1980年代に活躍したアイドルの石川ひとみさんですが、B型肝炎を患い、差別を受けた過去が話題です。
今回は石川ひとみさんのプロフィール、若い頃の経歴や画像、B型肝炎の闘病生活、旦那や子供、現在の活動をまとめました。
この記事の目次
石川ひとみのプロフィール
石川ひとみ
生年月日:1959年9月20日
出身:愛知県海部郡美和町(あま市)
所属:ファーイーストカンパニー
血液型:B型
活動:元アイドル
石川ひとみさんは愛知県出身で、1978年にデビューしたアイドルです。
デビュー当時のキャッチコピーは、「78 歌謡界最大の輝くひとみ」でした。
石川ひとみの若い頃の経歴 【生い立ち~ブレイクまで】
石川ひとみさんは1959年9月20日、愛知県名古屋市で生まれます。
生後6日で戦後最大規模の台風・伊勢湾台風(犠牲者5000人以上)が紀伊半島に上陸しますが、生後すぐの石川ひとみさんは動じることなく、すやすやと眠っていたとのことです。
小学校はソフトボールに取り組み、エースで4番。中学校では軟式テニスに熱中していたスポーツ少女でした。
高校時代には、テレビのオーディション番組『君こそスターだ!』でチャンピオンとなったこともあり、高校卒業後はちょっとした偶然から東京音楽学院名古屋校を受験し、合格します。
デビューからブレイク
東京音楽学院名古屋校に通っていた石川ひとみさんは、入学の翌年の1978年5月にデビューが決まりました。
「右向け右」というシングルで、キャッチコピーは「78 歌謡界最大の輝くひとみ」です。
そのキュートなルックスから、大学生を中心に人気を集め、1981年のシングル「まちぶせ」が大ヒットします。
この「まちぶせ」は荒井由実(松任谷由実)さんの作詞作曲で、元々は三木聖子さんが歌っていました。それを石川ひとみさんがカバーしたところ、空前の大ヒットにつながったんです。
それまではグラビアなどでは人気を得ていたものの、これと言ったヒット曲がなかった石川ひとみさんは、この「まちぶせ」を発売した後に、芸能界を引退しようと考えていたそうです。
しかし、「まちぶせ」が予想以上に大ヒットをしたため、石川ひとみさんは芸能界を引退するどころか、キャンペーンで全国を飛び回ることに。
さらにロングヒットとなったことで、次のシングル曲予定だった「にわか雨」を発売するタイミングを逃してしまったという嬉しい悲鳴を上げることになります。
そして、この年末には、石川ひとみさんの念願だった紅白歌合戦に出場しました。
ブレイク後の路線変更
清純派アイドルとして「まちぶせ」でブレイクした石川ひとみさんですが、1983年ごろから「脱清純派」を模索していきます。
1983年には大胆な露出のグラビアにもどんどん挑戦し、1984年にはなんとヌード写真集「心変わり」を出版しました。
石川ひとみの若い頃のかわいい画像まとめ
出典:idol.ne.jp
石川ひとみさんの若い頃の画像を見ていきましょう。
当時のアイドル特有の髪型がとてもよく似合っていますよね。大きな目と八重歯がとてもキュートでかわいいです。
しかも、この「右向け右」のジャケット写真をよく見ると分かりますが、かなりのナチュラルメイクですよね。
今のアイドルのメイクとは全然違います。ほぼすっぴんに近いメイクと言っても良いでしょう。
それなのに、これだけかわいい!整形でもなく、メイクで盛るわけでもなく、天然でカワイイ!
出典:kkbox.com
しかも、そのかわいさがどんどんアップしてくるんです。
こう見ると、1970年代後半~1980年代のアイドルは、誤魔化しのきかない「天然の美人」が多かったんですね。選ばれた女の子だけがアイドルになれる時代、ということでしょうか。
現在は身近に感じられるアイドルが主流ですが、石川ひとみさんの若い頃は「高嶺の花」と感じられるようなアイドルが主流だったのかもしれません。
デビューから約3年経った大ヒットシングルの「まちぶせ」の頃になると、だいぶ大人っぽくなっていて、あか抜けているのが分かります。
そして、石川ひとみさんの若い頃の特徴と言えば、その歌唱力ですよね。若い頃からルックスは飛びぬけてかわいかったですが、アイドルとは思えないほどの歌唱力も持っていました。
先ほどご紹介した「まちぶせ」の動画を見てもらえば分かりますが、透き通るような綺麗な歌声と歌唱力がずば抜けています。
このルックスと歌唱力、そして「まちぶせ」という楽曲があったから、石川ひとみさんはブレイクしたのだと思われます。
石川ひとみはB型肝炎を発症していた…
石川ひとみさんは、1983年頃から大胆露出のグラビアに挑戦し始め、1984年にヌード写真集を発売します。
1985年頃からはまた歌手活動を中心に芸能活動を行い、1987年には「はだかの王様」のミュージカル主演が決まりました。
初めてのミュージカルにして主演とは責任重大ですが、あの美貌と歌唱力がある石川ひとみさんですから、張り切ってリハーサルに臨んでいました。
出典:ameblo.jp
そんな中、B型肝炎を発症して倒れてしまいます。B型肝炎を発症したのは1987年で、石川ひとみさんが27歳の時でした。
実はこの1~2年前、石川ひとみさんは自身がB型肝炎のキャリアであることを知っていました。
石川ひとみさんの感染経路は母子感染だったようです。お母様がB型肝炎のキャリアであり、妊娠中に子宮内で感染したり、出産時に産道を通る時に感染したりするのが母子感染です。
B型肝炎はB型肝炎ウイルス (HBV) に感染することで起こります。多くの場合は、無症状のままですが、B型肝炎のキャリアの20~30%が急性肝炎を発症し、1~2%が劇症化する病気です。
急性肝炎を起こすと、全身倦怠感、食欲不振、悪心、嘔吐、褐色尿、黄疸などの症状が出て、その後は、慢性化し、肝硬変を起こすこともある感染症です。
感染症ですが、インフルエンザのように飛沫感染したりすることはありません。血液を介して感染する病気です。
石川ひとみさんはB型肝炎を発症したことで入院を余儀なくされ、1年間芸能活動を中断することになりました。
入院から約40日後には退院できましたが、当時はB型肝炎に対する理解が進んでいなかったこともあり、石川ひとみさんは差別を受けることになります。
「B型肝炎の人!」と言われたり、「握手をするとうつる」と言われたこともあるそうです。
さらに、当時所属していた「渡辺プロダクション」から契約を破棄され、解雇となりました。
そのため、退院後も1年間程度は芸能活動をすることができず、1988年になってようやく芸能活動を再開しています。
石川ひとみの旦那は山田直毅
石川ひとみさんは1993年、ミュージシャンで作曲家・アレンジャーの山田直毅さんと結婚したことを発表します。
出典:ameblo.jp
山田直毅さんとは、石川ひとみさんがB型肝炎を発症した頃からお付き合いされていたようで、石川ひとみさんがB型肝炎になっても、それまでと変わらずに接してくれ、支えてくれたそう。
一番力になったのは、彼が何も変わらなかったこと。私が誤解や偏見を受けて人々から避けられている病気なのにもかかわらず、一緒に立ち向かってくれて、いつもと全く変わらない態度で接してくれたことが力になった。
自分が辛い時に支えてくれる人は信用できるし、人生を一緒に歩みたいと思えますよね。年齢を重ねても、お似合いでステキなご夫婦だと思います。
石川ひとみに子供はいる?
出典:asagei.com
石川ひとみさんは34歳の時に結婚しています。子供はいません。夫婦2人きりの家族ですね。
子供がいない理由は明らかになっていませんが、34歳で結婚となると、高齢出産になりますので、年齢的に子供ができなかったのかもしれません。
また、自分が母子感染でB型肝炎に感染したことを考えて、子供を作らないのかもしれません。
現代ではB型肝炎の母子感染を予防することはできますが、自分が母子感染をした以上、自分から子供にも感染させてしまうのではないかと心配するのは容易に予想できます。
石川ひとみの現在
出典:oucedonc.com
石川ひとみさんは現在、歌手活動を中心に芸能活動を行っています。
2015年の年末からは、浅草のアミューズ・カフェ・シアターでライブ活動を行うようになっています。
また、2018年は石川ひとみさんのデビュー40周年であり、35年ぶりにオリジナルアルバムの「わたしの毎日」をリリースしています。
出典:amazon.co.jp
またアルバムのリリース後は、40周年記念コンサートを行うなど、精力的に活動しています。
アイドルとして人気になりましたが、あれだけの歌唱力があるのですから、現在でも歌手活動を続けられるのは納得ですよね。
歌手活動と並行して、石川ひとみさんは肝炎の啓もう活動もされています。肝炎に対する正しい知識を持ってもらえるように、講演、キャンペーン、シンポジウム等などを行っています。
辛い闘病生活を送り、その後も偏見や誤解による差別を受けた石川ひとみさんだからこそできる活動ですね。
まとめ
石川ひとみさんのプロフィール、若い頃の経歴や写真、肝炎の闘病、結婚した旦那や子供の有無、現在の活動などをまとめましたが、いかがでしたか?
・かわいいルックスと歌唱力で人気になる
・B型肝炎を患った過去がある
・旦那は作曲家の山田直毅さん
・肝炎の時に旦那さんは変わらぬ態度で支えてくれたとのこと
・子供はいない
・現在は歌手活動や肝炎の啓もう活動を行っている