キラキラセレブ女子として有名になった「ばびろんまつこ」こと松永かなえですが、逮捕後に明らかになった生い立ちや経歴が話題です。
今回はばびろんまつこの名言集、生い立ちや経歴、詐欺事件での逮捕とその後や現在をまとめました。
ばびろんまつこ(松永かなえ)とは
出典:https://twitter.com/
本名:松永かなえ
出身地:長崎県松浦市
出身大学:岡山大学法学部
職業:自称ハイパーエリートニート(無職)
ツイッターでブランド品や高級料理、リゾート地でのバカンスなど豪華なセレブな生活を見せびらかす、「キラキラ女子アカウント」として有名になった「ばびろんまつこ」。
「ハイパーエリートニート」を自称するばびろんまつこは、高級店での贅沢な食事や海外リゾート地で豪遊する姿をツイッターに投稿し、キラキラした生活をネット上で発信していました。
自身の脚や胸などセクシーな写真も出し惜しまず公開し、モテる女目線でフォロワーの恋愛相談に乗るなど、いい女アピールに余念がなかったばびろんまつこ。
そんなキラキラツイートを量産し、数万人のフォロワーを獲得していました。
出典:https://twitter.com/
そんなばびろんまつこですが、偽ブランドをネットオークションに出品する詐欺事件で逮捕されたことが報じられ、世間を騒がせることに。
ツイッターでセレブ美女を気取るばびろんまつこでしたが、事件により明るみになった生い立ちや経歴、キラキラで塗り固められた真実が酷いと話題になりました。
そんな「ばびろんまつこ」こと松永かなえの生い立ちや経歴、ツイッターでの名言、事件の概要とその後、現在の様子をまとめて紹介します。
ばびろんまつこの名言(迷言)集
ここでは、ばびろんまつこがツイッターで公開した格言のような名言(迷言?)を集めました。
セレブな生活を送るキラキラ女子、男からモテる良い女、芯の通った自立した女性などを演じ分け、庶民へのマウンティングを取る名言集をご覧ください。
出典:http://garakuta.chips.jp/
「秋冬物のお買い物は、アイテム一つに余裕でOL1ヶ月分のお給料か飛んでいく。
早速今月だけで株式会社ばびろんは何人のOLを雇ったか知れない」
「正直な話、年収が1500万超えたあたりから自分より年収が低いであろう異性は自然と身近にいなくなる。いてもコンビニの店員さんとか宅急便の配達員さんくらい。
だから異性に求める年収の話とかよりも年収ありきでほかのスペック寄りの話になるし、ワリカン問題とかそもそも問題に上がらないよね」
「誕生日プレゼントはとうとうバッグやアクセサリーの域を超え、今年はなんと会社と車とドメインを貰いました」
「明日会社に行きたくないという人にお勧めしたいのはハイヤー通勤。快適な車内でジャズやクラシックを流してもらいながら、ひたすら前に進む車内にいると自然にポジティブになれます」
「妹の誕生日プレゼントにフェンディの新作と『こういうのは25才くらいまでには男の人に買ってもらうものよ。』という言葉を添えて」
「人生とは?死ぬまでの暇潰し?ノーノー、死後の罪滅ぼしです」
「私のなかで唯一女の勝ち組と呼べるのは谷亮子と松居一代くらい。彼女らは女一人でも生きていける社会的地位があるにも関わらず、自らの意思で理想の男と寄り添い子をもうけ、ありあまる富を築いている。なんでも『欲しい!』と思ったら手にせずにはいられない、私のような業の深い女の究極形である」
「少なくともわたしはそのような引力のある女性でありたいと思います。
なので美味しいものしか食べないし、穢れのあるものは身の回りに置かず好きなものしか纏わない。
自ずと意思を持って取捨選択をすれば、自分の望まないものが入る余地がなくなるから結果好きなものしか寄ってこない」
フォロワー「女性でお金を稼ぐ人の条件って何だと思いますか?」
ばびろんまつこ「とにかく柔らかいことに尽きると思います。頭、物腰、そしておっぱい」
…などなど、数々の名言(迷言)を残してきたばびろんまつこ。
現在はばびろんまつこのツイートは削除されているため、全てを見ることはできませんが、ネット上には今も名言ツイートの魚拓が至るところにあります。
それほどばびろんまつこのツイートは、人の関心を集めるツイートで有名でした。
詐欺で逮捕され散々叩かれたばびろんまつこ氏のツイート、嘘が混じっていたとしても私は好きだったなあ。なつかしい。 pic.twitter.com/XhkzK6qa8k
— ねこマカロン (@nekomacaron_) February 12, 2018
というのも、ばびろんまつこのツイッターは同性だけでなく、珍しい人種の観察、つまり「ヲチ(ウォッチングのネットスラング)」として見ているフォロワーが多かったのです。
生まれながらの本物のセレブは、あからさまにそれをアピールすることがほとんどありません。
キラキラツイートを駆使して行われる自己アピールは、実は貧乏だったりモテなかったり、コンプレックスが引き金となって自己顕示欲を爆発させていることがままあります。
下世話な話ですが、ばびろんまつこのキラキラ名言ツイートから透けて見えるコンプレックスを観察して楽しむというフォロワーが多かったのではないでしょうか。
ばびろんまつこの生い立ちと経歴が話題に
出典:https://ameblo.jp/
キラキラツイートで関心を集めたばびろんまつこ。
豪華な生活を送る様子に、彼女の生い立ちや経歴が気になる方も多いのではないでしょうか。
ツイッターでは高級品に囲まれるセレブで、男にモテて派手でキラキラした生活を送っているイメージが強いばびろんまつこ。
ですが、実際は田舎に生まれて子供の頃は真面目で大人しかったという正反対の証言が地元の同級生から語られています。
ここでは、真面目な優等生がキラキラ女子に変貌するまでの生い立ち、経歴を紹介していきます。
「ばびろんまつこ」こと、本名・森永かなえは、長崎県北部の農家に4人兄弟の長女として生まれました。
田舎ですくすくと育った彼女は、中学生になると勉強のよくできる優等生に成長します。
同級生によると天才肌ではなく努力型の秀才で、テストではいつも学年5位以内に入るような真面目な生徒でした。
高校は佐世保市内にある県立の進学校に入学。
特進クラスには大人しい生徒が揃っていたため、その中では松永かなえは騒がしい方だったものの、同級生の印象にもそこまで残らない、勉学に励む地味な優等生生活を送っていたようです。
また、男子テニス部のマネジャーを務めていたものの、部活のマドンナという雰囲気もなく、恋愛とは縁のない学生生活だったと同級生が振り返ります。
「ばびろんまつこ」を名乗るようになってからは百戦錬磨のモテモテ女子を気取っていた彼女ですが、同級生によるとモテるという話は全く聞いたことがないのだとか。
かわいいと噂されたこともなく、友達は多いものの、モテキャラではなかったと語っています。
特進クラスに進学するくらいなので真面目な優等生ではありましたが、その反面、目立ちたがり屋な部分もあったといいます。
会話の中で時折お嬢様口調の喋り方になったり、学校にバイオリンを持ってきたりと、不思議な行動を取ることがありました。
当時はふざけているのだろうと同級生は思っていたことが、「ばびろんまつこ」が有名になったことで、「彼女は〝理想の自分〟を演出していたのかもしれない」と思ったのだとか。
そんな学生時代を過ごした松永かなえは、岡山大学法学部を卒業後、地元の大企業に就職しました。しかしほどなく上京し、大手IT企業「DMM」へ転職。
美人広報としてメディアに登場したこともありますが、詐欺事件を起こす数ヶ月前に退職し、逮捕時は無職だったようです。
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大手企業「DMM」の広報として働く一方、夜の娼婦として体を売ってお金を稼いでいたという噂も浮上しています。
大手企業の社員がなぜ詐欺事件を起こしたのか、娼婦の噂は本当なのか、後述の項目で詳しく解説していきます。
ばびろんまつこの偽ブランド詐欺事件と逮捕とは
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「ばびろんまつこ」としてツイッターで数万人のフォロワーを集めていた松永かなえが、2015年10月28日、詐欺と商標法違反の疑いで京都府警に逮捕されました。
容疑は高級ブランド「カルティエ」の偽物のブレスレットを正規品と偽り、ネットオークションに出品して京都市内の43歳の女性に約65万円で販売したというものです。
警察によると、落札したブレスレットを受け取った女性が「箱が粗雑で、ブレスレットも軽い」と不審に思ったことで警察に相談し、事件が発覚。
松永かなえ容疑者は容疑を認め、ネットオークションで偽物のブレスレットを5万円ほどで購入し、正規品と偽って出品、これまでに同様の手口で400万円ほどを売り上げたと供述しました。
被害総額は1000万円以上とみて警察が捜査を進めましたが、処分保留の在宅扱いで2015年11月18日に釈放されました。
この逮捕により、報道機関が「容疑者の女はツイッター上で〝ばびろんまつこ〟と名乗り、高級ブランド品を買い漁って高級料理店で食事する豪華な生活をひけらかしていた」と報じました。
また、庶民を見下したようなセレブツイートの投稿を繰り返していたとも報道されました。
事件が明るみになったことで、「ばびろんまつこ」 の偽装セレブ生活、自慢だらけのキラキラツイートに批判が集まり炎上することに。
松永かなえに関する知人の証言などが集まり、前述した生い立ちや経歴、学生時代の話なども暴露されてしまいました。
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上京後に入社した「DMM」では広報を務めていたこともあり、松永かなえが格安SIMの「DMM Mobile」をPRする記事や画像がネット上で拡散。
逮捕後に「DMM.com」のウェブページから松永かなえが映り込んだ画像が削除されたことで、本人であることがほぼ確定しました。
さらに2015年11月10日に発売された週刊誌「FLASH」の記事により、娼婦としてお金を稼いでいたことがスクープされました。
事件の3年ほど前から、都内の会員制デートクラブ「愛人バンク」で働き、会員の男性とデートやセックスをして金銭を受け取る娼婦だったことを報じています。
DMMの広報として働くかたわら、愛人稼業で豪華な生活を送る金銭を稼いでいたのだと思われます。
しかし、取材に応じた松永かなえの知人によると「彼女はリッチなスポンサーがいると言っていたが、それも嘘だと思います」と暴露しました。
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ばびろんまつこは高級住宅街の東京・白金に住んでいることをアピールしていました。
しかし、実際は三田にある家賃16万円ほどのマンションの1LDKに住んでおり、ツイッターで自慢しているようなセレブ生活とは程遠かったと証言しました。
「愛人バンク」で知り合った男性から食事を奢ってもらうことはあっても、主な収入はOLの給料に加えて、偽ブランド品を売ったお金ぐらいだったと推測しています。
キラキラ女子の生活をアピールして理想の自分を作り上げ、自己顕示欲のために嘘のツイートを繰り返していたと見る人も。
中でも著者『自分のついた嘘を真実だと思い込む人』で知られる精神科医の片田珠美氏は、「彼女は〝空想虚言症〟の典型です」と語っています。
現実生活で満たされない自己愛と承認欲求を満たすために空想し、そのうち現実と空想の区別が付かなくなり、自分を〝セレブ生活を送るキラキラ女子〟だと思い込んだと分析しています。
詐欺事件で逮捕されたことで、生い立ちや経歴のみならず、偽装セレブ生活やモテない学生時代まで明るみになってしまった「ばびろんまつこ」こと松永かなえ。
悲しい女の末路と言えるかもしれません。
ばびろんまつこの逮捕その後と現在
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逮捕された2015年10月以降、ばびろんまつこはツイッターの更新を停止していました。
しかしその後、釈放されてしばらく経った頃から、アカウント名を変えてひっそり復活していたようです。
釈放後すぐはアカウント名を「故・ばびろんまつこ」として、遺影風に加工した写真をアイコンにしていました。
その後、仏像のアイコン、仏教絵画のヘッダー画像、そしてアカウント名を「御釈迦様」として、一見全く別のアカウントに変更したのです。
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現在「御釈迦様」は過去のツイートを削除しており、アカウントは稼働していない状態です。
以前のようなキラキラツイートは皆無、現在の様子を知ることもできません。
ニュースの取材に応じた高校の同級生も「近況は全く分かりません」と言うのみで、ばびろんまつこの現在は謎に包まれています。
詐欺事件で逮捕され、偽装キラキラ女子のツイートが炎上して批判されたばびろんまつこ。
元々架空の人物を演じていたようなものなので、もう「ばびろんまつこ」として表舞台に現れることはないのかもしれません。
まとめ
セレブなキラキラ女子を演じてツイッターで有名になり、詐欺事件を起こして逮捕された「ばびろんまつこ」こと松永かなえを紹介しました。
現在の様子は不明ですが、もしかしたら名前を変えて今もどこかでキラキラ女子として理想の自分を演じているかもしれませんね。