石黒賢さんと言えば主役から脇役まで幅広くこなすベテラン俳優ですが、若い頃は石田ゆり子さんとの熱愛報道も話題になりました。
今回は石黒賢さんのプロフィールや家族、若い頃のエピソード、嫁や子供、現在をまとめました。
この記事の目次
石黒賢のプロフィール
生年月日：1966年1月31日
出身地：東京都
身長：178cm
職業：俳優・タレント・児童文学翻訳家
石黒賢さんは、俳優、タレント業の他に、意外にも児童文学翻訳家でもあります。
成城学園中学校・高等学校・成城大学経済学部を卒業されています。
俳優の高嶋政宏さんとは中学・高校・大学を通じた同級生で、『ツインズ教師』で初共演をしています。また、親友は同じく俳優の織田裕二さんです。
ソニー・ミュージックアーティスツ所属の父親は、戦後初の日本人プロ選手で、日本プロテニス界のパイオニアとして活躍した名選手・石黒修さんです。
1961年、男子テニスのデビスカップの代表に選ばれた石黒修選手は、東洋ゾーン準決勝で奇跡の逆転勝利を演出。
さらに、ウィンブルドン選手権の前哨戦では、当時ランキング1位のオーストラリア選手ニール・フレーザー氏を破る大金星を挙げています。
そして、同選手権にも初出場で初戦を突破、長年ウィンブルドン選手権の運営委員を務めたイギリスのアラン・ミルズ氏を1回戦で破りました。
同年の全日本選手権で初優勝を遂げ、全日本選手権はシングルス3度、ダブルス3度、混合ダブルスでは3連覇を果たした凄いテニスプレイヤーでした。
そんな石黒修さんは、1965年、デビスカップ日本代表監督に就任しています。
つまり石黒賢さんは、そんな有名人の父親に持つ人だったんですね。
石黒賢さんは、その影響から中学から大学までテニス部に在籍し、中学2年生の時には都大会で秋篠宮文仁親王とも対戦したことがあります。
そして、現在ではテニス専門誌にコラムを書いたり、テニス中継では番組ナビケーターやゲストで出演することも度々あります。
石黒賢の若い頃① テニスが縁で俳優デビュー
出典：https://happy-aya-show.org/
石黒賢さんが高校3年生のある日、「テニスの出来る男の子を捜している」と知人から聞きつけた父親は、「じゃあうちの子を」と息子である石黒賢さんを推薦。
それにより、1983年のTBS系のテレビドラマ『青が散る』に主演し、俳優としてデビューを果たしています。
- その後、1985年『花田春吉なんでもやります』、1985年『華やかな誤算』、1988年『3年B組金八先生』第3シリーズなど、ドラマに次々に出演しており、好感度の高い俳優となりました。
石黒賢の若い頃② 家族との関係
出典：https://image.middle-edge.jp/
石黒賢さんは、東京以外では暮らしたことがないそうで、子供の頃は多摩川で釣りをしたり、河川敷で野球をするのが日常だったそう。
20代前半までは、特に不便もなかったので実家住まいでしたが、「いつまでも自立をせず実家に居座るのは、男としていかがなものか？」という思いもあったようです。
そして、20代の半ばで1人暮らしを始めています。
子供の頃から毎年、多摩川河川敷で行われる花火大会が楽しみだったそうで、その花火がよく見える部屋が見つかって、即決したそうです。
母親はしつけに厳しい人で、「日常生活のあり方や礼儀などは、母からの教えが大きい」と本人は語っています。
仕事への姿勢や取り組み方などは、父から影響を受けているそうです。
プロテニスプレーヤーの父親は、石黒賢さんが生まれた頃に現役を引退していたようです。
ただ、その後もテニススクールや講演会で地方を飛び回っていたとのことで、父親は家にいないことが多く、家族揃って食事をとるということも、ほとんどなかったそうです。
石黒賢の若い頃③ 石田ゆり子との熱愛報道
1992年、「さよならをもう一度」というドラマで共演した石田ゆり子さんとの熱愛報道が世間を賑わせました。
石田ゆり子さんと言えば、実の妹で同じく女優の石田ひかりさんの存在も知られており、デビュー当初は、妹の石田ひかりさんの方がやや人気は上でした。
その姉として徐々に頭角をあらわした石田ゆり子さんは、堅実で清純可憐な役柄を演じることも多く、石黒賢さんとの熱愛報道はスキャンダルとして報じられました。
週刊誌や情報バラエティ番組で憶測が飛んでいたのが、石黒賢さんが浮気性でギャンブル好きな性格なのではないか、というものでした。
浮気性なのかは別にして、石黒賢さんは当時、相当モテていたのは事実で、またギャンブルが好きなことも本当なようです。
それに対し、石田ゆり子さん側の父親は娘に大変厳格だったようで、結婚には猛反対していたと言われています。
妹さんのひかりさんがNHK職員と結婚しているので、そのせいもあったのかもしれません。
結局石田ゆり子さんは、石黒賢さんとの結婚を決断せず、この交際は2年で破局を迎えています。
ちなみにその後、石田ゆり子さんは、俳優で元男闘呼組だった既婚者の岡本健一さんとの不倫報道もあり、色々と恋多き女性として話題になっていましたが、50歳になった現在も独身です。
石黒賢の若い頃④ バブル時代のドラマで大人気
石黒賢さんの若い頃と言えば、人気若手俳優として一世を風靡しました。
1993年に放送された医療ドラマ『振り返れば奴がいる』という大ヒッドラマがその代表作です。主演は石黒賢さんと、同じく当時人気絶頂だった織田裕二さんです。
バブリーな芸風で一躍人気となった平野ノラさんがやけに「石黒賢」のフレーズを使うのも、石黒賢さんがバブル時代を象徴する役者さんだからだと言えます。
『振り返れば奴がいる』が放送された1993年当時はバブル崩壊後まだ2年しか経っておらず、世間はまだまだ浮かれていた時代だったのかもしれませんね。
織田裕二さんはバブル時代のトレンディドラマ以降、数多くのドラマや映画で主役を演じています。
そんな織田裕二さん同様、石黒賢さんも『振り返れば奴がいる』以降、人気ドラマの『ショムニ』や『世にも奇妙な物語シリーズ』に出演し、人気を博しています。
また、デビュー当時は「好青年」「善人」役を演じることが多かった石黒賢さんですが、90年代後半からは徐々に悪役にも抜擢され、演技の幅を広げています。
石黒賢の嫁の朋子さんとは
石黒賢さんは、1997年に連れ子がいる女性と結婚されています。
「朋子さん」という名前で、ママとキッズのためのファッションブランド「ピンポンパール」を立ち上げている経営者です。
海外旅行などで買い集めた生地を使って子供のTシャツをリメイクしたのが始まりで、それが次第に評判となり、ママ友達とブランドを立ち上げる事となったそうです。
有名幼稚園などに通う、お子さんがいる家庭の主婦に人気のようです。
石黒賢の子供とは
石黒賢さんは、連れ子である娘さんと、自身の子供2人合わせて、現在3人のお子さんがいます。
自分が生業とする「俳優」という仕事に誇りを持って1つ1つの役に真剣に向き合う姿勢を、会話の中からも子供に感じ取ってもらえれば、と石黒さんは思っているそう。
成長してから「ああ、親父はこうしてたな」「親父が言っていたことはこういうことなんだ」と思い出してもらえればいいな、ともインタビューで語っています。
夫婦間でも親子間でも、会話がとても大切だとも明かしており、良い夫婦関係、親子関係を築いているようですね。
石黒賢の現在① 消えた？
バブル景気の片鱗も時が経つに薄れていき、いつしか浮かれたラブロマンスやリゾート・ラブのようなドラマは消え、シリアスな現代ドラマが主流になっていきました。
刑事ドラマ『踊る大捜査線』などで、織田裕二さんは現在に至るまで最前線で活躍する一方で、石黒賢さんはバブルが終わった頃から少しずつメディアの露出が減っていきました。
ちなみに、石黒賢さん主演のドラマは、前述のデビュー作『青が散る』、1990年のオムニバスドラマ『世にも奇妙な物語』、1995年のTBSドラマ2本と、数が少ないのも特徴です。
主役の脇を固める俳優としての役割が大きく、強烈な記憶に残らないのは仕方ないかもしれませんね。
加えて、単発出演が非常に多く、ゲスト出演、ドラマスペシャルという役どころが大変多いのも特徴です。
映画もこれまで結構出演していますが、2000年に織田裕二さん主演の『ホワイトアウト』、一番新しい作品でも2016年『HiGH＆LOW THE RED RAIN』で、3年前になります。
CMは2002年を最後に出演はなく、舞台は2014年10月8日に開催された帝国劇場の『YUMING×帝劇 あなたがいたから私がいた』以降は無いようです。
とは言え、現在53歳のベテラン俳優ですし、恋愛ドラマの主役には年齢的にも難しいのは当然です。
また、数々の映画やドラマで実績を重ねていますから、石黒賢さんは主役でなくとも、芸能界では重要な役どころを演じられる俳優さんとして重宝されていることは間違いないでしょう。
そのことを証明するように、1990年後半から現在に至るまで、数えきれないくらいの作品に出演されています。
例えば、1998年のフジテレビ『ショムニ』以降、同テレビ局の『殴る女』、『危険な関係』から始まり、フジテレビでは『救命病棟24時』まで、毎年何らかのドラマに出演しています。
フジテレビ以外にももちろん出演しており、『竜馬がゆく』、『GOOD LUCK!!』、『新選組!』、『愛と友情のブギウギ』などなど、今でも語り継がれている有名作品ばかりです。
引っ張りだこと言っても過言ではないくらいの出演数で、消えたとは決して言えないでしょう。
石黒賢の現在② 俳優業以外でも活躍中
石黒賢さんは、司会業やコメンテーターとしても活躍されています。
ウィンブルドンテニス中継では、 WOWOWのスペシャルナビゲーターとして定期的に出演しています。
また、お昼の総合情報番組TBS『ひるおび！』にも2009年頃、水曜担当MCとして活躍されていました。
テレビ出演が途切れることは全くなく、むしろ毎年何らかの出演依頼があることが分かります。
ただどうしても、2009年以降から、BSでの番組、ドラマに出演している回数が多いようです。
キー局のゴールデンタイムとか、視聴率が高い人気ドラマへの出演はなく、あまり目立ってない印象はありますね。
その他にも、ニューヨークでたまたま手にした絵本『Scary』の翻訳をきっかけに、児童文学翻訳家としての活動をスタートさせている石黒賢さん。
「絵本 パパこれ読んで！シリーズ」として、トランスワールドジャパンからイシグロ・ケン名義で6冊の絵本を出版したりもしています。
石黒賢の現在③ 最新ドラマ情報
石黒賢さんは、2019年1月18日から3月1日まで放送されていたテレビ東京系「金曜8時のドラマ」の『記憶捜査〜新宿東署事件ファイル〜』に出演されていました。
このドラマでは、新宿東警察署刑事課捜査一係係長で警部補という役柄を演じています。
- また、2019年だけでも以下のドラマ出演作品があります。
- 1月、2月『新しい王様』（TBS・Paravi）
- 2月『約束のステージ 〜時を駆けるふたりの歌〜』
- 4月、6月『 ミラー・ツインズ』
- 7月『百合だのかんだの』
- 7月『リーガル・ハート 〜いのちの再建弁護士〜 』
映画にも久々に登場しており、長澤まさみさん主演で人気の『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』にて、城ヶ崎善三役を好演しています。
さらに、10月放送予定の『決してマネしないでください。』に出演されることが決定しています。楽しみですね！
まとめ
石黒賢さんのプロフィールや家族、俳優としてのキャリア、嫁や子供、現在の活動について調べてみました。
どこか地味な印象のある俳優さんですが、誠実で真面目とも言えます。
そんな雰囲気や堅実な姿勢が、未だに仕事が途切れることなく、相変わらず活躍されている理由ではないでしょうか。
今後も活躍を期待しましょう。
