伊藤詩織さんが元TBS支局長山口敬之さんから性的被害を受けたとする民事訴訟が伊藤詩織さん勝訴に終わりました。
今回は伊藤詩織さんの大学や結婚などの経歴、騒動の経緯、裁判の行方を決定づけた証言、公開されたメール内容との矛盾、デマとほぼ確定したハニートラップ説、現在についてまとめました。
この記事の目次
伊藤詩織は元TBS支局長山口敬之を相手に性的被害を訴え民事訴訟を起こした女性
伊藤詩織さんは、2017年9月28日に元TBSワシントン支局長の山口敬之さんを相手取って「望まない性行為で精神的苦痛を受けた」として損害賠償1100万円を求める民事訴訟を起こしました。
2015年4月当時、伊藤詩織さんは大学卒業を控えており、就職先を決める活動の一環として、TBS記者だった山口敬之さんと会食しました。
会食の場で伊藤詩織さんは幾らか飲酒し、途中意識が朦朧としたため帰宅しようとしていた際、山口敬之さんによって同意がないままにホテルの部屋へと連れ込まれ、意識がない状態で性行為を強制されたとして訴えました。
一方の山口敬之さんは、伊藤詩織さんの言っている事は事実と異なるとして反論しており、伊藤詩織さんはホテルの部屋に自分の意思で入ったとし、性行為自体は認めたものの、それを誘ってきたのは伊藤詩織さんの方であり、同意の上の事だったと主張しています。
東京地裁で開かれた民事裁判は、山口敬之さんの主張に多くの矛盾点がある事が発覚して伊藤詩織さんの勝訴に終わり、2019年12月18日、東京地方裁判所は伊藤詩織さんの訴えを一部認め、山口敬之さんに対して慰謝料約330万円の支払いを命じました。山口敬之さんはこの判決に納得できないとして控訴しています。
今回は、この騒動で一躍時の人として注目されている、被害女性・伊藤詩織さんに焦点を当てて行きます。
伊藤詩織のプロフィール
伊藤詩織のプロフィール
生年:1989年(月日は不明)
出身地:神奈川県
伊藤詩織さんのプロフィールについては、現在のところあまり詳細な情報は公開されていないため不明な点が多いです。
海外のニュースメディアでの紹介によれば、父親は建築関係の仕事をしており、母親は専業主婦、兄弟は妹と弟がいるそうです。その他、伊藤詩織さんの両親が週刊誌のインタビューを受けており、そこでも妹と弟について言及しているため、両親と妹、弟の5人家族である事は間違いなさそうです。
また、9歳からはモデルの仕事もしていたという情報もありますが、この情報は真偽不明ではっきりしません。
性被害に関わる民事訴訟を起こした事により、世間で大きく注目され騒がれている伊藤詩織さんですが、その経歴についてはほとんど何もわからないというのが実際のところのようです。
次の見出しからは、伊藤詩織さんの経歴について、現在までに判明している内容を紹介していきます。
伊藤詩織の経歴① 大学など学歴について
伊藤詩織さんの大学についてですが、有力なのが日本国内の短期大学を卒業したというものです。ただ、これは公式発表によるものではなく、ネット上に「伊藤詩織さんは短大卒」とする書き込みが多数ある事のみが根拠になっているようです。
「日本大学文理学部出身」という情報が一時出回りましたが、これは全く別人の「伊藤しおり」さんという人物が同大学の文理学部社会学科に所属してた事を示すログがネット上に残っていた事から出たデマ情報でした。
伊藤詩織さんの公式プロフィールによれば、2014年からは、アメリカのニューヨークにある大学で写真とジャーナリズムを学んだとなっていますが、この大学名についても公表されていません。
高校生の時代には留学を経験している
伊藤詩織さんは2017年10月18日に、山口敬之さんからの性被害についての告発本「Black Box」を発売していますが、それによれば、高校時代にアメリカに留学、その他、イタリアにも留学して勉強された事があるそうです。
学歴含め騒動前の経歴はほとんど不明
以上が、伊藤詩織さんの大学や高校など学歴についてわかっている事の全てです。
騒動が起こる前の経歴の情報がほとんど表に出ていない事から、伊藤詩織さんが、安倍内閣と親しい山口敬之さんを潰すために、反日的な人々によって送り込まれた工作員なのではないか?といった噂を囁く人々も一部いるようです。
山口敬之さんが、安倍内閣と親密な関係にある事は事実であるため、そのスキャンダルを利用しようと野党勢力や反日的な人々が集まってくるのは当然の成り行きであり、これをもって伊藤詩織さんを反日工作員だと疑う事は無理があります。
大学名や経歴を公表するもしないも伊藤詩織さんの自由なので、これを理由にしてあらぬ噂を立てるのは重大な人権侵害でしょう。
伊藤詩織の経歴② アメリカに留学してからの経歴について
伊藤詩織さんは日本の大学(短期大学?)を卒業した後、アメリカに留学したという事ですが、両親が留学に反対だったため資金援助を受けられず、留学費用は全て自分でアルバイトなどをして賄ったのだそうです。
アルバイトの内容は、ピアノバーや翻訳、ベビーシッターなどだという事です。この中の「ピアノバー」というは日本ではあまり馴染みのない言葉ですが、これは、日本でいうところの「キャバクラ」のような場所を指しているそうです。
そして現在、性犯罪被害を受けたとして係争中の相手、山口敬之さんと初めて出会ったのも、この「ピアノバー」で、店員とお客さんとしてだったようです。
この時の事を振り返ったいくつかの記事によれば、当時の伊藤詩織さんはジャーナリストを強く志しており、当時TBSワシントン支局長だった山口敬之さんに対しても相談を持ちかけたようです。
また、この頃、伊藤詩織さんは大学卒業を控えており、アメリカ国内で働くためのVISAを取得するために、インターン先を探していたようです。こうした事も山口敬之さんに相談していたとの事でした。
ただ、伊藤詩織さんが就職に関する相談を持ちかけていたのは山口敬之さんだけではなく、その他にもいくつかの興味を持った企業にメールを送るなどしていたようなので、何らかの特別な感情を抱いての行動だったわけではなく、あくまでも将来のキャリアを決めるために起こした行動の一つだったと考えるのが自然でしょう。
これらの情報から、伊藤詩織さんはアメリカ留学中、現地での報道系企業への就職を目指して活動されていたと考えられます。
伊藤詩織は結婚している?
「性犯罪被害」を受けた事を訴え、世界的に話題となっている伊藤詩織さんには、結婚しているのかどうかについてでも注目が集まっているようです。
プライベートな情報をほとんど公開されていない伊藤詩織さんですが、結婚についても公表はされていません。
「性犯罪被害」を訴えて矢面に立っている妻を、結婚関係にあるパートナーが放っておくとは考えづらく、自分も表に出てサポートするのが当然だと考えますが、そうした気配は見られないため、伊藤詩織さんはおそらく結婚はされておらず独身だと考えます。
伊藤詩織さんは極めて魅力的な女性なので、恋愛パートナーはいてもおかしくありませんが、時の人とはいえ一般の女性なので、その辺りはあまり詮索しない方が良いでしょう。
伊藤詩織が山口敬之から「準強姦」被害にあった時の経緯
続いて、伊藤詩織さんが山口敬之さんから「性犯罪被害」を受けたとされる日の様子について改めて紹介します。
ニューヨークの「ピアノバー」で伊藤詩織と山口敬之と知り合う
少し時間をさかのぼりますが、伊藤詩織さんと山口敬之の出会いについても触れておきます。
伊藤詩織さんは、日本の大学を卒業後にアメリカに留学していましたが、その費用を自分で賄うためにニューヨークの日本人向けの「ピアノバー」でアルバイトをしていたそうです。
2013年の秋頃、そのピアノバーに客として訪れたのが、当時TBSのワシントン支局長だった山口敬之さんでした。
この時、伊藤詩織さんは山口敬之さんがTBSの記者だと知り「報道の仕事がしたい」と伝えたそうです。すると、山口敬之さんは「TBSのニューヨーク支局長に是非会わせたい」と答え、実際にその後3人で会食するなど、かなり好意的な反応を示したようです。
一方、この時の様子について山口敬之さんは伊藤詩織さんに反論する手記にて以下のように書いています。
私がTBSのワシントン支局長であることを知ると、あなたは途端に、「ジャーナリズムの仕事がしたい」と非常に熱心に訴えました。そして、ニューヨークの日本のテレビ局を紹介してほしいと何度も繰り返しました。その執拗な要求は、少したじろぐほどだったのをよく覚えています。
山口敬之さんによれば、伊藤詩織さんの方からグイグイとアプローチをかけてきたという事のようで、伊藤詩織さん側の目線とは随分と乖離した印象を受けます。
伊藤詩織と山口敬之が恵比寿で会食
伊藤詩織さんと山口敬之さんはそれからメールをやり取りするようになったそうです。その後、山口敬之さんはメールで「一時帰国する事になったが空いている日ある?なんか奢ります」と伊藤詩織さんを食事に誘い、その後のやり取りで2015年4月3日に東京で会食する事が決まっています。
伊藤詩織さんと山口敬之さんは、東京・恵比寿にある串焼き店とカウンターの寿司店の2件で飲食し、伊藤詩織さんは串焼き屋で「瓶ビール2本を2人でシェア、グラスワイン1杯ほど」寿司屋では「日本酒2合をシェアして飲んだ」と言っています。
対する山口敬之さん側は訪問した店舗の主人の証言から伊藤詩織さんは「ビール、梅しそサワー、ワインを数杯、日本酒を合計で6、7合」と伊藤詩織さんの言うよりもかなり多い飲酒量だったと主張し、さらに、山口敬之さんは伊藤詩織さんが飲み過ぎではないかと案じていたとしています。
寿司屋で記憶を失う
寿司屋で飲食している最中、伊藤詩織さんは2度目にトイレに行った際に「クラクラ」し、そこで給水タンクにもたれるようにした後、記憶がないのだそうです。
伊藤詩織さんはとても酒に強いのだそうで、通常であればこの程度の飲酒量で酩酊するはずはないとし、山口敬之さんによって飲み物に「デートレイプドラッグ」を入れられた事を疑っているそうです。
これに対して、山口敬之さんは「デートレイプドラッグの存在すら知らなかった」とこの疑惑を否定しています。
タクシーでホテルへと移動
出典:https://www.dailyshincho.jp
午後11時頃、山口敬之さんと伊藤詩織さんはタクシーを利用して、山口敬之さんの宿泊するホテルへと移動しています。
タクシー運転手の証言によれば、伊藤詩織さんは後部座席奥側に座らされ、随分と酔っている様子で途中車内で嘔吐したとの事です。
また、移動中に何度か「駅の近くで降ろしてください」と訴えていたそうですが、これに山口敬之さんが「何もしないからホテルへ行って」と強引に押し通したため、運転手はそのままホテルへと向かったという事でした。
ホテルに到着しても、伊藤詩織さんは抵抗するそぶりを見せ、中々タクシーから降りようとしなかったそうですが、山口敬之さんに抱きかかえられるようにして降ろされてしまったのだそうです。
この時ホテルのエントランスに立っていたドアマンからも、伊藤詩織さんは、タクシーから降りるのを拒むような仕草をしていたとの証言が出ており、その証言によれば、伊藤詩織さんは、かなり酩酊して見え、足元もおぼつかずにフラフラした様子で、山口敬之さんに引っ張られるようにしてホテル内に入って行ったそうです。またこの時、伊藤詩織さんが、「うわーん」と泣き声のような声をあげていたとの事。
山口敬之さんは、伊藤詩織さんは自分の足で自主的にホテルの部屋まで歩いたと主張していましたが、このドアマンの証言が新たに出たため、これまでの山口敬之さんの主張が一気に疑わしいものとなり、裁判の行方を決定づける要因となりました。
ホテルの部屋で起きた事
伊藤詩織さんによれば、その後記憶が戻ったのは、ホテルのベッドの上だったそうです。
意識が戻ったのは早朝5時頃で、痛みを感じてのこと。仰向けの私に相手が跨っている状態で、抵抗してトイレに逃げ込みました。その際に避妊具をしていない陰茎が見えました。
しかもこの時、伊藤詩織さんは身体のあちこちを負傷していたとの事。
伊藤詩織さんが意に沿わないそい行為を強要された事に加えて、山口敬之さんが避妊具すら装着していない事に強い怒りを覚え、それを抗議すると、山口敬之さんは以下のように返答したのだそうです。
ごめん。君のことが本当に好きになってしまって。早くワシントンに連れていきたい。7時にチェックアウトをして空港に向かうので、シャワーを浴びたら一緒に薬局でピルを買いましょう。
さらに、裸の状態の伊藤詩織さんが「服を返してください」と伝えると山口敬之さんは以下のように答えたとの事。
下着だけでもお土産で持って帰ってもいいかな。いつもは強気なのに困った時は子供みたいで可愛いね。
この一連の発言が真実だとすればかなり気持ち悪いですね。意識のない相手に性的な行為をしておいて、その抗議を受けている最中の発言とはとても思えません。
ただし、山口敬之さんはこれらの発言はしていないと主張しています。また、山口敬之さんは、ホテルの部屋に入った伊藤詩織さんが部屋で何度も嘔吐したとし、それで迷惑を被ったなどと主張しています。
このように、伊藤詩織さんと山口敬之さんの主張は、ほぼ全面的に食い違っています。
この騒動が世に出た当初は、あまりに互いの主張が違うため、伊藤詩織さんが嘘を言っているのではないかとする声も多く出ていました。しかし、裁判の過程で山口敬之さんの主張には多くの矛盾がある事が明らかになり、現在は伊藤詩織さんを支持する声が圧倒的優勢となっています。
伊藤詩織と山口敬之の「性犯罪被害」発生後のメール内容が公開される
上の画像は、週刊新潮が公開した伊藤詩織さんと山口敬之さんのメールのやり取りの内容です。
伊藤詩織さんは2015年4月18日に山口敬之さんにメールで「今回会ったのは、仕事の採用の話とビザ取得の話をするためだったはず、にも関わらず避妊具もせずに行為に及び、その後何事もなく連絡を取ってくるなど、あやふやな態度を取るのは何故か?」といった趣旨のメールを送信。
これに対して、山口敬之さんはかなり長文のメールを返信し、伊藤詩織さんがホテルの部屋の中で何度も嘔吐し、自分はその後始末に迷惑させられた、といった内容を書いた上で、自分は「あなたの髪の毛などについた嘔吐臭が耐えられなかったので別のベッドで寝た」と書いています。
さらに、伊藤詩織さんが唐突にトイレに立った後、「戻ってきて私の寝ていたベッドに入ってきました」と書いています。この時に伊藤詩織さんは普通に話しており「意識不明のあなたにわたしが勝手に行為に及んだ」という事は事実と違うとも書いています。
そして、「あなたのような素敵な女性が半裸で」自分のベッドに入って来たので行為に及んでしまったのだ、とあたかも伊藤詩織さんの方から積極的に誘って来たかのように主張ているのです。
裁判の証言でメール内容との矛盾が明らかに
以下は、山口敬之さんと、伊藤詩織さん側の弁護士の裁判でのやり取りになります。
原告側弁護士「ドア側のベッドをA、窓側のベッドをBとして、それぞれが使用したベッドを教えてください」
山口さん「伊藤さんをAに寝かせ、そのあとBに私が横たわった」
弁護士「性行為が行われたのはどちらのベッドですか?」
山口「Aです」
山口敬之さんは、伊藤詩織さんをドア側のベッドに寝かせたとし、その後自分は窓側のベッドに横たわったとしています。しかし、性行為が行われたベッドは伊藤詩織さんが寝ていたドア側のベッドだとしています。さらに、以下のやり取りが続きます。
弁護士「(4月18日に)伊藤さんへ送ったメールで『ゲロまみれのあなたをベッドに寝かせた』とありますが、これはAのベッドということですか?」
山口「そうです」
弁護士「(伊藤さんへのメールで)『(トイレに立った伊藤さんが)私の寝ていたベッドに入ってきました』とありますが、これはどちらのベッドですか?」
山口「Aです」
山口敬之さんは、伊藤詩織さんにメールで説明した際には、山口さんが寝ていた窓側のベッドに、伊藤さんの方から入って来たと主張していますが、何故かその後性行為に及んだのは伊藤詩織さんが寝ていたドア側のベッドだと言っています。
これではメール内容と証言との辻褄が合いませんが、これについて突っ込まれるとメールでの「私の寝ていたベッド」というのは「私が使っていたホテルのベッドという意味で使った」とかなり無理のある回答をしています。
裁判では、山口敬之さんの主張にこうした矛盾点がいくつもある事が明らかになったため、山口敬之さんの主張は信用できないという結論が下され、伊藤詩織さんの勝訴という結果に終わったのです。
伊藤詩織のハニートラップ説はデマ
今回の騒動では、伊藤詩織さんを支援する人々の中に、一部、野党系の勢力や反日的な活動を行なっている団体の影が見え隠れした事や、被害にあってから告発するまでに5日間の空白があった事などを理由に、伊藤詩織さん、あるいは背後の何らかの勢力によって仕組まれた「ハニートラップ」だったのでは?という噂が囁かれました。
しかし裁判記録を見てもわかるように、山口敬之さんの証言に矛盾点が多く、山口敬之さんが限りなく黒に近いのは誰が見ても明らかです。
伊藤詩織さんを支援する勢力に現政権に反発する勢力が多い事も、総理や政権関係者と親しいという事を周囲に積極的に発信していた山口敬之さんの起こしたスキャンダルという事で、そうした勢力がこれを利用しようと集まってくる事には何も不思議な事ではありません。
被害にあってから告発するまでに時間が空いた事についても、性的な被害に遭って精神的ショックを受けた女性が、ようやくそれに対応できる程までに回復する時間として5日というのは決して十分な期間とは言えないでしょう。
以上から、今回の騒動は伊藤詩織さんのハニートラップだった説はデマだと断定して差し支えないでしょう。
伊藤詩織の現在① 2018年6月からは海外を拠点にジャーナリスト活動を展開
伊藤詩織さんは、山口敬之さんから性犯罪にあった事を告発した事で、一躍世間からの注目を集める女性となりました。
そんな中、伊藤詩織さんは山口敬之さんとの係争を続けながらも、自分の目標に向けて積極的に行動されていたようです。2018年6月頃からは拠点をイギリス・ロンドンへと移し、そこでフリージャーナリストとしての活動を本格化させています。
ジャーナリストとしての名義は「Shiori」で、イギリス「BBC」や「ロイター通信」、中東系メディアの「アルジャジーラ」などで活動を続けているという事です。
2018年6月22日には、TBSラジオに出演し、アフリカ・シエラレオネにおける女性器切除問題に関する取材報告を行い話題を集めました。
伊藤詩織の現在② 映像作家としての活動も開始
また、映像作家としての活動も開始しており、2018年には「Hanashi Films」という映像製作会社も立ち上げています。
「2018年度ニューヨーク・フェスティヴァル」では、ディレクターとして関わった日本の孤独死をテーマにしたドキュメンタリー作品で「ドキュメンタリー部門銀賞」、カメラマンとして関わった、コカとペルーの人々をテーマにしたドキュメンタリー作品で「スポーツ&レクリエーション部門銀賞」を獲得するなど、早くも輝かしい成果を示しています。
伊藤詩織の現在③ 世界的な支持を獲得している
また、性犯罪被害を受けながらそれを勇気を持って告発し、ジャーナリズム活動として女性問題などにも取り組む伊藤詩織さんは、世界中で大きな支持を得ているようです。
これに関連し、雑誌「ニューズウィーク」の4月30日号では伊藤詩織さんが、特集「世界が尊敬する日本人100人」の中の1人として選ばれています。
カルバン・クラインのプロモーションビデオにも登場
伊藤詩織さんは2019年、アメリカの有名ブランド「カルバン・クライン」のプロモーション映像にも出演されています。
このプロモーション映像は、「自分自身を力強く表現するアジア女性たちを讃える」というテーマで作成された映像という事で、伊藤詩織さんが世界で高い支持を得ている事がよく伝わります。
まとめ
元TBSワシントン支局長・山口敬之さんから性的な被害を受けたとして民事訴訟を起こした女性・伊藤詩織さんについてまとめてみました。
伊藤詩織さんの経歴については謎が多く、卒業した大学などの学歴など含めそのほとんどが不明です。
伊藤詩織さんの経歴が謎に包まれている事から、今回の騒動は伊藤詩織さんのハニートラップだったのではないか?との疑惑も浮上しましたが、裁判によって山口敬之さんの証言に矛盾が多い事が明らかにされ、伊藤詩織さん側が勝訴し、世論は伊藤詩織さんを支持する声が優勢になっています。
山口敬之さんは判決を不服として控訴しており、引き続き高裁で争われる事になります。今後の展開にも引き続き注目していきましょう。