせよ、谷本慎二容疑者の前職・大手カラオケチェーンという業界は、顧客からの多様な要求、不規則な勤務時間、そして熾烈な競争と、精神的にも肉体的にもタフさが求められる世界です。
谷本慎二容疑者はこの厳しい環境で才能を開花させたのか、入社からわずか1年後の2013年には店長に昇格。2015年には上席店長、そして入社5年目となる2017年には、複数店舗を統括するエリアマネージャーへと、異例のスピードで出世したようです。
特に首都圏を中心に6店舗もの新店舗立ち上げを責任者として成功させた実績は、谷本慎二容疑者の卓越したマネジメント能力と実行力を示していると言えます。
一方で、華々しい経歴の裏で、谷本慎二容疑者は中間管理職としての深い葛藤を抱えていたようです。当時、彼が目の当たりにしたのは、過酷な労働環境の中で疲弊し、次々と辞めていく同僚たちの姿だったと言います。
谷本慎二容疑者自身も「何度も辞めようと思った」と後に語っているが、その度に上司からの慰留を受け、退職の意思を貫くことの難しさを痛感していたのだとか。
谷本 慎二氏(以下、谷本氏):
私は大学卒業後、サービス業に勤務しましたが、その労務環境はかなり過酷なものでした。同期が次々に辞め、私自身も何度も辞めようと思いましたが、そのたびに上司の方などから慰留され、退職するのも簡単ではないことを実は私自身が実感していました。こうした中、総務部にいた同僚から聞いたのが退職代行サービスの存在でした。
引用:辞めたいという人の心を変えるより会社を変えていった方が絶対に早い株式会社アルバトロス 代表取締役 退職代行モームリ 代表 谷本 慎二 氏
大企業ならではの安定と引き換えに、自身の裁量で物事を進められないもどかしさ、企業方針と自らの理想とのギャップを抱くようになり、この「辞めたくても辞められない」という前職での原体験が、谷本慎二容疑者の人生を大きく転換させる事となる退職代行サービス「モームリ」着想の原点となったようです。
谷本慎二容疑者の前職時代の年収に関する具体的なデータは現在の時点では公開されていませんが、東証一部上場企業のエリアマネージャーという役職を鑑みれば、相応の年収を得ていたことは想像に難くありません。しかし、金銭的な安定以上に、谷本慎二容疑者の中では「自分の力を試してみたい」、「全ての責任を自分で負う会社を作りたい」という独立への渇望が日増しに強くなっていったそうです。
前職の東証一部上場企業に務めている際に、中間管理職であるしがらみや大手企業である事での制限を多く感じました。企業に勤めている安心感はあるものの、自分のやりたいことが出来ない葛藤や自分の考えをそのまま営業に移すことができない歯がゆさを抱え、それでも安定からの脱却をする事が出来ず、約10年間同じ会社に勤めることとなりました。
そして約10年間の勤務を経て、2021年7月、谷本慎二容疑者は安定した地位を捨てて前職を退職し、新たな挑戦の道へと踏み出す決断を下しました。
谷本慎二の経歴④ 退職代行サービス「モームリ」での成功

前職の大手カラオケチェーン運営の東証一部上場企業を退職後、約半年間の準備期間を経て、谷本慎二容疑者の独立の構想は一気に現実のものとなりました。
2022年2月1日、株式会社アルバトロスを設立。そして同年3月15日、退職代行サービス「モームリ」の運営を開始したのです。
起業の直接的なきっかけは、前職の同僚が退職代行サービスを利用したという噂を耳にしたことだったそうです。その瞬間、「これで勝負できる」という確信と、「モームリ」という一度聞いたら忘れられないキャッチーなサービス名が同時に閃いたのだとか。
前職の同僚が「退職代行サービスを使ったらしい」という噂を聞いたんです。
──何か事業を立ち上げたいと考えている最中に触れたのが、退職代行サービスだったと。はい。その瞬間、「退職代行サービスの事業で勝負できるんじゃないか?」とひらめきました。そして同時に、屋号(事業ブランド)もいいなと思えるものが浮かびました。それが、現サービス名である「モームリ」です。
「モームリ」の戦略は、従来の退職代行サービスとは一線を画していました。谷本慎二容疑者はX(旧Twitter)やYouTubeといったSNSを最大限に活用し、自らが「顔」となって情報発信を開始。労働者の悩みに寄り添う親しみやすいキャラクターと、ブラック企業の理不尽さを鋭く指摘する姿勢は、特にZ世代を中心とした若者たちの心を掴みました。YouTubeの開始後、月間の依頼者数は200名から700名へと一気に跳ね上がったといいます。
「退職は、労働者の正当な権利である」
このメッセージを前面に押し出し、弁護士監修のもと、労働組合とも提携することでサービスの信頼性を担保。料金も相場より低く設定し、後払い制度も導入するなど、利用者の心理的・経済的ハードルを徹底的に下げる施策を採りました。
その結果、「モームリ」は瞬く間に業界のトップランナーへと躍り出ます。サービス開始からわずか3年で代行実績は40000件以上に達し、テレビや新聞、雑誌など海外メディアを含め500社以上の取材を受けるなど、社会現象ともいえるほどの注目を集める事になりました。
事業は退職代行に留まらず、蓄積された膨大な退職データを分析し、企業の離職率低下を支援するコンサルティングサービス「MOMURI+(モームリプラス)」や、検索代行「モーシラン」など、矢継ぎ早に新規事業を展開。
2025年1月期の売上高は約3億3000万円を記録し、従業員も約70人規模にまで拡大するなど、急激な成長を遂げたのです。
谷本慎二の推定年収…月家賃100万円の億ション生活の報道も

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谷本慎二容疑者の年収に関する公表された正確な情報は現在の時点ではありませんが、相当な年収を稼いでいたとみられています。
谷本慎二容疑者の年収は推定で数千万円から1億円とも言われていますが、その背景にはいくつかの報道があります。
1つは、退職代行モームリなどを運営する「株式会社アルバトロス」の25年1月期の売り上げは約3億3000万円で、2期連続の大幅増収だった事。2つ目は、この事業の成功によりメディアへの出演や講演会からの収入が大きく伸びたと考えられる事。
そして、3つ目として、一部報道で、谷本慎二容疑者が家賃が月100万円とも言われる港区の超高級マンションに住んでいると報じられている事などがあります。
こうした点から、谷本慎二容疑者の年収は数千万円から1億円超であっても不思議ではないとの見方が強まっているようです。
谷本慎二の嫁・谷本志織との結婚

この退職代行「モームリ」の急成長を語る上で、谷本慎二容疑者の公私にわたるパートナーである嫁・谷本志織容疑者(旧姓:川又)の存在は欠かせません。
谷本志織容疑者は、谷本慎二容疑者が前職のカラオケチェーンでエリアマネージャーを務めていた時期に、店長として働いていた元同僚だったそうです。
夫が2022年に株式会社アルバトロスを設立すると、谷本志織容疑者も創業メンバーとして参画。表舞台に立つ夫を支え、「退職支援事業部長」という肩書きで、会社の内部を実質的に取り仕切る重要な役割を担っていました。
メディアでは「広告塔」である夫の影に隠れがちでしたが、社内における谷本志織容疑者の影響力は絶大だったと報じられています。内部関係者の証言によれば、夫婦の役割分担は明確で、谷本慎二容疑者が対外的に理想を語る傍ら、谷本志織容疑者はバックオフィスを完全に掌握。従業員の勤怠管理や日報のチェックなどを細かく行い、組織の「締め付け」を担っていたとされています。
夫婦二人三脚で築き上げた「モームリ」帝国でしたが、その強固な結びつきは、後に内部からの歪みを生み出す要因の1つともなったようです。成功の裏で、従業員たちはこの夫婦による「二元統治」に何を思っていたのか、谷本慎二容疑者と嫁・谷本志織容疑者が夫婦で逮捕される前の2025年、関係者の証言として、にわかに信じがたいパワハラ疑惑が浮上したのです。
谷本慎二容疑者の逮捕後に浮上したパワハラ疑惑と炎上騒動

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創業して以来、飛ぶ鳥を落とす勢いで成長を続けた退職代行「モームリ」でしたが、その華やかな表舞台の裏側では、深刻な問題が進行していた事が明らかにされつつあります。
週刊文春や集英社オンライン、プレジデントオンラインといった複数のメディアが、複数の元従業員への取材を基に、谷本慎二容疑者や嫁・谷本志織容疑者による苛烈なパワハラの実態を報じ始めたのです。
「労働者の権利を守る」ことを標榜し、パワハラや過酷な労働環境に悩む人々を救済する事を掲げる企業のトップが、自社の従業員に対してその理念とは真逆の行為を行っていたとすれば、それはあまりにも大きな矛盾です。これらの報道はネット上で瞬く間に拡散し、「炎上」状態となりました。
告発されたパワハラの内容は、にわかには信じがたいものでした。
谷本慎二のパワハラ疑惑① 公開での詰問と罵倒
ミスをした従業員を全員の前で「ゴン詰め」と称して厳しく追及し、「論破してみろよ!」などと高圧的に迫る行為が日常的に行われていたとの内容が元従業員の証言として報じられています。大声で怒鳴りつけることもあり、従業員は常に恐怖を感じる環境にあったとされています。
谷本慎二のパワハラ疑惑② セクシャルハラスメント
谷本慎二容疑者が女性従業員に対し「貧乳だ」、「いい尻だ」といった容姿に関する不適切な発言が繰り返されていたとの告発がされています。
谷本慎二のパワハラ疑惑③ 圧迫的な管理体制
社員のミスを一覧にして集計・共有するなど、精神的なプレッシャーをかける管理手法が取られていたとされています。
嫁・谷本志織のパワハラ疑惑…人格否定
嫁・谷本志織容疑者も、従業員の日報を細かくチェックし、些細なミスを見つけては人格を否定するような言葉で厳しく問い詰めることが常態化していたとの証言も上がっています。
パワハラ疑惑に対する谷本慎二の反論
パワハラやセクハラなどの告発が相次いで報じられた事を受けて谷本慎二容疑者側は真っ向から反論しています。パワハラやセクハラの指摘については、自身の言動には常に注意を払い、従業員との面談も必ず複数人で行うなど、クリーンな職場環境の維持に努めてきたと主張。
さらに、告発を行った元従業員3名に対し、名誉毀損などを理由に損害賠償を求める訴訟を提起するに至っています。
真実はどこにあるのか。双方の主張が食い違う中、事態は司法の場に持ち込まれるかに見えました。しかし、この騒動が冷めやらぬうちに、さらに衝撃的なニュースが社会を駆け巡ることになり「モームリ」と谷本慎二容疑者をめぐる炎上はさらに拡大する事になります。
谷本慎二と嫁・谷本志織の弁護士法違反による夫婦同時逮捕

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2026年2月3日、谷本慎二容疑者(当時37歳)と、妻の志織容疑者(当時31歳)は、弁護士法違反(非弁提携)の疑いで警視庁に逮捕されました。
退職代行業界の風雲児として大きな成功を収めたと見られていた夫婦の同時逮捕は多くの人々に衝撃を与えました。
詳細な容疑は、報酬を得る目的で、弁護士資格がないにもかかわらず、退職に関する交渉事などを違法に弁護士にあっせんしたというものでした。
谷本慎二容疑者と谷本志織容疑者の逮捕容疑の「非弁提携」とは何か

弁護士法では、弁護士でない者が報酬目的で法律事務を取り扱ったり、そうした行為を斡旋したりすることを固く禁じています。
実は以前より退職代行サービス自体がこの「非弁行為」との境界線上にあり、常に議論の的となってきました。そのため、多くの業者が労働組合の形態をとることで、団体交渉権を盾に企業と交渉を行っています。しかし、「モームリ」のケースはより悪質性が高いと判断されました。
警視庁の調べによると、谷本慎二容疑者らは、有給消化の交渉や未払い賃金の請求といった、弁護士でなければ対応できない「法律事務」を含む依頼者に対し、提携先の弁護士事務所を紹介。
その見返りとして、依頼者1人あたり1万6500円の紹介料を、「広告費」や「賛助金」といった名目で偽装して受け取っていた疑いが持たれています。
谷本慎二容疑者や嫁・谷本志織容疑者は違法性を認識していたのかも争点に

この逮捕劇は、決して突発的なものではありませんでした。警視庁は以前から「モームリ」の事業形態を注視しており、2025年10月22日には、すでに株式会社アルバトロスの本社などに家宅捜索を行っていたのです。
さらに、ある元従業員は、「『非弁提携は違法だから、絶対に外部には言わないで』と谷本氏自身から口止めされていた」と証言しており、これが事実であれば、谷本慎二容疑者らが違法性を認識しながら組織的に利益を上げていた可能性が極めて高くなります。
逮捕後の取り調べに対し、谷本慎二容疑者らは「弁護士法違反になるとは思っていなかった」と容疑を否認していると報じられています。しかし、家宅捜索で押収された資料などから、警察は金銭の流れに関する裏付けを進めているとみられます。
急成長の裏で、なぜ谷本慎二容疑者と嫁・谷本志織容疑者は法の一線を越えてしまったのでしょうか。利益拡大への焦りが、コンプライアンス意識を麻痺させた可能性もありますが、その真相解明は、今後の司法の判断を待つほかありません。
谷本慎二容疑者と谷本志織容疑者の現在の状況

2026年2月の逮捕以降の谷本慎二容疑者と嫁・谷本志織容疑者の「現在」ですが、起訴される可能性が高いと見られています。
谷本慎二容疑者夫妻は、家賃月100万円ともいわれる港区の超高級マンションで華やかな生活を送っていたとされますが、現在はその生活も一変したと思われます。
残された株式会社アルバトロスと約70人とされる従業員たちが、今後どのような道を歩むのかは現在の時点では不透明です。代表とその中核を担う人物を同時に失ったことで混乱が生じていると見られます。
「退職代行モームリ」のウェブサイトは現在も変わらず公開されていますが、新規の依頼受付と無料相談の一時停止が発表されています。
また、この事件が退職代行業界全体に与えた影響も甚大です。業界の健全化が求められる一方で、サービスの利用者からは不安の声も上がっています。
しかし、谷本慎二容疑者が指摘したように、過酷な労働環境に悩み、退職の意向すら伝えられない労働者が数多く存在するという事実は、この事件を経ても何ら変わっていません。そのため、「モームリ」などの退職代行サービスの有意性を指摘し擁護する声は現在も多く見られます。
まとめ
今回は、退職代行サービス「モームリ」の創業者であり、2026年2月に弁護士法違反(非弁提携)の容疑で逮捕された谷本慎二容疑者についてまとめてみました。
谷本慎二容疑者は「岡山県立井原高校」を経て「神戸学院大学」を卒業し、前職にあたる東証一部上場の大手カラオケチェーンに約10年勤務した後、独立して「株式会社アルバトロス」を設立し、2022年に退職代行サービス「モームリ」のサービスを開始し成功を収めた経歴を持ちます。
谷本慎二容疑者が提供した「モームリ」というサービスは、間違いなく多くの追い詰められた労働者を救った側面があります。彼がいなければ、声を上げることすらできずに心身を病んでいたかもしれない人々がいたことは事実であり、その功績は否定されるべきではありません。
しかし、その裏側で、自社の従業員に対してパワハラともとれる行為を行い、利益を追求するあまり法の一線を越えてしまったというのが事実だとすれば、谷本慎二容疑者が掲げた「労働者のための」という大義は、単なるビジネスを成功させるための「虚像」であったと断じられても仕方がありません。
谷本慎二容疑者の栄光と転落は、急成長するベンチャー企業が陥りがちなコンプライアンス意識の欠如という罠を、改めて社会に突きつけました。そして何よりも、若者が「もう無理だ」と感じてしまうこの国の労働環境そのものに、重い課題を投げかけている点も見逃してはいけません。
谷本慎二容疑者とその嫁の谷本志織容疑者の真実の姿は、今後の裁判を通じて徐々に明らかになっていくと思われます。この事件を一過性のゴシップとして消費するのではなく、その背景にある構造的な問題から目を逸らさず、より健全な労働社会を築くための教訓としていく事が大切です。

















