POSO(ポソ)と宗教戦争の現在!検索してはいけない理由・動画と写真も総まとめ

検索してはいけない言葉の1つ「POSO(ポソ)」は宗教戦争のグロ動画で、生首などが映っていて閲覧注意です。

 

今回はPOSOを検索してはいけない理由や宗教戦争の概要、動画内容や閲覧方法、写真と現在をまとめました。

POSOを検索してはいけない理由は宗教戦争のグロ動画がヒットするから

出典:video.fc2.com

 

POSO(ポソ)は検索してはいけない言葉です。

 

検索してはいけない言葉を集め続けている「検索してはいけない言葉アットウィキ」によると、POSOは検索してはいけない言葉の中で「危険度6」です。

 

このサイトでは、検索してはいけない言葉を危険度1~7までの7段階で分類していますので、POSOはかなり危険なワードであることがわかります。

 

POSOを検索してはいけない理由は、グロ動画がヒットするからです。


POSOとは、1998年末~2001年末にインドネシアのポソで起こった宗教戦争の様子を映した動画を指します。


この動画には、POSO(宗教戦争)の悲惨さ・残虐さが映し出されていて、その内容があまりにもグロテスクで悲惨なために、検索してはいけないと言われているんです。

 

 

POSO(検索してはいけない言葉)の動画内容

出典:video.fc2.com


POSOで検索すると、6分43秒の動画がヒットします。まずは、POSOの動画の内容をご紹介します。

 

・脳みそにハエがたかっている
・首から上がない男性の遺体
・右の顔面を負傷した男性が担架で運ばれる
・遺体安置所で布にくるまれたたくさんの遺体
・ナタを持った集団が男性を追い回して攻撃する
・遺体に新聞紙がかぶせられる
・遺体をトラックで運ぶ
・複数の生首を掲げ勝利を祝う青年たち
・首を切断された遺体
・子供を虐殺されて泣き叫ぶ家族
・虐殺された子供
・ひどいケガをして亡くなった子供
・遺体の傷をメジャーで測るシーン
・激しい損傷を負った遺体
・銃で攻撃するシーン
・大型のナタ(ナイフ)を掲げて叫ぶデモ
・棒を持った青年が負傷した男性を追い回す

 

これらのシーンが6分43秒にまとめられています。本来は14分53秒の動画でしたが、現在でも見られる動画は6分43秒のものになっています。

 

このPOSOの動画は生首を掲げたり、首がない遺体が映ったり、ひどく損傷した子供の遺体などが映ったりしているので、本当にグロテスクです。


グロ耐性がない方や血を見るのが苦手な方は、興味本位で見ないほうが良いでしょう。

 

 

POSO宗教戦争とは① 戦争が起こった背景

POSOで検索するとヒットする動画は、1998年末~2001年末にインドネシアのPOSO(ポソ)で起こった宗教戦争を映したものです。

 

ここからは、このPOSO宗教戦争の戦いがどのような戦争だったのかを説明していきます。まずはPOSOの場所からです。

 

POSOとは、インドネシアのスラウェシ島中部の海沿いの街で、ポソ県の行政首都です。

 

出典:google.com

 

出典:google.com

 

2020年時点での人口は47,477人で、州内最大の町となっています。

 

このPOSOはスラウェシ島の中央部、トミニ湾沿岸に位置しているため、スラウェシ島の北から南、東から西への中継地になっていて、スラウェシ島の要所です。


そのため、オランダが支配していた時には支配の要所であり、物流の中継地でした。

 

インドネシアはムスリムが約9割を占めるイスラム教国家ですが、オランダの支配下にあった歴史的背景から、元々キリスト教徒が多く、ムスリムは後から移住してきた人が多かったんです。

 

この歴史的・宗教・民族的背景が、POSO宗教戦争が発生した1つの要因でした。

 

 

POSO宗教戦争とは② POSOにムスリム教徒が移住し始める

出典:https://pixabay.com/

 

キリスト教徒が多かったPOSO(ポソ)ですが、1980年代以降、政府が首都ジャカルタなどの人口過密地域から地方移住させる政策を推進したため、POSOにも移住者がやってきました。

 

ムスリムが9割を占めるインドネシアですから、移住者のほとんどがムスリムです。これでPOSOは、キリスト教徒とムスリムが住む町に。

 

移住者が来たことで、POSOはムスリムが60%、キリスト教徒+その他が40%という割合になりました。


表立った争いはなかったものの、土着民のキリスト教徒の方が移民のムスリムよりも経済的に貧しかったということはありました。

 

 

POSO宗教戦争とは③ ムスリム教徒とキリスト教徒の間で衝突が起こる

出典:https://pixabay.com/

 

そのような中、1998年12月24日、ムスリムとキリスト教徒の間で抗争が起こります。

 

抗争の発端は、ムスリムの少女をキリスト教徒がレイプしたという噂が出たことでした。この噂の真偽はわかっていません。レイプしたキリスト教徒が捕まったというわけでもないようです。

 

ただ、この噂がきっかけで若者同士がけんかとなり、キリスト教の教会が放火され、その報復としてイスラム寺院が襲撃され、どんどんエスカレートしていきました。

 

この宗教戦争は約1,000人の犠牲者を生み、約86,000人が避難することになったとされていますが、正確な犠牲者数、避難民の数はわかっていません。

 

一説には数千人が亡くなったとも言われています。しかも、女性や子供も関係なく虐殺されました。

 

POSOの人口は5万人弱です。その小さな町で少なくとも1,000人以上が犠牲になり、周辺地域も含め人口以上の人が避難したと考えると、どれだけひどい戦争だったかがわかるでしょう。

 

 

POSO宗教戦争とは④ マリノ合意で沈静化するが・・・

出典:https://pixabay.com/

 

身体的・精神的に大きな爪痕を残す

 

このPOSO宗教戦争は2001年12月に、インドネシア政府の介入でムスリムとイスラム教徒の間で和平合意「マリノ合意」が結ばれ、ひとまず沈静化しました。

 

ただ、マリノ合意が結ばれても、地元民・避難民へ与えた影響は非常に大きいものでした。

 

地元NGOが2002年8月に調査したところ、避難民の中でも子供たちの栄養失調、下痢、皮膚病、銃撃によるケガからの破傷風などの健康問題が出ていることがわかっています。

 

また、2001年の政府の調査では、避難民の55%は精神的な問題を抱えているという結果が出ました。

 

 

合意後も衝突は続く

マリノ合意でPOSO宗教戦争は沈静化しましたが、その後も散発的にムスリムとキリスト教徒の衝突は続いていました

 

・2002年:バス襲撃事件
・2003年:13人キリスト教徒殺害事件
・2004年:バス爆破事件
・2005年:キリスト教徒少女の斬首事件
・2005年:ポソ近くの町(テンテナ)で爆破事件

 

このようにPOSO宗教戦争は表面上は沈静化しているものの、まだまだムスリムとキリスト教徒の間には火種がくすぶっていたのです。

 

 

POSO(検索してはいけない言葉)の動画はイスラム組織がアップロード

 

検索してはいけない言葉のPOSOの動画は、動画共有サイトにアップロードされ、それが拡散されていきました。

 

POSOの動画が拡散されると、POSO宗教戦争の悲惨さ・凄惨さが世界中に広まっていきましたが、当初は誰が投稿したものかはわかっていませんでした。

 

しかし捜査が進むにつれて、インドネシアに拠点を置き、東南アジアで活動しているイスラーム主義組織「ジェマ・イスラミア」だとわかりました。

 

確かに、POSOの動画はコーランが流れているなど、イスラム寄りの編集が目立っていました。

 

なぜ、動画をアップロードしたのか?その目的は、宗教紛争の雰囲気を醸成を作るためだったそうです。

 

つまり、イスラーム主義組織のジェマ・イスラミアは、このポソ宗教戦争を「ムスリムVSキリスト教徒」という構図にしたかったということですね。

 

 

 

POSO(検索してはいけない言葉)の動画の閲覧方法

 

出典:video.fc2.com

 

POSOと検索するとグロい動画がヒットします。

 

一般的にグロ動画がヒットするとされる「検索してはいけない言葉」は、検索しても普通にはヒットしません。アングラ系の動画サイトに行って検索しないと見られないものが多いんです。

 

でも、POSOはGoogleで検索すると普通にヒットします。

 

犯罪の動画ではなく、事件(戦争・紛争)の記録動画だからでしょうか。YouTubeにはありませんが、FC2動画には画質は悪いもののしっかりとありました。

 

ただ、YouTubeやニコニコ動画にある「史上最悪の動画POSO(ポソ)[閲覧注意]」という動画は、釣り動画なので、実際のPOSOとは異なります。

 

POSOが見たいなら、FC2動画の「POSO」を見てみると良いでしょう。

 

何度も繰り返しますが、POSOはグロ動画です。

 

生首が出てきますし、頭部の一部が吹き飛んでしまったような遺体、ひどく破損した遺体、傷口のアップ、首がない遺体などが映っていますので、覚悟して観てください。

 

PTSDを発症しかねない内容ですので、完全に自己責任でお願いします。

 

 

POSO(検索してはいけない言葉)の動画の一部を写真で紹介

検索してはいけない言葉のPOSOの動画を見てみたいけれど、グロ動画は苦手という人のために、POSOの動画の一部を写真で紹介します。

 

こちらは、遺体安置所の様子です。遺体がイスラムっぽい布にくるまれています。この遺体安置所にはたくさんの遺体が並べられていました。

 

出典:video.fc2.com

 

こちらは建物の火災動画です。教会が放火されたのでしょうか?

 

出典:video.fc2.com

 

こちらは板に乗せられて遺体が運ばれています。コーランが流れていることやムスリムの帽子をかぶった男性が遺体を運んでいることから、ムスリム側の犠牲者の遺体でしょうか。

 

出典:video.fc2.com

 

こちらは大きなナイフを掲げながら、たくさんの人がデモをしています。

 

出典:video.fc2.com

 

こちらは、マシンガンを持って何かを追いかけまわしているシーンの写真です。

 

出典:video.fc2.com

 

これらの写真は動画の中でも、刺激が少ないシーンを選びました。

 

刺激が強いシーンは写真にするのもはばかられるほどですし、思わず目をそむけたくなったり、目をつぶってしまいたくなるシーンが多いです。

 

そもそも、このようなシーンの動画が撮影されていたということは、この動画を動画共有サイトにアップしたジェマ・イスラミアは、最初から動画の拡散を狙っていたということでしょう。

 

このPOSO宗教戦争が起こったのは1998年末~2001年末。まだ、スマホはありませんでした。

 

ガラケーにもビデオ機能はなかったので、現在のように「とりあえず動画を撮影しておくか」というノリで動画を撮影することはできなかった時代です。

 

それなのに、これだけの記録動画があるということは、最初から「動画を撮影しよう」という思って準備していたということですよね。

 

なんとなく、検索してはいけないと言われるPOSOの動画は、イスラーム主義組織「ジェマ・イスラミア」の意図が見え隠れしているようにも思います。

 

 

POSO宗教戦争後の現在

2005年の事件で外部勢力の介入の可能性が浮上

ポソ宗教戦争は、2001年12月の「マリノ合意」によって、沈静化を見せました。

 

この時点では、やはりPOSOの動画の影響もあってか、POSO宗教戦争はPOSOに住むムスリム住民とキリスト教住民の対立が原因、つまり宗教間の対立が原因とされていました。

 

ただ、2005年10月に起こったキリスト教徒の少女3人(15歳2人・17歳1人)がムスリムの男性3人によって斬首された事件をきっかけに、ただの宗教対立ではないことがわかってきました。

 

逮捕された犯人3人は、キリスト教徒に仕返しするために、イスラム組織「ムジャヒディン」に参加し、イスラムの教えや戦闘訓練を受けたことが裁判で明らかになりました。

 

この犯人らに戦闘訓練をしたイスラム組織の「ムジャヒディン」の人たちは、POSOの地元民ではなく、スラウェシ島の外部から来た人たちでした。

 

つまり、このポソ宗教戦争はただ単にPOSOの住民同士の宗教戦争ではなく、外部の勢力が関わっていた可能性があるのです。

 

 

地元住民以外が扇動していることが判明

出典:abc.net.au

 

確かに最初はちょっとしたいさかいが原因で、ムスリムVSキリスト教徒の構図で、教会を放火したり、報復にイスラム寺院を放火したりしたのかもしれません。

 

また、経済格差はあったものの、宗教的な対立感情はなかったという研究者の証言もあります。

 

ただ、現地で聞いた限りでは、もともとイスラム教徒とキリスト教徒の間に宗教的な対立感情はほとんどなかった。

 

引用:2005年08月 : 拓殖大学井上ゼミ -インドネシア研究-

 

しかし、次第に銃が出回るようになって、POSO宗教戦争が残虐化していき、さらに外部勢力(ジェマア・イスラミアやムジャヒディン)が介入してくるようになったようです。

 

紛争の初期においては異教徒宅や宗教施設への放火などが中心であったが、次第に銃が出回りはじめたことである。しかもそれらの銃は陸軍兵器工場(PT Pindad)で作られたものである。現地で聞いた話では、小銃が500万ルピア(約5万5000円)程度で手に入るそうだ。私服を肥やすためか、あるいは意図的に紛争を拡大させるためか、治安当局の一部が武器の横流しを行っていたようである。

 

引用:2005年08月 : 拓殖大学井上ゼミ -インドネシア研究-

 

治安当局が武器の横流し・・・。これは本当にヤバいです。警察・軍・政府関係者も、このPOSO宗教戦争に関与していたということですから。

 

つまり、ポソ宗教戦争は小さな地元住民同士の争いを利用して、外部勢力が自分たちの思惑通りに住民たちをコントロールするようになったということかもしれません。

 

 

現在も危険地域

出典:newsweekjapan.jp

 

インドネシアのPOSOはまだ危険地域です。

 

外務省の海外安全ホームページでは、POSOの危険レベルは2で「不要不急の渡航は止めてください。(継続)」となっています。

 

現在はPOSO宗教戦争は落ち着いているものの、イスラム過激派勢力がPOSO周辺の山岳地帯に拠点を作って活動しています。

 

そのイスラム勢力が散発的にキリスト教徒を狙う事件を起こしていて、2020年にもキリスト教徒4人が殺害されました。

 

そして、この事件を起こしたのはイスラム組織ムジャヒディンの可能性が高いとされています。

 

現地治安当局は殺害を免れた住民らの証言や殺害された4人が全員キリスト教徒であることなどから、襲撃グループは同州ポソ周辺を本拠地として活動を続けるイスラム教系テロ組織「東部インドネシアのムジャヒディン(MIT)」である可能性が極めて高いと断定して捜査を続けている。

 

引用:インドネシア、人里離れた集落のキリスト教徒4人惨殺 ISとつながるイスラム系テロ組織MITの犯行|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

 

2022年10月には、治安当局によるテロリスト掃討作戦が実施され、過激派主要メンバーが射殺されましたが、今後も潜伏メンバーによるテロの可能性は捨てきれないようです。

 

 

POSO(検索してはいけない言葉)と宗教戦争のまとめ

POSOを検索してはいけない理由とPOSOの動画内容、宗教戦争の概要や動画の閲覧方法と写真、現在をまとめました。

 

POSOの動画は本当にグロいので、興味本位では見ないほうが良いと思います。

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