岩井友見さんは日本舞踏の宗家であり、「キャベジン」のCMで知られる女優ですが、左目を失明し自殺未遂したこともあります。
今回は岩井友見さんの家系図と家族、若い頃の経歴、失明した原因、旦那や子供の有無、現在をまとめました。
この記事の目次
岩井友見は女優兼日本舞踊の宗家
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岩井半四郎を襲名した岩井友見
岩井友見さんは、女優や司会者をこなすだけではなく、日本舞踏正当岩井流の宗家をしています。
多才な才能を発揮し続ける岩井友見さんは、どのような人物なのでしょうか。まずは、プロフィールから見ていきましょう。
岩井友見のプロフィール
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岩井 友見(いわい ゆみ)
生年月日: 1951年5月3日
出身地: 東京都
血液型: AB型
岩井友見の華麗なる家系図と家族① 父は歌舞伎役者
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岩井友見さんは、俳優や歌舞伎役者を多数輩出した華麗なる家系図に連なる一族として知られています。
父親は歌舞伎役者であり、日本舞踏家の顔も持つ、10代目岩井半十郎さんです。
10代目岩井半四郎のプロフィール
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10代目岩井半四郎(いわい はんしろう)
生年月日: 1927年8月8日
没年月日: 2011年12月25日(84歳没)
出身地: 東京都
屋号: 大和屋
父親は、舞踏家の花柳壽太郎の長男として誕生し、1939年に2代目市川猿之助の弟子として入門します。その後、2代目市川笑猿を襲名し、歌舞伎役者として歩み始めました。
1956年には、東宝に入社して俳優活動を開始。映画「柳生武芸帳」シリーズや、「大阪城物語」、ドラマ「鬼平犯科帳」、「水戸黄門」など時代劇に多く出演しています。
本業の歌舞伎役者としても華々しく活躍し、1980年と1982年には国立劇場優秀賞を受賞しました。
1997年1月の国立劇場の舞台「檀浦兜軍記」を最後に一線を退き、2011年12月25日に多臓器不全のために84歳で死去しました。
岩井友見の華麗なる家系図と家族② 1人目の妹は仁科亜季子
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女優の仁科亜季子
岩井友見さんには、2人の妹がいます。1人目の妹は、女優の仁科亜季子さん。元旦那は、松方弘樹さんです。
仁科亜季子のプロフィール
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仁科 亜季子(にしな あきこ)
本名: 仁科章子
生年月日: 1953年4月3日
出身地: 東京都
血液型: AB型
仁科亜季子さんは、学習院女子高等学校を卒業後、周囲の勧めもあり、1972年にNHKの銀河ドラマ「白鳥の歌なんか聞えない」で女優デビュー、お嬢様女優として人気を博しました。
1974年のNHKドラマ「勝海舟」で松方弘樹さんと共演し、さらに翌年「けんか安兵衛」で松方弘樹さんが主役で仁科亜季子さんがヒロインを演じたことで、2人の仲は急接近。
1977年には、既婚者だった松方弘樹さんとの不倫が発覚し、一時芸能活動休止に追い込まれています。
しかし、仁科亜季子さんが芸能活動を休止しても、松方弘樹さんとの仲は途切れることはありませんでした。
松方弘樹さんは慰謝料3億円を元妻に支払うことを約束して離婚が成立した1979年、2人は晴れて夫婦になり、仁科亜季子さんは芸能界を引退しています。
息子と娘を授かりましたが、松方弘樹さんの浮気が原因で、仁科亜希子さんは1998年12月に離婚を発表。その翌年に芸能界に復帰しています。
2012年には自身でブランドを立ち上げて、デザイナーとしての活動を開始しています。
岩井友見の華麗なる家系図と家族③ 2人目の妹は仁科幸子
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2人目の妹は、女優の仁科幸子さん。どうやらあまり長い期間活動をしていたわけではないようで、画像は見当たりませんでした。
結婚後は女優を引退している?
仁科幸子さんは、岩井友見さんの妹として1963年9月25日に誕生しました。女優になるまでの経歴については不明ですが、デビュー作品は1985年のドラマ「うちの子にかぎって」です。
その後、ドラマ「子供が見てるでしょ」、「名奉行遠山の金さん」に出演しています。
女優業の他にも、バラエティ番組「人間大好き」の司会を担当するなど、幅広いジャンルで活動していました。
1993年にテレビ朝日の社員との結婚を発表。その後は、出演作品が見当たらないことから、結婚を機に芸能活動を休止したと思われます。
岩井友見の華麗なる家系図と家族④ 甥と姪も芸能人
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岩井友見の姪である仁科仁美
岩井友見さんには、まだまだ有名な家族がいます。仁科亜季子さんと松方弘樹さんの間に生まれた、姪と甥にあたる2人も芸能人です。
俳優の仁科克基さん、女優の仁科仁美さんです。2人のプロフィールを紹介します。
仁科克基のプロフィール
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仁科 克基(にしな まさき)
本名: 仁科正樹
生年月日: 1982年9月2日
出身地: 京都府京都市西京区
血液型: B型
身長: 175cm
仁科克基さんは、6歳頃から子役としてドラマや舞台、映画に出演してきました。2021年現在38歳なので、芸能生活30年以上のベテランですね。
ただし、同じ芸能界で活躍していた父親・松方弘樹さんとは疎遠だったようで、19年間に渡り音信不通で、松方弘樹さんの死に目にも会えませんでした。
プライベートでは、2010年1月発売のフライデーで2世タレントの多岐川華子さんとの熱愛が発覚しています。
2011年1月に結婚するも、同年11月末に性格の不一致が原因で離婚しました。離婚後は、バラエティー番組に出演し、女性問題ネタで注目を集めています。
ここ数年は、松方弘樹さんの持ち役であった「遠山の金さん」を舞台で演じるなど、役者として幅を広げています。
仁科仁美のプロフィール
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仁科 仁美(にしな ひとみ)
生年月日: 1984年11月1日
出身地: 京都府京都市西京区
血液型: A型
身長: 164cm
趣味: スカッシュ、水泳
仁科仁美さんが4歳の頃に両親が離婚しており、母親に引き取られています。
芸能界デビュー前に週刊誌に素顔が掲載されるなど、松方弘樹さんの娘として注目を集めていました。
2002年にロッテのCMで芸能界デビューして以降は、「王様のブランチ」のリポーター、下着メーカー「トリンプ」のイメージガールに選ばれるなど、タレント活動が主流です。
私生活では、2015年1月に一般人男性との結婚秒読みが報じられ、その男性との子供を妊娠していることも明らかになりました。
しかし、入籍しないまま出産し、シングルマザーとして息子を育てていくと発表したことが話題になりました。
仁科仁美さんは自身のブログで「籍は入れず、子供の事を第一に考え、精一杯愛していこうと決めました。」と決意を語っています。
仁科仁美さんと男性については、別居していても育児は協力している説と、実は一緒に暮らしている説が浮上しており、どちらが正しい情報なのか、また入籍しない理由も分かっていません。
ちなみに、兄である仁科克基さんは、妹と籍を入れない男性に激怒したそうです。一般常識的には、当然の対応と言えるでしょう。
岩井友見の若い頃の経歴① 3歳で初舞台を踏む
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若い頃の岩井友見
ここからは、岩井友見さんの若い頃について見ていきます。
歌舞伎役者の娘として誕生していますが、3歳の頃に日本舞踏の初舞台を踏みました。
養子に出されていた
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岩井友見さんは3歳の時、歌舞伎座で開催された日本舞踊の舞台を踏んでいます。
その後、9代目岩井半四郎さん率いる岩井家の養子に出されました。
成長した岩井友見さんは、学習院大学に進学。その間もずっと日本舞踊の技術を磨き続け、岩井流の家元を襲名しました。
そして、家元をしながら女優としての活動も開始。主に時代劇のドラマや、舞台に出演して人気を獲得しています。
岩井友見の若い頃の経歴② 失明に絶望して自殺未遂
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順風満帆な芸能活動だった岩井友見さんでしたが、撮影現場での事故が原因で失明するというショッキングな事件が起きました。
人生に絶望した時期もあったそうです。
ここでは、具体的にどのような経緯で失明してしまったのかを見ていきましょう。
左目を失明、右目も網膜浮腫だった
乗馬シーンを撮影していた時に落馬した岩井友見さんは、左目を失明、60日間におよぶ治療を余儀なくされました。
かろうじて回復した右目も、網膜浮腫を患っていたことが同時に判明。元々視力が悪かったので、症状に対して無自覚だったそう。
左目の光を失い、右目は網膜浮腫であるため、このまま芸能界生活は続けられないと、絶望の淵に突き落とされた岩井友見さん。
思い悩み続けるうちにうつ病の症状が出てきて、自殺を図ったこともあったそうです。当時を振り返った岩井友見さんは後に、「生きていても意味がない」と考えていたと明かしています。
そんな岩井友見さんを救ったのが、舞台の仕事のオファーでした。
これがきっかけで悲しみから脱出できた上、さらに未来の旦那となる男性との出会いもあったのです。
岩井友見さんの結婚については、この後の章で詳しく紹介します。
岩井友見が結婚した旦那は俳優・船戸順
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岩井友見さんが船戸順さんと結婚したのは1976年です。
まずは、旦那となった俳優の船戸順さんのプロフィールを見ていきましょう。
船戸順のプロフィール
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船戸 順(ふなと じゅん)
生年月日: 1938年11月26日
没年月日: 2021年5月26日
出身地: 和歌山県
血液型: B型
身長: 177cm
船戸順さんは、和歌山県和歌山工業高校を卒業後、一度は下津町役場の土木課に勤務した異色の経歴の持ち主です。
1959年に開催された「ミスター平凡コンテスト」への入賞をきっかけに、映画俳優としてデビューを果たしました。
1970年以降に映画が斜陽産業になると、ドラマ界に手を伸ばし、時代劇や刑事ドラマにおいて、悪代官や悪徳刑事など悪役として活躍。
岩井友見さんとの結婚後は、夫婦仲のむつまじさに定評があり、「キャベジン」のCMやテレビ東京の旅番組「いい旅・夢気分」に夫妻で出演することも多々ありました。
2人の馴れ初めは舞台の共演だった
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岩井友見さんは失明前までは高い演技力が評価されていました。
しかし、やはり失明した状態では物の距離が上手に測れず、機敏な動作を要求されると不安になったはずです。さらに、怪我を負ってしまうリスクも考えられます。
そんな岩井友見さんをエスコートしたのが、船戸順さんでした。
誠実に接してくれる姿に心を打たれ、いつしかかけがえのない存在になっていったそうです。
岩井友見さんは、「事故に遭わなかったら、出会ってなかった」と語っています。
岩井友見と旦那・船戸順に子供はいる? 【お家騒動の噂も】
子供を巡り、妹・仁科亜季子との確執が噂された
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過去に岩井友見さんは妊娠したことがあったものの、流産してしまったそうで、船戸順さんとの間に子供が誕生しませんでした。
子供がおらずとも2人の仲は充分に良好でしたが、岩井友見さんが宗家を務める岩井流の跡取りの問題が残っていました。
そこで、「お家騒動疑惑」が報じられました。
報道によると、岩井友見さんに子供がいないことを心配した妹の仁科亜季子さんが、息子の仁科克基さんを跡取りとして推したそうです。
しかし、その話を聞いた岩井友見さんは激高し、土下座をさせて謝罪を要求したといいます。
この報道の内容に対して、岩井友見さんの反対コメントは特に発表されていません。
否定はされていないものの、肯定もしていないため、実際にお家騒動が本当にあったのかは定かではありません。
岩井友見の現在① 旦那との死別
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2021年現在、岩井友見さんは70歳を迎えています。どのように過ごしているのでしょうか。
手を握ったまま旅立ったことが判明
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2021年月に6月、船戸順さんの死去を発表しています。
船戸順さんが死去したのは2021年5月26日。死因は進行性の肺がんです。
実は船戸順さんは、2013年に脳梗塞で倒れて以降、入退院を繰り返していたそうです。
2021年1月に進行性の肺がんを患っていることを告知されてからは、ずっと都内の病院で入院していました。
コロナ禍の状況で旦那への面会もままならない状態でしたが、最期の時は病室に入り、旦那の手を握って見送ったと語ったり岩井友見さん。
岩井友見さんによると、「大丈夫。ありがとう」と眠るように旅立ったんだとか。
葬儀は、船戸順さんの生前の意志により、密葬で済ませたそうです。
2021年6月にスポーツ報知の取材を受けた岩井友見さんは、「とても優しい一番の理解者でした」とインタビューで答えています。
岩井友見の現在② 11代目岩井半四郎を襲名
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岩井友見さんは、2020年5月に11代目岩井半四郎を襲名しています。
日本舞踊や歌舞伎では、お披露目となる襲名式を開催するのが慣例ですが、コロナ禍のため、2021年1月に簡易的な記者会見を行い、襲名を発表しています。
368年続いた岩井流において、女性が襲名したのは初のこと。跡継ぎになることを悩んだ時期もあったそうですが、会見では「微力ですが命を賭して精進します」と、決意を述べています。
まだまだ、ノンビリと余生を過ごすというわけにはいかないようですね。
まとめ
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岩井友見さんは、女優と日本舞踊の岩井流宗家をしています。
父親は10代目岩井半四郎で、妹は女優の仁科亜季子さんと仁科幸子さんという華麗な家系図に連なる家族がいます。
3歳で日本舞踊の初舞台を踏み、成長した岩井友見さんは家元を襲名。その後は、女優としてテレビや映画に出演しています。
若い頃、撮影中の落馬事故が原因で左目を失明し、人生に絶望して自殺を図ったこともありました。
そんな岩井友見さんを救ったのは、オファーされた舞台の仕事と、共演俳優の船戸順さんのサポートでした。
その人柄に惹かれて、1976年に船戸順さんと結婚。2人の間に子供は誕生していませんが、夫婦仲は良好で、おしどり夫婦として知られていました。
2013年以降は入院しがちだった旦那の船戸順さんが、2021年5月に肺がんで死去したことを岩井友見さんが発表されています。
入院中はコロナ禍でなかなか見舞いにいけなかったようですが、最期は旦那の手を握り看取ったことを明かしています。
現在70歳になる岩井友見さんですが、2020年5月には11代目岩井半四郎を襲名し、まだまだ芸能界の第一線で活躍しています。
今後の岩井友見さんの活動も応援していきましょう。