ハイランダー症候群の症状や寿命

ハイランダー症候群とは、歳を取らない病気です。どの年齢で体の成長が止まるかは、ハイランダー症候群の人によって異なります。

【ハイランダー症候群】

身体的に年をとらない奇病のことを指します。
そして、死の直前の数日で急激に老け込むと言われています。

彼女は２２歳。#RT拡散 pic.twitter.com/N1rFf9FsXX

— 世界の謎 未解決 (@twitwi0512) December 11, 2013

ハイランダー症候群は体の成長が止まってしまいます。だから、それ以上成長することもありませんし、老けることもありません。いわゆる「劣化しない」状態なんです。

成長が止まった時点の体でそのまま年齢を重ねていきますが、ある日突然老け込みます。そして、それはその人の寿命が近づいている証拠です。

ハイランダー症候群は、死の数日前にみるみる老け込んでいき、年相応の容姿になってしまうというのです。

ハイランダー症候群の寿命はわかっていません。というのも、ハイランダー症候群は症例数が少ないため、ハイランダー症候群の人の平均寿命はわかっていないのです。

一説には、ハイランダー症候群はがんになりやすく、短命であると言われています。ただ、きちんとした統計なく、ハイランダー症候群と言われる人の中には60歳以上の人もいます。

ハイランダー症候群はSammyという女の子で有名になった

ハイランダー症候群という病気は、ロシアのSammyという女の子で有名になりました。

こちらがSaｍmyです。

出典：twitter.com

SNS上で、このSammyは実際は22歳であり、ハイランダー症候群だという投稿があり、それが一気に拡散されました。

出典：neehima.blog.jp

実年齢は22歳だから、上記のように普通にタバコも吸っているというのです。

このSammyはご覧の通り、ブロンドでとてもかわいい女の子です。だから、日本のインターネット上では、「合法ロリ」「ハイランダー症候群はロリの楽園だ！」と話題になったのです。

ハイランダー症候群の日本人は荒木飛呂彦？

日本人にも、ハイランダー症候群ではないかと言われる人がいます。それは、漫画家の荒木飛呂彦さんです。

荒木飛呂彦先生は、1987年から連載をスタートさせた『ジョジョの奇妙な冒険』の作者です。

『ジョジョの奇妙な冒険』は「ジョジョ立ち」「スタンド（使い）」などの言葉を生み出し、2020年時点でPart8まであります。

シリーズ総計124巻、総発行部数は1億冊という少年漫画界のレジェンドです。

この荒木飛呂彦先生は若い頃から全く容姿が変わらないし、まったく劣化しないし、老けないことがインターネット上で話題になっています。

出典：twitter.com

ちなみに、2020年時点で荒木飛呂彦先生は60歳、つまり還暦です。

還暦を迎えているにもかかわらず、これだけしわがなく、若々しく、若い頃からの写真を見比べても、まったく劣化していないのは、「ハイランダー症候群」ではないか？と噂されています。

確かに、荒木飛呂彦先生の写真を見ると、1990年代前半から約30年間、顔立ちが変わっていません。2020年の写真も、30代から40歳前後と言われても納得してしまう若さがあります。

ご覧のようにイケメンなのにまったく劣化せず、しわもないため、「まさか、荒木飛呂彦が新選組の土方歳三だったのでは？そういえば似ている！」と噂になり、コラ画像まで作られました。

確かに、荒木飛呂彦先生は外見上の年齢が止まっているかのように劣化していませんので、ハイランダー症候群なのかもしれません。

ただ、土方歳三のコラ画像まで作られてしまうと、荒木飛呂彦先生はハイランダー症候群ではなく、むしろ「不老不死」なのではないかとも言われていますね。

ハイランダー症候群の症例と言われる外国人2人

イザベル・アジャーニ

出典：phev.blog.fc2.com

ハイランダー症候群かもしれないと言われる人の1人目は、フランスの女優、イザベル・アジャーニです。

女優としての評価が高く、セザール賞の主演女優賞を5回受賞していて、フランンス映画史上最多受賞となっています。

そんなイザベル・アジャーニも、荒木飛呂彦先生同様、まったく劣化しない女優として知られています。1955年生まれですが、還暦を過ぎているとは思えないほどの美貌を保っています。

特に、1970年代から1990年代にかけてはほぼ劣化していないと言っても良いでしょう。

この時期のイザベル・アジャーニを見ていると、本当にハイランダー症候群はあるのかもしれないと思うのも仕方がないでしょう。

ただ、ここ10～15年ほどはさすがに劣化してきていますので、ハイランダー症候群ではないかもしれません。

韓国のヒョムユン・シンさん

韓国に住む26歳の男性、ヒョムユン・シンさんもハイランダー症候群と言われている1人です。

出典：netabarasi.ldblog.jp

こちらの写真で、ヒョムユン・シンさんは正真正銘の26歳であることを証明しています。しかし、ヒョムユン・シンさんの外見はこちら。

出典：netabarasi.ldblog.jp

出典：netabarasi.ldblog.jp

10～12歳くらいにしか見えませんよね。彼は10歳ごろで外見の成長が止まってしまったハイランダー症候群ではないかと言われているんです。

確かに、彼が小学校や中学校の教室にいても全く違和感はありません。

ただ、ヒョムユン・シンさんはただの童顔の可能性も捨てきれません。

ヒョムユン・シンさんは身長163cmあります。成人男性としては低いですが、標準の範囲内ですよね。彼の顔をよく見ると、「意外と年齢はいってるかも」と思えてきます。

また、かわいらしい水色のパジャマで子供っぽい髪型のせいで小学生に見えますが、スーツを着て髪型を整えれば、肥満気味の20代男性に見えると思うのは私だけでしょうか？

もともと童顔で、さらにぽっちゃり肥満だから余計に幼く見えてしまう…というか、幼く見せているのかもしれません。ただ、本当にハイランダー症候群なのかもしれませんね。

ハイランダー症候群は本当？嘘？

ハイランダー症候群は本当にあるのでしょうか？それともただの嘘で都市伝説のようなものなのでしょうか？

ハイランダー症候群の真偽を考えていきましょう。

ハイランダー症候群は嘘

はじめにはっきり言っておきます。ハイランダー症候群は嘘です。ハイランダー症候群という病気は存在しません。

そもそも、ハイランダー症候群は漫画「悪魔のリドル」（原作：高河ゆん、作画：南方純）の中に登場した架空の奇病です。

作品では、主要人物で10年黒組の生徒である「首藤涼」がハイランダー症候群を患い、肉体が老いることなく長生きしていて、明治時代から生きていることがうかがえる描写があります。

だから、ハイランダー症候群はあくまでも漫画の世界の病気であり、実在する病気ではないということですね。

Sammyちゃんは性的虐待の被害者

出典：twitter.com

ハイランダー症候群は漫画の中で登場した病気であり、実在する病気ではありません。

「では、先ほど登場したSammyちゃんはどうなのか？」という疑問が生じると思います。確かに、SNS上では、ロシア人のSammyちゃんは実年齢は22歳ということでした。

ただ、どうやらこれはただのデマという可能性が大きいんです。Sammyちゃんの実年齢は11歳であり、性的虐待の被害者だったというのです。

通常の検索エンジンでは探すことができないダークウェブ上にあるロリコン関係の闇サイトで、ロシアのロリコン2人が次のようなやり取りをしたそうです。

ハイランダー症候群は成長障害？

ハイランダー症候群は、「悪魔のリドル」という漫画の中で登場した架空の病気ですが、実はハイランダー症候群に近い病気・症状はあります。

ハイランダー症候群に似た病気とは、「成長障害」です。

成長障害とは、身長の伸びが遅かったり、発育に何らかの障害が出ることです。成長障害には、次のような原因があります。

これらの中で、「ターナー症候群」は染色体の異常により、低身長以外にも二次性徴が起こりにくい症状があります。そのため、年齢を重ねても少女のような体型ということも起こります。

ただ、これらの病気・症状があったとしても、老けない・歳を取らないということはありません。

身長が低いけれど、それなりに老けていきます。また、寿命を迎える数日前にみるみる老けていくということもありません。

そのため、成長障害やターナー症候群はハイランダー症候群とは似て非なるものであり、ハイランダー症候群はあくまでも漫画発の架空の病気で、都市伝説のような病気と言えるでしょう。

ハイランダー症候群のまとめ

ハイランダー症候群の基礎知識や寿命、ハイランダー症候群と言われるSammyちゃんや日本人の荒木飛呂彦先生、そのほかの症例、ハイランダー症候群は本当か嘘かの検証をまとめました。

ハイランダー症候群はあくまでも漫画発の都市伝説的な病気です。

もし本当にそんな病気があったら、羨ましいような怖いような気がしますね。