富岡八幡宮殺人事件の犯人&その後現在!元宮司の弟が姉を日本刀で斬殺した事件の真相とは

元宮司の弟が恨みを募らせ、現宮司の姉を日本刀で斬殺するという衝撃事件「富岡八幡宮殺人事件」が世間を騒がせてから数年が経過しましたが、現在の富岡八幡宮はどうなっているのでしょうか?

 

今回は事件を改めて振り返り、犯人の動機や事件の真相、斬殺された被害者について、その後や現在の様子などについてまとめました。

 

「富岡八幡宮殺人事件」とは?宮司に就任した姉が前宮司の弟に斬殺された事件

 

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「富岡八幡宮殺人事件」とは、東京都江東区富岡の有名神社である「富岡八幡宮」で2017年12月7日に発生した殺人事件です。

 

当時、「富岡八幡宮」の宮司の職についていた姉・富岡長子さんが、前宮司で弟の富岡茂永に日本刀で襲撃され、首の後ろや胸などを刺されて殺害され、その背景には宮司就任をめぐるお家騒動による骨肉の争いがあった事が明らかになり、世間からの注目を集めました。

 

まずは、「富岡八幡宮殺人事件」の当日の推移を見ていきます。

 

 

宮司で姉の富岡長子と運転手が車から降りた瞬間に襲撃を受ける

 

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当時、「富岡八幡宮」の宮司を務めていた、富岡家の姉・富岡長子さんは、12月7日、「警察官友の会」の懇親会に出席した後、運転手の運転する車で20時頃に自宅敷地へと到着しました。

 

運転手が車を開けた瞬間、近くの物陰に潜んでいた、前宮司で富岡長子さんの実弟・富岡茂永と、その妻・富岡真里子が日本刀を手に富岡長子さんと運転手めがけて襲いかかりました。

 

富岡茂永は実姉・富岡長子を車から引きずり下ろすと、後ろから首を斬りつけ、続けて胸部を深く突き刺し殺害しています。この時、勢いよく斬りかかったため、使用した日本刀は折れています。遺体の第一発見者によれば、その折れた日本刀は富岡長子さんの遺体に突き立ったままだったと言います。

 

運転手は、富岡茂永の妻・富岡真里子に斬りつけられ、右腕から胸にかけて刀で斬りつけられ、50cmにも及ぶ深手を負いますが、その場から通りの方へ向かって逃走します。

 

目撃者の証言によれば、富岡真里子は日本刀を手にし、逃げる運転手を通りのコンビニ付近まで追跡し、そこで倒れ込んだ運転手に向かって「お前だけは許してやる!」と言い放ち、その場を悠々とした足取りで富岡八幡宮方面へと戻って行ったそうです。

 

 

犯行後、弟・富岡茂永とその妻・富岡真里子が自害

 

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犯人の富岡茂永とその妻・富岡真里子の2人は、犯行に及んだ後合流すると、富岡八幡宮の敷地内へと逃げ、境内で富岡茂永らサバイバルナイフで妻・富岡真里子の胸や腹のあたりを突き刺して殺害し、その後、自分の左胸を刺し自害しています。

 

通報を受けた警察官が到着した時には、事件現場周辺は血の海のような惨状だったそうです。

 

 

「富岡八幡宮殺人事件」の真相① 犯人・富岡茂永の犯行動機は宮司解任の怨恨

 

何故「富岡八幡宮殺人事件」の惨劇は起きたのでしょうか?ここからは、明らかになった事件の真相について見ていきます。

 

犯人・富岡茂永は、過去に富岡八幡宮の宮司に就任するも不祥事で解任されている

 

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犯人、富岡茂永は、1995年3月、父で第19代宮司を務めていた富岡興永さんの跡を継ぎ、第20代宮司に就任しました。

 

富岡八幡宮宮司に就任した富岡茂永は、減少傾向にあった参拝客に歯止めをかけるため、芸能人や現役の大相撲横綱を招いた行事を行って成果を上げるなど、優秀な経営手腕を発揮したようです。

 

その一方で、富岡茂永は富岡八幡宮の年間数十億円とも言われる莫大な収入を使って、夜な夜な銀座の高級クラブで飲み遊ぶなどして度々問題を起こし、アメリカ・ラスベガスのカジノで神社の金を使い込むなどの不祥事も起こしたため、2001年に宮司の職を解かれ、父の富岡興永さんが宮司に再任する運びとなります。

 

富岡茂永は宮司を解任された事を深く恨んでいた

 

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富岡八幡宮の関係者によれば、富岡茂永は、宮司を解任された事を深く恨んでおり、その恨みはその後宮司に就任する事になる実の姉である富岡長子さんに向けられるようになったという事でした。

 

後述しますが、犯人の富岡茂永は「積年の恨み」などと書いた脅迫状を、父や姉、関係者らに大量に送りつけている事もあり、宮司解任の怨恨が「富岡八幡宮殺人事件」の動機と見られています。

 

「富岡八幡宮殺人事件」の真相② 犯人・富岡茂永は脅迫や中傷の手紙を大量送付していた

 

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「富岡八幡宮殺人事件」の犯人・富岡茂永は、2006年頃から父の富岡興永さんに対し、過激な内容の脅迫文を書いた手紙を送りつけるようになります。

 

手紙には「殺してやる」「積年の恨み」「今年中に決着をつける」などの物騒な文言が並んでいたという事です。

 

神社事務所はこれを危険視し、弁護士に相談して告訴する事を決めます。しかし、父から息子を告訴すると言う形では問題があると言う事で、姉の富岡長子さんが代行する形を取り、警察署に被害届を提出する事になります。

 

裁判の結果、富岡茂永には罰金が科され、今後被害者の半径200メートル以内に接近する事が禁止される決定が下っています。

 

そしてこれをきっかけにして、富岡茂永の怨念は姉・富岡長子さんの方へと向くようになったそうです。

 

妻・富岡真里子から、神社本庁に告発状が送られていた事が判明

 

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2010年10月、宮司に再任されていた父の富岡興永さんが高齢を理由に宮司を退き、後任として、姉の富岡長子さんを指名し、責任役員会や総代一同の賛同も得ています。

 

同時に、人事を管轄する「神社本庁」に、富岡長子さんの宮司正式任命を求める具申書を提出しますが、神社本庁からの許可は下りませんでした。

 

2012年7月、富岡長子さんの宮司正式任命を待ちわびながら、父・富岡興永さんが死去します。その後も複数回にわたり、富岡八幡宮役員会は神社本庁に対して富岡長子さんの宮司就任を求める具申書を送っていますが、その後も正式任命の沙汰はおりませんでした。

 

2017年3月になり、4回目となる具申書を送った際に、富岡茂永の妻・富岡真里子から、神社本庁に宛てて、富岡長子さんを誹謗中傷する内容の告発状が送付されていた事が判明します。

 

神社本庁はこうした告発状の影響もあってか、富岡八幡宮内部で起こっている宮司就任をめぐるお家騒動のような事態を問題視し、富岡長子さんの宮司就任の許可を下さない状態が6年以上も続いていた事などが推察されました。

 

 

富岡長子の宮司正式就任を受けて脅迫行為がエスカレート

 

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2017年5月、正式な宮司任命の動きが一向に見られない事に業を煮やした富岡八幡宮側は、責任役員会において神社本庁からの離脱を決議、同年9月に正式に神社本庁から離脱し、独自に富岡長子さんの富岡八幡宮宮司への就任を決定します。

 

これにより、富岡茂永の宮司復帰の目が完全に消滅しましたが、それに焦ったのか、脅迫行為はエスカレートし、富岡長子さんや関係者らに「神社本庁からの離脱はけしからん」などといった内容で、執拗に脅迫まがいの電話をかけるなどしています。

 

神社本庁や全国神社関係者、氏子関係施設などに中傷の手紙を大量送付

 

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富岡茂永は「富岡八幡宮殺人事件」の決行に合わせて、神社本庁、全国の神社関係者、氏子に関係する地域の店舗や学校などの施設に宛てて、合計で2800通にも及ぶ手紙を送付しています。

 

手紙はA4用紙8枚に及ぶ長文で、富岡長子さんに対する誹謗中傷が書かれ、「死後においても怨霊となり祟り続ける」などの恐ろしい一文も書き綴られていたそうです。

 

 

「富岡八幡宮殺人事件」の真相③ 富岡茂永は子供が神職を解任された事も恨んでいた

 

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「富岡八幡宮殺人事件」の動機は宮司解任をめぐる怨恨である事がはっきりしましたが、その怨恨がさらに深くなるきっかけとなったであろう出来事がありました。

 

2011年頃、事実上の富岡八幡宮のトップとなった富岡長子さんは、富岡八幡宮で新職を務めていた富岡茂永の息子を解任しています。

 

関係者によれば、この事に富岡茂永は相当なショックを受けたと言います。これも富岡長子さんへの強い恨みの感情につながったのではないかと見る向きもあるようです。

 

富岡茂永の子供はYouTuber「富岡ウルフ」か?

 

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この富岡茂永の子供として名前が挙がっているのが、神主を名乗りながらパチスロ動画の配信をYouTubeなどで行なっていたYouTuber「富岡ウルフ」では?との疑いが浮上しています。

 

ネット上ではかなり詳細な根拠が上がっているようですが、あくまでも噂に過ぎません。

 

ちなみに、富岡茂永の他にも娘が1人いるという事です。

 

 

「富岡八幡宮殺人事件」の被害者・富岡長子について

 

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「富岡八幡宮殺人事件」の被害者、姉の富岡長子さんについても色々な情報が明らかになっているようです。

 

古くからの姉弟の知人によれば、富岡長子さんは、富岡八幡宮で仕事を始める前には青山学院大学へ通い、その後結婚して離婚を経験され、その後富岡八幡宮で事務方のトップのような立場で働き始めたそうです。

 

弟・富岡茂永が宮司を務めている時も事務方として働き神社経営を助けていたという事でした。

 

 

被害者・富岡長子にも悪い噂が?

 

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富岡長子さんは、4億円とも言われる洋館風の豪邸を神社敷地内に建て、そこに10匹の犬とともに暮らしていたそうです。室内には1000万円のシャンデリアがあったと言われ、近隣の住人の間では「賽銭御殿」などと揶揄されていたのだとか。

 

また、弟の富岡茂永の銀座の高級クラブ通いなど、金遣いの荒さが問題視され宮司解任につながったとされていますが、姉の富岡長子さんも宮司になってから、ホストクラブ通いにはまって、毎月200万円以上も使っていたという噂があるようです。

 

富岡長子さんがホストクラブで指名するのは、毎回20代前半の若手ホストで、VIPルームを使い、1本100万円以上もするクリスタルボトルを入れる事もあったのだとか。

 

こうした噂が真実だとすれば、姉の富岡長子さんも弟の富岡茂永と同じように、富岡八幡宮の莫大な収益を使って豪遊していたという事になります。

 

地元民だけでなく全国的な人気を集めていた歴史ある神社・富岡八幡宮がもたらす莫大な利益を、代々宮司を務める富岡家の姉弟が貪って豪遊し、互いにその行為を罵り合い、その結果この惨劇が起きたのだとすれば何とも救いのない話で、祀っている神様を冒涜する行為だとすら感じます。

 

 

「富岡八幡宮殺人事件」のその後と現在

 

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最後に、「富岡八幡宮殺人事件」のその後と現在についても見ていきましょう。

 

富岡八幡宮の現在は参拝者数が激減

 

400年近い歴史を持ち、例年、初詣人気ベスト10に名を連ね、年末年始にはお賽銭だけで10億円もの収益が入り、結婚式や七五三でも大人気だった富岡八幡宮は、国内でも有数の神社としてその名を知られてきました。

 

しかし、「富岡八幡宮殺人事件」発生後は参拝者数が激減。よく参拝に訪れているという参拝者からは、事件前の10分の1ほどに参拝者数が減っているのではないかという声も聞かれます。

 

富岡長子の豪邸は取り壊され更地に

 

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「富岡八幡宮殺人事件」の現場となった、被害者・富岡長子さんの住んでいた洋館風の豪邸は、事件後に取り壊され、現在は更地にされて立入禁止区域にされています。

 

現在は、お祭りの時の臨時駐車場として利用される時以外は使われず、事件の影響からか近くに訪れる人もほとんどいないのだそうです。

 

ナンバー2だった権宮司の男性が宮司代理を務める事が決定

 

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2017年12月9日、富岡八幡宮の責任役員会にて、ナンバー2の立場にあった権宮司の丸山聡一氏が宮司代理として当面の間、神社を取り仕切る事が決定しています。

 

犯行とタイミングを合わせ、犯人の富岡茂永は神社本庁や全国の神社関係者、氏子関連施設などに大量の手紙を送付していますが、その手紙には自分の息子を次期宮司につけなければ、死後も怨霊となり、関係者とその子孫を永遠に祟り続けるなどと書かれていました。

 

現在、関係者の中には、次期宮司として富岡茂永の息子を推す声もあるのだそうです。ただ、これだけの惨劇が起きたにも関わらず、いまだに裏では、次期宮司の座を巡って権力争いが続き、大金が動いているという噂も出ているようです。

 

古い歴史を持ち、多くの人々に親しまれる神社の裏側で、このようにドロドロとした権力争いが起こっている事自体、祀られている神様を大切にしている人々にとっては許しがたい事なのではないでしょうか。

 

まとめ

 

出典:https://news.yahoo.co.jp

 

国内有数の人気神社「富岡八幡宮」の宮司の座を争い、弟・富岡茂永が、宮司の座についていた姉・富岡長子を妻と2人で襲撃し、日本刀で斬殺するという衝撃的事件「富岡八幡宮殺人事件」についてまとめてみました。

 

犯人の富岡茂永は、父の跡を継いで富岡八幡宮宮司の座についていましたが、女性問題や神社のお金を使って豪遊するなどの問題行動を重ね、宮司の職を解任されてしまいました。

 

それをきっかけに富岡茂永は父や宮司の座に就いた姉・富岡長子を恨むようになり、誹謗中傷の手紙を送りつけたり、宮司の正式就任を妨害するなどの行為を繰り返していました。

 

そして、ついに富岡茂永が姉を襲撃して殺害、自分も自害するに至ったのです。

 

国内でも有数の人気神社だった富岡八幡宮は、この事件を受けて参拝者が激減しています。現在も多くの人に親しまれる由緒ある神社だけに、今後は私利私欲ではなく祀っている神様の事を第一に考えた健全な運営を心がけてほしいものです。

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