トロフィーワイフの意味とは

トロフィーワイフとは、社会的地位があるお金持ちの男性が自分のステータスを誇示するために選んだ妻（恋人）のことです。

要は、男性が「俺ってすごいじゃん！こんなにキレイな女と結婚できるんだぜ！」ということをアピールするために選んだ結婚相手が、トロフィーワイフと呼ばれるんです。

ちなみに、トロフィーワイフは一般的に軽蔑的な意味で用いられることが多く、誉め言葉ではありません。

トロフィーワイフの特徴①　選ぶ男性側のタイプ

ここでは、トロフィーワイフを選ぶ男性の傾向をみていきましょう。

トロフィーワイフを求める男性の特徴

トロフィーワイフを求める男性の特徴はこちらです。

トロフィーワイフを求める男性は、とにかく上昇志向が強くて、野心家タイプが多いです。また、家柄・出自が良い人は少なく、成金タイプに傾向が多く見られます。

また、自分のルックスにあまり自信がなく、むしろ容姿コンプレックスを持っているタイプが多いです。

つまり、社会的に成功し、お金も持っていて自信家・野心家だけど、容姿にはあまり自信がないタイプの男性が、そのコンプレックスを補うためにトロフィーワーフを求める傾向にあります。

トロフィーワイフの特徴②　選ばれる女性側のタイプ

次に、トロフィーワイフになる女性の特徴をそれぞれ見ていきましょう。

どんな女性がトロフィーワイフになりやすいのか、当てはまる特徴がいくつかあります。

トロフィーワイフになる女性の特徴

トロフィーワイフになる女性の特徴は、以下に当てはまることが多いようです。

トロフィーワイフになる女性は、一昔前は「頭が悪い」とか「バカ」「純真無垢」と思われていましたが、現代のトロフィーワイフはそんなことはありません。

非常に計算高く、頭の回転が速い人も多いですし、高学歴で高い地位の職業に就いている人も少なくありません。

また、トロフィーワイフを求める男性と同じくらい野心家であることも特徴で、「男性の地位・経済力を利用して、自分も有名になりたい、自己実現をしたい」と常日頃から願っています。

トロフィーワイフと言われることを覚悟した上で、それでもトロフィーワイフになるメリットが大きいと判断して、トロフィーワイフの道を選ぶ人が多いんです。

トロフィーワイフの特徴③　年の差があるのが普通

トロフィーワイフとトロフィーワイフの夫は、年の差があるのが普通です。15歳差は普通、20歳～30歳差がある夫婦も珍しくありません。

なぜ、トロフィーワイフの夫婦は年の差があるのでしょうか？

この答えは簡単です。「男は若さと美しさを相手に求め、女は富と地位を求める」からです。

まず、トロフィーワイフを持つには富と地位が必要です。富と社会的地位を持つには、20代ではなかなか難しいでしょう。

このため、男性は若くても30代以上、40代～50代が多いんです。60代以上で結婚して、トロフィーワイフを持つ男性も少なくありません。

そして、40代以上の男性が「若さと美しさ」を求める場合、自分よりも20～30歳も若い女性を選ぶことになります。

このような理由があるため、トロフィーワイフの夫婦は年の差があることが多いんですね。

トロフィーワイフ症候群や芸能人に多い理由

「トロフィーワイフ症候群」という言葉を知っていますか？

トロフィーワイフ症候群とは、社会的に成功すると、自分が成功するまでを支えてくれていた妻を捨てて、トロフィーワイフを求めたくなることを指します。

簡単に言うと、「社会的に成功した途端に「糟糠の妻」を捨てて、若くてきれいな女に乗り換える男」はトロフィーワイフ症候群であるということですね。

このトロフィーワイフ症候群は、芸能人に多い傾向があるようです。

下積み時代から生活費など金銭面はもちろん、精神面も支えてきたのに、売れた途端にそれまで耐えてきた妻を捨てて、芸能界の綺麗で若い女性に走る…芸能界あるあるですよね。

このように、芸能界で売れるとトロフィーワイフ症候群になる男性は多いんです。

逆に言うと、売れない時期から支えてきてくれた女性を売れてからも大切にしている男性芸能人は、それだけで好感度が爆上がりします。

トロフィーワイフは不幸になる？

トロフィーワイフは不幸になると思われがちです。でも、本当にそうなのでしょうか？

確かに、ルックスや若さだけで選ばれ、男性から自分を誇示する「トロフィー」として扱われるのは、不幸な結婚と言えるかもしれません。

しかし、トロフィーワイフはその男性と結婚することで、富を得ます。また、有名になることで、自分の夢をかなえるチャンスを得ることができます。

つまり、トロフィーワイフと夫は「お互いに利益がある結婚」であり、Win-Winの関係と言えるのです。

もしかしたら、トロフィーワイフは年を重ねたら、夫に捨てられるかもしれません。でもその時は、法律で「妻」という地位は守られていますので、財産分与や慰謝料を貰えます。

だから、トロフィーワイフは特別に不幸であるというわけではありません。

個人個人の価値観の違いで、トロフィーワイフとなる女性は不幸に思える人もいるでしょうが、お金持ちで有名人の夫を手に入れた彼女たちは幸せなのかもしれません。

トロフィーワイフがいる芸能人・有名人の例①　日本人8名

1．豊臣秀吉　

日本でトロフィーワイフを持った人物と言えば、やはり戦国武将の豊臣秀吉でしょう。

豊臣秀吉の妻（側室）は、淀君（茶々）です。

淀君は、豊臣秀吉の32歳年下であり、美女だったと言われています。さらに、戦国大名の浅井長政と織田信長の妹であるお市の方の娘という、由緒正しい血筋の持ち主でした。

百姓という下層階級出身の豊臣秀吉からすると、淀君はまさに「トロフィーワイフ」でした。

淀君を側室にすることで、自分の成功を周囲にアピールすると共に、出自に自信がなかったため、自己満足を満たしたかったものと思われます。

2．前澤友作　

日本有数の富豪となった前澤友作さんも、トロフィーワイフを求める傾向にあるようです。結婚歴はありませんが、交際女性についてはオープンにしていますよね。

歴代彼女は、女優の剛力彩芽さん、その前はモデルで女優の紗栄子さんというように、芸能人・有名人と多数交際しています。

成功の証として、キレイで若く、有名な女性を求めるのかもしれません。

3．堺正章　

タレントの堺正章さんは、2011年に22歳年下の元モデルの女性と再々婚しています。

元モデルというだけあって美人ですし、身長は175cmとスタイルも良いです。22歳年下の美女と65歳で結婚というのは、トロフィーワイフの典型かもしれません。

堺正章さんの2番目の奥様は、女優の岡田美里さんでした。

岡田美里さんは堺正章さんの15歳年下で、デンマークとのクォーターです。また、父親は日本の芸能史に残るE・H・エリックさんですから、2番目の奥さんもトロフィーワイフでした。

4．ラサール石井　

ラサール石井さんは、2012年に32歳年下の女性と結婚しています。女性は当時、現役の大学生でした。

2011年1月に前の奥様と離婚して、その1年後には32歳年下の女性と再婚…これはトロフィーワイフ症候群かもしれません。

もしくは、「32歳年下の嫁を貰えるオレはすごい！」ということをアピールしたかった可能性もありますね。

インターネット上では「すぐに離婚する」と噂されていましたが、2020年現在でも夫婦仲は良好のようです。

5．渡部健　

アンジャッシュの渡部健さんは、女優でモデルの佐々木希さんと結婚しています。

渡部健さんは、お笑い芸人としてだけでなく、グルメタレントやMC、執筆活動などいろいろな分野で活躍していました。

そして、「あの絶世の美女である佐々木希と結婚した！」という肩書を手に入れるため、トロフィーワイフとして佐々木希さんと結婚したのではないか？と噂されています。

まぁ、トロフィーワイフだろうと何だろうと、佐々木希さんと結婚できるだけですごいことなのですが。

ただし、渡部健さんは2020年7月に「多目的トイレ不倫」が明らかになっており、それまでの地位や名声が地に堕ちています。

社会的な地位を無くした渡部健さんに対し、佐々木希さんの動向に注目が集まっています。

6．桜井和寿　

Mr. Childrenの桜井和寿さんは、2000年に最初の奥様と離婚し、その翌月にギリギリガールズの吉野美佳さんと再婚しています。

桜井和寿さんと吉野美佳さんとの不倫が報じられたのは1997年のこと。ミスチルがブレイクして、音楽界で盤石の地位を築いた頃のことです。

本当は違うのかもしれませんが、この流れを見ていると、桜井さんはトロフィーワイフ症候群だった可能性がありますね。

7．TERU　

GLAYのボーカルのTERUさんは、2002年にPUFFYの大貫亜美さんと再婚しています。

実はTERUさんは、まだGLAYがブレイクする前の1993年に一般女性と結婚しています。

その後、GLAYは「グロリアス」や「BELOVED」などのヒット曲でブレイクし、1998年には「HOWEVER」や「誘惑」「SOUL LOVE」などの大ヒットを飛ばします。

ちょうどブレイクしたその頃、大貫亜美さんとの不倫が報じられたんです。そして2000年、前の奥様との離婚が成立しました。

まさにトロフィーワイフ症候群の典型と言えるでしょう。

超人気バンドのボーカルとして成功したところで、糟糠の妻を捨てて、芸能界の綺麗な女性に乗り換える…このSNS時代に同じことをやったらとんでもなく叩かれたと思います。

8．川谷絵音　

川谷絵音さんも、トロフィーワイフ症候群だったのでは？と言われています。川谷絵音さんと言えば、ベッキーさんとのゲス不倫ですよね。

ボーカルを務める「ゲスの極み乙女。」がメジャーデビューし、2015年に紅白歌合戦出場など成功を収めた川谷絵音さん。そして、2016年1月にベッキーさんとの不倫が報じられました。

この報道で世間を驚かせたのは、既婚者でありながら、川谷絵音さんは実家にベッキーさんを連れて行き、両親に紹介したことです。

結婚しているにもかかわらず、別の女性を実家に連れていき、親に紹介するというのは、普通の感覚ならありえません。

それをやってのけた川谷絵音さんはトロフィーワイフ症候群で、ベッキーさんを実家に連れていくことで、自分の成功を周囲に見せびらかしたかったのかもしれません。

トロフィーワイフがいる芸能人・有名人の例②　海外5名

1．トランプ大統領

第45代アメリカ大統領のドナルド・トランプ氏の奥様は、メラニア・トランプさんです。トランプ大統領よりも24歳年下で、180cmの長身で元モデルという経歴を持っています。

前の奥様も17歳年下で女優でしたから、トランプ大統領は妻にはトロフィーワイフとしての役割を求めているのかもしれません。

2．ビリー・ジョエル　

世界的なミュージシャンであるビリー・ジョエル氏は、2015年に33歳年下の女性と結婚しています。写真を見る限り、いかにも「トロフィーワイフ」っぽいですよね。

ビリー・ジョエル氏はこれが4度目の結婚です。

3番目の妻だったのは、スーパーモデルのクリスティ・ブリンクリーさんですので、女性には美しさと若さを求めているのかもしれません。

3．ロッド・スチュワート　

ミュージシャンのロッド・スチュワートさんは、「すらりとしたブロンドが好き」と公言していて、今までに交際・結婚した6人の女性はみんな女優やモデルをしている人でした。

キレイな女性と交際・結婚することで、周囲にアピールしたいという欲望も垣間見えますね。

2007年に結婚したペニーランカスターさんは、186cmの長身モデルです。

しかし、写真を見ると、なんとなく哀愁が漂うように見えてしまうのは私だけでしょうか。

4．J・ハワード・マーシャル　

アメリカの石油王だったJ・ハワード・マーシャルさんは、1994年に89歳で64歳年下の26歳のプレイメイト、アンナ・ニコル・スミスさんと結婚しました。

まさに、トロフィーワイフそのものですよね。

J・ハワード・マーシャルさんは、結婚した翌年の1995年、90歳で死亡しています。そのため、結婚生活は14ヶ月間だけでした。

アンナ・ニコル・スミスさん自身は否定していますが、彼の遺産のことを多少なりとも考えての結婚だったと思われます。

ただし、遺産相続を巡っては最高裁まで争われ、遺言書により、J・ハワード・マーシャルさんの息子、E・ピアース・マーシャルさんが相続することになりました。

アンナ・ニコル・スミスさんの思惑は外れてしまったと言えるでしょう。

ちなみに、アンナ・ニコル・スミスさんはその後、39歳で突然亡くなっています。その死は今でも様々な謎が残されているようです。

5．ジョージ・クルーニー　　

「ER」や「オーシャンズ11」などで有名なハリウッド俳優のジョージ・クルーニーさんは、アマル・アラムディンさんと2014年に結婚しています。

アマル・アラムディンさんはジョージ・クルーニーさんの17歳年下で、画像でもわかるように抜群の美貌の持ち主です。さらにそれだけではなく、弁護士であり、人権活動家でもあります。

ジョージ・クルーニーさんは、若くて美しい女性だけの女性なら、今までたくさん交際してきたことでしょう。

そのため、「若くてきれい」というだけは飽き足らず、さらに弁護士で人権活動家というステータスを持った女性を手に入れられたというアピールもあるかもしれません。

まとめ

トロフィーワイフの意味、年の差など特徴、不幸なのか、トロフィーワイフを持つ芸能人・有名人13名をまとめました。