大物司会者・島田紳助がお笑いトリオ・東京03を「オールスター感謝祭」で恫喝したことで炎上した事件ですが、恫喝の理由など真相も話題です。
今回は島田紳助による東京03恫喝事件の経緯と真相、芸能界を干された噂など東京03のその後をまとめました。
この記事の目次
島田紳助のプロフィール
出典:https://jisin.jp/
名前:島田 紳助(しまだ しんすけ)
本名:長谷川 公彦(はせがわ きみひこ)
生年月日:1956年3月24日
出身地:京都府京都市南区唐橋
血液型:AB型
1974年に吉本興業所属のお笑い芸人としてデビューし、2011年に芸能界を引退した島田紳助。
芸能活動中は一貫して吉本興業(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)に所属しており、吉本を代表する大物芸人として知られています。
鋭い切り口のトークが持ち味で司会者として活躍し、バラエティ番組「行列のできる法律相談所」や「クイズ!ヘキサゴンII」など、数々の番組で司会を務めていました。
日経BP社刊「日経エンタテインメント!」が調査した「お笑い芸人人気調査」で、嫌いな芸人ランキング1位となったこともありますが、芸能界では重鎮と言われる地位を得ていました。
しかし2011年、暴力団関係者との黒い交際が発覚し、芸能界から引退することとなりました。
最後のテレビ出演となった「開運!なんでも鑑定団」の終了後、一切のテレビ出演を取りやめた島田紳助。
引退から8ヶ月ぶりに「週刊文春」のインタビューに答え、公にコメントを発表しました。
その週刊文春の記事によると、島田紳助は「芸能界に未練はない」とキッパリ芸能界から引退した心境を語っています。
引退後は沖縄で隠棲生活を送っていたようですが、その時のことを振り返って「精神的にギリギリの苦しさやった」と答えました。
今後の活動について聞かれると「世界を旅したい。人間生きてるだけで幸せだ」と語り、噂されていた芸能界復帰や政治家への転身は否定しました。
その一方で、いつかテレビ出演できる人になりたいとも言っており、突然の引退で迷惑をかけた関係者や番組スタッフに償いをしたいという気持ちを表明しています。
特に長らく司会者として出演していた「行列のできる法律相談所」に対しては、スタッフから特番やBS番組の誘いがきたら1回くらい出演する気持ちがあることを明かしています。
レギュラー番組などの本格的な芸能界復帰は否定したものの、いつかどこかでテレビ出演する島田紳助の姿を見る日が来るかもしれません。
また、2020年1月13日にはタレントのmisonoのYouTubeチャンネルの動画に島田紳助本人が出演したことで話題になりました。
引退後、公の場に映像で姿を現したのはこれが初めてです。misonoとの掛け合いにも注目のこの動画をぜひチェックしてみてください。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=dAqkrDwPBkA]
東京03のプロフィール
出典:http://www.p-jinriki.com/
東京03(とうきょうぜろさん)は、3人組で主にコントを中心としたネタで活動するお笑い芸人で、プロダクション人力舎に所属しています。
「キングオブコント2009」の王者で、メンバーは豊本明長・飯塚悟志・角田晃広の3人です。
2003年9月に結成され、バラエティ番組「爆笑オンエアバトル」や「エンタの神様」などネタ番組に多数出演し人気を博しました。
2006年には「第4回お笑いホープ大賞」で大賞を受賞。他にも「爆笑オンエアバトル」ゴールドバトラーを獲得し、2009年には「キングオブコント」で優勝を飾っています。
特に「キングオブコント」では、8組のお笑い芸人が2回ずつネタを披露する中、全16ネタ中で唯一900点台を獲得した東京03。
ダウンタウンの松本人志から「優勝は当然。オチまで全てが完璧」と絶賛されるほど、完成度の高いコントを披露しました。
そんな東京03のコントは〝日常に潜む、ほんの些細なシチュエーションを描いた『究極のリアル系コント』〟というコンセプトがメインです。
昔は、角田や豊本のボケに飯塚の鋭いツッコミが入るパターンが多かったですが、近年はボケとツッコミを明確にせず、メンバーが織りなす人間模様で笑わせるコントが主流になりました。
ネタ作りは飯塚が行なっており、脚本を作る際に「リアルにサラリーマンがしていそうな話題」を調べ尽くしてネタ作りに取り掛かっています。
徹底したリアリティの追求とキャラ作りが評判で、コントの完成度が抜群に高く、芸人仲間やテレビ関係者からも高い評価を得ています。
「エンタの神様」のプロデューサーは、東京03を「単純なボケツッコミではない高度な笑い」と評価しています。
「極限のシチュエーションでのやり取りで共感を狙っている。賛否両論あるけど、これが笑えるようになると、笑いの世界をもっと楽しめるはず」とも評しています。
好き嫌いが分かれるネタであるものの、東京03の魅力に気付いた時がお笑いの世界がさらに広がる時だとしています。
2018年にzakzakが発表した「一番面白いトリオ芸人ランキング」では1位を獲得しており、ネプチューンなどを押さえてトップに輝きました。
島田紳助による「東京03恫喝事件」とは…オールスター感謝祭での出来事
出典:https://www.tbs.co.jp/
面白いトリオ芸人ランキング1位に輝くほど、お笑い芸人として評価されている東京03。
そんな東京03ですが、豪華芸能人が一堂に会するバラエティ特番「オールスター感謝祭」に出演した際、司会の島田紳助に恫喝されるという事件が起きました。
東京03はこの恫喝事件が原因でそれ以降しばらく干されたという噂も浮上し、キナ臭い芸能界の闇が垣間見えたとネットは炎上。
なぜ楽しいはずのオールスター感謝祭で恫喝事件が起きたのか、その真相と事件のその後をまとめました。
まず、島田紳助による東京03恫喝事件の概要を説明します。
ことの発端は2009年秋に放送されたTBS系バラエティ特番「オールスター感謝祭」の生放送中に起きました。
サーカス・エンターテイメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」がパフォーマンスする中、カメラが引きの画を映した瞬間にひな壇で出演者同士が揉み合っている様子が映りこみました。
出典:https://yaplog.jp/
出典:https://ja.whotwi.com/
この時揉めていたのが、司会者の島田紳助と東京03の3人でした。
無抵抗の東京03に島田紳助が掴みかかり、恫喝している場面でした。
それに気付いた視聴者は「出演者が揉めている!」とネットに書き込み、その騒ぎは各メディアも取り上げるほどに広がってしまいました。
オールスター感謝祭の本番中に恫喝された東京03は、島田紳助から暴言を吐かれたようで、その後の番組中も東京03は最後までうなだれたままで過ごしました。
その後、ネットでも大きな騒ぎになってしまったこの事件に対し、同番組に出演していたオール巨人が自身のブログでコメントを発表しました。
島田紳助が若手芸人に詰め寄ったことは事実とし、「少しカチンと来たのでしょう」「でも大丈夫、怒った後に打ち上げも一緒に行って最後に握手をしてハッピーエンド!」と綴りました。
しかし、このブログに一部の読者からは「若手芸人を恫喝した島田紳助を擁護するのはおかしい」と批判が寄せられ、炎上したコメント欄は閉鎖されることに。
島田紳助が東京03に詰め寄ったことが事実であること、ベテラン芸人が島田紳助を擁護して炎上したこともあって、この事件は多くの人に知られる結果になりました。
島田紳助による「東京03恫喝事件」の真相
出典:https://www.zakzak.co.jp/
なぜ島田紳助は東京03を恫喝したのでしょうか。
感謝祭のその後、事件の真相をバラエティ番組「バラいろダンディ」で、司会を務める島田洋七が語って話題になりました。
「楽屋への挨拶」というテーマで議論が行われた際、出演者の水道橋博士が「感謝祭の事件以来、挨拶しなければならないという風潮になった」と述べたことから始まりました。
恫喝事件の真相を知っていた島田洋七が、島田紳助は東京03と何度も顔を合わせているのに挨拶がなかったことが発端だったと明らかにしました。
楽屋の前、トイレ、本番中に何度も顔を合わせていたにもかかわらず、島田紳助に挨拶をしなかった東京03。
島田紳助は彼らのことをほとんど知らない状態で、彼らからの挨拶がなかったために本番中に怒りを露わにしてしまったようなのです。
出典:http://blog.livedoor.jp/
さらにこの騒動について、東京03自身がオールスター感謝祭から1ヶ月後に出演した明石家さんま司会の番組「踊る!さんま御殿!!」で事の真相を語っています。
東京03によると、オールスター感謝祭の当日は出演者があまりに多く、挨拶に行くのは逆に失礼かもしれないと思って挨拶を自重したことを明かしました。
確かにオールスター感謝祭は毎回数百人を超える出演者がおり、その全員と挨拶をしていては日が暮れてしまいます。
迷惑をかけまいと遠慮して挨拶をしなかったものの、結果的に騒動になってしまったことで「皆さんにご迷惑をおかけして申し訳ありません」と東京03は謝罪もしています。
これには司会の明石家さんまも「お互いの誤解だから仕方がない」とフォローを入れ、最終的に笑いに持っていって明るい雰囲気を作り出しました。
目上の先輩への挨拶を大事にする島田紳助と、目上の先輩だからこそ迷惑にならないように挨拶を自重した東京03。
このように、恫喝事件の真相は、お互いのすれ違いによるものだったようです。
島田紳助による「東京03恫喝事件」のその後
東京03はこの恫喝事件後、あらゆる番組でオールスター感謝祭の件をイジられています。
バラエティ番組「ワイドナショー」では、東京03はYouTubeに公式チャンネルを開設したものの、偽物と思われてYouTube側から公開停止処分をくらったというエピソードを披露しました。
出典:http://widenashow2015.jp/
そこにダウンタウン松本人志がYouTubeと絡めて「天狗になりそうになったら、紳助さんのアレの動画を探してる」と発言したのです。
これには東京03も苦笑いで、「松本さん、全然忘れてくれませんよね」と恫喝事件をネタにしたイジリに対応していました。
放送から数年が経った現在もネタになる、島田紳助の東京03恫喝事件。
その後、東京03がオールスター感謝祭を干されていると話題になっています。
実際に事件があった2009年以降、東京03はオールスター感謝祭に出演していません。
島田紳助が芸能界を引退した後も東京03がオールスター感謝祭に出演することはなく、これでは干されたと話題になるのもおかしくありません。
昨今は視聴率が低迷しているオールスター感謝祭ですが、東京03が出演することがあれば話題になることは間違いありません。
いつか、オールスター感謝祭の解答者席に座る東京03が見れる事を期待したいですね。
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/
東京03は事件のその後、ライブやYouTubeなどで活動し、現在も高い人気を誇っています。
2017年2月15日にYouTube公式チャンネルを開設すると、現在までにチャンネル登録者数37万人を獲得。
毎月30日に、過去に披露したライブのコント動画をランダムで公開しています。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=7b33Fk_3Qu0]
東京03はライブが面白いと評判で、1つの単独ライブで全国13ヶ所・全31公演を開催し、約2万8千人を動員するほどの人気を誇っています。
東京03は現在はテレビへの出演は多くありませんが、ライブを中心にした芸能活動ではかなりの集客力があることを示しました。
出典:https://www.tv-asahi.co.jp/
2019年12月5日に放送された「アメトーーク!」では、東京03の飯塚悟史の魅力をテーマにした「東京03飯塚大好き芸人」という企画が放送されました。
特に「飯塚愛」が凄いおぎやはぎの2人のトークが視聴者の心を掴み、話の流れでツッコミメドレーをした飯塚悟史には視聴者から絶賛の声が挙がりました。
飯塚悟史の魅力について、おぎやはぎの小木は「テレビに出ていないのにこのポジションにいるのが凄い。ライブの評判だけでCMが決まるぐらいだ」とコメントしました。
テレビ出演よりもライブを中心に活動しお笑いの道を極める東京03の姿勢に惚れているようで、矢作からも「ライブだけやって食べていくのは芸人みんなの憧れ」と語りました。
恫喝事件で騒ぎになったにも関わらず、ネタの面白さで人気を集めた東京03。
ライブの年間動員数は4万人にも上り、それだけの人々に支持される姿は芸人仲間からも支持されていることが分かりました。
まとめ
島田紳助による東京03の恫喝事件の真相とその後をまとめました。
芸能界を引退した島田紳助と、実力で活躍する東京03。
今後もこの2組の動向に注目していきたいですね!