緒形幹太（緒形拳の長男）のプロフィール

緒形幹太さんは、昭和の大物俳優の緒形拳さんを父に持つ俳優です。現在は俳優業のほかに書家としても活動されています。

母は、女優の高倉典江さん、弟は人気俳優の緒方直人さん、甥っ子は俳優の緒方敦さんで、芸能一家としても知られています。

今回は緒形幹太さんの俳優としての経歴や家族、現在の活動などを中心にまとめていきます。

緒形幹太（緒形拳の長男）の経歴

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緒形幹太さんはTBSのプロデューサーにスカウトされ、1989年放送のTBSドラマ「淋しい女は太る」で俳優としてデビューしました。

その後、緒形幹太さんは、地上波放送のドラマや映画では、主演などの大きな役はないものの、名脇役として数多くの作品に出演されています。

主な出演作品としては、1990年公開の映画「極道の妻たち 最後の闘い」、1992年公開映画「地獄の警備員」、2000年のNHK大河ドラマ「葵 徳川三代」、2010年公開映画「人間失格」、2010年公開映画「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」、2014年公開映画「奴隷区 僕と23人の奴隷」などがあります。

これ以外にも2時間サスペンスドラマや地上波の連続ドラマに脇役として数多く出演されています。

また、2001年には舞台「信濃の一茶」で父親の緒形拳さんとの共演を果たし、2005年公開映画「蝉しぐれ」でも親子共演を果たし話題になりました。

緒形幹太（緒形拳の長男）の家族①　父親は名俳優・緒形拳

緒形幹太さんの父親は、昭和の大物俳優の緒形拳さんです。

緒形拳さんは、1978年公開映画「鬼畜」、1979年公開映画「復讐するは我にあり」、1983年映画「楢山節考」など、1979年代から1980年代にかけて数多くのヒット映画に主演した昭和の時代を代表するスター俳優です。

また、テレビドラマでも活躍し、1965年の大河ドラマ「太閤記」での主演、1966年の大河ドラマ「源義経」野弁慶役など、数多くのNHK大河ドラマへのメインキャストとしての出演をはじめ、「必殺仕掛け人」シリーズの藤枝梅安役など数多くの作品に出演されました。

2000年代に入ってからも、2006年公開映画「長い散歩」での主演など、渋く味のあるベテラン俳優として絶大な人気を集めていましたが、2008年10月5日に71歳でこの世を去っています。

緒形幹太さんは父の緒形拳さんについて、子供の頃は緒形拳さんは忙しくて家にいない事が多かったが、いつも出先から絵葉書や手紙を送ってくれて、正月には必ず家族を海外旅行に連れて行ってくれたので寂しい思いはしなかったと語られています。

緒形幹太（緒形拳の長男）の家族②　弟は人気俳優・緒方直人

緒形幹太さんの弟は、現在も俳優として人気が高い緒方直人さんです。緒形幹太さんの10ヶ月後に誕生した年子で、年齢が同じのため双子説が噂された事もありました。

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父親の緒形拳さんが亡くなられた時には、緒形幹太さんと緒方直人さんが告別式で肩を並べてインタビューに応じて話題になりました。この時、緒形幹太さんはずっと悲痛な面持ちで、緒方直人さんは時折涙を見せるなど、兄弟にとって父の緒形拳さんがいかに大きな存在だったかが伝わる様子でした。

緒形幹太さんの弟の緒方直人さんはドラマ「北の国から」シリーズでの和久井勇次役や、1992年のNHK大河「信長 KING OF ZIPANGU」での主演・織田信長役などで知られていますが、ここ最近はあまり積極的に表舞台には出てきていないようです。

しかし、現在も俳優として活躍されており、映画や地上波以外で放送されるドラマに多数出演されています。

緒形幹太（緒形拳の長男）の家族③　母親は元女優・高倉典江

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高倉典江のプロフィール

 

生年月日：1937年08月25日

出身地　：東京都

 

 

緒形幹太さんの母親は、劇団「新国劇」の娘役で花形女優だった高倉典江さんです。

出演作品は、1955年公開映画「怪奇黒猫組　三部作」での天瑪理太夫役、1963年公開映画「おれは侍だ　命を賭ける三人」の由利役などが知られています。

1966年に7年越しの恋を実らせて緒形拳さんと結婚されています。この年に緒形幹太さんが誕生しているため、妊娠がきっかけになって結婚されたのかもしれません。

2人は、結婚指輪ではなく数珠を交換したエピソードでも知られています。

緒形幹太（緒形拳の長男）の家族④　甥っ子は俳優・緒方敦

緒形幹太さんの甥（弟の緒方直人さんの息子）は若手俳優として注目度を上げている緒方敦さんです。

緒方敦さんは2017年に話題になったドラマ「陸王」や、2019年のNHK大河「いだてん〜東京オリムピック噺〜 」などに出演されています。

緒形幹太さんとは直接関係ないので余談となりますが、緒方敦さんの「いだてん」への出演で、緒形拳さん、緒方直人さんと親子孫3代でのNHK大河出演として話題を集めました。

緒形幹太（緒形拳の長男）の結婚や妻・子供について

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緒形幹太さんは結婚されており、子供が2人いる事も知られています。

ただ、緒形幹太さんの結婚した嫁がどのような方かは公開されておらず不明です。おそらく、緒形幹太さんの嫁は一般の方ではないかと思われます。

また、緒形幹太さんの子供は2人とも女の子だという事ですが、こちらは年齢や名前などの詳細な情報は公開されていません。

緒形幹太（緒形拳の長男）の現在①　俳優として活躍

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緒形幹太さんは現在も俳優として活動されており、2020年11月27日にはトーク番組「徹子の部屋」にゲスト出演されています。

ただ、現在は俳優として表立った出演作はなく、直近最後の出演作品は2017年の2時間ドラマ「広域警察9」への出演となっています。

緒形幹太さんは現在も緒形拳事務所に所属して中心となって運営されており、父の緒形拳さんに関するプロジェクトにも取り組まれているようです。

2020年10月から12月にかけては、横浜市歴史博物館にて、父の緒形拳さんの企画展「俳優緒形拳とその時代」を開催されています。

緒形幹太（緒形拳の長男）の現在②　書家としても活動

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緒形幹太さんは2015年に書家「幹山（かんざん）」としてデビューしており、現在も活動されています。

2020年11月には、硯職人の青柳貴史さんとの連展「山硯展」を開催され話題になりました。

この連展「山硯展」は、宮城県の硯の産地雄勝の御留山が無くなる前に、人々の記憶に残したいとの思いから企画されたプロジェクトでした。

緒形幹太さんが書家になったのは「書」を特技としていた父の緒形拳さんの影響だったそうで、幼い頃には緒形拳さんに書を徹底的に叩き込まれてトラウマになっていたそうなのですが、大人になるにつれて次第に書の魅力に気がつき、書家の道を志されたという事です。

まとめ

今回は、昭和の名俳優・緒形拳さんの息子として知られる俳優で書家の緒形幹太さんについてまとめてみました。

緒形幹太さんは、1989年に俳優デビューし、連続ドラマや映画、2時間サスペンス、舞台など幅広い作品に名脇役として出演されました。

2001年には舞台「信濃の一茶」や、2005年公開映画「蝉しぐれ」では父の緒形拳さんとの親子共演でも話題を呼びました。

芸能一家出身としても知られており、家族の芸能人には、父の緒形拳さんはじめ、弟の俳優・緒方直人さん、甥っ子の緒方敦さん、母親の高倉典江さんがいます。

緒形幹太さんは現在も俳優として活動されていますが、ここ数年は表立った出演はされておらず、2015年に「幹山（かんざん）」の名前でデビューした書家としての活動に力を入れられているようです。

今後も緒形幹太さんの活躍を応援していきたいと思います。