武藤千春は元E-gierlsのメンバー

武藤千春のプロフィール

武藤千春の経歴①　E-girls加入から脱退まで

武藤千春さんのこれまでの経歴を紹介します。

芸能界に入るきっかけや、E-girlsに加入から脱退までの時期についてフォーカスしました。

芸能界に入ったきっかけ

武藤千春さんの母親はディスコ世代の音楽好きだったそうで、幼少期から自宅にはHIPHOPや90年代のR&Bのレコードが大量にあり、ずっと音楽が身近でした。

武藤千春さんはもともとは引っ込み思案でしたが、小学3年生からダンスを習い始め、発表会で別人を演じるような感覚が楽しくなり、将来はダンサーになりたいと夢見るように。

中学2年生からは、LDH社が経営する養成所「EXPG STUDIO」に入学し、本格的にボーカルレッスンとゴスペルレッスンも開始します。

たちまち歌の虜になった武藤千春さんは、歌手を目指して、レッスン仲間とライブハウスで歌い、来るべき日に備えて経験値を積み重ねてきたのです。

加入から撤退まで

2011年5月に開催されたオーディション「EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 3 〜For Girls〜」に参加した武藤千春さんは、応募者約3万人という狭き門をくぐり見事合格。

そして2011年7月に「E-Girls SHOW」において、武藤千春さんをはじめとした5人のメンバーが「E-girls」および「Flower」に加入することが発表されました。

ちなみに、E-girlsとはEXILEの妹分のグループで、もともとあったDream、Flower、Happinessのグループを合わせて発足。

武藤千春さんが加入したFlowerは、バラード楽曲がメインというのが特徴で、2011年10月にオーディション課題曲だった「Still」でデビューしました。

しかしちょうど3年後の2014年10月12日、武藤千春さんは翌月のイベント参加を最後に、E-girls及びFlowerからの脱退及びLDHの退社を発表しています。

そして宣言通り、同年11月13日にシングル「秋風」のリリース記念イベントを最後に、アイドルとしての活動を終えました。

武藤千春の経歴②　E-girlsを脱退した理由

ここで気になるのは、武藤千春さんがE-girlsを脱退した理由です。

事務所の公式サイトでは「新たな環境で、さらに自分自身を成長させたいという思いが強くなっていきました」とコメントを発表しています。

一方で、「メンバー内で格差があった」、「歌のパート割に不満があったのでは？」、「メインは鷲尾伶菜ばかりだった」など待遇の差やメンバーの不仲説もネットでは浮上していました。

ただ、武藤千春さんはプライベートでも鷲尾伶菜さんと仲が良いようで、一緒に遊びに行ったり、ツーショット写真を撮ったりしているので、不仲説はこじつけのような気もします。

また、メンバー内格差については武藤千春さんが過去に言及したことはなく、あくまで噂レベルに過ぎません。

ちなみに、脱退後の予定について「アメリカ留学を考えている」とコメントしていましたが、現在までに留学はしていないようです。

この後の章で紹介しますが、もっとやりたいことが見つかったので留学の必要がなくなったのかもしれません。

武藤千春の経歴③　ファッションブランドを設立

LDH退社後、武藤千春さんは「幼い頃から音楽ばかりやってきたし、せっかくだから少し音楽と関係のない分野に飛び込んでみても良いな」とファッションの仕事に目を向けます。

高校生の頃はストリートファッションが好きで、武藤千春さんの私服を見てファンが真似してくれるのは「私を参考にしてくれてるんだ」と嬉しかったことを思い出したからだそうです。

趣味でオリジナルキャップを作ったり、アパレルショップでバイトをしたりしていると、友人から「アルバイトはいつでもできるんだから、ブランドを立ち上げてみたら？」と提案が。

武藤千春さんはこの友人の言葉に背中を押され、2015年2月に自身のブランド「BLIXZY（ブライジー）」を立ち上げました。

最初に決めたコンセプトは、ダンスを軸にしたストリートファッション。男女問わず楽しめるようにしたいと考え、ラインナップはユニセックスのアイテムを多めに展開しています。

例えば、オーバーサイズのシルエットやロゴデザインを入れるなど、ボーイッシュさを持ちつつ、新しいスタイルを発見できるように工夫を重ねたそうです。

「BLIXZY」は若年層を中心に支持を集めており、東京、大阪、名古屋、福岡でポップアップストアを開店したり、渋谷109に直営店を出店するなど成功を収めています。

武藤千春が長野県小諸市への移住を決意した理由

武藤千春さんは2019年に長野県小諸市に移住しており、現在は小諸市と東京の2拠点で活動を行っています。

出身地がが東京都品川区で、E-girlsを辞めた後も東京で活動してきた武藤千春さんは、典型的な都会っ子。これまでに田舎生活に憧れを持ったことはなかったそうです。

しかしある日、武藤千春さんの祖母から「地元の小諸市に移住して老後をゆっくり過ごしたい」と相談されたといいます。

当初は小諸市で祖母が住む家を探したり、生活必需品やインフラなどを整えたりなどを手伝っていただけでしたが、小諸市の魅力に気づいた武藤千春さんは自身も小諸市への移住を決意。

また、東京から新幹線で約90分というアクセスの良さも気に入ったポイントだったそうです。

武藤千春さんとしては「移住するぞ！」と腹をくくったというほどの決意ではなく、程よく田舎の良さを生活に取り入れられたら、というくらいのライトな感覚だったんだとか。

武藤千春が農業に取り組んでいる理由

小諸市での生活はあくまでオフと割り切り、仕事は東京でするつもりだった武藤千春さんですが、小諸市で農業生活もスタートしています。

小諸市に住み始めた翌年の2020年から日本はコロナ禍に入り、緊急事態宣言が発出されて、なかなか外出できずに時間が余ってしまったという武藤千春さん。

そこで思い立ったのが、自身のルーツを調査するという試み。たくさんの郷土資料、戸籍謄本、除籍謄本を照らし合わせる日々が始まりました。

その中で、現在80歳の親族が長野県佐久市で農業をしていることが判明し、早速連絡を取って話を聞くうちに、次第に武藤千春さんの中で農業が身近に感じられるようになったそう。

そして、親族の女性が住んでいる自宅前には耕作放棄地になっていた20坪程の土地があり、「だったら、私が耕してみようかな」と決意。

しかし、武藤千春さんの決意に対して、親族の女性は「田舎暮らしは大変だよ」、「農業は難しいから辞めたほうがいいよ」と強く止めたといいます。

ただ、武藤千春さん自身、自分に何ができて、具体的に何が大変なのかを知りたいという想いのほうが強かったため、反対を押し切ってまずはやってみることに。

これまで農業経験がなかったので、YouTubeを見て野菜の育て方を学び、好きなものを育てることから始めました。

武藤千春は少しずつ農業を拡張してきた

これまで農業の経験がなかった武藤千春さんは、最初のうちは家庭菜園の延長くらいの気軽な気持ちで野菜を育て始めたものの、失敗が重なったといいます。

例えば、種をまいてもまったく芽が出てこなかったり、ファッション関係の仕事のために1日家を空けただけで、栽培していたキュウリが巨大化してしまい唖然としたり。

こういった経験を経て、武藤千春さんは、毎日手をかける必要があるタイプの野菜を避けるなど、無理をしないことに決めました。

最初は20坪から始めた畑は、現在では320坪の畑に拡張。これに伴い、育てる野菜の種類も増えているようです。

武藤千春の農業はネットをフル活用

農業の素人である武藤千春さんがこれまで農業に取り組むことができたのは、ネットの力を借りられたからと、自身は分析しているようです。

ネットと農業をどのように結び付けて、武藤千春さんは成功したのでしょうか。

インスタやツイッターで仲間を集う

移住してしばらくは、現地に友人が1人もいなかった武藤千春さん。

1人せっせと農作業をしていると、通りかかった近所の人から「こうした方が良いよ」とアドバイスをもらえることはたまにあったそうですが、やはり仲間が欲しいと思うようになりました。

思い切ってインスタとツイッターに「小諸市周辺で面白い農家さんいませんか」と呼びかけたところ、農業に携わっている人から連絡が来て、話を聞きにいくことに。

最初のうちは武藤千春さんに対して「何しにきたの？」という警戒感がある様子だったそうですが、徐々に心を開いてくれた経緯を以下のように語っています。

同じ小諸市内でも標高や土の性質が違うので、それぞれの農家さんが自分なりに研究したこだわりが絶対にあり、いろいろと話をしてくれました。普段畑で作業していると人と話す機会があまりなかったりするそうで、私みたいな若い世代が畑についてお話を聞くと、すごく喜んでいただけました。

 

引用：武藤千春が語る 東京と長野の二拠点生活で得られた「生きていく力」- Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/

小諸市で人間関係が広がっていく中で、ワイン用の葡萄栽培に取り組んでいる農業法人の担当者と知り合うことができた武藤千春さん。

その法人が掲げる、「若手で農業を盛り上げていく」というコンセプトに魅力を感じ、武藤千春さんは新たに700坪の葡萄畑づくりが決定したと発表しています。

廃野菜をECサイトで解決

武藤千春さんは2021年、知り合いの農家から「小諸でキャベツと白菜が１万個以上捨てられちゃうんだけど、武藤さん、何とかできない？」という相談を受けました。

当初は廃棄処分の野菜1万個という果てしない数を個人でどうにかできる気がしなかったそうですが、いざ畑に赴くと、廃棄されるとは思えないほどきれいな野菜が並んでいたそうです。

その光景を見た武藤千春さんは、純粋にもったいないという気持ちが沸き上がり、その場で写真を撮影し、自身のECサイトで販売したところ、見事完売。

発送作業は大変だったものの、廃野菜について考えるきっかけとなり、同じように課題を感じている人達と新たに繋がることができたんだとか。

また、「面白い取り組みじゃないか」と声を掛けてくれる人もいて、武藤千春さんは誰かと一緒に何かをやることの楽しさを日々感じ、良い経験だったと語っています。

武藤千春の現在①　アンバサダーに就任

2022年2月、武藤千春さんは「小諸市農ライフアンバサダー」に就任しています。

これは、自身で立ち上げた農ライフブランド「ASAMAYA」で町全体のイベント「ASAMAYA MARCHE」を開催し、小諸市のブランディングに貢献したことが評価されたからです。

武藤千春さんは、以下のように今後の抱負を述べています。

2年前に小諸市に住み始めてから農と出会って地域の方と交流していく中で自分の価値観だったり日常が豊かになっていくのを感じました。

そうした農の魅力だったり小諸の魅力を今後市のみなさんと一緒にサポートしていただきながら発信していけたらと思っていますので、ぜひこれから農ライフアンバサダーとして頑張っていきます。

 

引用：武藤千春さんへ 小諸市農ライフアンバサダー就任 – コミュニティテレビこもろ https://www.ctk23.ne.jp/

武藤千春さんは今後、農林課と協業し「広報こもろ」などを通じて、小諸市の農業を発信する活動を予定しています。

また、農業に関するイベントも積極的に関わっていくようです。

武藤千春の現在②　ソロとして歌手活動も

武藤千春さんは2021年12月16日、ソロとして歌手活動を再開すると、自身のYouTube公式チャンネルにて発表しました。

自身で作詞作曲を行い、CDではなくアナログレコードによる配信というユニークなもの。

さらにその資金源はクラウドファンディングで募り、返礼品は武藤千春さんの楽曲を収録したレコードです。

もし、自宅にレコードが聴ける環境がない場合、ダウンロードでも楽曲が楽しめるようにシリアルコードも同封するという工夫もしています。

クラウドファンディングは目標額の204%達成となり、無事2022年4月にレコードが完成しました。

武藤千春の現在③　結婚してるって本当？

武藤千春さんは結婚したのでは？との噂も浮上中ですが、今のところ結婚報告はありません。

調査したところ、2017年2月に「初ウェディング」というタイトルのブログが。記事には、撮影で初めてウェディングドレスを着たことを報告しています。

武藤千春さんは紺色のドレスを着用した画像もアップし、「武藤、結婚します!!!(いつか) やっぱりドレスって女の子の憧れだよね」と、おどけたコメントも掲載されていました。

今後、武藤千春さんから本物の結婚報告を聞ける日がくるのでしょうか。楽しみですね。

まとめ

武藤千春さんのプロフィール、E-girls時代の経歴や脱退の理由、小諸市に移住した理由や生活ぶり、結婚の噂と真相、現在についてまとめました。

武藤千春さんは2019年に小諸市へと移住。コロナ禍に入り時間ができたことがきっかけで、自身のルーツを探り、親族の小さな畑を耕し始めました。

次第に農業の楽しさに目覚めた武藤千春さん。現在は「小諸市農ライフアンバサダー」に就任したことを発表し、ますます精力的に農業に携わっているようです。

音楽活動も再開し、ますます武藤千春さんの活動から目が離せませんね。