あおり運転の危険性が社会問題になっていて、2020年6月には道路交通法が改正され、あおり運転の罰則が創設されましたが、それでもあおり運転がなくなることはありません。
2024年1月には和歌山市内で危険なあおり運転があり、運転者の松田拓の顔写真がSNSを中心に拡散されました。和歌山オデッセイあおり運転事件の概要や運転者の松田拓の実家の家族や経歴、結婚の有無などの特定状況や動機、逮捕後の現在をまとめました。
この記事の目次
松田拓は和歌山オデッセイあおり運転で逮捕
松田拓は、2024年1月29日に和歌山市内で起こったオデッセイのあおり運転の運転者です。
黒のオデッセイを運転していた松田拓は、後方を走行していた原付バイクに対して急ブレーキや蛇行運転をするなどのあおり運転・危険運転を行いました。
その後、「綾人サロン」というYouTubeチャンネルで動画が公開され、あおり運転の悪質性が高かったことからマスコミに取り上げられ、警察が捜査して逮捕されました。
YouTube動画が公開され、SNS等で拡散されたことから、松田拓は全世界に名前と顔、さらにその運転の危険性・悪質性が広がってしまい、デジタルタトゥーとして残ることになりました。
松田拓が起こした和歌山オデッセイあおり運転事件とは
2024年1月にあおり運転をした
松田拓は2024年1月29日午後12時15分ごろ、和歌山県和歌山市有本付近で、黒のオデッセイが後方を走る白の原付バイクに対し、急ブレーキ・急発進・蛇行運転・通行妨害などのあおり運転をしました。
この様子はオデッセイの前方を走っていた車のドライブレコーダーが撮影していました。
あおり運転の流れは以下の通りになります。
1.交差点左折直前で急ブレーキをかける
2.急発進をするが、すぐにまた急ブレーキをかける
3.再び急発進をして交差点を左折
4.カーブで急ブレーキ。運転席窓から顔を出して、後ろの原付バイクに文句を言っている
5.急発進をして狭い道を蛇行運転
6.原付バイクが左側をすり抜けようとするが、幅寄せして妨害する
7.蛇行運転して急ブレーキ
8.再び、窓から顔を出して、後ろの原付バイクに文句をつける
9.その隙をついて、原付バイクが追い抜く
10.原付バイクは駐車場のような場所に逃げ込む
11.オデッセイはその場で停車し、クラクションを鳴らし、大声で叫ぶ
12.蛇行しながら急発進し、前方の車両に急接近
13.前方車両の人が110番通報する
動画の中でオデッセイは急ブレーキをかけた時の「キュッ」という音や急発進の「ブォーン」という音が何度も聞こえていました。
YouTuberが動画を公開
出典:youtube.com
この松田拓によるオデッセイのあおり運転が行われたのは2024年1月29日です。この日付はドライブレコーダーに記録されていたので間違いありません。
しかし、この動画がYouTubeにアップされたのは、2024年6月になってからのことでした。
動画をアップしたのは「綾人サロン」というYouTubeチャンネルです。この動画はあおり運転をしていたオデッセイの前方を走っていた車のドライバー(110番通報をしていた人)から提供されたとのこと。
綾人サロンはチャンネル登録者数39.5万人の人気チャンネルで、この和歌山オデッセイあおり運転の動画を公開したところ、一気に拡散されました。
しかも、この綾人チャンネルでは、動画提供者と密に連絡を取り合い、警察の対応なども細かくYouTube動画内で報告したので、どんどん拡散され、とうとう運転者の松田拓が逮捕されることになったのです。
松田拓の違反行為
出典:x.com
動画を見ればわかるように、松田拓のあおり運転は非常に危険なものでした。後方を走る原付バイクはもちろん、前方のドライブレコーダー保持者の車、対向車の車などにも危険が及ぶような運転です。
しかし、松田拓の道路交通法違反行為は、あおり運転だけではありませんでした。複数の違反をしていたのです。
<松田拓の違反行為>
・あおり運転
・前方のナンバープレートをつけていない(後方はついているか不明)
・車検シールが貼られていない
・シートベルトをしていない
動画を見ただけで、松田拓はこれだけの違反行為をしていることがわかります。しかも、ルームミラーの方向が明らかにおかしいです。
松田拓はまともな運転者ではないと断言して良いでしょう。
松田拓が逮捕されるまでの経緯
松田拓がオデッセイであおり運転をしたのは2024年1月29日。このあおり運転中、前方の車が110番通報をしていますが、この時は逮捕されることはありませんでした。
松田拓が逮捕されたのは2024年7月11日のことです。
・2024年1月29日:あおり運転
・2024年6月21日:YouTubeで動画公開
・2024年7月11日:逮捕
なぜ、このようなタイムラグがあったのか?
そこにはいろいろな事情はあるとは思いますが、和歌山県警・和歌山東警察署の怠慢ではないか?と思えるような経緯があったのです。
YouTuberが警察に通報するが動かず
綾人サロンで松田拓のオデッセイあおり運転の動画が公開された後、この動画の撮影者(オデッセイの前を走っていた車の運転者)が動画を持って、和歌山東警察署を訪れ、あおり運転の経緯を警察に説明しました。
・原付バイクに対してはあおり運転かもしれない
・撮影した車に対しては十分に距離をとって走っているように見える
・ナンバーを教えても「似ているだけ」かもしれないから対応できない
・ナンバープレートや車検シールがない件には言及なし
この動画撮影者によると、「どうして今日来られましたか?」くらいの対応だったと綾人サロンの人は報告しています。
つまり、この松田拓のあおり運転については、動画を見せても警察はさほど問題視していない。積極的に捜査をするつもりはないという和歌山東警察署は見せたことになります。
あおり運転については、警察官があおり運転をリアルタイムで目撃していれば、取り締まりの対象になるのかもしれませんが、動画だけで動くのはなかなか難しいということもあるかもしれませんが・・・。さすがにこの対応は、モヤモヤするものを感じずにはいられませんね。
メディアが取り上げる
和歌山東警察署が対応しなかったことで、この松田拓は逃げ切りかと思われましたが、綾人サロンのYouTube動画が拡散されたことで、メディアが動きました。
動画を見たテレビ朝日の「羽鳥慎一モーニングショー」のスタッフから綾人サロンに連絡があり、動画の撮影者とつないで取材を受けたとのこと。
そして、実際にこの時のあおり運転の動画がテレビで放送され、大きな反響を呼び、さらに綾人サロンの動画が拡散されることになったのです。
警察が捜査する
羽鳥慎一モーニングショーで和歌山のオデッセイによるあおり運転が取り上げられた直後、警察が動きました。やはりこのあおり運転について捜査すると動画撮影者に連絡が入ったそうです。
警察官が自宅に来て、ドライブレコーダーの動画提供などを依頼されたそうですが、タイミング的には「全国放送であおり運転が取り上げられ、和歌山県警の怠慢が問題視されるようになったから、捜査をすることになったのでは?」と勘ぐってしまいますよね。
もちろん、マスコミが取り上げたこと捜査を行うことになったタイミングは、まったく無関係かもしれません。でも、テレビで取り上げられたことで、警察も動かざるを得なくなったと考えるのが自然でしょう。
松田拓が逮捕される
警察が捜査することになったのが2024年6月27日のこと。それから、あおり運転のオデッセイが特定されて警察に押収され、7月11日にあおり運転(道路交通法違反)の容疑で松田拓が逮捕されました。
この逮捕の報道で、松田拓について次のようなことが判明しました。
・名前:松田拓
・住所:和歌山県和歌山市有本
・年齢:27歳(2024年7月時点)
・職業:会社員
松田拓は「記憶はない。ただ私がしたことだと思います」と容疑を一部否認しているとのことです。このような危険なあおり運転をするような人物ですから、半年前にどんな運転をしていたのかなんて覚えていないのかもしれません。
松田拓は逮捕前にクレームを入れた?
あおり運転の動画がYouTubeで公開されてから、逮捕されるまでの期間は約20日間。その間に、動画を公開した綾人サロンには松田拓本人、もしくは関係者と思われる人物からクレームが来たそうです。
・動画をすぐに消せ
・とにかくすぐに消せ
・もう見飽きたからすぐに消せ
このクレームのメールを綾人サロンの運営者が読み上げたのですが、日本語がおかしい部分がありました。ということは、松田拓やその関係者は日本人ではないのでしょうか。それとも、あまりにも怒り狂っているから、日本語がおかしくなってしまったのでしょうか。
松田拓の実家は和歌山市
松田拓の実家は和歌山県和歌山市有本にあることが分かっています。逮捕時のニュースで松田拓の住所をそのように報じていました。
ということは、松田拓は実家のすぐ近くであおり運転をしていたことになります。
松田拓の経歴
松田拓の経歴はわかっていません。逮捕された時のニュースでは「会社員」となっていますが、どのような会社でどのような仕事をしているのかは不明です。
ただ、5ちゃんねるにはバキュームカーの運転手ではないかという情報がありました。
0002 名無しさん@お腹いっぱい。 2024/07/11(木) 17:39:49.19
確か和歌山でバキュームカーのドライバーしてる人(笑)
また、爆サイでも松田拓は「バキュームカーの運転手」というのが定説になっているようです。
ただ、会社員であることは間違いないので、ある程度真面目に働いていたことは間違いありません。
松田拓の家族は地元有力者?
松田拓の家族は地元の有力者ではないか?という噂があります。この噂には何の根拠もありません。しかし、和歌山東警察署の動きを見ると、松田拓の家族は上級国民で、何らかの大きな力・圧力があり、当初警察は動かなかったのでは?と勘ぐる声があるんです。
「半年前にあおり運転された」と言われても、警察としては動きようがないのはわかります。ただ、今回ははっきりと日時や車両・運転者(松田拓)の顔まで映った動画が残っています。
しかも、その動画のオデッセイはナンバープレートはないし、車検のシールもないし、シートベルトもありません。そのような状態なのに、警察が動かないのはなんだか違和感があります。
だから、松田拓の家族は地元の有力者で、警察に捜査をしないようにと何らかの圧力をかけたのでは?と言われているのです。
在日外国人の可能性も?
松田拓は在日外国人の可能性もあります。
「松田」という姓は、通名で使われることが多いとされています。しかも、綾人サロンに加害者本人か関係者と思われる人から来たメールの文面は日本語が変でした。綾人サロンの人も「部分的に日本語がおかしいところがありますし」と言っています。
警察は加害者が日本人ではなく在日外国人となると、慎重に動かなくてはいけないこともあるようですので、「当たらず触らず」で行きたかったのかもしれません。
松田拓は結婚している?
松田拓は結婚しているのかどうかは不明です。逮捕当時27歳ですから、結婚していてもおかしくはありません。
オデッセイはホンダのミニバンで3列シートになっていますので、ファミリーカーとして人気がある車です。独身男性が乗るというイメージはあまりありません。ということは、松田拓はすでに結婚していて、妻子持ちの可能性はあります。
ただ、車好きの人の鑑定によると、このオデッセイは2004年式のものとのこと。
0085 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です 警備員[Lv.18] (ワッチョイW a533-aMZt) 2024/07/11(木) 22:30:53.28
車種
2004年式オデッセイ アブソルート
2.4L 直4 VTEC
200ps
中古車平均価格:23万円
ということは、松田拓の親が乗っていた車を借りた可能性も捨てきれません。もちろん、中古で買った可能性もありますが。20年前の車だから、税金も高いし、もう車検に出してなかったのかもしれませんね(もちろん違反です)。
松田拓は結局特定されていない
松田拓は、名前も年齢も顔もニュースで報じられているのに、細かいところまでは特定されていません。普通、ここまでYouTubeやSNSで拡散され、全国放送のニュースでも報じられたら、職業や卒業アルバムの写真などが流出しそうなものですよね。
でも、松田拓の情報は、ほぼ特定されませんでした。本当に地元の有力者が家族にいるのかもしれませんし、本当にヤバい奴なのかもしれません。
ただ、特定班によると、名前3文字というのは特定するのが難しいそうです。
道路交通法違反(妨害運転)の疑いで逮捕されたのは、和歌山市に住む会社員の松田拓容疑者(27)です。
— きつねさん (@XtqQmwQGtc81756) July 11, 2024
なんだ三文字か。
三文字は特定しにくくて嫌なんだよな。 https://t.co/PpwsvbKiY8
三文字は苦手。
— きつねさん (@XtqQmwQGtc81756) July 11, 2024
同姓同名が多量にでてくるから。
苗字二文字+名前一文字の組み合わせでは一文字で名前に使える漢字はそう多くは無いので苗字が平凡だと
特定は困難となります。
確かに、「松田」という姓はよくありますし、「拓」という名前も珍しくありません。また、「拓」はほかの漢字とくっつけて2文字の名前としても使われることがありますよね。
だから、松田拓は特定するのが難しいのかもしれません。
それでも、あのようなあおり運転をしていたら、近所では「ヤバい奴」「近づかないほうが良い」として認識されていることは間違いないでしょう。
松田拓のあおり運転の動機
出典:detail.chiebukuro.yahoo.co.jp
松田拓がなぜあのようなあおり運転をしたのかは不明です。
もしかしたら、後方の原付バイクが先にマナー違反をしたのかもしれません。
ただ、ナンバープレートや車検シールがなく、シートベルトもしていない。さらに、ルームミラーは変な方に曲がっていることを考えると、普段からあのようなあおり運転をしていた可能性が高いです。あおり運転が日常だった可能性が高いかもしれません。
どのような動機があったにせよ、松田拓のあおり運転は許されることではありません。
松田拓の現在:略式起訴
出典:sankei.com
松田拓は2024年7月11日に、道路交通法違反のあおり運転の疑いで逮捕されました。また、ナンバープレートをつけずに運転して得いたことから、道路運送車両法違反でも逮捕されています。
その後に7月19日に略式起訴され、罰金37万円を納付しています。
今年1月、和歌山市内の市道で後続のバイクの前で何度も急ブレーキをかけたとして、あおり運転の疑いで逮捕された和歌山市に住む27才の会社員の男について和歌山区検はきょう(19日)和歌山簡易裁判所に略式起訴しました。略式起訴された会社員は罰金37万円を即日納付しました。
略式起訴ですので、裁判は行われませんが、前科はつくことになります。また、あおり運転は一発で免許取り消しになります。おそらく、松田拓のケースは違反点数が25点になりますので、欠格期間は2年間となるでしょう。ということは、2026年7月までは、車の運転ができないことになります。
松田拓のまとめ
和歌山のオデッセイあおり運転事件の概要と松田拓の実家の家族や経歴、結婚の有無、特定状況、動機や逮捕後の現在をまとめました。
今回のあおり運転は事故につながらなかったのが不幸中の幸いでした。今回の拡散で、あおり運転が少しでも減少することを祈ります。