井の頭公園バラバラ殺人事件の真相!犯人と被害者・5つの謎まとめ

猟奇的な内容から現在も注目を集める未解決事件「井の頭公園バラバラ殺人事件」の衝撃の真相が明かされたと話題になっています。

 

今回は事件の概要や被害者について、未だに残される多くの謎、時効後に明らかになったという某国特務機関工作員犯人説についてまとめました。

「井の頭公園バラバラ殺人事件」とは?多くの謎が残る未解決事件

 

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「井の頭公園バラバラ殺人事件」は、1994年4月23日午前に発覚した死体損壊・死体遺棄事件です。

 

井の頭公園で清掃の仕事をしていた当時59歳の女性が、ゴミ箱から回収するゴミ袋を集積する場所で、半透明のビニール袋に入れらた奇妙な物体を発見しました。

 

その物体は薄ピンク色で、一見して「魚の切り身か豚肉」のように見えたため、女性は持って帰って餌付けしている猫とカラスの餌にしてやろうと考え、ビニール袋を開けたところ、それは切断された人間の足首でした。

 

驚いた清掃員達はすぐに警察に通報、駆けつけた警察がゴミ集積所および公園内のゴミ箱を調べたところ、公園内各所に設置された合計7カ所のゴミ箱から、バラバラに解体された遺体が入れられた27個の半透明の袋が発見され事件が発覚します。

 

警視庁はバラバラ殺人事件として捜査を開始し、その猟奇的犯行内容から世間の注目を集め、数々の証言が集まりますが、むしろそれが捜査を混乱させ、また、有力な情報や証拠も少なく捜査は難航。

 

さらに、事件発覚から3日後の1994年4月26日に「中華航空140便墜落事故」が発生したため世間の注目はそちらに移る事となり、さらにその後、捜査に当たっていた警視庁捜査一課の捜査員達が、1995年3月20日に発生した「地下鉄サリン事件」の捜査に振り向けられる事が決定して本事件の捜査本部は解散、所轄の三鷹署が単独で捜査を継続する事になりました。

 

結果、捜査は迷宮入りし、ほとんど進展のないまま2009年4月23日午前0時をもって公訴時効が成立し、「井の頭公園バラバラ殺人事件」は未解決事件となったのでした。

 

 

「井の頭公園バラバラ殺人事件」の被害者は一級建築士の川村誠一(当時35歳)

 

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「井の頭公園バラバラ殺人事件」の被害者は、井の頭公園からほど近くに住む、一級建築士・川村誠一さん(当時35歳)でした。

 

井の頭公園各所に設置されたゴミ箱から発見された遺体には、手足の部分も含まれていましたが、それらの指紋や掌紋がほぼ全てが意図的に削り取られており、また、頭部も発見されなかったため、遺体の身元の特定は困難と予測されました。

 

しかし事件発覚から3日後、わずかに残っていた指紋の一部の照合や、DNA鑑定により、被害者は事件発覚の前日4月22日に妻によって捜索願が出されていた川村誠一さんであると断定されたのでした。

 

 

「井の頭公園バラバラ殺人事件」の謎① 発見された遺体は同じ大きさに揃えられていた

 

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「井の頭公園バラバラ殺人事件」で発見された被害者・川村誠一さんの遺体は、定規で測ったかのように、22cmほどに切り揃えられていました。これまでに発生したバラバラ殺人事件の例では、解体された遺体はほとんどの場合関節にそって切断されています。

 

しかし、「井の頭公園バラバラ殺人事件」で発見されたバラバラ遺体は全て、関節や臓器などを無視して長さや太さをぴったり合わせて切断され、長さは22cmほど、太さは20cm以下に均一に揃えられていたのです。

 

当時、井の頭公園に設置されていたゴミ箱は、ポスト型と呼ばれる形状で、縦20㎝横30㎝の投入口からゴミを投入するようになっていました。

 

この均一に切り揃えられたバラバラ遺体はまるで、この投入口にぴったりと収まるように切断されたのではないか?という推測が出ています。

 

目的が何であれ、遺体を全く同じ大きさに測量して切断するという行為はあまりに猟奇的で異常性が感じられ、性的な異常者の犯行説やカルト的な新興宗教団体の犯行説などが浮上する事となりました。

 

また、遺体の切断には、電動ノコギリではなく通常のノコギリが使用された事も判明しており、切断の方法は少なくとも3パターンあった事も判明し、犯人は複数人の可能性が高いと推測されています。

 

 

「井の頭公園バラバラ殺人事件」の謎② 遺体は完全に血抜き処理されていた

 

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「井の頭公園バラバラ殺人事件」で発見されたバラバラ遺体からは、ほぼ完全に血液が抜き取られていたそうです。

 

これは、腐敗を遅らせたり、目立たないようにして発見を遅らせる意図で行われたと考えられていますが、人体から完全に血液を抜き去るためには、大量の水が必要となり、一般的な給排水設備では困難だと考えられ、犯行は何らかの専門的な設備を持つ施設で行われた可能性が高いと推測されました。

 

また、血抜きには専門的な医学知識も必要になる事なども考え合わせると、何らかの組織による犯行なのではないかという見方が有力となります。

 

 

「井の頭公園バラバラ殺人事件」の謎③ 遺体の入れられた袋は特殊な方法で梱包されていた

 

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「井の頭公園バラバラ殺人事件」で発見されたバラバラ遺体は、24個の袋に分けて梱包されていましたが、それぞれの重さはほぼ均一だったと発表されており、1袋の重さは約800グラムほどだったと見られています。

 

そして、その袋が全て特殊な方法で梱包されていた事でも注目を集めました。

 

この特殊な梱包方法というのは、切断された遺体の両端から網状の水きり袋をかぶせ、その上に東京都推奨の半透明の炭酸カルシウム混入ゴミ袋で二重に包むというものでした。

 

この梱包方法自体が漁師らの使う特殊な方法だったという説と、袋の結び目が漁師らの使う特殊な結び方だったという説の二つがあるようですが、はっきりしているのは、遺体は匂いが漏れづらいように二重に包まれ、その結び目は簡単には解けないように団子状になるまで厳重に縛られていたという事です。

 

これらの梱包方法は、犯人が遺体が発見される可能性を下げるために行ったと考えるのが自然です。

 

猟奇的な方法で死体が遺棄された事を理由にして、この遺棄方法は何らかの見せしめだったのではないかという説も出ていますが、遺体発見確率を下げるために厳重に梱包したとすれば、見せしめ説とは矛盾を感じます。

 

一体何のために、このように手間のかかる遺棄方法をとったのか謎が深まります。

 

 

「井の頭公園バラバラ殺人事件」の謎④ 発覚1日前深夜に事故のような衝撃音

 

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「井の頭公園バラバラ殺人事件」が発覚する1日前の4月22日の午前0時から1時頃に、「ドーン」という大きな衝突音を聞いたという証言が、被害者川村誠一さんの自宅付近のマンション住人複数人から出ています。

 

この証言から、被害者の川村誠一さんは帰宅途中に交通事故に遭い、その発覚を恐れた運転者らによって、遺体を解体され井の頭公園に遺棄されたのではないかという説が浮上しています。

 

 

「井の頭公園バラバラ殺人事件」の謎⑤ 被害者には殺される要因が一切無かった

 

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「井の頭公園バラバラ殺人事件」は遺体があまりにも残忍な方法で捨てられていたため、何らかの怨恨や見せしめのために殺害されたのではないか?という見方が出ました。

 

しかし、被害者の川村誠一さんは、周囲の評判がすこぶる良く、身辺にトラブルと言える事は全く無く、殺害される要因は一切見つからなかったのです。

 

 

「井の頭公園バラバラ殺人事件」の真相① 犯人から逃亡しホテルを転々としていたという元露天商が証言

 

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「井の頭公園バラバラ殺人事件」の公訴時効が成立してから、6年後、事件の真相だとして衝撃的な新証言が出ています。

 

この証言をしたのは、被害者の川村誠一さんと背格好が瓜二つだったという元露天商でした。

 

当時、この露天商の男性は、その界隈の露天商の元締めのような立場にあり、ナワバリで無断で商売をし始めた外国人露天商グループと諍いになっていたのだそうです。

 

その元露天商の男性は、暴力団関係者の力を借りて外国人露天商グループを排除する計画を隠密裏に進めていたのですが、その計画が実行直前に外国人グループに露見。

 

その結果、元露天商男性は報復として逆に命を狙われる事になり、都内のビジネスホテルを転々としながら身を隠す生活を余儀なくされたそうです。

 

元露天商男性はどこへ行っても外国人グループからの監視を受けるようになり、もうダメかもしれないと諦めかけた時に、潜伏先のホテルのテレビで見ていワイドショー番組で「井の頭公園バラバラ殺人事件」の事を知ったのだそうです。

 

そして、被害者の川村誠一さんの顔があまりに自分に瓜二つである事に驚き、川村誠一さんが人違いによって自分の身代わりとして殺害された事を確信したのだそうです。

 

 

「井の頭公園バラバラ殺人事件」の真相② 犯人は某国特務機関工作員?

 

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「井の頭公園バラバラ殺人事件」の真相を証言した元露天商は、さらに衝撃の事実を明かしています。この元露天商男性と川村誠一さんを間違えて残虐な方法で殺害に及んだのは、某国特務機関に所属する工作員グループだったというのです。

 

この某国特務機関工作員のグループは、露天商に扮して日本へと潜伏し情報収集活動を行なっていたという事で、証言者の元露天商男性はそうとは知らず、結果的に工作員によるスパイ活動を妨害する事になってしまった。

 

そして、力を借りていた暴力団関係者らも相手が悪いとばかりにさっさと手を引いてしまい、元露天商男性は命を狙われ追われる事になってしまったというのです。

 

この「某国」というのがどこの国かというのは明らかにされていませんが、この元露天商男性は、白人や黒人だとはあえて言及していないため、まず間違いなく東アジア圏の黄色人種の国家でしょう。となると、二カ国ほどが思い当たりますが、証拠もないのでここでは明言できません。

 

この話の真偽は不明ですが、仮に真実で、某国特務機関による人違い殺人だったのだとすれば、犯人達はその手の犯行のプロであり、実行後はさっさと目的を果たし証拠を残さずに出国している可能性が高いでしょう。そうであれば「井の頭公園バラバラ殺人事件」が多くの謎を残し迷宮入りした事にも説明がつくのではないでしょうか?

 

 

「井の頭公園バラバラ殺人事件」の真相③ 被害者には誰も知らない裏の顔があった?

 

「井の頭公園バラバラ殺人事件」の被害者・川村誠一さんの周囲の評判はとても良く、誰かに恨まれる事も、身辺のトラブルなども全くなかった事は既に触れましたが、その点に関してはいくつかの気になる情報もあるようです。

 

 

被害者は事件当日、何故か新宿へと移動している

 

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事件の当日、被害者の川村誠一さんは、元同僚が開いた自身の昇進祝いとして、仕事帰りに高田馬場に立ち寄って飲んだ後、高田馬場から山手線に乗って新宿まで移動し、そこで元同僚らと別れています。

 

川村誠一さんの自宅は吉祥寺駅から歩いて10分ほどの所にあり、普段の通勤では地下鉄東西線を使っていたそうなので、高田馬場からなら地下鉄東西線を使えば、吉祥寺まで1本で帰宅できます。

 

にも関わらず事件当日、川村誠一さんは、山手線に乗り新宿駅まで移動しているのです。川村誠一さんが元同僚らと別れたのは、午前0時も近い深夜でした。一体何のためにわざわざ新宿駅へと出向いたのか、周囲の人間が誰も知らない何らかの秘密を、川村誠一さんが抱えていた可能性は考えられないでしょうか?

 

妻も知らない被害者の顔があった?

 

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川村誠一さんの妻は、事件後に警察から「ご主人が仕事帰りに寄り道をする事はありましたか?」といった事を聞かれたそうです。

 

妻が警察から聞かされた話によれば、川村誠一さんは同僚に職場から車で送ってもらった時に、何度か途中で下車した事があったのだそうです。

 

そして、この事実を川村誠一さんの妻は全く知らなかったのだそうです。この事は、何らかの秘密を川村誠一さんが持っていた事の裏付けと言えなくもありません。

 

 

耐震偽装問題に巻き込まれた説も

 

被害者の川村誠一さんは一級建築士であり、事件から約10年後に明るみになった「耐震偽装問題」に関わったとされる建設会社に関連する仕事も請け負っていたようです。

 

そのため、川村誠一さんは耐震偽装問題に巻き込まれ、隠蔽のために殺害されたのではないか?とする説も浮上しています。事実、当時の捜査本部はこうした側面からも事件を追求しており、いくつかの関連企業への捜査を行っていたとの情報が明らかにされています。

 

以上から、川村誠一さんが、誰も知らない裏の顔、あるいは何らかの秘密を抱えており、それに関連して殺害されたのではないか?との推論が浮上しています。

 

 

まとめ

 

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現在も多くの謎が残され注目を集めている未解決事件「井の頭公園バラバラ殺人事件」についてまとめてみました。

 

「井の頭公園バラバラ殺人事件」は定規で測ったかのように均一の長さに揃えられたバラバラの遺体が袋に厳重に梱包され、井の頭公園の各所に設置された複数のゴミ箱に遺棄されていたという猟奇的な事件でした。

 

その異常な遺棄方法から、性的な異常者による犯行説やカルト新興宗教による犯行説など様々な説が浮上しましたが、捜査は迷宮入りし、公訴時効により未解決事件となりました。

 

時効後に真相として、某国特務機関の工作員による人違い殺人説などが浮上しましたが、こちらも真偽のほどは明らかではなく、「井の頭公園バラバラ殺人事件」の真相は現在も謎に包まれています。

 

時効を迎えてしまったとはいえ、被害者のためにも今後何らかの形で事件の真相が明らかになる事を願います。

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