SNSを全く使っていないという人は少ないですよね。特に、学生など若い世代の人は、TwitterなどのSNSを毎日のように使っているという人も多いと思います。ただ、このTwitterなどのSNSを使う時には、安易に使ってしまうと、バカッターを起こして、炎上して悲惨な末路をたどることになりかねません。
バカッターにならないように、バカッターについて、その悲惨な末路について、バカッター事件と悲惨末路ランキングを見ておきましょう。
この記事の目次
バカッターとは
バカッターとはインターネットのスラングの1つです。
バカッターとされる行為は、次のようなものです。
・公共の場で迷惑な行為をする
・盗撮をしてさらし上げる
・立ち入り禁止の場所に入る
・土下座強要など行き過ぎたクレーム行為
・未成年の喫煙や飲酒
・芸能人や有名人の個人情報をさらし上げる
・物を壊したり、落書きをする
こういう行為を自慢げにTwitter等のSNSにアップするのがバカッターなんです。
バカッターの末路は悲惨~損害賠償で人生終了も
バカッターの末路は本当に悲惨です。バカッターで人生終了になるケースも少なくありません。なぜなら、炎上し、個人を特定されて、ネット上に晒上げられるからです。バカッターの悲惨な末路をまとめました。
↓
フォロワー等に発見されて、拡散される
↓
不特定多数の人に不適切行為が広まる
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炎上してアカウントに批判のリプライが殺到。さらに証拠画像がさらし上げられる
↓
過去の投稿から個人が特定され、名前、顔写真や住所、学校名がネット上にさらされる
名前や顔写真などがネット上にさらされると、どうなるでしょうか?一度ネット上に個人情報がさらされると、未来永劫、その情報はインターネット上に残ります。たとえ、自分のSNSのアカウントを削除しても、色々なところで拡散されるので、残ってしまうのです。
そうすると、どうなるでしょうか?考えてみれば、簡単にわかることです。
・就職活動に悪影響が出る
・自宅がバレているので、引っ越しを余儀なくされる
・友達や家族から距離を置かれる
こういうことになるのは、目に見えています。
さらに、企業相手にバカッターをやらかした場合、損害賠償を求められるケースも少なくありません。損害賠償の金額はどのような迷惑行為をして、企業がバカッターによってどの程度の損害を被ったかによって変わってきます。
でも、バカッターによって、数千万単位、下手すれば億単位の被害を出すこともありますので、億単位の損害賠償請求をされることだってあるのです。
「一流企業VS個人(しかも馬鹿)」、裁判を起こしたところで結果は目に見えていますよね。
バカッター1つで、一生かかっても払いきれない額の損害賠償請求をされ、解雇(または退学)処分になり、さらに新しい就職先も見つからず、自宅もバレて引っ越しをされなくては行けなくなり、友達もいなくなり、ネット上には一生「バカッター」としての証拠画像と記録が残る。
はい。人生終了です。
バカッターはTwitterにアップした時は、個人情報を隠しているつもりかもしれませんが、過去の投稿や風景などで、簡単に個人を特定されるんです。ネット民の特定能力はアメリカの情報機関並みとも言われるほどです。
だから、バカッターの末路はまさに悲惨。1つの馬鹿な投稿で、人生終了なんです。
バカッターはなぜなくならないのか?その5つの心理や理由
TwitterというSNSツールができてから、たくさんのバカッターが出現し、悲惨な末路をたどってきました。でも、バカッターは減るどころか増える一方です。
最近ではバカッターはTwitterだけにとどまらず、Instagramにも進出してきていて、「バカスタグラム」という言葉もできているほどです。
なぜ、炎上し悲惨な末路をたどる人が後を絶たないのに、バカッターは減らないのか。バカッターの心理を紐解いていきましょう。
1.SNSは仲間内のツールだと思っている
バカッターの多くは、SNSを誤解しています。SNSは投稿するだけで、世界中の人の目に触れる機会があるものですよね。
でも、バカッターは仲間内だけのコミュニケーションツールだと思っているんです。なぜなら、バカッターのほとんどが、友達しかフォロワーがいないから。
だから、馬鹿な投稿をしても、友達しか見ない。世界中の人が見るはずがないと思っているんですね。
2.武勇伝的なものを作りたい
バカッターの心理の2つ目は、武勇伝的なものを作りたいと思っていることです。簡単に言うと、
「こんなことしちゃう俺、すごくない!?」
ということをみんなにアピールしたいんです。そして、「すご~い!」という反応が欲しいんですね。
そのような武勇伝的なものを作りたい人にとっては、普通のことをしてもフォロワーから「いいね!」は貰えない。だから、度を越えたことをして、目立ちたいと思っているんですね。
バカッターは「こんな俺、すごい!」という気持ち1つだけでやっているんです。
3.本人にとってはただの悪ふざけ
バカッターの心理の3つ目は、ただの悪ふざけとしか思っていないことです。なぜ、不適切な行為をするのか?その理由は、その行為を不適切だとは思っていない。つまり、そんなに悪いこととは思っていないから、バカッター事件を起こすんです。
簡単に言うと、「良識の欠如」。
この一言に尽きます。
「え?線路って歩いちゃいけなかったの?」
「電話ボックスの中で花火をしちゃだめなの?なぜ?」
「個別包装しているんだから、陳列ケースの中にダイブしても良いよね?」
こんなことを考えているのが、バカッターなんです。
4.想像力がない
なぜバカッター事件が減らないのか?その理由は、想像力がないことです。バカッターを起こすような人は、パソコンを持っておらず、スマホだけしか使わない人が多いです。パソコンを使わない人はネットリテラシーが低く、インターネットの怖さを知らない人が少なくありません。
・不適切な行為をアップすることでどんなことが起こるのか?
・この画像・動画をSNSに上げたらどうなるのか?
・SNSにアップしたらどのくらいの人の目に留まる可能性があるのか?
・炎上したらどうなるのか?
インターネットの怖さを知らないゆえに、このようなことへの想像力が欠けているんです。インターネットの怖さを理解している人なら、これらのことは容易に想像できるので、「アップしちゃおう!」と思っても、「やっぱりやめておこう」と自分で抑止することができます。
でも、想像力がない人たちは、簡単にアップしてしまい、バカッターとなるんですね。
5.何も考えていない
バカッターがなぜ馬鹿な行為をアップするのか?それは、何も考えていないからです。もしかしたら、これが真理かもしれません。
バカッターは何も考えていないんです。何も考えていないから、バカッターが発生し、バカッターが減ることはないです。
「何も考えない。想像もしない。その時の直感だけで、気の赴くままに行動する」
こういう人が増えているから、バカッターが減ることはないんだと思います。
バカッター事件とその後の悲惨な末路ランキング15位~4位
バカッター事件は後を絶ちません。そして、バカッターは見事なまでにその後は悲惨な末路をたどっていきます。
代表的なバカッター事件と、その後の悲惨な末路をランキング形式にしてまとめました。ちなみに、事件名は適当につけたもので、正式な名前ではありません。
第15位 チーズ歯型事件
チーズ歯形事件とは?
2013年11月に起こったバカッター事件です。スーパーマーケットのマックスバリュに子供と買い物に来た母親が、とあるツイートをしました。
そのツイートには「マクバのチーズ買う人可哀想wwwそらの歯型つき(笑)」と書かれています。
お子さんが売り物のチーズを噛んでしまったけれど、それをそのまま商品棚に残したままにしたということですね。
本来なら店員さんに報告して、そのチーズを買い取るべきですよね。でも、この母親は買い取るどころか、店員さんに報告することもなく、そのままにしてツイートするということをしました。
これで大炎上!批判的なリプライに対して、汚い言葉で罵倒するなど、その後の対応もまずかったため、過去のツイートから個人が特定され、本名や卒業アルバムの写真、GREEの写真、自宅までインターネットでさらされてます。
第14位 山口大学医学部生線路立ち入り事件
バカッターの悲惨な末路ランキング、第14位は山口大学医学部生線路立ち入り事件です。
2013年9月に山口大学の医学部医学科の学生が飲酒後に酔っ払って、駅のホームから線路に降りてしまった。そして、馬鹿なポーズを取ったところを写真に撮って、それをTwitterにアップしたという事件です。
国立大学の医学部という超高学歴の学生なのに、いくらお酒に酔っていたとは言えども、線路に降りてしまう。しかも、馬鹿なポーズをして写真を撮り、さらにTwitterに上げる。
まさに馬鹿としか言いようがありません。人間性と学業の成績は比例しないという良い例ですね。
この医学部生たちは、JRに謝罪し、謹慎処分となっています。
第13位 道とん堀お好み焼きソース事件
出典:jin115.com
道とん堀お好み焼きソース事件とは?
2013年8月にお好み焼き屋さんの「道とん堀市川鬼高店」で客がお好み焼きソースとマヨネーズの容器を鼻に突っ込んで写真を撮り、それをTwitterにアップしたという事件です。
あまりにも不衛生な行為に炎上しました。
このツイートをしたユーザーのアカウントはすぐに炎上しましたが、その後のツイートがこちら。
出典:jin115.com
謝罪はしているものの、まったく悪びれていない様子なので、さらに炎上しています。
店側はその容器をすぐに廃棄し、新しい容器を用意したことを報告し、さらに謝罪までしています。被害者であるはずの店が謝罪するなんて、理不尽な世の中ですよね。
このソース容器を鼻に入れたバカッターは、個人を特定され、名前と顔写真をさらされ(Twitterで自らさらしていますが)、さらに学歴や学校まで特定されています。
第12位 大戸屋バイトテロ事件
大戸屋バイトテロ事件
2019年2月に定食屋のチェーン店である大戸屋でバイト従業員が下半身を脱いで局部にお盆を当てている動画や商品のプリンを口に入れている動画が拡散された事件でです。
この動画はどちらもInstagramのストーリーにアップされたものですが、Twitterなどで一気に拡散されました。
この事件を受けて、大戸屋はこのお盆を廃棄し、すぐに謝罪文を発表しました。そして、この動画の2人のバイト従業員は懲戒解雇されることに。
出典:fnn.jp
大戸屋はさらに、全国350店を1日一斉休業し、社員研修を行いました。この休業による損害は1億円以上に上ると見られています。
第11位 ピザーラ&西友大暴れ事件
ピザーラ&西友大暴れ事件とは?
2013年8月にピザーラ店員がシンクに入ってポーズを取った様子をTwitterにアップしたことが発覚しました。
しかも、このバイト店員はバイトをしていたピザーラの店内だけでなく、客として行ったスーパーマーケットの西友でも陳列棚に乗ったりして大暴れしていたことが発覚し、大炎上しています。
このバカッター事件ではピザーラが、該当店の営業停止、保存食材の廃棄、冷蔵庫などの清掃などを行い、その店員に対しては厳格な処分や損害賠償を検討していることを発表しています。
西友はこの行為が発覚した後は、清掃業者を雇って特別な清掃を行ったことを報告しています。このピザーラバイト店員は、名前や学校を特定されています。
第10位 蕎麦屋閉店事件
蕎麦屋閉店事件とは?
2013年7月に起こったバカッター事件です。東京都多摩市にある蕎麦屋の「泰尚」でアルバイト店員が食器洗浄機や冷蔵庫に寝そべった状態で入りながらはしゃぐ様子をTwitterにアップして、大炎上しました。
このバカッター事件の悪質なところは、被害者の立場である蕎麦屋さんが閉店に追い込まれてしまったことです。
出典:imgur.com
あまりにも不衛生な行為に、店側も批判され、さらに客足が減ってしまったのかもしれません。本人は悪びれずに行ったバカッター行為が、店を1つ潰してしまった。そして、その店の店主や従業員の人生を狂わせてしまったということです。
店主はバカッターを起こしたバイト従業員に1385万円の損害賠償を請求していますが、200万円で和解となっています。
このバカッター事件の大学生は本名や顔、学歴などが特定されています。
第9位 パトカーよじ登り事件
パトカーよじ登り事件とは?
2013年8月に北海道の釧路市で、男性数名で駐車してあったパトカーによじ登り、ポーズを取って写真を撮る。そして、それをTwitterに「中2病だからみんなでパトカー荒らしてきたぜー」と投稿しました。
車によじ登るという行為、しかもそれがパトカーだったということで、このバカッターは大炎上!全国の人から批判される事態になりました。
このパトカーよじ登り事件のバカッターの末路は悲惨です。「悪ふざけのつもりでパトカーに登っただけ」という意識だったかもしれませんが、屋根に10cmから20cmの傷が見つかったため、器物損壊容疑で逮捕されているんです。
バカッターで前科が付いてしまう。もちろん、自業自得ですが、あまりにも悲惨な末路ですよね。
第8位 マックスバリュダイブ事件
マックスバリュダイブ事件とは?
2013年8月に発覚したバカッター事件で、スーパーマーケットのマックスバリュでは、1人の若者があずきバーのアイスケースに寝そべった様子をTwitterに投稿し、不衛生な行為として大炎上しました。
このバカッターが発覚した後、店側は該当アイスの販売を中止し、その後は警察に被害届を出しています。廃棄処分になったあずきバーは何と13万円分。さらに、このバカッターを起こした人物は器物損壊罪で書類送検されるという悲惨な末路をたどっています。
第7位 ボウリング場土下座事件
ボウリング場土下座事件とは?
2014年12月に滋賀県のボーリング場で16~17歳の男女3人に対し、店員が年齢確認を行ったところ、「今まではそんなことをされなかった」と大声で怒鳴り、因縁をつけて、女性従業員を公衆の面前で土下座させたというバカッター事件です。
このバカッター事件は非常に悪質ですよね。「アクトにボーリングしにいこーとしたらもめて、最終的に店員が土下座しよった笑 めっちゃおもろいわー」と悪気なくつぶやいているところが怖いです。
しかし、このバカッター事件のその後は悲惨です。この店員は被害届を出し、バカッターの3人は逮捕され、男性1名は実刑8ヶ月、女性2名は家裁に送致されてます。
もちろん、3人の個人情報はネット民に特定され、インターネット上にも残っています。
第6位 ブロンコビリーバイトテロ事件
ブロンコビリーバイトテロ事件とは?
2013年8月にブロンコビリーのアルバイト店員が、バイト時間中に業務用の冷蔵庫に入っている写真をTwitterにアップし、炎上しました。
このブロンコビリーの店舗はすぐに特定され、不衛生だとの批判が相次ぎ、バカッターが炎上してから1週間で閉店に追い込まれています。
このブロンコビリーバイトテロ事件のその後ですが、このブロンコビリーの店舗は閉店に追い込まれてしまったため、2000万円の損害賠償請求をバイト店員に対して起こしています。
また、このアルバイト店員はあまりにも批判されてしまったがために、「外を歩くのが怖い」状態になり、引きこもりになってしまったと言われています。
第5位 モノレール線路侵入事件
モノレール線路侵入事件
2017年に北九州高速鉄道平和通駅にて、男子中学生がモノレール軌道上に立ち入り、軌道上で寝そべったり、歩いたりする様子の動画がアップされ、大炎上しました。
モノレール軌道内に人が立ち入っていることに運転士が気づいて、モノレールは緊急停止。このバカッターにより、上下線7本に最大8分の遅れが出て、乗客400人に影響が出たとのことです。
駅員がこの中学3年生を事務所に連れていき注意しましたが、その後にTwitterにこの動画が拡散されています。この中学生は威力業務妨害の疑いで書類送検されています。
第4位 しまむら土下座事件
しまむら土下座事件とは?
札幌市のしまむらで客の女性が購入したタオルケットに穴が開いていたとして、わざわざ返品しに来たタクシー代と費やした時間を返すように強要し、店員2名に土下座を強要しました。
そして、土下座している店員の写真を撮り、Twitterにアップしたんです。
このバカッター事件はすぐに拡散され、批判が殺到しました。その後、店員は被害届を出して、バカッターの女性は強要容疑で逮捕されています。
バカッター事件とその後の悲惨な末路ランキング3位~1位
第3位 おでんツンツン事件
おでんツンツン事件とは?
2016年12月にコンビニエンスストアのおでんを指でツンツンと触っている動画をInstagramにアップしたバカッター事件がありました。
このバカッターの男は「廃棄するおでんか、もらえないか」なとど店員に話しかけたのち、カウンターに設置したおでんケースに指を入れたとのことです。指を入れれば、ただでおでんが貰えると思ったのかもしれません。
この男性は威力業務妨害の容疑で逮捕されています。名前や顔写真なども拡散されていますが、逮捕後にはまたInstagramで新しいアカウントを作り、迷惑行為を続けているようです。
第2位 王将全裸客襲撃事件
出典:jin115.com
王将全裸客襲撃事件とは?
2012年にホストクラブの店員の男性6名が王将に客として来店。その後、店内で全裸になり、その様子をFacebookに投稿したというバカッター事件です。
男性6名が全裸で王将にいると思っただけで、絶対にその店に行きたくないですよね。
店側は店内での撮影は許可しましたが、全裸になることは許可していません。それでも、6人男性客は全裸になり、撮影をしたようです。王将はこのバカッターの店舗を閉店しています。また、損害賠償請求を検討しているとのことです。
第1位 くら寿司ゴミ箱事件
くら寿司ゴミ箱事件とは?
2019年にくら寿司の守口店で男性アルバイト店員が生魚をゴミ箱に放り込み、その生魚を拾って調理をした様子をInstagramのストーリーに投稿し、そのストーリーがTwitter上にアップされて、大炎上したバカッター事件です。
生で食べるお寿司のネタを一度ゴミ箱に捨てて、それを拾ってから調理するというあまりにも不衛生な行為ですよね。この動画は瞬く間に拡散されて、大炎上しました。
この行為でくら寿司はすぐに謝罪文を出しましたが、ネット上ではくら寿司に対する批判も集まり、株価は大暴落。27億円もの損害が出たと言われています。
くら寿司はこのバカッターのバイト従業員2人を解雇し、刑事・民事両方での法的措置の準備をしているとのことです。
まとめ
バカッターの意味や悲惨な末路、心理、バカッター事件と悲惨な末路ランキングをまとめましたが、いかがでしたか?
バカッターは馬鹿で何も考えていないから、こんな事件を起こしてしまうし、バカッターが減らないのだとも思います。SNSを使う時、インターネットを使う時にはしっかりと考えてから使うようにしたいですね。