モーニング娘。2代目リーダー・飯田圭織さんとのバスツアーが2007年に開催されましたが、内容が酷すぎると伝説です。
今回は飯田圭織バスツアーの内容やなんJのコピペなど伝説、呪い、その後の漫画化や被害者のオフ会をまとめます。
この記事の目次
飯田圭織バスツアー事件とは
2007年7月7日、「モーニング娘。」のメンバーであり、当時リーダーだった飯田圭織さんが案内を務めるバスツアーが開催されました。
参加費は19000円と微妙な値段でしたが、ファンにとっては、生の飯田香織さんに19000円で会えるという夢のようなイベントで、当日を心待ちにしていた人も多かったと思われます。
しかしイベント前日、飯田圭織さんの電撃結婚&妊娠報道が世を駆け抜けました。
翌日に生の飯田香織さんに会えると有頂天になっていたファンたちを、ことごとく地獄の底に叩き落しました。
さらに、それでも決行されたバスツアーでは、その内容があまりにも酷かったことから伝説として語り継がれています。
現在、コピペや漫画としてその伝説が多数残っていまので、次章から紹介していきましょう。
飯田圭織バスツアーの伝説まとめ① 前日にできちゃった結婚報道
「飯田圭織バスツアー」を目前にした7月6日、飯田圭織さんとバンド「7HOUSE」のメンバーであるケンジさんとの結婚&妊娠報道が、テレビやインターネットニュースで流れました。
バスツアー参加者はツアーの前日ですから、翌日のイベントを楽しみにしていたはずです。
しかし、この報道によって心はバズーカで吹き飛ばされたように粉々になり、嗚咽を漏らして号泣し絶望したファンも少なくなかったということです。
しかし、バスツアーの参加費が19000円と比較的リーズナブルだったことから、キャンセルは少なかったそうです。
飯田圭織バスツアーの伝説まとめ② 予定が急遽変更される
出典:https://pixabay.com/
この飯田圭織さん主催のバスツアーは、「大人の納涼祭」と銘打った日帰り旅行で、当初の行先は神奈川県相模原市にある「さがみ湖ピクニックランド」を予定していました。
しかし、いざバスツアーが始まってバスが出発すると、目的地が 「清水公園(千葉県野田市)」に勝手に変わっていたと言われています。
少なかったとはいえ、当日に多少キャンセルが出たことで、利益が減ると感じて目的地を変えたのかもしれません。
飯田圭織バスツアーの伝説まとめ③ 1号車はお通夜状態
飯田圭織自らバスツアーで結婚報告
飯田圭織さんはバスツアーの前、前日報道された結婚&妊娠について、ファンの前で改めて報告しました。
ファンは複雑だったと思いますが、表向きは精一杯祝福していたようで、飯田圭織さんは感動して涙ぐみながら「今日はみんなで楽しみましょう」 と挨拶を閉めてツアーが始まります。
その時の様子が YouTube 動画に残されています。
1号車から3号車まであったバスは、予約の先着順で何号車かが決まっていたため、自然とガチ勢が集まっていた1号車はお通夜状態だったと言われています。
3号車に乗っていたと思われるファンの以下のコピペが、当時の状況をリアルに伝えていると話題になっていました。
女性の添乗員さんが、マイクを取る。
「お待たせいたしました。これより出発いたします」
それに続いて、
「ホームページやスポーツ紙などで既にご存知の方も
いらっしゃると思いますが・・・・」
と報告を始める。
車内にどっと笑いが起こる。コンサートの挨拶ですっかり
おなじみになった定型文も、一般人の添乗員さんが言うと
面白い。「おまえが言うのかよ」というツッコミたくなる。
3号車の添乗員さんは若い女性だったので、ヲタにとっては
弄りやすいタイプだったせいもあるだろう。
「えっと、皆さんご存知で?」
「しらなーい、なになにー?」
などと白々しいやり取りの後、
「飯田圭織さんが結婚されることになりました」
「ヒュー」とか「おめでとう!」などという言葉とともに拍手が
沸き起こる。
「つきましては、到着後に飯田圭織さんの方から皆様に
ご挨拶もうしあげます。なお、公式ホームページに掲載
された文書をまだ見てないという方は紙がありますので
お渡ししますが・・・」
「わーいちょーだいちょーだい」
とまあ、3号車はこんな陽気な雰囲気だったが、比較的
マジヲタの多い1号車は北区さんによればお通夜状態
だったとかで、3号車でよかったとつくづく思う。
飯田圭織バスツアーの伝説まとめ④ 食事も酷かった
飯田圭織バスツアー事件の数々の伝説の中でも、特に酷いと言われているのが食事の内容です。
以下に、ファンが食べた当時の食事メニューを列挙しました。
・メインはバーベキュー用のソーセージと肉(肉は1人1枚、ソーセージは1人1本)
・8人テーブルに1.5リットルのキッコーマンの烏龍茶1本(計算すると1人200ml以下)
・デザートはバナナ(7名テーブルに、カットされたバナナ3本分が皿に盛られて提供)
・ビールは別売(1杯500円という情報あり)
なお、バナナを1人で2本食べたファンが、スタッフに「人として失格」と怒られてしまう事件も起こっていたようです。
19000円の費用の中に、どれだけの割合で食事代が含まれていたのかは不明です。
しかし、上記の食事内容が事実だとすると、運営側にアイドルオタクにまともな食事は不要と言う偏見があったと思わざるを得ません。
当時はまだTwitterやInstagramといったSNSが広く使われていなかったため、ネット上で大炎上ということはありませんでしたが、現在なら間違いなく大変なことになっているでしょう。
「飯田圭織バスツアー事件」キッコーマンの烏龍茶が伝説に
飯田圭織バスツアーの食事メニューでひときわ注目を集めたのが、キッコーマンの烏龍茶です。
同社の商品では醤油が有名ですが、この事件をきっかけに1.5Lの烏龍茶も出していたことを知った人も少なくなかったようです。
そのため、このキッコーマンの烏龍茶も伝説として語り継がれるようになりました。
https://twitter.com/LCW_mofu/status/1354591327514583040これが伝説の
— ながれ (@nagare_3) January 27, 2021
キッコーマン烏龍茶か!
初めて見た(^_^; https://t.co/aFBAk6Hbsq
かのバスツアー、本当に実在していたことを認めざるを得ない。 https://t.co/4OJMcQUVhO
— 百島 純 (@momoshima_jun) January 27, 2021
飯田圭織バスツアーの伝説まとめ⑤ 迷路イベントでファンが置き去りに・・・
伝説の食事の後には、千葉県野田市の清水公園にある立体迷路「アクアベンチャー」でアトラクションを楽しむイベントがありました。
この巨大迷路では、ファンたちが出口を目指して楽しむわけですが、主役である飯田香織さんは妊娠中のため歩き回るわけにもいかず、ゴールでファンたちを待つという流れだったようです。
満足な食事も摂れずに、飯田圭織さんが結婚してしまったという心の傷を引きずりながら、巨大な迷路にさまよい歩くファンたち…。
この姿から「人生の迷路」という名言が生まれました。
ファンたちの精神状態や十分な食事が摂れていない中、さらに当時は湿度が高かったことから、体調が悪くなって吐き戻してしまった人もいたそうです。
一説によれば、スタッフがバーベキューの肉を適当に管理していたため、食中毒になってしまったのでは?ともささやかれています。
迷路に取り残されたファンもいた?
色々と辛い状況の中でやっとの思いで巨大迷路から抜け出したファンは、ミニライブ会場に向かうことになっていました。
しかし、時間が押していたため、約半数のファンを迷路の中に放置したまま、次のイベントが始まってしまった、とも言われています。
さらに置き去りにされたファンの中には帰りのバスにも乗れなかった人もいたようで、自力で東京に戻ったそうです。
これはあまりに酷すぎる仕打ちですが、置き去りにされた人がいるとの伝説は証拠や証人がいないため、今のところ真偽不明となっています。
飯田圭織バスツアーの伝説まとめ⑥ ミニライブもお粗末だった
巨大迷路イベント後、飯田圭織さんのミニライブが行われました。
ある意味、最大の目玉と言えますが、時のアイドルとは思えないほど簡素なステージだったようで、よくある紅白幕をバックに歌ったようです。
当日は七夕ということで、ライブ後、ファンたちは飯田圭織さんと短冊を書いています。
飯田圭織さんは「みんながいつでも笑顔でいますように」と書いていたそうですが、すでに多くのファンから笑顔は消えていたようです。
バスツアーのラストには握手会が行われ、ファンたちを乗せた帰りのバスは、飯田圭織さんの周りをぐるりと回った後、東京に向けて出発しました。
飯田圭織バスツアーの伝説まとめ⑦ なんJのコピペが話題に
飯田圭織バスツアーで起きたさまざまな伝説を紹介してきましたが、ネットユーザーの心に特に響いたのは、参加者たちの悲痛な叫びでした。
ここでは、参加者の気持ちを吐露したコピペを紹介します。
夜短冊を飾ってたらガイドが「七夕は一年に一度織姫様と彦星が会える日なんです」とかいってさ、ファンの皆さんも飯田さんに会えて良かったですね、なんて言うんだよ
そしたら誰かが急にちいさいこえで「彦星様見つかってよかったねカオリン」なんて言ってみんながざわざわしてから口々におめでとうを言い始めた
俺はそんなこと言えるわけないから下向いて唾飲んでたんだ
どんなバカヤロウがそんな偽善ぬかしてるのかと隣みたらさ
おめでとうとかいってるオッサンがみんな泣いてた
俺も泣いた
このコピペを読むと、ファン達のやりきれない心情が手に取るようにわかります。
なんJ民のお気に入りのコピペ
ガチのアイドルオタクの心情が最も現れている、と人気のコピペがあります。
解散して帰宅の電車に一人で乗った途端に嗚咽してしまった
他の乗客の視線を意識してみっともないとは思ったが涙も泣き声も止まらない
席から立ち上がる気力もなく家の最寄り駅を大分過ぎてから漸く下車した
今だに家に帰る気持ちにはなれずホームのベンチにへたり込んでいる
こんな惨めで虚しくて情けない気持ちになったのは生まれて初めてだ
電車が入線してくる度いっそホームに飛び込もうかとも思ってしまう
帰りのバスの車内では十年間応援し続けてきた人間に対して
最後にこの仕打ちは酷過ぎるとも憤ってもいたが今はどうでも良い
本当にもう何もかもどうでも良い
ただ、このコピペはもともとは声優・國府田マリ子さんの結婚の時に、ファンの心情を描いたものだったようですが、飯田圭織さんのバスツアー事件後に誰かが修正したようです。
なんJ民の間では、「ホームに飛び込もうかとも」の部分について、「ホームに飛び込んでも擦りむくだけ」というツッコミがあり、10年以上の時を経て気づいた人もいたようです。
飯田圭織バスツアーの呪いとは
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ファンたちの心をもてあそび、利益重視のツアー内容になっていたことなどから、飯田香織さんは多くのファンから呪いを受けてしまったと言われています。
飯田圭織バスツアーの翌年1月、飯田香織さんは長男を出産しました。
しかし、その長男が7月に慢性腎不全で亡くなっていたことが、2008年11月28日付の報道で明らかになりました。
今年1月22日に長男を出産。だが息子が生きた6カ月は、ほとんどが闘病生活。生まれた時から腎臓に疾患があり入院治療が続いた。新米ママの飯田は、毎日病院に通った。回復への思いが通じ、4月には無事退院。その後も順調に育っていた。だが7月27日の朝、息子の様子が急変。すぐに病院へ駆け込んだものの、そのまま息子は、短い人生に幕を閉じた。
この長男は、バスツアーの時に飯田圭織さんがおなかの中に身ごもっていた子供でした。
このことから、飯田圭織さんはファンの心を引き裂いたことによる呪いを受けたとネット上でささやかれるようになってしまいました。
飯田圭織バスツアーは漫画化されている
飯田圭織バスツアーはあまりにも伝説的なネタが多いため、漫画化されています。(URLをクリックすると拡大表示されます)
画像は、「キガタガキタ!~恐怖新聞」より~」の2巻に掲載されたお話です。作者はつのだじろうさんです。
飯田圭織バスツアーのその後:巨大迷路が聖地に・被害者は毎年オフ会も
飯田圭織バスツアーの舞台となった、千葉県野田市の清水公園にある立体迷路「アクアベンチャー」は、施設老朽化のために2020年6月30日付けで閉場しました。
なお、清水公園の広報によれば迷路を壊して新しい施設を作る予定だということです。
「飯田ヲタの端くれとしてあの日人生の迷路で儚く散った英霊達に最後のご挨拶 をしてきましたorz」
「巨大迷路に取り残された飯田ヲタ、未だに迷路を彷徨ってるって話好きだった けど、ついになくなるんやな…」
なお、迷路が閉場することを知って、改めて現地を訪れた往年のファンもいたそうです。
また、当時の心情はどうあれ、参加者たちは毎年、清水公園でオフ会を開催しているんだとか。
バスツアー自体は酷かったものの、だからこそファンたち同士の絆が強固になったのかもしれませんね。
まとめ
2007年7月7日に飯田圭織さんが主催したバスツアーについて、数々の伝説や呪い、その後をまとめました。
ネット上では、バスツアーの内容が酷かったことについて、飯田圭織さんが謝罪したとの書き込みがあったようですが、そうした事実はないようです。
ちなみに、飯田圭織さんのみならず、「モーニング娘。」の他のメンバーのバスツアーも、同様の酷さがあったようで、これらも漫画にされているそう。
ただ、今の時代、対応のまずさはすぐにネットで炎上してしまうので、今後は運営側はもう少しまともなイベントを企画しないと、アイドルたちに迷惑をかけてしまうかもしれませんね。