日本でいうファーストレディとは内閣総理大臣の妻であり、歴代ファーストレディには様々なタイプの女性がいます。
今回は戦後日本のファーストレディをランキング形式で33人紹介し、経歴や夫との関係などエピソードもまとめました。
この記事の目次
ファーストレディ(戦後日本)の歴代有名ランキング:33位~31位
第33位 幣原雅子さん(夫:幣原喜重郎氏)
幣原雅子
ファーストレディの時期:1945年10月9日~1946年5月22日
第44代内閣総理大臣夫人は、幣原雅子さんです。
幣原雅子さんは三菱財閥の創始者である岩崎弥太郎氏の四女で、幣原喜重郎氏とは1903年に結婚しています。
出典:readyfor.jp
幣原喜重郎
第44代内閣総理大臣
在任期間:1945年10月9日~1946年5月22日
所属政党:民主自由党
幣原雅子さんの夫である幣原喜重郎氏は、終戦から2ヶ月後に東久邇宮内閣が総辞職した後を受けて総理大臣になり、GHQのもとで日本国憲法の草案作りに尽力した人物です。
第32位 芦田寿美さん(夫:芦田均氏)
出典:pinterest.jp
芦田寿美
ファーストレディの時期:1948年3月10日~1948年10月15日
芦田寿美さんは、第47代内閣総理大臣の妻です。
芦田寿美さんは、美人で有名なファーストレディでした。夫の芦田均氏は政治家になる前は外交官をしていましたが、その時にはパリへ新婚旅行に行っています。
この時代にパリに新婚旅行というのはすごいですよね。
芦田均
第47代内閣総理大臣
在任期間:1948年3月10日~1948年10月15日
所属政党:自由民主党
第47代内閣総理大臣だった芦田均氏は、「イエスマン芦田」と呼ばれていましたが、戦後の日本の基礎となる多くの法律が作られた時の総理大臣です。
しかし、西尾献金問題と昭和電工事件で、たった半年で内閣総辞職に追い込まれています。
第31位 片山菊江さん(夫:片山哲氏)
片山菊江
ファーストレディの時期:1947年5月24日~1948年3月10日
第46代内閣総理大臣の妻は片山菊江さんです。
片山菊江さんは、衆議院議員だった清水徳太郎の長女ですから、政治家一家で育ったファーストレディでした。
夫婦で敬虔なクリスチャンであり、金婚式を祝うなど仲が良い夫婦として知られていました。
出典:kantei.go.jp
片山哲
第46代内閣総理大臣
在任期間:1947年5月24日~1948年3月10日
所属政党:日本社会党
片山哲氏は、日本国憲法施行後の初の内閣総理大臣となりました。
しかし、「グズ哲」と呼ばれるほど決断力がなく、政争が苦手だったこともあり、わずか8ヶ月の短命政権となりました。
ファーストレディ(戦後日本)の歴代有名ランキング:30位~26位
第30位 鳩山薫さん(夫:鳩山一郎氏)
鳩山薫さんは、明治41年に鳩山一郎氏と結婚し、その後は政治家一家の鳩山家を支え続けた女性です。
また、女子教育にも尽力し、共立女子学園の理事長を務めています。
出典:ameblo.jp
鳩山一郎
第52・53・54代内閣総理大臣
在任期間:1954年12月10日~1956年12月23日
所属政党:自由民主党
吉田茂内閣の後を受けて誕生した鳩山一郎内閣は、日本とソ連の国交を拡幅させ、日ソ共同宣言を批准した功績があります。
日ソ共同宣言に署名した直後に内閣総辞職をしています。
第29位 石橋うめさん(夫:石橋湛山氏)
出典:nikkei.com
石橋うめ
ファーストレディの時期:1956年12月23日~1957年2月25日
石橋うめさんは、1912年に石橋湛山氏と結婚し、常に夫の石橋湛山氏に付き従い、支えてきたと言われています。
健康上の問題で夫が総辞職した後は、必死に看病し、夫を再び政界に送り出しています。
石橋湛山
第55代内閣総理大臣
在任期間:1956年12月23日~1957年2月25日
所属政党:自由民主党
第55代内閣総理大臣の石橋湛山氏は、鳩山一郎氏の後に総理大臣になりました。しかし、軽い脳梗塞と肺炎でたった65日で総辞職することになりました。
その後は、妻の石橋うめさんの看病で回復し、日中友好に尽力しています。
第28位 岸良子さん(夫:岸信介氏)
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岸良子
ファーストレディの時期:1957年2月25日~1960年7月19日
岸良子さんは、1919年に岸信介氏と結婚しています。岸良子さんは肝が据わったファーストレディと言われています。
岸信介氏がA級戦犯として逮捕された時も、辞意表明後に暴漢に襲われて太ももを刺された時も、一切取り乱すことなく、冷静だったというエピソードがあります。
出典:ameblo.jp
岸信介
第56・57代内閣総理大臣
在任期間:1957年2月25日~1960年7月19日
所属政党:自由民主党
岸信介氏は「昭和の妖怪」と呼ばれた政治家で、新安保条約を制定したことで内閣総辞職をしています。
第27位 池田満枝さん(夫:池田勇人氏)
池田満枝
ファーストレディの時期:1960年7月19日~1964年11月9日
池田満枝さんは、夫・池田勇人氏の遠縁で、池田勇人氏が当時は不治の病と言われた「落葉状天疱瘡」を発症した時に看病したことが縁で結婚しています。
戦後初めて、ファーストレディとして夫婦で渡米し、ケネディ大統領主催の公式レセプションにも参加しています。
池田満枝さんは、アメリカの新聞社から「物静かで思慮深い」ファーストレディと評価されています。
出典:jiji.com
池田勇人
第58・59・60代内閣総理大臣
在任期間:1960年7月19日~1964年11月9日
所属政党:自由民主党
池田勇人氏は「低姿勢」と「寛容と忍耐」を信条とした内閣総理大臣で、所得倍増計画を打ち出しています。
喉頭がんのために、東京オリンピック閉会式の翌日に総辞職しました。
第26位 田中はなさん(夫:田中角栄氏)
出典:zakzak.co.jp
田中はな
ファーストレディの時期:1972年7月7日~1974年12月9日
田中はなさんは、田中角栄氏の8歳年上で離婚歴がありましたが、1942年に結婚しています。
田中角栄氏は女性関係が派手でしたが、決して愚痴を言わずに、耐え忍んだファーストレディでした。
出典:ironna.jp
田中角栄
第64・65代内閣総理大臣
在任期間:1972年7月7日~1974年12月9日
所属政党:自由民主党
田中角栄氏は日中国交正常化を実現した内閣総理大臣です。しかし、ロッキード事件などで内閣総辞職を余儀なくされています。
ファーストレディ(戦後日本)の歴代有名ランキング:25位~21位
第25位 鈴木さちさん(夫:鈴木善幸氏)
出典:sankei.com
鈴木さち
ファーストレディの時期:1980年7月17日~1982年11月27日
鈴木善幸氏の妻は鈴木さちさんです。
芯が強い女性で、鈴木善幸氏が総理大臣になり、ファーストレディとしての心構えをマスコミに聞かれた際には、「カラスはカラス。白鳥にはなれません」と言い切っています。
出典:sankei.com
鈴木善幸
第70代内閣総理大臣
在任期間:1980年7月17日~1982年11月27日
所属政党:自由民主党
鈴木善幸氏は、行政改革・財政改革に取り組んだ総理大臣で、国家公務員の60歳定年制を導入したり、総理大臣として初めて復帰後の沖縄や北方領土を視察しています。
第24位 宇野千代さん(夫:宇野宗佑氏)
出典:jiji.com
宇野千代
ファーストレディの時期:1989年6月3日~1989年8月10日
宇野千代さんは、宇野宗佑氏と1949年に結婚しています。
ファーストレディになってからわずか3日後に夫の女性スキャンダルが発覚しています。悲劇のファーストレディと言えるかもしれません。
出典:jiji.com
宇野宗佑
第75代内閣総理大臣
在任期間:1989年6月3日~1989年8月10日
所属政党:自由民主党
宇野宗佑氏は、ピンチヒッター的な形で総理大臣になりましたが、神楽坂の芸者との関係がスクープされ、セックススキャンダルによりわずか2ヶ月で退陣しています。
第23位 海部幸世さん(夫:海部俊樹氏)
出典:elle.com
海部幸世
ファーストレディの時期:1989年8月10日~1991年11月5日
海部幸世さんは、国会議員の手伝いをしていた時に、議員秘書だった海部俊樹氏とお互いに一目ぼれして結婚しています。
ファーストレディとしては見た目が華やかで、表に出て積極的に活動していくタイプで、夫や自民党の女性支持拡大に一役買いました。
海部俊樹
第76・77代内閣総理大臣
在任期間:1989年8月10日~1991年11月5日
所属政党:自由民主党
ねじれ国会の状態で内閣総理大臣になった海部俊樹氏は、党内基盤が弱いという特徴がありました。
政権の目玉だった政治改革関連法案が廃案になったことで、解散総選挙に打って出ると思われましたが、自民党内部からの反発が大きく、内閣総辞職に至っています。
第22位 羽田綏子さん(夫:羽田孜氏)
出典:twitter.com
羽田綏子
ファーストレディの時期:1994年4月28日~1994年6月30日
羽田孜氏と1965年に結婚した羽田綏子さんは、夫と仲が良く、夫の地盤の長野県ではなく、議員宿舎に家族4人で住み続けていました。
夫の食生活を気遣い、内助の功で夫の政治活動を支えてきたファーストレディです。
羽田孜
第80代内閣総理大臣
在任期間:1994年4月28日~1994年6月30日
所属政党:自由民主党
羽田孜氏は「サラリーマン宰相」と呼ばれた庶民派の総理大臣で、半そでスーツ(省エネルック)で注目を集めました。
しかし、わずか2ヶ月で内閣総辞職を選択しています。
第21位 村山ヨシヱさん(夫:村山富市氏)
村山ヨシヱ
ファーストレディの時期:1994年6月30日~1996年1月11日
村山ヨシヱさんは、病院で働いていた時に村山富市氏に見染められて結婚しています。
夫が議員になった後は、いつどうなるか、落選して無職になるかわからないということで、食堂経営を始め、それは夫が総理大臣になる8年前まで続いています。
肝が据わったタイプのファーストレデイですね。
出典:ironna.jp
村山富市
第81代内閣総理大臣
在任期間:1994年6月30日~1996年1月11日
所属政党:社会民主党
村山富市氏が総理大臣をしていた時、阪神淡路大震災が起こりましたが、その対応の遅さに批判が集まり、内閣支持率は急落しました。
ファーストレディ(戦後日本)の歴代有名ランキング:20位~16位
第20位 森智恵子さん(夫:森喜朗氏)
出典:jiji.com
森智恵子
ファーストレディの時期:2000年4月5日~2001年4月26日
森智恵子さんは、大学時代に知り合った森喜朗氏と大学卒業の1年後に結婚しています。
夫の森喜朗氏が総理大臣をしていたのは約1年間ですが、その間に国賓の来日や沖縄サミットなどがあり、ファーストレディとしての役回りが多くありました。
森喜朗
第85・86代内閣総理大臣
在任期間:2000年4月5日~2001年4月26日
所属政党:自由民主党
森喜朗氏は、小渕恵三氏の脳梗塞により急遽、総理大臣になったという経緯があります。
口蹄疫や沖縄サミット、えひめ丸の事故など問題が山積みでしたが、全体的に失言が多く、在任期間を通して、支持率は低めでした。
第19位 大平志げ子さん(夫:大平正芳氏)
出典:r.nikkei.com
大平志げ子
ファーストレディの時期:1978年12月7日~1980年6月12日
大平志げ子さんは、大平正芳氏とはお見合い結婚でした。
政治家の妻・ファーストレディとして、総理大臣の任期中に夫が急死した時も気丈に、冷静にふるまっていたエピソードがあります。
出典:jiji.com
大平正芳
第68・69代内閣総理大臣
在任期間:1978年12月7日~1980年6月12日
所属政党:自由民主党
大平正芳氏は、田中角栄氏の全面的な支援を受けて総理大臣に就任しましたが、在任期間中に心筋梗塞による心不全で亡くなっています。
第18位 福田三枝さん(夫:福田赳夫氏)
福田三枝
ファーストレディの時期:1976年12月24日~1978年12月7日
福田三枝さんは群馬県の出身で、選挙となると夫の選挙区にべったり張り付いて、先頭に立って選挙活動を行っていました。
中国の鄧小平氏が来日した時には、ファーストレディとしての役割を果たしています。
福田赳夫氏は、日中平和友好条約に調印したほか、ダッカ日航機ハイジャック事件で、超法規的措置として6人の引き渡しを行ったなどの功績があります。
ただ、ハイジャック事件での対応では、テロリストに屈したと批判を集めることになりました。
第17位 吉田喜代子さん(夫:吉田茂氏)
吉田喜代子
ファーストレディの時期:1948年10月15日~1954年12月10日
吉田喜代子さんは吉田茂氏の後妻になります。
前妻の雪子さんは1941年に亡くなり、「小りん」という芸者だった喜代子さんは1944年に吉田茂氏と結婚しています。
出典:nikkei.com
吉田茂
第45・48・49・50・51代内閣総理大臣
在任期間:1948年10月15日~1954年12月10日
所属政党:自由民主党
吉田茂氏は、日本の戦後の礎を築いた内閣総理大臣です。
サンフランシスコ平和条約と日米安保条約の締結で有名ですね。
第16位 聡子内親王(夫:東久邇宮稔彦王)
聡子内親王
ファーストレディの時期:1945年8月17日~1945年10月9日
聡子内親王は、明治天皇の第9皇女です。1947年には皇籍を離脱しています。
東久邇宮稔彦王
第43代内閣総理大臣
在任期間:1945年8月17日~1945年10月9日
日本の敗戦後、最初の総理大臣となった東久邇宮稔彦王は、日本軍の武装解除など敗戦処理を担うことになりましたが、GHQに抗議するためにわずか1ヶ月半で内閣総辞職しています。
ファーストレディ(戦後日本)の歴代有名ランキング:15位~11位
第15位 竹下直子さん(夫:竹下登氏)
出典:sankei.com
竹下直子
ファーストレディの時期:1987年11月6日~1989年6月3日
竹下登氏の後妻である竹下直子さんは、ファーストレディとしては控えめなタイプでした。まさに、内助の功で夫を支えるタイプのファーストレディですね。
ただ、孫のDAIGOさんがブレイクした時には、テレビに出演したことが何度かありました。
竹下登
第74代内閣総理大臣
在任期間:1987年11月6日~1989年6月3日
所属政党:自由民主党
竹下登氏は消費税を導入した総理大臣として有名ですが、リクルート事件で内閣総辞職しています。
第14位 野田仁実さん(夫:野田佳彦氏)
野田仁実
ファーストレディの時期:2011年9月2日~2012年12月26日
野田仁実さんは、1992年に野田佳彦氏と結婚しています。
それまでの民主党政権のファーストレディとは異なり、あまり自分からは表に出ないタイプで、控えめなファーストレディと言われていました。
出典:twitter.com
野田佳彦
第95代内閣総理大臣
在任期間:2011年9月2日~2012年12月26日
所属政党:民主党
野田佳彦氏は、在任中にオバマ大統領と日米首脳会談を行ったり、韓国との通貨スワップの拡大、原発事故の収束宣言を行っています。
第13位 三木睦子さん(夫:三木武夫氏)
出典:mainichi.jp
三木睦子
ファーストレディの時期:1974年12月9日~1976年12月24日
三木睦子さんは森コンツェルンの総帥の娘で、いわゆるお嬢様でした。
1940年に三木武夫氏と結婚し、政治活動を支えています。ファーストレディとしてだけでなく、アジア婦人友好会や国連婦人会の会長をするなど、幅広い活動をしています。
出典:jiji.com
三木武夫
第66代内閣総理大臣
在任期間:1974年12月9日~1976年12月24日
所属政党:自由民主党
クリーンなイメージが買われて、田中角栄氏の退陣後に内閣総理大臣になった三木武夫氏ですが、自民党内の反発で三木おろしが起こり、総選挙で敗北した責任を取って退陣しています。
第12位 細川佳代子さん(夫:細川護熙氏)
細川佳代子
ファーストレディの時期:1993年8月9日~1994年4月28日
細川佳代子さんは、細川護熙氏とイタリアで出会い、1971年に結婚しています。
ファーストレディとしてロシアの大統領を招いての晩餐会に参加するなど外交面で尽力したほか、スペシャルオリンピックス日本名誉会長を務めるなど、ボランティア活動も行っています。
細川護熙
第79代内閣総理大臣
在任期間:1993年8月9日~1994年4月28日
所属政党:日本新党
細川家の次期当主の総理大臣として注目を集めた細川護熙氏は、連立政権を誕生させました。
しかし、小沢一郎氏と武村官房長官の対立が表面化、さらに佐川急便からの借金問題もあり、退陣することになりました。
第11位 宮澤庸子さん(夫:宮澤喜一氏)
出典:jiji.com
宮澤庸子
ファーストレディの時期:1991年11月5日~1993年8月9日
宮沢喜一氏と1943年に結婚した宮澤庸子さんは、英語がペラペラの才女でした。
ファーストレディとしての責務は果たしていましたが、政治の場面には首を突っ込むことはほとんどありませんでした。
出典:j-cast.com
宮澤喜一
第代内閣総理大臣
在任期間:1991年11月5日~1993年8月9日
所属政党:自由民主党
宮澤喜一氏は自衛隊のPKO派遣や天皇の訪中などを実現させましたが、小沢・羽田グループからの反発を受け、内閣不信任案が可決されています。
ファーストレディ(戦後日本)の歴代有名ランキング:10位~6位
第10位 橋本久美子さん(夫:橋本龍太郎氏)
橋本久美子
ファーストレディの時期:1996年1月11日~1998年7月30日
橋下久美子さんは橋本龍太郎氏の遠縁で、議員当選後に結婚しています。
ファーストレディになった時には、「首相夫人は誰でもなれるわけではありません。私の性分なのでしょうけど、楽しまねば、と思っていました」 と語りました。
前向きで明るいタイプのファーストレディだったようです。
出典:nikkei.com
橋本龍太郎
第82・83代内閣総理大臣
在任期間:1996年1月11日~1998年7月30日
所属政党:自由民主党
橋本龍太郎氏は、普天間飛行場の返還合意や消費税の増税(3%→5%)などを行った総理大臣です。
第9位 佐藤寛子さん(夫:佐藤栄作氏)
出典:jiji.com
佐藤寛子
ファーストレディの時期:1964年11月9日~1972年7月7日
佐藤栄作氏と1926年に結婚した佐藤寛子さんは、当時のファーストレディとしては珍しく、表に出るタイプの女性でした。
沖縄返還協定調印のために佐藤栄作氏に同行してアメリカに行った時は、ミニスカート姿が話題になっています。
佐藤栄作
第61・62・63代内閣総理大臣
在任期間:1964年11月9日~1972年7月7日
所属政党:自由民主党
「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」という非核三原則を掲げ、ノーベル平和賞を受賞したほか、日韓基本条約の締結や沖縄返還などの功績があります。
第8位 小渕千鶴子さん(夫:小渕恵三氏)
出典:jiji.com
小渕千鶴子
ファーストレディの時期:1998年7月30日~2000年4月5日
小渕千鶴子さんは、1967年に小渕恵三氏と結婚しています。夫の死後に、前ファーストレディとして沖縄・九州サミットに出席しています。
また、中国の緑化事業にも力を入れていました。
小渕恵三
第84代内閣総理大臣
在任期間:1998年7月30日~2000年4月5日
所属政党:自由民主党
小渕恵三氏は、男女共同参画社会基本法を成立させたり、沖縄サミットを記念して2000円札を発行しました。
脳梗塞で倒れ、そのまま昏睡状態となったため、内閣総辞職となっています。
第7位 菅伸子さん(夫:菅直人氏)
菅伸子
ファーストレディの時期:2010年6月8日~2011年9月2日
菅伸子さんは、いとこの菅直人氏と1970年に結婚しています。
選挙には積極的に参加するなど、前に出るタイプのファーストレディでした。
しかし、皇后陛下がいる中で首相夫人がファーストレディと呼ばれることには苦言を呈しています。
出典:mainichi.jp
菅直人
第94代内閣総理大臣
在任期間:2010年6月8日~2011年9月2日
所属政党:民主党
菅直人氏は、東日本大震災・福島第一原発事故が起こった時の総理大臣です。
第6位 福田貴代子さん(夫:福田康夫氏)
福田貴代子
ファーストレディの時期:2007年9月26日~2008年9月24日
福田貴代子さんは、1966年に福田康夫氏と結婚しています。
ファーストレディとして洞爺湖サミットに参加し、茶道で各国のファーストレディをもてなすなどの活動をしています。
小泉純一郎が首相だった時には、ファーストレディの代役を務めたこともありました。
出典:nikkei.com
福田康夫
第91代内閣総理大臣
在任期間:2007年9月26日~2008年9月24日
所属政党:自由民主党
福田康夫氏は親子2代で首相になった生粋の政治家一家出身で、洞爺湖サミットの議長を務めています。
退陣会見の時の「あなたと違うんです」は、流行語にもノミネートされています。
ファーストレディ(戦後日本)の歴代有名ランキング:5位~1位
第5位 中曽根蔦子さん(夫:中曽根康弘氏)
出典:wikiwand.com
中曽根蔦子
ファーストレディの時期:1982年11月27日~1987年11月6日
中曽根蔦子さんは、1945年に中曽根康弘氏と結婚しています。
レーガン大統領夫妻が来日した時にはファーストレディとして、別荘『日の出山荘』でおもてなしをするなど、外交面での役割を果たしています。
出典:ameblo.jp
中曽根康弘
第71・72・73代内閣総理大臣
在任期間:1982年11月27日~1987年11月6日
所属政党:自由民主党
中曽根康弘氏は、国鉄や電電公社などの国営企業を民営化させたほか、ロン・ヤスと呼ばれる信頼関係をアメリカと築き、日米関係を好転させました。
第4位 麻生千賀子さん(夫:麻生太郎氏)
麻生千賀子
ファーストレディの時期:2008年9月24日~2009年9月16日
麻生千賀子さんは、鈴木善幸元首相の三女で、麻生太郎氏とは1983年に結婚しています。
ファーストレディとしての役割はもちろん、選挙の時は選挙区で先頭に立って選挙活動をしています。また、実業家としての一面も持っている女性です。
出典:mainichi.jp
麻生太郎
第92代内閣総理大臣
在任期間:2008年9月24日~2009年9月16日
所属政党:自由民主党
麻生太郎氏は、総理大臣の任期中にリーマンショックでの景気低迷を受けて、景気対策に力を入れていました。
ただ、マスコミによる失言の揚げ足取りとも言える報道が目立ち、総理大臣を辞任しています。
第3位 菅真理子さん(夫:菅義偉氏)
菅真理子
ファーストレディの時期:2020年9月16日~
菅真理子さんは、衆議院議員の小此木彦三郎氏の自宅で住み込みで働いていた時に、小此木彦三郎氏の秘書だった菅義偉氏と知り合い結婚します。
近年のファーストレディには珍しく、控えめなタイプで、表にはほとんど出ることは有りません。
菅義偉
第99代内閣総理大臣
在任期間:2020年9月16日~
所属政党:自由民主党
菅義偉氏は、長らく安倍内閣の官房長官を務めていましたが、安倍晋三氏の体調不良による退陣後に、総理大臣になりました。
第2位 鳩山幸さん(夫:鳩山由紀夫)
鳩山幸
ファーストレディの時期:2009年9月16日~2010年6月8日
鳩山幸さんは、元タカラジェンヌという異例の経歴を持ったファーストレディでした。
ファーストレディの時には、ベストジーニストと日本ジュエリーベストドレッサー賞を受賞するなど、派手なタイプのファーストレディですね。
鳩山由紀夫
第93代内閣総理大臣
在任期間:2009年9月16日~2010年6月8日
所属政党:民主党
鳩山由紀夫氏は、自由民主党から政権を奪取し、民主党単独政権の内閣総理大臣でした。
第1位 安倍昭恵さん(夫:安倍晋三氏)
安倍明恵
ファーストレディの時期:2006年9月26日~2007年9月26日、2012年12月26日~2020年9月16日
アッキーの愛称で、長く日本のファーストレディだった安倍明恵さんは、親しみやすいキャラクターでしたが、やや自由過ぎる言動があり、叩かれることも多かったことも事実です。
出典:asahi.com
安倍晋三
第90・96・97・98代内閣総理大臣
在任期間:2006年9月26日~2007年9月26日、2012年12月26日~2020年9月16日
所属政党:自由民主党
安倍晋三氏は長期政権を築いた総理大臣で、外交政策や景気対策などで一定の評価を受けています。
まとめ
日本のファーストレディの歴代有名ランキングをまとめました。
海外のファーストレディと比べると、日本のファーストレディは控えめな人が多い印象です。
ですが日本の場合、ファーストレディが目立つと叩かれることも多いため、あえて控えめな方が良いのかもしれません。